【けいおん!】唯×梓スレ 11at ANICHARA2
【けいおん!】唯×梓スレ 11 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 21:51:28 PBPWlMmW0


3:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 21:53:00 ll7wk+u00
                _____
              , .::::´:::::::::::::::::::::`:::...、
             /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           / : ::::::::::::::::::::::i::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ
             i::::::/:::/:::/::::::/|::::::::: ::::::i:::i::::::ハ
        ,.ィ´::::,':::::i:::::i::::::/ V:i:::::::::∧:i::::::::ハ
          / :::ト:::::::::::i:::::|:::/`ヽ |::i::::::::|-|:|:::::::::ハ
.         i:::::爪::i:::::::!::/レ' 、 |::i::::::/ リ'Y::! :::::i
       |:::::::ト、:i:::::::Vィ孑芯゙ V!::/,ィ≦Y!::|:::::::|
       |:::::::| Y ::i:::|` 込リ   l/ 込リ' | :i:::::::|
       |:::::::|  |::::i:::|  ,,,      ,,,  |:::i/::::|  1乙です。
        |!::::::|  |::::i:::|、   / ̄ ̄ヽ、 ,!:' :::::::|  
.      /|:::::::|  |::::i::ノ)ィニY ´∧ ∧ rY | ::/:::::|
.       / .! :::::l  乂:::|//`) (^ω^)(ヽ\イ!:::::|
     ,′.|:::::广  ̄` | ´ニつ ,:::::::::::::(\ヽ}ー、|
.     i  | :/:.:.:.、:.:.:.:.| 〈 } `ー‐┬':::〉  .| .:.::ハ
.      i   |::i:.:.:.:.:.:ヽ:.∧  Y::V/小V:.:.:.{  八 : .:|
.      !   |::|:.::ヾ、:.:.:{.:`ー'\{{J.|.U}}::/:`ー'.:.:.:}.:.:.|
     |  |::|:.:.:.:.:ヾ.:∧:.:.:.:.:o::〉ノ乂ソ〈:o.:.:.:.:.:∧.:.|
     |   |::|:.:.:.:.// : :.:.:.:.:.:./:.:.|| ||:.::∧:.:.:.:.:.:.!.:.V|
.      !  .|::|:./:../:.:.:.:.:.:.::o.:|:\!j ij /.: |:o.:.:.:.:.:.:.ヘ!
      乂´.! |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.|:.:.:.:\/:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ
    /:.:.:.:.:|::{ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:リ.:.:.:.O:| .:.:.:ト.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ
.   |:.:.:.:.:.:|::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/: .:.:.:.:.:.:|.:.: .:乂 .:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ

4:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 22:07:54 rOQUhv5M0
番外編はあずにゃん視点の復習編らしいから唯梓は確実にありそうだが、新作画のシーンとかあるんだろうか

5:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 22:14:05 rOQUhv5M0
すまね
関係ない雑誌の記事の件だったわ・・・

6:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 22:29:36 /nkHYrgq0
番外編は唯梓以前に先輩組の出番ゼロなんじゃないかなーくらいには覚悟してる
もう残り回が少ないから期待したいところではあるけど話の内容的に厳しそうだし

7:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 22:44:22 Y/Akb7dO0
>>1乙!

あと、Wikiのまとめ人の方も乙!

8:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 23:10:23 Bh9YsNSa0
Wikiの人頑張りすぎだろw乙
遂に11という唯梓の誕生月の数字になったか

9:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 23:32:17 Lw9hlH4q0
>>1

10:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 23:39:51 20Fx0rKd0
                 ,. x= '".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `ヽ、    ,.x='": : : : : : /: : : : : : :ヽ : : : : : : : :`丶、
               /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、/: : ,: : /: : :/: : : : | :| : : : : : : : : : : : : : : :\
               /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::..:.:.ヽ :.::..:.:.:.ヽ,:.:.:.:.i./: :/:/: : :::;:/: : : : : i: :|::: : : : : :ヽ,: : : : : : : : : ヽ
           /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.:::::::::::.:.:ヽ:.:::::.:.:.:.:i.:.:./: :/ /: : : //: : : : : : : :i::::: : : : : : ハ : : : ヽ : : : : :`.
          , へ:.:.:.:.:.:.i.:.:.:.:i.:.:.:|.:.:.:::ヘ;:::::::.:.:.ヽ::::::.:.:.|.:///: :ヾ / /: : : : : : :i :i::::::. : : : : : : :',: : : :ハ: : : : : :ハ
           ハ:.:.:|.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:|.:.:.|.:.:.:::|. ヽ;::::::.:.:.:::::::i.:.:.:}': :/:ヾ: :/,. -=,: i : : : : : |:/:::::::: : : : : : : : i : : : :i: : : : : : :i
         .f.:.:.:.:.|.:.i.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:!.:.::::|  \:::::.:.:::::|:.:/: :/. : :.〉 '"   l:/| : : : : :l/.l::::::::i : : : :::. : : | : : : | : : : : : : |
        j:.:.:.:.:.i.:.|.:.:.:.:i V :.:.:.:.:.:.::::| ̄ ̄ \::.::: |:::{ : l : : /       |' V: : : :,'ヽ',:::::::| : : : :::::. : | : : : | : : : : : : |
       /:|.:.:i.:.:.:.::|.:.:.:.i   V.:.:|.:.:.:.:::l     V::i:ト::l: :| : /| -ミ;、ヽ`.l   V : ;'  ',::::::|: : : : :::::l :i : : : i::.: : : :i: : :i
       ,':.:.i.:.:|.:.:.:.::|.:.:.:| / V:.|.:.:.:.:::| ..     ',:.::| 〉:'ハ:/ :| :んヾ.      V.:i、   ',:::j : : : :.:::::i.: : : : :i:::: : : ::i: : :l
        i.:.:.:i.:.:i.:.:.:.:::!.:.:.|   V ヘ:.::::|  /,.≦.'Vy}:./: | : ;|  V::::l'     .,V.、丶 V: : : : :::::::i.: ; : :.,'::::. :i :::| : i:.l
        |:.:.:.:i.:.:',:.:.:.:::l.:.:|  .,,_ヽ V::|   .ん.゚::ol j'|:.:| : : /:j   `-'      `とミ;、 ハ: : : ::::::::|: ハ: /::::::: :.l::::|: :.|:ハ
        |:.:.::::i.:.:.l'.,:.:.:::l.:|  ,,......,,_  V    V;='"  l: |: :/: / ''' ,      :{::.゜.:ハヾ/: : : :.:::::::::|/:::レ::::::::::i: :|::i : :.i: :ゝ、
        j:.::::::|',:.:|:.:ヽ;.::'.{ イiて.゚::ハ`;       ,,,,,  |:.:.l/.::::l             `v_rノ〃: : : : :::::::::|-.、:::i::::::::|: :|/.: : :|`‐-`-
      ,':.::::::i. Vi.:.:.:::ヽ. ヘ`ヽ:::,ソ          |:i:.:|: :::::ヘ       '''    〃x-‐―-...、ソ.::::|::::::::|: :| : : : |  >>1乙……だよ
      ,'.:.:::::::|  |.:.:.:::::::::ヽ.ヘ  ,,,,  '        |l|.:.| : :::::.ヘ   ` -   ,.x '".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.` 、:l::::::::l : |: : : ,'
     ,'.:.::::::::|.  |:.:.::::::::::::::i:| ',        , -     i |.:|/|: :::::,x`=‐--―‐= .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V.:::::::|:.,'| : :/
     ,'.::::::::::::|.  |.:.:.i::::::::::::|:|. ゝ., _    _,.;⌒l,-.,/ ' '"".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.:.‐.-:.:.::::;::_:::::::::.:.:.:.:.:.:.:.',::::: ノ:/.|:./
     ,'.:.:.::::::!::|  |:.:.:i::::::::::::::}_,x-='`>γ`'     V"Y, :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::|/|:/  レ
.     ,:.:.:.::::::|i::|  |.:.:.|:::::::::::::| ::: ,,..{'          |  {;',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::|  '
.   ,:.:.:.:::::::||:l   ',:.:.|.:.::::::::::j /  }        i ハ,' .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::|
   l.:.:.:.:::::::|.||  ,':.Vi:.:.:.:.:/    |            /;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::|
   i.:.:.:.:::::::| i!  l:.:.:.:,レ '"      ',    ..:::...   f ' ;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 〃:.:::::.:.:.:.::::/

11:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 23:44:18 UHoVieYEO
>>1乙!

