11/08/31 22:35:58.11 zmEHADEnP
遠い未来。まどかの世界を守り続け、そして力尽きたほむら―と……
気が付くと、黒を基調とした衣装の少女は、優しく、暖かい光の中に漂っていた
「……ここは……?」
「気が付いた?ほむ姉」
「タツヤ!?ここは……?」
「よく分からないけど……死後の世界、なのかな?起きてからずっと、こんな感じだし」
「そう……」
「でも別にどうでもいいかなって正直思ってる。だって、ほむ姉がここにいるから」
「タツヤ!……もぅ。でも、そうね……タツヤがいるもんね」
「うん、ほむ姉がいるから―あれ……」
「どうし……あれ……は……?」
光の中、うっすらと影が浮き上がる。
その影は、ゆっくりと人の形をとりはじめる
それは神
絶望を否定した、最も新しい神
桃色の長い髪と、純白のドレスを纏った―
「まど……か?まどかなの!?」
「ッ!」
女神はゆっくりと目を開き、二人の顔を眺め、そしてにっこりと微笑んだ
「ひさしぶりだね、ほむらちゃん。タツヤ……君ははじめまして……かな?」
少しだけ女神の笑顔に影が差す。すぐに笑顔にかき消されはしたけれども。