10/10/10 17:14:10 CMsfTQs70
唯「…ぁ~ぅ…ぅ~ぃ("q")」
唯は消え入りそうな声で妹である憂の名を呼ぶが、少年たちにはその「う~い」はただの呻き声にしか聞こえなかった。
少年B「さ、次は俺の番だな」
少年D「お前職業なんだっけ?」
少年B「魔法使いだよ」
少年はそう言うと、鞄からゴソゴソ何かを取り出した。
このBという少年は落とし穴を思いついたように頭がよく、そのため周りの皆は彼がすることに期待していた。
果たして彼が取り出したものは…
打ち上げ花火であった。
それに火をつけ、狙いを唯に定めると…
少年B「くらえ!」
ボシュッ!!
音をたてて飛んでいった花火は唯の顔面に直撃する!
唯「んぎゃひひぃ~~!!("q")」
少年B「今のはメラゾーマではない…メラだ…」
少年A「それ魔王の台詞だろw」
唯「むひぃぃぃぃぃー! あちゅぃよぉー!("q")」ジタバタ
少年B「まだまだ、次は5連発だぁ!
五指爆炎弾(フィンガーフレアボムズ)!!」
ボシュッ!ボシュッ!ボシュッ!ボシュッ!ボシュッ!
唯「んひぃぃぃぃぃぃぃ("q")」
次々と飛ばされる花火の命中率は7割といったところだが、それでも唯は顔中を火傷しもだえ苦しむ!
花火の温度が高いとはいえ、当たるのは一瞬だから致命的な火傷にはならないが、これでは治るのに数ヶ月はかかるだろう。
用意していた花火を数十発打ち終わり、少年はほっと一息をつく。
唯は再び気絶してしまったようだ。
唯「ゲフッ("q")」
少年A「さぁ~て、最後は勇者たるこの俺の出番だな」
少年が弟の仇をとるため、意気揚々と踏み出そうとしたその時…
ポツッ
少年A「…あ、雨だ」