11/02/27 19:19:05.89 OaKfMaqM0
「ハミィ、私ね、歌姫になろうと思うの!」
「セイレーンは唄が上手いからきっとなれるニャ
ハミィも応援するニャ」
「やったわ!私歌姫になれた!!」
「おめでとうニャ。毎日すごい練習してたから
その努力の賜なんだニャー」
「ありがとう、ハミィ。
でもこれからお城勤めになるし、あまり逢えなくなるね」
「……それは仕方ないニャ。時々帰ってきて欲しいニャ…」
(でも寂しいニャ)
「セイレーン!」
「な…ハミィ、どうしてここに…」
「ハミィも歌姫になるニャ。そうすればいつもセイレーンと一緒ニャー」
「今年の歌姫は、ハミィとします」
「……う、嘘…」
「??」
「何故ですか女王!私ハミィの方が上だと…」
「セイレーン。お前が毎日弛まぬ努力を続けていたのは知っています。
ですが、ここは学校ではありません。人々に幸せのメロディーを響かせるという
重要な責任を負った仕事場なのです。そして私には、最高の歌い手を歌姫に選ぶ責任があります。
今回はハミィの方が上手でした。でもおまえなら、きっとまた………」
(嘘だ……嘘だ……)