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>>518-519 >>523のつづきです
憂「お姉ちゃん! うんちは?」
唯「あいるたんでつ!」
憂「お漏らししていいのは?」
唯「あいるたんでつ!」
唯があひるのおまるである「あいるたん」とおともだちになってから数日。
平沢家のリビングで、寸劇かと見紛うようなやりとりが行われていた。
しかしこれも憂による、唯のお漏らし克服大作戦の一環だった。
まずは池沼唯に、あひるのおまるをお気に入りにさせ、手元に置かせる。
そしてその上にオムツを脱いでまたがらせ、そこでウンチをする癖をつけさせる。
きちんとウンチが出来たら、ご褒美としてアイスを食べさせる。
もし出来なければアイスをあげず、かわりに「ウンチをしていいのはおまるの上だけ!」と
言い聞かせ、唯に何度も復唱させる。
要はイルカなどに芸をしこむのと同じ要領である。
肝心なのは、ウンチをさせるおまる自体に興味を持たせることである。
今まで何度教えてもトイレでウンチが出来なかったのは、トイレに興味がないからだったのだ。
興味のあることには無駄にこだわる池沼の特性を利用した、鮮やかな手並みであった。
一週間が経つ頃には、唯は自分でオムツを脱ぎ、おまるの上でウンチが出来るまでになっていた。
唯「あいるたん~♪ ゆいのうんちあげまつよ~♪ うれしいでつね~♪(^q^)」ブブブー
憂(お姉ちゃん、やればできるじゃない…)グスン
憂はおまるの上で脱糞する唯を見ながら、不覚にも涙ぐんでしまった。
かつてこれほど、唯が目に見える形での進歩をしたことがあっただろうか―。
考えてみれば、憂は今まであれをするな、これをするなと唯を叱りつけてきたが、効果はなかった。
そうではなく、唯の興味を引く所から始めれば、池沼である唯も進歩するかもしれないのだ。
憂(お姉ちゃん、私…もう少し、頑張れそうな気がするよ)
姉の対する理解が少し深まった気がした。
姉をいつも以上に愛しく感じた。
憂は涙をふきながら、はしゃぐ姉を慈愛のまなざしで見つめていた。
しかし憂の作戦は、次の日から徐々に綻んでいくことになる―。