お前ら唯攻めと梓攻めのどっちが好き?
SSの参考にしたい
ちなみに俺はどっちでもいけるが特に唯攻めが好き

12:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 23:49:05 bLIxXq2R0
梓ヘタレ攻め×唯誘い受け
これが完成形

13:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 23:52:45 yKp7htCB0
>>12


  `¨ - 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ
      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´
           ̄ー┴'^´



14:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/17 23:53:25 BEi0RXW80
かっこ唯に圧倒される梓もアリかと

15:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:00:21 dOsjaHpfO
かっこ唯もいいな
そういえばこの唯梓スレでかっこ唯系のSSあんまり見ないな

16:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:06:02 NU5z0zSJ0
なんだかんだで二人とも自然体が一番だと分かってるのさ

>>12
おまえは俺か
でも最近は梓強気攻め唯ヘタレ受けもありだと思える

17:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:21:08 aox6CBolO
前スレラストのどっちが嫁か、ってのと同じぐらい答えを出すのが難しい問題だよな…

18:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:23:27 15xtqHIp0
>>15
かっこ唯派の俺が来ましたよ
ここ一番でかっこ唯になって圧倒とか胸が熱くなるな

19:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:24:26 KclSYzFII
あずにゃんの誘い受けも忘れちゃいけない

20:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:25:58 gR4+XhZ/0
合宿の時、既成事実作っちゃっておるくらい攻めの唯か
覚醒モードのヤッテヤルですか

21:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:26:22 +bbn3UrKO
日常生活で唯が梓を引っ張ってる感じだから唯攻め×梓受けが基本かな

22:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:27:51 wNj3hWle0
カッコ唯なのにヘタレ攻めもしくはヘタレ受けのギャップ萌えという手もあるぞ

23:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:28:36 E8vrgXo30
バリエーション豊富だから今夜は寝かさないぞに毎回なる
外泊が増えて門限まであるらしき梓家(utauyo!!の歌詞より。多分唯に門限はないし)
に呼び出しくらう唯までみえた

24:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:31:48 tPG0mBoI0
圧倒というわけではないが一期、二期、原作の最終話ではいずれも梓に対して唯がいいところを見せたな
Listen!のかっこ唯もいいが梓にいいとこ見せようと一生懸命な本編の唯も一種のかっこ唯だと思う

25:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:37:45 wNj3hWle0
最終話といえば「あずにゃんこっちおいで」とか未来のイケメン唯の片鱗を見せてたよね

26:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:38:45 BKg9G3qH0
かっこ唯といったら、やっぱり今回のこのシーンかなぁ

URLリンク(viploader.net)

確実に梓が「ほれてまうやろぉーーー!!!!」

27:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:42:36 15xtqHIp0
最終回のその辺りはたまらんかったな

天使にふれたよ!の最後、ずっと永遠に一緒だよの部分で
ゆいあずが見つめ合ってるような絵コンテにも感動した

28:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:46:53 BKg9G3qH0
これだろ?最高だよな

URLリンク(viploader.net)
URLリンク(viploader.net)


29:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:47:32 NU5z0zSJ0
梓が格好良いのはどの回だろう?
梓なら旦那側でも充分やっていける気がするが
どうせなら梓が唯を引っ張るシーンが見てみたかったな

30:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:49:19 O5TW4HF80
「これをあげよう」とか「私達みたいだね」とか
優しく優しく言ってあげてたね
ほんとあの辺のシーンは唯梓としても感動的だ

31:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:51:19 EmZF1geY0
>>28
さっき最終回見終わったけど、ここは込み上げるものがあるな・・・。
ベタに抱き着いたりはしなかったけど、心は通じ合っている、そんな印象を受けたぜ。

32:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:53:51 BKg9G3qH0
>>29
ゆいあず回見直したけど……特に梓が格好いいって感じはなかったなぁ~
うーむ……難しい……

33:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:54:54 xA23hPNj0
>>30
声が優しかったよね

唯があずにゃんって呼ぶ時の声色は優しくて可愛いよな

34:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:55:06 dPy0Wqmm0
なんだなんだ?
アニメ最終回は唯梓分不足と聞いてたのに、
なかなかどうして期待できそうじゃないか
田舎組はこれからが楽しみじゃて

35:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 00:56:24 tPG0mBoI0
>>32
9話の梓は旦那というより世話焼き女房って感じだからね

36:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:00:49 BKg9G3qH0
>>34
直接的な表現は皆無と言っていいほどだけど
間接的……というか心情的な表現は満載だよ

……ハンカチわすれちゃダメだぞ

37:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:02:02 NU5z0zSJ0
>>34
このスレの個人的法則だが

スレの評価:期待はずれ
視聴後の自分の評価:別にそんなことはなかったぜ!

スレの評価:期待以上
視聴後の自分の評価:別にそうでもなかったぜ!

多分スレの評価を見て期待しちゃうんだろうな
スレの評価見てから録画見てるから

とりあえず24話はいい話だったよ

38:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:05:34 wA/XzrRuO
『卒業は終わりじゃない』

『これからも仲間だから』

『大好きって言うなら大大好きで返すよ』

『ずっと永遠に一緒だよ』

あずにゃんへの想いが強すぎて死にそう・・・

39:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:08:13 P9Nb1mPu0
>>1

最終回だったんでなんとなくSS書いてみた。
投下していいですか

40:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:11:00 QHKpk5DHO
SSはいつでも投下していいよ~
むしろ投下してくれ

41:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:13:19 PHJ13Bn7O
いいけどsageた方がいいんじゃないかな

42:39
10/09/18 01:13:20 P9Nb1mPu0
わかったー



「唯ー、ちょっといいかな?」
クラスメイトの子が私を呼ぶ。
「なにー?」
とことことその子のもとへ向かう私。
「軽音部に中野さんっているでしょ?」
「…あずにゃんがどうかしたの?」
「そう!そのあずにゃん!!」
「………」
「すごくかわいいよねー、私この前のライブ見て気に入っちゃたんだよね!!」
「…そうなんだ」
「だからさー写真とか…持ってないかな?」
「…ううん、持ってないや。ごめんね。」
「そっかー…あ、じゃあ今度紹介してよね!」
「…うん、聞いてみるね」
「ありがと!ねぇーところであの子って恋人いるのかなー?」
「…わかんないや」

これが最近の日常の風景。
学際ライブから、私たちは結構校内で有名になり、声をかけられることが多くなった。
一番多いのは澪ちゃん。ファンクラブもあるんだから当然と言えば当然かな。りっちゃんは複雑そうな顔をしてたけど。
そして次に人気があるのが言わずと知れたあずにゃんなのです。
小柄でとても可愛くて、ギターもうまくて真面目で勉強もそこそこできてお料理なんかもできちゃうしぎゅってするとあったかくてね。それにね、それにね…
言い出したらキリが無いや。
そう、私とあずにゃんは恋人同士。
だからあずにゃんが人気があるのは分かる。うん、分かってるよ。
みんなも私と同じ気持ちなんだよね。
だから、写真も欲しいし、お話したいよね。恋人にだってなりたいよね。分かる分かる。
だからこの胸が痛いのは気のせいだよね。あずにゃんは愛されてるんだよ。
だから私は喜ばなきゃ。やったぁ。うふふ。
「平沢先輩、ちょっといいですか?」
む?またかぁ…早く部活に行ってあずにゃんに会いたいのに。
緑のリボン…1年生の子かな。
うーん、もう少しかかりそうだなぁ。早く会いたいよ。あずにゃん。


43:39
10/09/18 01:15:32 P9Nb1mPu0
すまん、sageる




「こんにちはー」
「お、梓来たかー」
「梓ちゃん、うっす!」
「や、梓。」
「…唯先輩は?」
「あー、なんか後輩の子に呼び出されてたぞ。ありゃ1年生だな。」
「…そうですか」
「おやおやぁ?愛しの唯先輩が他の子と一緒でしっとかぁ?」
「そうですよ」
「…素直になったなお前…」
最近の軽音部はこんな感じ。学際ライブから頻繁に声をかけられて。
一番多いのはやっぱり澪先輩だけど(律先輩がさみしそうな顔をしていた)
その次に多いのは唯先輩だったりする。
優しくて良いにおいがして、ギターも上手いとは言えないし勉強だってできないけど、やる気を出したら誰よりもがんばって、かっこいくて、笑顔でぎゅってされるととても心地いいし、あとは、あとは…
言っちゃたらキリがないなぁ。
さすが、私の恋人の唯先輩。
でも私の好きな笑顔をいろんな人に見せてるのは、複雑な気持ちです。
唯先輩が素敵なのは知ってるけど、私は独り占めしたいんです。
今も唯先輩の笑顔が誰かに向けられているのだろうか。うん、嫉妬だ。
器小さいなぁなんて思いながら、ムギ先輩の紅茶をいただく。
うぁ、なんか味がしない。とっても美味しいはずなのに。駄目だ、集中できない。
とその時ドアが開き、唯先輩が入ってきた。
私はぱっと顔をあげ、やっと来てくれた愛しい人の顔を拝もうとした。


44:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:16:23 GdCAm5JZ0
むしろどっちもヘタレで互いにモジモジするのも好きだな


45:39
10/09/18 01:17:13 P9Nb1mPu0

「やっほ、みんな」
先輩は、目を真っ赤に腫らしていた。
それは尋常じゃないくらいに。
どれほど水分が流れ出たのだろうかというほど。
いや、実際そんなに腫れてはいなかったかもしれない。
だけど私には、一つの事実が突き刺さった。



先輩泣いてた?
「唯先輩、なにかあったんですか」
「え?あずにゃんどうしたの?何もないよ?」
「下手な嘘はやめてください」
「何も無いってば」
「そんな目で、誤魔化せると思ってるんですか」
「あ…違うの、あずにゃん、ほんとになんでもないの」
「…誰ですか?誰が泣かせたんですか?」
「ほんとに…いいんだってばあずにゃん…」
「教えてください!いったいどこのどいつが唯先輩を…!!!」


46:39
10/09/18 01:19:04 P9Nb1mPu0
「梓、やめろ」
と、律先輩の声が聞こえてはっと我に返った。
唯先輩は顔を伏せて震えていた。もしかしたら泣いているのかも。

最低だ、私。自分じゃないか、犯人。
「…梓、落ち着いて唯の話聞いてやれ。私たちは外に出とくから」
そういって御三方は部屋から出て行った。申し訳ないです…


「ごめんなさい、唯先輩、私、熱くなっちゃいました…」
「ううん…私がいけないの。今日部活休んじゃえばよかったね」
そう言って笑顔を作る唯先輩。
無理してる。はっきり分かる。
「…何があったのか、教えてくれませんか」
唯先輩はまた悲しそうな顔をして…一言
「あずにゃん」
私を呼んだ。
「……はい?」
よくわからず返事をしてみると、また唯先輩は悲しそうな顔をして俯く。
なんですか?なにがそんなにあなたを苦しめるんですか?
「じゃあ…話すけど…あずにゃん、おこっちゃ嫌だよ」
返事は、しない。自信が無いから。
そして唯先輩は話し始めた。


47:39
10/09/18 01:20:33 P9Nb1mPu0
1年生の子に呼び出されたのは屋上。
なんで移動したのかなぁ、教室でいいのに。
到着するまで一言も話さなかった1年生の子が口を開いた。
「平沢先輩と中野先輩って付き合ってるんですか?」
…うわぁ…なんで知ってるの…
軽音部のみんなとさわちゃんと和ちゃんと憂と純ちゃんにしか言ってないと思うんだけどなぁ…オーラとか?あ、そんなんとかで分かっちゃう?えへへ、ちょっとうれしいなぁ。

「…うん、まぁ、そうかなぁ?」
とおどけた感じに言ってみると、その子はキッと私を睨み、言う。
「お願いです。中野先輩と別れてください。」


え?なにいってるの?私があずにゃんと
「そのあずにゃんっていうのも止めてください!気付いてないんですか、中野先輩が嫌がっているのを!あなたみたいに頭の悪い人が、中野先輩と付き合ってるなんてありえません!先輩は優しいから何も言わないんだろうけど、代わりに私が言います。」



「あなたは中野先輩にふさわしくありません。」


48:39
10/09/18 01:22:43 P9Nb1mPu0
「私、周りからはそんな風に見えてたんだね」
「だから、無理しなくていいんだよ、あずにゃ…梓ちゃん」
「その子、明日告白するって言ってたよ」
「背も高くてねぇ、綺麗な顔してたんだよぉ」
「きっとあずにゃんにふさわしい子」
「だから梓ちゃんは…」

「…あだ名が一回交じりましたね」
「あ!ご、ごめんなさい」
「…わかりました、じゃあ、返事をいいますね」
「え?あずにゃん、それは私にじゃなくて…」




「あなになんか眼中にありません。
私が好きなのは優しくて良いにおいがして、ギターも上手いとは言えないし勉強だってできないけど、
やる気を出したら誰よりもがんばって、かっこいくて、笑顔でぎゅってされるととても心地よくて、
頭の悪くて、私にふさわしくなくって…
私をあずにゃんって呼んでくれる、そんな年上の唯先輩なんですから」

49:39
10/09/18 01:25:15 P9Nb1mPu0

例え、その子が澪先輩並みの美貌を持っていようと、
律先輩並みのカッコよさを持っていても、
ムギ先輩並みの愛情も持っていたとしても。
私は唯先輩の笑顔を選ぶだろう。

「…あずにゃん…」

先輩の目が潤む。また泣かせちゃったな…
その涙を私は指ですくい、
「先輩らしくないですよ?そこは一発はたいちゃえばよかったんです」
「あずにゃんがいつものキャラじゃないよぉ…」
そう言ってほにゃっと笑顔。
あぁ、やっと見れました。あなたの笑顔。
その1年生の子は何にも分かってない。いや、わからなくていい。
この笑顔がどれだけ私にとって癒しになっているか。

「唯先輩。私の好きな人は唯先輩なんです。だから、もう泣いちゃ嫌ですよ?」
「…えへへ、あずにゃん、だーいすき…」

唯先輩の顔がまた、ふにゃりと笑みを作る。
あぁ、今だけは、独り占めさせてくださいよ。
せんぱい。



50:39
10/09/18 01:27:45 P9Nb1mPu0
終わりです。すいませんした。
上でも出てたリードするあずにゃんが書きたかった。
唯ちゃんが後輩に慕われてあずにゃん嫉妬って多いかもだけど、逆もいいよね…
見てくれたかた、いたらありがとう。

ゆいあず最高!!

51:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:31:07 BKg9G3qH0
>>50
いいねぇ~、あきれつつもちゃんと唯のフォローをする梓ってのも
GJ!!!

52:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:33:54 PHJ13Bn7O
>>50
GJ!
強気に唯を引っ張る梓もいいな
それにお互いがお互いを澪の次にモテると思ってるのもいいww

53:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:41:49 +bbn3UrKO
新鮮さがいいな GJ!


54:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 01:53:24 wNj3hWle0
攻撃的な梓がなんかいいw
GJです

55:サプレゼント
10/09/18 02:42:25 C4NYs3rA0
梓side

今日は一時間目から数学か。
昨日遅くまで起きちゃってたから寝ないようにしなきゃな。
ついつい唯先輩と話しこんじゃったからなあ。
……大学生かあ。
確か大学の授業って選択の仕方によっては一時間目の授業から出る必要はないんだよね。
きっと唯先輩は今日の一時間目の授業には出なくていいんだろうな。
じゃないとあんなに遅くまで電話してられないよね。
唯先輩のことだから夜ふかししちゃうと早起きはできないだろうし。
……唯先輩、か。
今の軽音部、純に憂、それに一年の子も入ってくれたけど憂はムギ先輩や澪先輩のタイプだし、純は律先輩のタイプ。
新しい子は真面目だから例えるなら入ったばかりのころの私かな。
こうやって考えてみると唯先輩みたいな人ってそういないんだな。
唯先輩は唯先輩にしかできないんだよね。
あの雰囲気というか空気感というか、うまく言葉にはできないけど。
おっと、思い出に浸るのもこれくらいにしないと。そろそろ出なきゃ遅刻しちゃう。
あ、そういえば昨日の唯先輩、どことなく声が弾んでたような。
何か今日楽しみなことでもあったのかな? また今度訊いてみよっと。
さて、カバンよし! むったんよし! それじゃ……

「いってきまーす!」


唯side

窓の鍵閉めよし!
それじゃ、そろそろ出発するかな。
あずにゃんびっくりするだろうなあ。
先輩からのサプライズプレゼント。
……サプライズプレゼントってなんか長いなあ。
略してサプレゼントでいっか。
そのサプレゼントは私、なんちゃって。
でも私ってのは間違いじゃないんだよね。
誰もいないはずの部室の扉を開けるとそこには私が、ってね。
いやあ、大学って授業の取り方で一日何もないって日ができるなんて知らなかったな。
おかげでこんなこと思いついちゃったからいいんだけど。
昨日の電話で今度はいつ会えるかな、予定合えばいいねって話したから驚きはさらに倍かな。
あ、そうだ。制服着てこうかな。
当たり前だけど卒業してから一度も袖とおしてないんだよね。
この機会に着ちゃおっかなあ。
そうすればあずにゃんの驚きはさらに大きいものになるだろうし。
おっと、こんなこと考えてて遅くなっちゃダメだよね。
手荷物よし! ギー太よし!
誰もいないけど、挨拶は大事だもんね。それじゃ……

「いってきまーす!」


おわり!

56:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 03:59:04 Dl2JdXAQ0
URLリンク(www.youtube.com)

57:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 04:54:20 iBCQC1lgO
>>55
GJ!
たしかに唯みたいな主人公タイプの子はこの先現れないかもね

58:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 06:00:24 Kwm5Orhl0
最終回感想
四人とあずにゃんの絆を最優先で描くようにしてたけどやっぱり唯とは色々優遇されてたな
直接的なやり取りって唯梓だけだったし
番外編は期待してないけど、たまに濃い公式絵がみたい

59:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 06:35:02 gS1OxbfQO
>>55
これは良いプレゼントですなぁ~。続きを期待します
GJ!!

60:ゆいあずメール
10/09/18 08:56:42 Q7a8t0jtO
ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・ドネルケバブって…
ほんぶん・あずにゃん、好き?

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・当たり前じゃないですか!
ほんぶん・好きですよ、大好きです。愛してます、唯先輩!

ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・そっかそっか~
ほんぶん・あずにゃんがそんなに好きだったなんて知らなかったよ。
いつから好きだったの?

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・忘れちゃったんですか!?
ほんぶん・こないだ話したじゃないですか。
正直、最初は印象よくなかったんですけど、いつも近くに感じてるうちに良いところがわかったって言うか…
い、言わせないでくださいよ。恥ずかしいよぉ…

ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・ごめんねごめんね~
ほんぶん・すっかり忘れちゃってたや。ごめんね、あずにゃん。

いつもだなんて、あずにゃん、本当に大好きなんだね~。私も大好き!
私はこないだお祭りで食べてからだよ~。

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・(無題)
ほんぶん・お祭りってこの間のあれですよね?
確かにあの日は私から…でしたけど、
それまではなんとも思ってなかったってことですか!?


ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・あずにゃん山大噴火だー
ほんぶん・んーと、見たことはあったけど、食べたことなかったから…

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・(無題)
ほんぶん・なに言ってるんですか。先週だって唯先輩の部屋で…

ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・ずる~い
ほんぶん・もしかして憂と一緒に泊まりに来た日?
ぶー、私の知らないとこでふたりで美味しい思いしてたの~?食べるときは私も混ぜてよ~

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・(無題)
ほんぶん・むしろ美味しい思いをしたのは唯先輩のほうでしょ!
憂が熟睡してるのを良いことにバスルームであんな…いつ憂が起きるか冷や冷やしましたよ!

それに混ざるってなんですか!?くんずほぐれつですか!?なんてハードロックな!
つまり和先輩を呼ぶってことですか!?

私は唯先輩一筋ですが

61:ゆいあずメール
10/09/18 08:59:08 Q7a8t0jtO
ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・私もあずにゃん一筋だよ~
ほんぶん・あずにゃんだってスリリングとか言って楽しんだたじゃん。
それとこれとは話が別だよ~。

でも、次は和ちゃんを呼ぶのもいいかもね。そのときは私も仲間に入れてね?

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・愛してます、唯!
ほんぶん・仲間ってなんですか!?そんなに和先輩にこだわるなんて…唯の浮気者。 もう知らないっ。

でも、和先輩を無理やり引きずり込んだら、和先輩本人っていうより憂が悲しむんじゃ…

ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・結婚しよう!あずにゃん!!
ほんぶん・心配しなくてもあずにゃんから離れたるなんかしないよ~。
なんか今日のあずにゃんは素直で可愛いね♪可愛いのはいつもだけど、いつもより可愛い~。

でも、和ちゃんは私の親友でもあるかさ、せっかくならみんなで仲良くしたいじゃん。
憂も同じこと言ってくれると思うよ?

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・仲人は田井中婦妻に決まりですね!
ほんぶん・一応確認しますけど、私は唯先輩を独り占めしていいんですよね?
万が一、私が食べられそうになったらちゃんと助けてくださいね?

ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・式場はムギちゃんに相談しよっか
ほんぶん・いいよ~、あずにゃんのは私が守ったげるよ~。

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・唯、大好き!
ほんぶん・あずにゃん“の”って、そんなストレートな…///
でも嬉しかったです。唯先輩はやっぱり頼りになりますね。


62:ゆいあずメール
10/09/18 09:00:49 Q7a8t0jtO
ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・大大好き、梓!
ほんぶん・むお~、お話ししてたらまた食べたくなっちった。
明日にでも食べに行こうかな。あずにゃん、明日空いてる?

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・唯先輩ペロペロ
ほんぶん・もちろん空いてますよ!
ていうか、食べたくなっちゃったんですか///
なんなら今から行きますか?

ふろむ・梓
けんめい・(無題)
ほんぶん・ごめん、純。
明日なんだけど、急用が入っちゃって買い物行けなくなっちゃったよ。
ホントにごめんね、今度埋め合わせするから!

ふろむ・純
けんめい・なにお~
ほんぶん・ドタキャンとかマジで勘弁してよ~。
どうせ唯先輩絡みでしょ?誘われた、ねぇ誘われた?
なんか憂も急に用事できたみたいで来れなくなったんだよね。
どうせ和先輩と首輪デートだろうけど。

あたし、ぼっちじゃん!澪先輩でも誘おうかな

ふろむ・梓
けんめい・ぷっ
ほんぶん・そっか、憂も急用できたって言ってたよね。
ひとりにしちゃうのは申し訳なく思ってるけど、澪先輩って…いい加減、現実見たほうがいいよ

ふろむ・純
けんめい・今度奢ってよね~
ほんぶん・リア充爆発しろ!

ふろむ・唯センパイ(嫁)けんめい・あずにゃんペロペロ
ほんぶん・ふぃー、茹で上がった~。お風呂入ってきたよ。

うおお…今日のあずにゃんはホント素直で可愛いよぅ。
でも、こんな夜中にあずにゃんをひとりで歩かせるわけに行かないし、明日どこかに行こ?
それなら一日中一緒にいられるよ~

ふろむ・憂
けんめい・えへへ♪
ほんぶん・おねだりする和ちゃんも可愛いね♪

ふろむ・憂
けんめい・(無題)
ほんぶん・ごめん!メール誤送信しちゃった!消して貰えたら助かるなぁー…

ふろむ・梓ちゃん
けんめい・(無題)
ほんぶん・はいよ、消しとくね。
なんか私と純のふたりに送っちゃってるみたいだから、純から何か言われるかもだけど気を付けて!

ふろむ・純
けんめい・どいつもこいつもちくしょう!
ほんぶん・お前らみんな敵だ!

63:ゆいあずメール
10/09/18 09:03:43 Q7a8t0jtO
ふろむ・憂
けんめい・(無題)
ほんぶん・ありがと。ごめんね。
うん、あの…みんな敵だってメールが返ってきたよ

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・返事遅くなりました
ほんぶん・わかりました、明日が楽しみです♪
私としては湯上がりの唯先輩が気になって仕方ないですけど…

ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・いひひ~
ほんぶん・もう、あずにゃんのえっち♪
お風呂上がりなんてお互いもう見まくってるじゃん~

それじゃ明日、迎えに行く前に電話するね!

今日もあずにゃんの夢、見られるかな~

ふろむ・あずにゃん(嫁)
けんめい・おやすみなさい
ほんぶん・唯先輩の夢なら毎日見てますよ!
では、おやすみなさい。

ふろむ・唯センパイ(嫁)
けんめい・ほ~い
ほんぶん・うん、おやすみ~



唯「楽しみだな~。美味しいドネルケバブ食べれたらいいなー♪」
梓「とっておきの勝負下着用意しなきゃ!」
※梓は最初の一通目の件名を見落としてます




読みにくい書き方で申し訳ありませんでした
件名でイチャイチャするっていうのは実体験をもとにしたんですが…

64:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 09:16:49 YkhcpLAyO
>>63
じ、実体験だと…
リア充爆発しろ

65:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 10:12:29 gS1OxbfQO
>>63
もぉ、梓ったらエッチなんだからぁ~w
GJ!!

66:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 10:36:35 l6GIUjZoO
>>63
ニヤニヤが止まらない
GJ!!!

67:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 11:07:41 O5TW4HF80
>>63GJ!
気付いた時の梓の暴走が目に浮かぶw


68:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 12:56:58 tPG0mBoI0
原作受験回の梓を見ると、大学で何かある度に朝から唯の部屋を訪ねそうだな

梓「唯先輩、今日は入学式ですよ。起きてますか?」
梓「唯先輩、今日から授業が始まりますよ。起きてますか?」
梓「唯先輩、今日までにレポート提出ですよ。起きて(ry
梓「唯先輩、今日から期末試験ですよ。起(ry
梓「唯先輩、今日は学祭で(ry
梓「唯先輩、今日は私達のけっこ(ry

69:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 13:08:11 BKg9G3qH0
>>68
ちょwww最後www

70:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 13:53:48 QHKpk5DHO
誘い受けって唯みたいに無自覚に誘ってる場合も言うのかな?
今考えた言葉だが唯は天然受けって感じだな

71:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 17:35:25 malft6tkO
>>70
俺には唯はこんな感じに見える。

URLリンク(img.20ch.net)

72:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 17:45:28 BKg9G3qH0
>>71
はげどう

73:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 17:53:58 HA6tkkcv0
全体的に愛を振りまくけど、梓にだけはとびきりガチな感じという事か
唯は受けに回る時は誘い受けが似合いそうだけど、
何故か攻めだと途端にドS化するイメージがある

74:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 18:13:32 d33oKakW0
ドSは怖いのでちょっと強引くらいにとどめておいていただきたい

75:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 19:23:43 Jx6c0qrE0
ドS唯見てみたいwwww

76:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 19:57:53 mKJu/aMz0
ドS唯となると、原作唯やED唯のようなどこか超然とした雰囲気になりそうだから
余裕の笑みを浮かべながら攻めてそう

逆にドS梓は、嫉妬や会えない寂しさからドス黒いものが溜まって
余裕を失った状態でがむしゃらに攻めてそう

77:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 20:04:57 BMj9pu9w0
MAXのアンソロの二本目の梓が不憫ながら可愛い。

78:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 20:36:50 UpepUTPB0
URLリンク(img.20ch.net)

なかなかよい


79:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 21:17:38 p9OsribY0
>>78
なかなかよぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおい

80:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 21:21:48 7TXqL4gM0
微妙に既出

81:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 21:33:03 +bbn3UrKO
あずにゃんをペロペロしていいのは唯だけ!

82:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 22:08:48 gPFtRUvB0
>>78
梓が唯の頭撫でてるのがいい

83:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 22:24:45 l6GIUjZoO
>>78
規制されなきゃいいってことか
良き良きw

84:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 22:27:21 A8/H6bh5P
上書きしますか?って言われた

85:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 23:09:57 l6GIUjZoO
きららMAXのけいおん!アンソロジーが今月で終了らしい……また一つ楽しみが減ってしまったorz

86:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 23:24:10 tx9I9yLk0
唯梓
URLリンク(bbs07.skr.jp)

URLリンク(moepic3.moe-ren.net)

87:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/18 23:35:19 DeAsuioy0
阿呆なのはまだしも、板ルールくらいは守ろうな

88:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 00:21:15 kkSF2py+0
紳士の多い唯梓スレでエロを貼るとはけしからんやつだな

89:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 00:46:29 6X2RNEP+0
●エロ・下品な話題はPINKちゃんねるへ(18歳未満禁止)

90:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 02:04:35 np8U4oc9O
唯梓はエッチなことしてるより抱き合っていちゃいちゃしてる方が可愛いし興奮する

91:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 02:16:07 tt57keVL0
唯梓は抱き合っただけで妊娠してしまいそうな雰囲気だからな
ジゴロな唯と幼な妻梓

92:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 02:22:20 6O1uLfep0
多少のエロは嫌いではないぞ
抱き合ってる時に
梓「唯先輩のおっぱ///柔らかすぎるよぉ…。ちょっ、ちょっと肘でウリウリしてみようかな…」
唯「ん…。(あれ、あずにゃん肘を胸に押し付けてきてない!?)ちょ、ちょっと待ってあずにゃん!」
みたいなの

93:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 02:23:39 akx8NPlH0
重要なのは愛があるかどうかだ

94:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 04:02:43 qSQ8qrqvO
さっき受験!を見たけど本当にあったかあったかの破壊力がすごかった

あれはやばい
ヤバすぎますよ唯先輩

95:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 04:22:35 akx8NPlH0
サントラvol.2のCMで「一緒に歌おうよあずにゃ~ん」(うろ覚え)って言ってる唯がいい
ふでペンゆいあずverはTV版よりは長くなるのかな?

96:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 05:01:46 SDCaM6EZO
>>94
梓のおっぱいに後頭部押し付けてたよね

97:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 06:41:12 1rgCHPXv0
本スレの仮54見直してたら、もし梓が軽音部じゃなかったら唯との接点はなかった
みたいなレスがあった。だけど憂つながりで最終的には軽音部に誘われるみたいな。
こうしたifも面白いなあ。この設定でSS読んでみたい。

98:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 07:39:53 3UyXTewE0
接点が出来ないのは多分梓が音楽そのものに興味が無い場合とかじゃないかな
関係の起点は文化祭でライブを見たからだし

99:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 07:45:01 hjeqQBYM0
>>97
その発想はなかったわ
確かにみてみたいかも

100:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 09:04:24 hR9vdinH0
梓のwikiみてると今だに一期の設定のままでやや不満なのは俺だけじゃないはず
ツンツンしてるが唯が好きみたいなのが書いてない


101:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 10:54:46 np8U4oc9O
すべり台レベルのピンナップがまた見たいな

102:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 11:11:18 Oh20DE8wO
>>101
メガミのは「恋人繋ぎ」してたけど少し離れてるからなぁ~




関係無いが、娘が本屋で表紙みて何かを納得していたw

103:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 12:11:02 +Uv5ThtS0
平沢が毎回ゴキブリに抱きつくのがウザかったな
ワンパ過ぎるし小学生のノリで痛々しい

104:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 12:50:35 hmbqtlz1O
>>95
サントラにも審査員のおっちゃんがいたら、それはそれでおもしろいなwww

105:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 13:02:45 Y2/ZQYSNO
アニメではもう唯梓見れないのかなぁ
唯たちが全く出番無しってことはないだろうから梓との絡みも期待したいところではあるが

106:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 13:26:48 byxFKVXf0
少なくとも次回は直接的な絡みはなさそうだね
回想や妄想の中に唯たちが登場する可能性もあるが期待しすぎないのが一番

107:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 16:15:51 9iGJf9ZH0
>>106
次回予告見た瞬間、唯たちが高校に侵入してきてる感じだったから、もしかしてと期待してるんだが

108:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 16:21:20 fOBslCDc0
梓にルパンダイブする唯を何故か想像した
「あ~ずにゃ~ん」(クリカン風に)

109:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 17:08:27 X3ljOLrw0
>>102
メガミ表紙絵に不満あるとかどんだけ

110:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 17:20:37 ijoQLb200
今回のメガミ表紙は俺的に不動の1位なんだけどな…まあ人それぞれか

111:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 17:50:32 QsgWJc9V0
あずにゃんは何年かすると先輩がとれて
「唯」または「唯ちゃん」って呼びそう

112:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 17:57:50 325cSERVO
>>111
『ゆいにゃん』もアリかと

113:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 18:01:36 gvJBgKDW0
唯先輩→唯さん→唯

俺の中ではこの順だと決まってる

114:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 18:20:44 /6anhWxE0
ずっと唯先輩のままで、二人きりの時だけ呼び捨てになってほしい派

115:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 18:22:19 5i564SEVP
SSだとそんなのばっかだね

116:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 18:42:56 +DWYZzr+0
呼び捨てし合うようになるのは素敵だが、元の呼び名も二人にとっては貴重だからね
初めての後輩から呼ばれる「唯先輩」と、まさに「唯一」の呼称の「あずにゃん」

117:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 19:03:03 Oq2wp5TK0
>>108
確かpixivにそんな絵があったぜ

118:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 19:04:17 2ail2qB90
>>108

URLリンク(sukima.vip2ch.com)

119:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 19:38:50 FWh7fivo0
アニメージュ11月号[表紙・巻頭:けいおん!!/付録:A4クリアファイル3点セット]
URLリンク(www.jbook.co.jp)
>表紙「けいおん!!」唯&梓(堀口悠紀子描き下ろし)

120:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 19:55:36 c31UHvt30
>>109
いや、あれも良いんだけどね
最近、こう、ハグしたりとか、そんな感じのが少ないなぁという事で

121:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 21:56:06 +DWYZzr+0
>>119
この表紙はどんな風になるのかな
しかしアニメージュは確か4月号も唯梓が表紙だったよね
唯梓に始まり唯梓に終わる、か

122:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 22:54:29 /6anhWxE0
今録画してあった22話見てたら
ホワイトボードにあずにゃんが書いたと思しき唯の似顔絵が
めっちゃイケメン風に描いてあって吹いたw

123:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 23:29:32 B78fsVnz0
>>122
唯「たまにはあずにゃんもなんか書いてよ~」
梓「わ、私はいいです。書く物もないですし」
唯「んじゃあ私がモデルになってあげるから書いてよあずにゃーん」ダキツキ
梓「えぇー…もうしょうがないですね」

梓「はい、できましたよ」
唯「お、おおう…」
律(おいなんだあれ、ちょっとイケメンすぎないか?)
澪(…梓にはああ見えてるんだろ)
紬(あれはかっこ唯って言うの、りっちゃん澪ちゃん!)

