11/04/14 01:42:10.65 Oz8qpzQx0
>>780 続き
少ししてから、病室のドアをコンコンとノックする音がした。
がらがらっという音と共に、泣きそうな顔で入ってくる1人の少女がいた。
そう、ファースト幼馴染 篠ノ之箒だ。
箒「一夏・・・また私は・・・」
今にも泣き出しそうな箒。正直俺もなんと言って慰めればいいか言葉が思い浮かばない・・・。
一夏「そんなに気にするなよ、当たりどころが悪かっただけだって」
(まぁ・・・本当に悪かったらもう居ないんだけどな・・・)
箒「う・・・ううっ・・・」
一夏(うう・・・これは困ったなー・・・)
そうこうしているうちに・・・
???「織斑さーん、夕食お持ちしましたよー。」
ガラガラっとカートに夕食のプレートを乗せて、配膳のおばさんが入ってきた。
おばさん「あら~?もしかして修羅場だった?」
一夏「しゅ、修羅場?いえいえ、そんなことじゃないです・・・」
おばさん「そう?ならいいけど・・・あらっ!」
おばさんは箒のほうを見て驚いた様子で
おばさん「可愛い彼女さんだねー、織斑さんも美男子だし、これは良い夫婦になりそうだね!」
おばさんは、俺と箒を交互に見て茶化すようにそう言い放った。
箒「わ、わわわ私は彼女ではっ!」
一夏「そ、そうです!彼女とか彼氏とかでは・・・」
おばさん「そうなのかい?そこのぺっぴんさん、ちょっと耳を貸してくれないかい?」
そういうと箒の耳に強引に接近し、なにやらヒソヒソ話を始めた。ちらちらとコッチを見ながら言ってるところをみると・・・俺がらみなんだろうなぁ・・・。
時折箒は「なっ!?」とか「そ、そんなことまで・・・!?」と驚きつつ、少ししてヒソヒソ話は終わったようだ。
最後に俺に向かって
おばさん「こんなぺっぴんさんを逃がすんじゃないよ?後で後悔するよー!あははははは!」
と豪快に言い放ちつつ去っていった。 なんだったんだろう・・・。