11/04/14 01:38:28.08 Oz8qpzQx0
>>623 続き
-とある放課後-
箒「一夏、ちょっといいか?」
一夏「ん?どうしたんだ?」
(ん、なんだろう?放課後稽古の打ち合わせだろうか・・・?)
箒「先日の・・・その・・・下半身を蹴ってしまった件のお詫びなんだが・・・」
一夏「ああ、お詫びは演舞また見せてもらうってことにしただろ?」
箒「そうなのだが・・・やっぱり演舞の上達だけでは気が済まないんだ・・・。何か別の事で私になにか要求することはないか?」
一夏「んー・・・突然言われてもなぁ・・・」
落ち着かない様子で立ち尽くす箒。んー・・・ここは何か適当なことを頼んで罪悪感を拭わせるしかないな・・・。
一夏「よし、じゃあそうだな・・・付き合ってくれないか?」
箒「な!?なななななななな、なんだと!!?」
一夏「どうしたんだ?そんなに驚いて・・・」
箒「だって・・・・ほ、本当に良いのか?でもその・・・お詫びで付き合うなんて・・・なんというか・・・ちょっと軽率では・・・いや、でも・・・一夏がその気になってくれたのなら・・・」
一夏「そんなに畏まる事じゃないだろ?1人だとちょっと寂しくてなぁ」
箒「そ、そうなのか・・・?ま、まぁお前がいうなら・・・つ、付き合ってやろうじゃないか」
一夏「おお、そうか。じゃあ日曜昼に駅前で集合だな」
箒「え?なんの話だ・・・?」
一夏「ん?駅前のレゾナンスで買い物に付き合ってもらいたくてな。あそこに1人で行くのって結構緊張するんだよなぁ」
箒「・・・・・・・・・・・」
一夏「ん、箒?」
箒「こんのっ・・・」
一夏「ぬあっ!?」
箒「唐変木!!」
素晴しく回転の効いた回し上段蹴りを俺の首へ
そして続けざまに肝臓・ミゾオチ・顎にパンチを叩き込まれた
おそらく格闘ゲームで例えるなら『6HIT!!』とか出ているのだろうな。
と、俺は頭で思いつつ最後のフィニッシュブローの回し蹴りを脳天に受けた。
倒れる瞬間、目の前に飛び込んできたのは・・・・・
一夏(し・・・・・白・・・・・・)
そして俺はまた意識を消失させた・・