10/11/28 02:51:10 qaBuHeTL0
「………」
「………」
「………………」
「………………」
「………………………」
「………………ほら、さっさとしてよ」
「あ、あぁ…」キュキュッ
「あ………」
「か、書いたぞ…」
「…うん」
「きょ、今日は一日、絶対服従な!?」
「…うん」
「お前は『兄貴専用』な!?」
「………うん」
「………(な、なんでこんな台詞を口走ってるんだ俺…マジもんの変態かよ!)」
「…ねぇ」
「はっ! はいっ!? なんでしょうか!? 桐乃さん!!」
「ちょっと、鏡見てきてもいい?」
「ど、どうぞどうぞ! ご自由に!」
「クスクス…全然絶対服従じゃないじゃん」トタトタ…
「ハァハァ、し、心臓に悪いぜ…てか、手鏡くらい持ってんじゃねぇの? なんでわざわざ」
―――ギィ
「…へったくそな字」
「『兄貴専用』、”専用”かぁ…ふふっ」
「…あ、いけない、ぼんやりしちゃった」
「あんまり長居すると不審がられちゃうだろうから、さっさと用事を済ませて―」
お袋に『兄貴専用』と書かれた桐乃の寝巻きが見つかり大騒動になったのは、また後の話である
ってのを幻視した