124:梓「危機!」
10/09/20 00:20:21 KTT/TPip0
梓「ん…んん…」
梓は、腰あたりに妙な感覚を感じて目を覚ました。
ズデン
起き上がろうとするが何故か足に力が入らずそのままベッドから転げ落ちた。
梓「イタタ…」
何かおかしい、と思った梓が自分の下半身に目をやると…
ピチピチ
梓「ひいいい!」
梓の顔から血の気が引く。
両足は癒着し、床をピチピチと叩いていた。
そう、梓は人魚になってしまったのだ。
梓「とりあえず何とかしなきゃ…こんな姿唯先輩に見られたくない!」
歩こうにも歩けないのでピチピチ這い回る

125:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 01:24:32 ecmMByr00
久しぶりに1期の1話見てて思ったんだが

1期1話のシーン
URLリンク(www.dotup.org)

2期第2EDのシーン
URLリンク(www.dotup.org)

似てないか?

126:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 01:32:48 mW45PvNCO
>>125ほう…なかなか興味深い

ところで前スレ終わりらへんから未完のSS二つくらいあるよね

もう書かないんかな

127:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 03:30:15 RpomTFcd0
URLリンク(www.kent-web.com)

タイトル:唯梓「18禁じゃないよ」

唯の新居でイチャイチャする唯梓が書いてみたかっただけです。
内容を読んでもらえると、タイトルの意味がわかってもらえるかなと・・・。
興味を持たれた方は、ぜひ読んでみてください。

128:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 05:09:09 lFC2KpyP0
>>126
俺は待ってる

>>127
いいイチャイチャだGJ!
でも正直オチは読めましたww

129:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 10:06:45 mN1GmwiBO
>>122
アニメディア10月号の付録に「お受験合格必勝ノート」ってのが付いててその表紙には唯が描いた梓の似顔絵が載ってるぞ

130:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 12:31:02 XpKYyeBk0
唯梓漫画の人の新作ktkr

131:梓「危機!」
10/09/20 12:45:26 KTT/TPip0
梓「つ、疲れた…足が動かないって不便」
玄関のドアを開けようとする。
だが、腰骨が変形したために体を起こすことができない。
梓「手が届かない…」
と、ため息をついたその時…
唯「あずにゃぁぁぁぁぁーん!」
梓「ゆ、唯先輩、いつの間に?」
唯「ん、なんだこれ?」
唯は梓の尾ひれを突っついてみた。
梓「ひゃうっ!」ビクン
バチン
びっくりした梓は尾ひれで唯を思わず叩き飛ばした。
梓「か、体が勝手に?」
唯「うう…あずにゃん…」
梓「もう夢なら覚めてぇぇぇぇー!」
と叫んだところ、目覚まし時計のアラームによって一気に現実へと引き戻された。
すなわち、さっきまでの出来事は“夢”だったというわけだ。
梓「うう…悪い夢見たぁ…」
梓はいつものように準備をし、いつものように登校したのであった。
その頃…
紬「“PE-2CE”は失敗だったわ…。
今度のドッキリは何が何でも成功させるわよ…フフフ…」
<いつかは分からないが続く>

132:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 12:49:43 E0KkASH70
皆のお薦めのSS教えてくれ

133:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 12:55:30 O8N98BVu0
>>132
梓「唯センパイが猫にパイルドライバーかけられて泣いてた」
スレタイではこれが1番吹いた、内容はともかくとしてw

純「梓ってさあ、憂のお姉さんと付き合ってんの?」
これはまぁまぁ面白いよ、サクっと読めるし

134:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:04:41 F2qujS7tO
>>131
PE-2CE?
パラサイト・イブ2カスタムエディションか?

135:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:09:08 QAQYTyzcO
私とあずにゃんのサイケロックつまりセックス
えろいけど

136:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:09:15 KTT/TPip0
>>134
過去SSを参照のこと。
それにしてもつなぎ方が思い浮かばん…。

137:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:13:14 mN1GmwiBO
>>136
この人の描く唯梓漫画はけしからんな

138:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:15:57 mN1GmwiBO
間違えた>>130でした

139:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:25:19 SCy+WJQ/0
べろちゅーの人??

140:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:42:42 aTSUa52g0
>>130
来てるか? 見つからないんだが

141:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:44:06 1REUatgh0
来てるよ

142:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:44:35 NE06K4hq0
>>140
タグ「唯梓」で検索してみるべし

143:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:06:44 aTSUa52g0
>>142
検索してるのに出て来ねえw
なんだ俺が可笑しいのか・・・

144:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:14:53 m47HKa5iP
漢字間違えてるか「タグ」で検索してないかどっちかじゃね

145:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:18:59 mN1GmwiBO
R-18に引っ掛かってるとか

146:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:19:32 wnz/lRx60
はて俺も見当たらんが

147:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:42:52 k5yL+27cO
pixivの設定で閲覧制限のRー18を表示するにすれば見えると思うよ

148:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:54:19 aTSUa52g0
すまん制限してたわw
てか制限なんてあったんだ

どうもありがとう

149:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 16:01:35 F2qujS7tO
>>136
SS結構見てるんだけど……見落としてるやつかなぁ?
タイトルは何?

150:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 16:27:42 fgKzMxNm0
ブックマーク数とかで絞れたらすぐなんだがな
検索が弱すぎる


151:梓「危機!」
10/09/20 16:28:15 KTT/TPip0
ー放課後ー
律「ムギ、お茶ー!」
澪「そんなことより練習が先だろ?」
紬「お茶なら後にしましょう、とびっきりのを持ってきたから」
律「おーい、ムギー…」
唯「いつものムギちゃんらしくないなぁ…」
紬「“しめしめ…”」スッ
4人が目を離した隙に何かを取り出す
だが、梓だけは妙な雰囲気を感じ取っていた
梓「“何だろ、あの薬…”」
梓「あの…ムギ先輩?」
紬「何でもないわ」
紬「“フッフッフッフッフッフ…”」

ー練習後ー
紬「お茶が入りました~」
出されたお茶は何の変哲もなかった
梓「“一体あの薬は…って、考え過ぎか…”」
梓は何の疑問も持たずにお茶をすする…何が起こるかなど知るよしもなく
また、唯も同じく…
続く

152:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 17:25:59 KTT/TPip0
再び>>131
過去SSとは…
憂「お姉ちゃん、何かズボンもっこりしてない?」

153:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 17:37:43 F2qujS7tO
>>152
読んできた、めっさワロタw
VIPエロだったのか、見落としてたよ
サンクス!

154:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 17:54:10 MSTx+0CMO
だいぶ前だけど、台湾の人がpixivで唯梓絵描いてたのがなんか嬉しかった

唯梓に国境はない(キリッ

155:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 18:23:47 KdIPvIm80
SS投下。ツッコミどころ多々有。長いかも。何卒ご容赦頂ければと・・・。
何回かに分けて投下したいと思います。


だから今あなたに。

数年越しの、ありがとう。


高2の春。新歓ライブやら新入部員勧誘騒動やらが一段落した、とある穏やかな休日。
私は駅前で、しきりに前髪を気にしていた。
デート。
と言ったのは唯先輩。
昨日の帰り2人で寄ったコンビニで、唯先輩は雑誌に載っていたその喫茶店を見つけた。
掲載されているたくさんのケーキやパフェの写真に、唯先輩は勿論大喜びで。
案の定というか何というか、行こうと言い出した。
けれど、時間も遅いし、場所も最寄りの駅から3駅ほどと少し遠い。
今からでは無理だと私が提言すると、唯先輩はちょっとぶーたれた後に言った。
じゃあ、明日行こう。
明日は土曜日で学校も休みだ。特に予定もなかった私が承諾すると、唯先輩は。
じゃあ明日はあずにゃんと2人でお出掛けだね!デートだ!
嬉しそうにそう言っていた。
他に誰も誘わないのか訊いてみると、急だし、明日は2人で行こうよ!なんて。
私はバッグから鏡を取り出し、最終チェックをする。もう何度目かの最終チェック。
まぁ、つまりはというと。

今日は、唯先輩との初デート。なわけである。

今まで、休日などに2人っきりで出掛けるなんてことがありそうでなかった私達。
わかっている。唯先輩が使うデートという言葉に、深い意味などない。きっと誰にでも使う。
けれど、それでもやっぱり私は・・・
え?顔が赤いって?いやいや。今日はすっきりとした快晴で気温も例年より高くって、少し暑いだけですよ。
私は鏡を仕舞うと携帯電話を取り出した。
約束の時間は10時。場所は駅前。別に駅前じゃなくてもよかった気がするが、なんでも、
駅前で待ち合わせの方がデートっぽいとのことらしい。
今は約束の15分前。
寝坊するんじゃないかって心配で、先程電話してみたところ、もう家を出たと唯先輩は言っていた。
めずらしいこともあるものだ。
少し感心しつつ、やっぱりちょっと嬉しかった。
それだけ、このお出掛けを楽しみにしてくれているのかなって。
まぁ、唯先輩が楽しみにしているのは、十中八九ケーキとかパフェだろうけど。
もう一度携帯電話で時間を確認する。
そろそろ来るかな?
すると。
「あずにゃ~ん!」
聞き慣れた柔らかな声が聞こえた。
ちょっとドキッとする。
声の方を振り返ると、少し遠くで唯先輩が私に手を振っていた。お~い!なんてはしゃいだ様子で。
そんないつもの唯先輩を微笑ましく思いながらも、やはり私は呆れて、小さく溜息をこぼす。
子供ですか。
というか、大声でそのあだ名呼ばないで下さい。恥ずかしいです。
小走りで近づいてくる唯先輩に一応文句を言おうとした私。

けれど。

私は何も言うことができなかった。
驚きに、言葉を発することができなかったのだ。
徐々に近づいてくるその人に、目を見開く。
遠目には気付かなかったが、今私に近づいてくるこの人は・・・。

156:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 18:27:06 KdIPvIm80

誰?

