11/08/18 03:48:16.12 AkC3OlZ+0
ゾンビ状態ネタ
「だって!だって私の身体は……
私が『自分の身体』だと思ってるコレは単なる道具で……」
「…美樹さん」
「本当の『私』はこの石ころなんですよ……?
そんな『私』を好きになってなんて言えるわけ無いじゃないですか!!」
「美樹さん」
「例え好きだって言ってくれても、それが『私』じゃないなら意味が…」
「さやか!」
「へっ!?」
「さやか、こっちを向いて……私を見て……」
「ま、マミさん……?」
「あなたには私が何に見える?」
「え…何って…?」
「目の前にいる私が『巴マミの魂が使役する道具』に見えるかしら?」
「……あ………………見え…ません……」
「私はこう思うの。魂や身体、心…全て揃ってその人なんだ、って」
「全て…」
「そうよ、その空のような蒼色をしたソウルジェムも
凛とした眼差しも、少し濡れたような綺麗な髪も、
身体も、声も、今そうやって自分を傷つける優しさも…
全てが美樹さんの一部で、美樹さん以外の何者でもない」
「…マミさん……」
「美樹さんが彼に好きになって欲しいのは、魂だけ?身体だけ?」
「ううん…………私は……私の、私の全部を好きになって欲しい!
心も体も…綺麗なところも汚いところも、全部知って…
それでも嫌いにならないで欲しい、好きでいて欲しい…!」
「…ごめんねマミさん。マミさんだって、私と同じなのに
自分ばっかり不幸ぶっちゃってた…私ってほんとバカだ」
「気にしなくていいのよ。私だって同じなんだから
全部好きになって欲しいっていう気持ち……」
「え?……ん?どゆこと?マミさん?」
「ふふっ、どういうことかしらね♪」