11/01/19 23:53:10 1DDraxBR0
梓「ックシュン!」
唯「あずにゃん大丈夫?風邪?」
梓「ちょっとクシャミが出ただけです」
唯「ダメだよ!風邪はひき始めが肝心なんだからね!」
梓「いえ、ですから……」
唯「はいっ、こうすれば……」マキマキ
梓「あ……」
唯「あったかいでしょ?」
梓「あったかいですけど…… これじゃあ唯先輩が風邪ひいちゃいますよ」
唯「だいじょーぶだよ。こうすれば……」ギュッ
唯「あったかいよ?」
梓「あったかい…… ですけど、歩きにくいですね」
唯「それに、これなら滑って転びそうになってもあずにゃんに支えてもらえるからね」
梓「もう、なんですかそれ」
唯「それに…… ゆっくり歩けば、いっぱいあずにゃんと一緒にいられるからね」ギュー
梓「もう…… なんなんですかそれ」
唯「えへへ」
762:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/19 23:53:59 1DDraxBR0
律「いやぁ、相変わらず仲がよろしいようで」
梓「って、わにゃぁぁぁあ!」
梓「い、いつの間にいたんですか……」
澪「いや、最初からいるからな」
紬「唯ちゃんあったかそうで羨ましいわぁ」
唯「いいでしょ~」
梓「って、いつまでくっついてるんですか!離れてください!」
唯「わわっ、いきなり押さないでよー」
梓「はーなーれーてーくーだーさーいー!」
唯「すーべーるー!」ガシッズルッ
梓「きゃあああぁ!」ズッテーン
梓「うぅ…… 唯先輩大丈夫ですか?」
唯「うんー。雪がクッションになってくれたから平気だよー」
梓「もう、唯先輩がいきなり引っ張るからですよ」
唯「あずにゃんが押したんじゃんー……」
梓「そ、それはそうですね…… すみません」
唯「大丈夫だから気にしなくていいよぉ」
唯「それに、なんだか楽しいしね~」
梓「楽しいって…… 転んで何が楽しいんですか」
唯「雪の上に跡をつけられたっていうか」
梓「小学生ですか……」
唯「なんていうかね~、あずにゃんと一緒なら何でも楽しんだよ~」
梓「……」
763:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/19 23:54:55 1DDraxBR0
唯「雪は冷たいけど、あずにゃんはあったかだね」
梓「はい。唯先輩もあったかです……」ギュッ
唯「おおう、あずにゃんからギュッとしてくれるなんて……」
梓「だって、あったかくしないと唯先輩が風邪ひいちゃうじゃないですか」
唯「あずにゃん……」
梓「だから、これは仕方なくやってるんですからね……」ギュー
唯「でもね…… さすがにちょっと…… 恥ずかしいかも」
梓「え?」
唯「ムギちゃんがさっきからカメラで撮ってるし……」
梓「へ?」
紬「ごちそうさまでした……」ホゾン
律「道端で押し倒すとは、梓もやるようになったなぁ」
澪「唯もそうだけど、梓も一つのことに夢中になるとまわりが見えなくなるよな……」
梓「」
唯「……あずにゃん?」
梓「なんで早く言ってくれなかったですか……」
唯「だ、だって最初っから一緒にいたじゃん……」
梓「ゆ…… ゆいセンパイの……」
梓「ばかぁぁぁ!」ダーッシュ
唯「えぇー?!」
唯「あ、あずにゃーん!かばん!カバン忘れてるよー!」ダーッシュ
澪「おい、二人とも!走ったらあぶないぞ!」
唯梓「きゃあああぁ!」ズルリンコー
おわり。
764:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/20 00:07:15 1XRcMcAu0
>>761
おつ
二人してこけてるのを想像してにやっとした