11/04/10 18:28:51.77 gFYWGNvE0
>>621 続き
・・・・・・
着物というのは、帯が外れるとあんなに簡単に体から離れるんだな・・・と目から鱗を落としながら自分の目を疑った。
背後から『ぽちッ』という音と共に、更衣室に向かう幼馴染の巫女服が『はらり』と・・・いや、この場合『ばさっ』のほうが合っているのだろうか。いや、そんなことはどうでもいいのだが・・・
目の前にいるのは、下着姿で胸にさらしを巻いて少し汗ばんでいるファースト幼馴染・篠ノ之箒のお姿だった。
一夏・箒「えっ?」
箒はまだ状況を理解できていないようで・・・たぶんリンゴとかをハイスピードカメラで早送りしたら、こういう色の変化を見れるのだろうな。と感心してしまうほどに、みるみるうちに顔を赤くして・・・
箒「なっ!?なななななななななななななななな!!!」
一夏「ほ、箒!ほら、俺の上着を」
箒「く、くるなああああああああああああああ!!」
そういって身構えた箒だが、足元に転がる帯に足を絡ませて転倒
(巻き添えに俺の手まで引っ張らなくても・・・あたたたた・・・・・ん?あれ、なんか柔らかい)
何度かプニプニと触ってから、自分が置かれている状況を視認した。たぶん人間って未知のものには触れたくなるんだ、うんそうだ。そうしておこう。
箒「・・・・・・・・・・・・・・・・」
一夏「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
箒「どさくさに紛れて女子の体を触ろうなど・・・」
やばい、どうみても限界突破、天元突破だ・・・体中をプルプルさせて怒っている・・・あ・・・でも胸もプルプルしてr
箒「馬に蹴られて・・・・・」
箒「死ね!!!」
ゴスっ という音と下半身に走る激しい痛みを感じながら・・・俺は意識を失った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目を覚ますと、そこには目を赤くした箒がいた。
一夏「ん・・・・箒・・・・・・?」
箒「い、一夏!だ、大丈夫か?なんともないか!?」
一夏「ん・・・俺なんでベッドに・・・と、いうか今何時?」
箒「今は月曜の14時なのだが・・・。あ・・・あと・・・それはだな・・・・・その・・・・・・・・・・・」
箒が凄く申し訳なさそうにしている。
箒「私がだな・・・その・・・・・一夏の・・・・・・・・・股を・・・・だな・・・・・・・・・・・・」
ああ、思い出した・・・そうだ・・・・・俺は箒の演舞を見たあとに箒ともみくちゃになって股間を蹴られたんだ。
一夏「まぁ心配するな。男のここってのは、デリケートだけど打たれ強いもんなんだぜ」
箒「そ、そうなのか?」
ああ、心配すんなと慰める一夏
箒「もし・・・もし一夏の・・・・・それがダメになったら・・・・・・・・・私はどう責任を取ればいいのかと・・・・・・・ううっ」
一夏「責任って・・・別にそこまでのことじゃないだろう」
箒「いや、私はその責任を全うしたいんだ・・・私に何か罰をくれ・・・でなければ私は私を許せない・・・」
一夏「んー・・・・・・・・・・そうだな、それじゃあ」
一夏は人差し指を立てた。
一夏「また演舞見せてくれないか?すごく綺麗だったし、また見たいんだ」
箒「そ、そんなのでいいのか・・・?」
一夏「ああ、いつまでも申し訳なさそうにしてる箒なんて見たくないしな。これでチャラにしようぜ。」
箒「そうか・・・わかった。次は更に精進してみせよう。」
一夏「ああ、待ってるぜ箒」