11/05/22 22:21:45.77 lrIx5hjzQ
少し体を離し、お互いに顔を見つめ合いくすくすと笑い合う。
そうしてどちらからともなくゆっくりと瞳を閉じ、もう一度唇を重ねる。
「んっ……」
「ん、んんっ……」
そのままゆっくりと先輩に押し倒され、先程よりも深く唇が重なる。
「んっ……ちゅ……くちゅ……」
「ふぁ……んむっ……あん……んちゅ……」
覆いかぶさる先輩の両手が私の両手をそれぞれそっと握り、私はぎゅっと先輩の両手を握り返して。
先程までとは違う、深いキスを互いに味わい、感じ合う。
―こうして、澪先輩と触れ合えることが何よりも幸せで嬉しい……。
再び高揚していく気分の中で、私は改めてそのことを強く感じていた―。
(FIN)
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以上です。
題名は「茜色の触れ合い」です。