11/04/10 18:23:56.41 gFYWGNvE0
朝日が差し、まだ朝露も乾ききらない部活棟。
箒「ふぅ・・・それでは今日の朝稽古はこれで終わりにしよう。」
一夏「ああ、そろそろ時間だもんな。ありがとな箒」
箒「あ・・・ああ・・・き、気にするな。いつまでの不甲斐無いお前を見ていられないからな。」
一夏「そうか、そういってもらえると助かるよ。」
箒「ふ・・・ふんっ」
一夏(じー・・・)
箒「なっ、何をジロジロ見ているのだ！」
一夏「え？ああ、やっぱ箒は袴とか着物とか、そういうのが似合うんだなーって思って見てたんだ」
(まさかうなじを汗が流れる様を見て色っぽいト感じたなんて言えないな・・・)
箒「そ・・・そうなのか？そ・・・そうかそうか・・・・・・そ、そのだな・・・一夏は和服のほうが好きなのか？」
一夏「好き・・・なのかな？まぁ、和服のが箒は似合うと思うぞ？」
箒「そ、そうかぁ・・・///よ、よし・・・さ、さてそろそろ時間だ。切り上げてシャワーでも浴びよう！」
一夏「あ・・・ああ、そうだな」
(なんだろう、すごくご機嫌だが・・・まぁこれなら今日は殴られなくても良さそうだ)
・・・・数日後・・・・
箒「一夏、その・・・」
一夏「ん？どうしたんだ箒」
箒「こ、今度の休み・・・予定はなかったりするのか？」
一夏「ああ、特に何もないけど」
箒「そ、そうか・・・！えーとだな・・・私が昔から舞踊を習っていたのは知ってると思うのだが」
一夏「ああー・・・そういえばやってたな。まだ続けてたんだな」
箒「あ、当たり前だ！それでだな・・・その・・・」
一夏「その？」
箒「私の舞が、どの程度まで上達したか評価してもらいたいのだが」
一夏「ん、俺なんかでいいのか？俺素人だしもっとその道の人のほうがいいんじ・・・」
箒「いや、一夏に見て欲しいのだ！あ・・・いや・・・・・昔と比べてほしいのでな・・・知ってるのが一夏しかいないので・・・仕方なくだな・・・」
一夏「んー・・・まぁいいぜ？今週の日曜だな？」
箒「そ、そうか！じゃあ、先生に頼んで体育館のステージは使わせてもらうようにするので、当日は体育館に来てくれないか？」
一夏「わかった、体育館だな。楽しみにしてるぞ。」
箒「ああ・・・心して待っててくれ。(よ・・・よしっ！)」