11/03/07 12:32:31.78 DFNl2Tjs0
ふと思いついたのでSS書いてみましたw
ある日の夜。俺はまた,いつぞやのように桐乃の部屋に呼び出されているわけだが……
桐乃の奴,自分から呼んでおきながら一向に話を切り出そうとしねえ。
「なあ,話ってなんだよ」
「う,うん……あのね,せなちーのお兄さんいるじゃん。あんたの友達の」
せなちーのお兄さん……赤城のことか。
「ああ,俺と同じクラスだよ」
「ふーん……で,どんな感じなの?」
なんだこいつ。妙にそわそわしやがって。
「どんな感じって……まあ基本いい奴だよ。妹に頼まれて深夜にホモゲー買いに
行くような重度のシスコンだけどな」
瞬間,桐乃がビクッと反応した。しまった,こいつ瀬菜が大のBL好きだって知らなかったんだっけか。
瀬菜に悪いことしちまったな……
しかし桐乃はさほど気にする様子もなく,上目遣いでさらに尋ねてくる。
「へぇ……それだけ?」
さっきからなんなんだ,こいつ。俺の知り合いの事聞いてくるのすら珍しいってのに,
桐乃に似合わず顔を真っ赤にしてモジモジしている。
こんなのまるで――――――――――おいおい,冗談じゃねえぞ。