11/08/07 11:27:29.19 +/Bx6J+NO
マミ「暁美さんは、おちゃらけてばっかりの私を叱ってくれて」
「みんなのことちゃんと見てくれて……鹿目しゃんを偏重するきらいはあるけど」
「テキパキと会計処理はこなすし」
「眼鏡を外すと実は美少女で」
「偶に私のジョークで笑ってくれるときの笑顔が素敵で……」
ほむ「……会長」
マミ「ん?」
ほむ「そろそろ……恥ずかしい、です」
マミ「あぁ、ゴメン。でね……」
言いよどむ巴さんの様子を察して、志筑さんが部屋から出ていった。
基本、よい子ではある……おかしな趣味を持っていることを除けば。
私の目の前には、意を決した表情の、巴生徒会長。
マミ「……気付いたら、暁美さんのこと、好きになってた」
ほむ「……」
マミ「恋なのかは、わからないけど……」
マミ「暁美さんと漫才みたくしてる時が、一番楽しくて、幸せなの、今は」
マミ「ごめんね、変な話しちゃって」
ほむ「…………私も」
ほむ「私も巴会長、いや、巴さんとお話してる時が一番楽しい、かな。今は」
マミ「ホントに!?」
ほむ「……『話が前に進まない楽しい』、なんて初めて知りましたもん」
マミ「えへへ」
ほむ「ちなみに、あまり褒めてはいませんよ?」
マミ「むぅー」
ほむ「早く、仕事を済ませて、もっと『ガールズトーク』しましょう? ……私の家で」
マミ「え? ええ」
ここで、普段は抑えている、私のとっておきの微笑み。
ほむ「……私、一人暮らし、なんですよ?」ニコッ
マミ「え……えええっ///」
こうして、この日見滝原中に一組の漫才カップルが誕生したのであった。
巴マミの言っていた、『転校』が単なる高校進学であることが発覚し、大ゲンカになるのは、また、べつのはなし。
『ほむ会計とマミ会長』 おわり