11/08/27 00:04:54.30 PLzABebq0
改変後、まどっちと別れて悲しみにくれるも何とか心の整理をつけて前を向き始めるリボほむ
頑なに閉ざされていた心もようやく解れ始め、マミさんやあんこちゃんたちとも以前のように付き合えるようになった来たある日の事
それに伴って今まで閉ざしていた心では見えなかった物が見えるようになったのか、
わずかだが女神っちの気配と声が聴こえるようになったほむほむ
その事が嬉しくて、暇があるとすぐにまどっちに話しかけるようになり、またしてもマミさんや自分の周りの事をそっち退けにしてしまう
いけない、これでは私がほむらちゃんを周りの人から遠ざけて不幸にしちゃっている・・・
そう思った女神っちは、しばらくほむほむから距離を取る事を決めて声をかけたり近くで見守ることをやめてしまう
そうすると、今度はほむほむが (まどかに見捨てられた・・・) とめっきり塞ぎこんでしまうのであった
そんな後輩を見てはいられなくなったマミさんは、なんとか原因を突き止めてほむほむに明るく戻ってもらおうと
学校で意識して声をかけたり、放課後家を訪ねたり、魔獣退治でもつきまとったり
そんなマミさんを最初は内心嬉しいながらも遠ざけていたほむほむであったが、
意地を張って魔獣狩りの最中に連携しなかった為に、マミさんに庇われて怪我をさせてしまう
「・・・どうして?どうして私なんて庇うんです!私なんか巴さんにやさしくしてもらう資格なんて無いのに!」
「暁美さんは私にようやくできた、一緒に街を守っていける同じ魔法少女の後輩なのよ?私は先輩だもの。可愛い後輩を庇ったり優しくするのなんて当たり前よ?」
「・・・貴女は馬鹿よ、大馬鹿だわ・・・ぐすっ」
「あら、暁美さんみたいに綺麗で可愛らしい後輩に泣いて抱きしめてもらえるなら、馬鹿も良いものね。でも、先輩としてひとつお願いがあるのだけれど」
「・・・なんですか?」
「暁美さんの寂しそうな顔や泣き顔も綺麗で素敵だけれど、たまには笑顔も見せて欲しいなって」
「そんな・・・無理言わないでください・・・こんな時に笑えだなんて」
「そう?そう言われると意地でも見たくなるわ」(ごそごぞ)
「と、巴さん?何を・・・」
「わきの下でもくすぐれば笑ってくれるかなぁって」
すぐ顔の近く、息のかかる距離で悪戯っぽくそう微笑むマミに釣られて、頬に涙を残したまま一瞬相好を崩すほむら
「あら!・・・もうちょっとなのに、惜しいわね」
「・・・私を庇って深手を負ったと思ったのだけれど、全然かすり傷だったみたいね。もういい時間だし、帰るわ」
「あん、つれないわ暁美さん。・・・頬、涙の跡残ってるわよ?」
「!」
赤面し、慌てて頬を袖で拭うほむら
(やっぱり暁美さんは可愛いわね。私が側に居て守ってあげないと)
もっとほむらの色んな顔を見てやろうと、心に決めたマミさんであった