私の視線の先には唯先輩。
唯先輩?
一瞬誰かと思った。というか。
誰っ!?
私は激しく動揺する。
いやいやいや、落ち着け。私の事をあずにゃんって呼んでいたし、あの人が唯先輩であることは間違いない。
確かに唯先輩だ。認めよう。
けれど、昨日会った唯先輩とはまるで別人で・・・。
ピンクのワンピースに茶色のレザーブルゾンを羽織って、足元はデニムとブーツ。
ちゃんとお化粧もしているようだ。
なんというか、大人っぽい・・・?
優しい目元も、ほんわかした雰囲気もそのままなのに、どこか違う。
気のせいか、髪も昨日より少し伸びている気がした。
「・・・・・・。」
いや無い!怖い!それ普通に怖いってぇぇ!

「おまたせ~。」
いつの間にかその人は目の前まで来ていた。
固まる私に、こちらの胸中など知ったこっちゃない唯先輩がにっこりと微笑む。
やっぱり、違う。
纏う空気というか、雰囲気というか、いつもよりどこか余裕があって大人で。
しかもちゃんとお洒落している。
私はなんだか子供っぽくて、ちょっと恥ずかしいな。
「あれ?あずにゃん今日はツインテールなんだ?」
「はい?」
何を言っているのだろう、この人は。
というか、ただでさえ混乱しているのに、これ以上わけわかんない事言わないでほしい。
私はいつも基本ツインテールではないか。
挨拶をしていないことにも気付かず、私はとりあえず心の中でツッコミを入れた。
「服も、今日はちょっと違うんだね。なんだか昔みたい。可愛い~。」
そう言って唯先輩は抱きついてきた。
???
服も、今日はちょっと違う?
正直、今日の服装は、私的にはいつもとなんら変わらない。この服は唯先輩も見たことがあるはずだ。
しかも昔って・・・
私と唯先輩が会ってからまだ1年くらいなのに、昔って・・・。
もしかして私達の時間の体感速度にものすっごい差異があるとか?
私には1年なのに、唯先輩には5年とか?
いや、待て、そんなわけない。
どうやら、私の思考は混迷の一途を辿っているようだった。
おかしい。
なんだこれは。
いつも以上に何を言っているのかわからない。
私は、頬をすり寄せてくる先輩を引き剥がすとガシッと肩を掴んだ。
「唯先輩。一体何なんですか?」
学校の先輩捕まえて、開口一番に何言ってんだ。と自分でも思う。
もっと他に言いようがあるだろうと。
けれど、混乱した今の私の頭ではこれが精一杯らしい。
自分にチョイスに泣けてきた。
「・・・ほえ?」
私の言葉に唯先輩はきょとんとして首を傾げる。
当然の反応だ。
「えっえっ?なに?どうしたのあずにゃん?」
「あ、いえ。」
たじろぐ私。馬鹿な質問をした上にどうしたのって訊かれた。
正直こっちが訊きたい。

157:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 18:29:06 KdIPvIm80
「あっもしかして・・・まだ、怒ってる?」
「は?」
怒る?私が怒ってると言ったか?この人は。
確かにいつも怒っている気はするが、“まだ”と言われる程の怒りに心当たりはない。
「あ、いえ。今日はいつもと雰囲気が違うのでびっくりしちゃって・・・。大人っぽいというか・・・。」
すいませんと頭を下げる。
ああもう何なんだろうなこれ。話が噛み合わな過ぎる。
とりあえずさっきの一体何なんですかという失言のフォローはしておくことにした。
「えへへ~そうかな~?」
嬉しそうな唯先輩。
「けど、あずにゃんも今日は雰囲気違うよね!高校の頃みたい!」

え?

私は耳を疑う。
コウコウセイノコロ?
「私、高校生です、けど・・・?」
「え?何言ってるの?」
唯先輩がおかしい。
「ゆい、せんぱいも、高校生で・・・。」

「私?もぉ~何言ってるのあずにゃ~ん。私達、ぴっちぴちの女子大生じゃ~ん。」

サーっと頭から血の気が引いていくのがわかった。
わけがわからない。
驚きの余り声は出そうにないので、とりあえず心の中で叫んでおくことにした。

えぇ・・・?ええええぇぇぇぇえぇえぇぇーーっっ!!!


駅前のファーストフード店で私は頭を抱えていた。
向かい側には、自分は大学生だと主張する唯先輩。
うむ、とりあえず訊いておきましょうか。
「・・・えーと。カメラ構えた律先輩はどこですか?他の先輩たちは?」
「えっ!?りっちゃん達いるの!?どこどこ!?」
唯先輩は本気で辺りをキョロキョロし出した。
なるほど。どっきり・・・ではないと。
しかし、信じられない。
未来の唯先輩が今私の目の前にいるなんて。
唯先輩の驚愕の発言から1時間。
私は、とうとう唯先輩が本格的に脳に異常をきたしたのだと混乱し、唯先輩は唯先輩で勿論色々と混乱。
様々な主張、論争、検証を経て、以下の事実が判明。現在に至るわけだか・・・。
まず第一に。“ここ”は私の時代。20××年。私達が高校生の時代である。それは新聞や色々なもので確認した。
そして、目の前にいる唯先輩の時代は20△△年。今から4年後らしい。
今日という日付と時間は同じで、曜日と年だけが違う。
つまりこれは、タイムスリップ。
時間、空間を超えて唯先輩がやってきた。んなアホな。
4年後の未来からやってきたのは、今のところ唯先輩の体、衣類、所持品。現在までに確認できているのはそれだけだ。
自分は大学生だと言い張る唯先輩を最初は思い切り胡散臭い目で見ていた私も、先輩の所持品を見て納得せざるを得なくなった。
N女子大の学生証。
たくさんのカード。
4年後日付のごちゃごちゃレシート。
驚いたことに運転免許証。
見た事のない携帯電話。(ちなみに携帯電話は電源が入らなかった。)
カードの偽造とかはよくわからないけれど、さすがにそこまで手の込んだ悪戯はしないと思う。
それに、唯先輩の証言にも態度にも嘘の色が見られない。
地味にレシートとかも効いたな。
ごちゃごちゃになって入っているって辺りが唯先輩過ぎてナチュラルだ。1カ月前のレシートとか捨てて下さい。
それでもまだ信じられない自分がいるわけだけれど・・・。

158:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 18:31:06 KdIPvIm80
唯先輩自身も、何時、どうやってここに来てしまったのかさっぱりわからないと言う。
気が付いたら4年前の私がいたそうだ。
4年後にタイムマシンでもできたのかと訊いてみると、ないないと笑われた。
じゃあどうしてこんなことに・・・なんて呟くと、どしてだろうね~というお答え。
さっきまでの動揺なんか跡形も無く消し飛んで、唯先輩はいつもの唯先輩に戻っていた。
なんでそんなに落ち着いているのか訊くと、知らない場所じゃないしあずにゃんいるしって。
なんてのん気な。順応性高過ぎです。これぞ唯先輩クオリティー。羨ましくはないですが。
「・・・どう、しましょうか?」
恐る恐る訊いてみる。本当にどうしましょう、だ。
私はいまだ混乱の中で、もうなにがなにやら。
「・・・よし!じゃあデートしよう!」
「は?」
私は思いっきり怪訝な顔をする。
「だって私今日あずにゃんとデートする予定だったんだよ?」
知りませんよそんな事。
それより今はこの状況をどうするかが先決じゃ・・・。
「・・・・・・あっ!!」
私は思わず立ち上がる。
「唯先輩っ!!」
「はひっ!!?」
「や、違くて!唯先輩は!?唯先輩!」
「??・・・ええ~?」
「・・・え~っと。つまり“今”の唯先輩です!今ここにいる唯先輩じゃなくて、過去の唯先輩です!」
ああもうっややこしいっ!!
「20××年の唯先輩はどこですか!20△△年の唯先輩!!」
そういえば私も唯先輩とデートの約束をしていたのだった。
あまりの出来事にすっぽりと抜け落ちていた。
未来の唯先輩がいるのはとりあえず認めてその棚の上にでも置いておくとして、じゃあ過去の唯先輩は?
唯先輩が今ここにいるので失念してしまっていた。
だって、未来の唯先輩とか過去の唯先輩とか、そんなの知るわけないじゃないですか!
そもそも最初は、この未来の唯先輩を唯先輩だと思っていたわけだし。
もうっなんで2人もいるんですか!?1人で十分ですよ!
「ん~、わかんない。」
唇に人差し指を当て、唯先輩が可愛く答える。
ですよね~。
「行きましょう、唯先輩。」
私はバッグを掴んだ。
「唯先輩を探します。」


続きます。できたら明日にでも。

159:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 18:50:37 dJDxHup+O
>>158
こういうのも面白いね!
続き待ってますよ♪

160:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 19:48:14 ipJ1zGQl0
>>158
そういやタイムスリップネタって少ないな
続き期待してるぞ
GJ!!!

161:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 20:30:34 6OwNvgQZO
>>158
いいね
続き待ってるよ

162:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 20:38:48 7XsixSVn0
>>158
おお…
早く続き読みたい
待ってます

163:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 20:42:32 bvHPhx8nO
こういう本編とは結び付かないようなオリジナルSSもっと見たいね!

164:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 20:56:17 IaFlTRDb0
本編と結びつかないのってどこまでが許容範囲なんだ?
例えば唯ちゃんたちの進路がバラバラとか
憂と純が急に転校してあずにゃん1人ぼっちとか
そんなのもアリなのか?

165:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:31:22 QBV/pZsnO
>>155->>158
GJ!!
期待してます

途中で遮る上にワケわかんない誰得なSS投下
数スレお借りします

166:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:32:36 QBV/pZsnO
・カードゲーム!

「あずにゃん、遊○王やろうよ!」
「また、いきなりですね」
「ねぇ~ねぇ~、やろ~よ~」
「仕方ありませんね、その代わり一回だけですよ?」
「わ~い、やった~! あずにゃん大好き~♪」

 心底嬉しそうに勢い良く抱き着く唯。

「にゃあっ!?」
「と言う訳で早速、『所有者の刻印』を発動!」
「はい?」

 呆気にとられる梓。
 それもそのはず、ゲームすら始めていないのに突然魔法カードの使用を宣言されれば当然である。

 ツッコミを入れようとした梓だったが、首筋に走った刺激によりソレは叶わなかった。

167:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:33:28 7XsixSVn0
>>164
・キャラ崩壊少なめ
・オリキャラなし

この辺が満たされてれば
自分はあんまり気にしない

168:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:34:08 QBV/pZsnO

「ゆ、唯先ぱ……ふにゃあっ!!?」

 唯は抱き着いたまま梓の首筋に吸い付き、幾つかの赤い『刻印(しるし)』を梓の白い肌につけていった――。

  ―――――。
「……これで皆にも『あずにゃんは私のモノ』って言うのが判りやすくなったね」

 梓の首にキスマークをつけてご満悦な唯は梓の耳元で優しく囁いたが梓からの反応はなかった。

「あ、あず……にゃん?」
「……ぉ」
「お?」
「……お返しです、ずっと私のターン!」

 そう言うや梓は唯をソファーに押し倒した。

「あ、あずにゃ……あ……そ、そこはらめぇ~……ふ、ふにゃあ~~~~~!!!」

 ―――――。

「さすがの唯も『リミッター解除』した梓には敵わないか……」
「それより澪、私をチューニングして一緒にシンクロ召喚しないか?」

「ねぇ、ムギちゃん。コレな~んだ?」
「さわ子先生ったら『超融合』だなんて……どんとこいです!」

 ―――――。

「ふぅ……ガッチャ!! いい決闘(デュエル)でしたよ、唯先輩♪」

・オワレ

169:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:37:22 6OwNvgQZO
>>164
好き嫌いは分かれるだろうがSSだからそういうのもありなんじゃないかな
まぁ唯梓愛があればよっぽどキャラが崩壊してない限りはどんとこいだよ

170:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:39:42 GiDsGAy/0
>>164
俺個人としては唯梓でさえあれば何でもOKなんだけど、特殊な設定を嫌う人もいるだろうから
あまりに奇抜なのは注意書きを入れるなりテキストで投下するなりVIPにスレを立てるなりした方がいいんじゃないかな

171:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:43:53 ipJ1zGQl0
>>164
基本みんなハッピーだったら良いんじゃないかと

唯達の進路がバラバラなら、週末とかにスタジオで会ってお茶して「あずにゃ~ん」って抱きつけるし
憂純が転校しても、唯が一人暮らしになるから「心配です」って理由で梓が押しかけ女房になれるし

てか心配だったらVIPでやればいいし


172:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:45:54 1REUatgh0
俺もキャラ崩壊さえしてなければどんなゆいあずもOK

173:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:46:21 ipJ1zGQl0
>>168
全く……唯梓も律澪もムギさわもエッチなのは大概にしなさいw


174:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:48:08 exEYAa4F0
>>164
唯梓なら良いと思ってるがカプスレに投下するSSは暗黙のルールというか
制限かけちゃうからな。某板のSS程自由にはできないし
とりあえず死とかキャラ改悪さえしなければ大丈夫かと

>>168
超融合は絶対出てくると思ってたw

175:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:14:40 aTSUa52g0
BADENDは駄目なのかな?
いや、えげつないBADじゃなくてさ、ちょっと物悲しい感じの奴とか

176:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:16:52 ipJ1zGQl0
>>175
未来への余韻を残す感じならおkかと

177:梓「危機!(でいいんかな、タイトル…)」
10/09/20 22:20:43 KTT/TPip0
(PM10:30頃)
梓「勉強終わり、っと」
梓母「梓、早くお風呂入っちゃいなさい」
梓「はーい」
梓「ふぅー…」
体を洗って浴槽に浸かると同時に、何故か今日の放課後飲んだお茶のことが気になりだした
梓「“何か変な味したっけなぁ…”」
と考え込むと同時に梓の体を異変が襲う
梓「足が…足が熱い!」
両足が溶け始め、一本にまとまろうとしていた
梓「なっ、何これぇ!」
必死に両足を動かしたが、癒着が剥がれる気配はない
もはやくっ付いたようにしか動かせなくなっていた
つま先は魚の尾ひれのようになり体を支えられなくなっていた
梓「ひとまず、早く上がらなきゃ!」
と思ったが足が言うことを聞かず、風呂場の床に倒れ込んだ
両腕の自由は利くようなので、両腕を使って梓は何とか風呂場から脱出した
梓「何だったんだろう…」
と思っていると、癒着した両足に更なる異変が起こる
体毛が無くなりウロコが湧き出てきた
梓「嘘、魚になっちゃう…」
梓は、止まらぬ自分の身の異変の進行をただ呆然と見ているしかできなかった
梓の足…もはや尻尾は、水揚げされた魚の如く床をビチビチと叩いたり、跳ねることしかできずそれ以外に動きはなかった
梓「もしかして、人魚?」
梓「な…何でこんなことにぃぃぃぃぃぃー!」
梓の悲鳴が近所中に響いた
(ほぼ同時刻、琴吹家)
紬「“第一段階”はひとまず成功したみたいよ、斉藤」
斉藤「それは良かった…」
紬「“あと一息で私の欲求が満たされる、ごめんね唯ちゃん、悪気はなかったのよ…”」
(そのまた同時刻、平沢家)
唯「へきしっ!」
憂「大丈夫、お姉ちゃん?」
唯「誰かウワサしてるんだよ~きっと」
憂「いや、風邪かもしれないから早めに寝たほうがいいよ、お姉ちゃん…」
唯「そうするよ、おやすみ」
憂「おやすみ」
唯は、まだ自分に良くないことが起こるとは予想すらしていなかったのだ…
続く

178:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:30:01 GiDsGAy/0
>>177
何というか……他の人のレスとかSSの投下の仕方とかをよく見た方がいいんじゃないかな
ここには決まり切ったルールがあるわけじゃないけど暗黙の了解といえるものはあるし

179:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:39:13 KTT/TPip0
>>178
やり過ぎた…。
分からぬまま書くのはやはり良くないな、うん…。

180:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:43:52 5isLHYsi0
>>175
過去に唯だと思っていたら実は唯に化けた憂でバッドエンドってSSはあったと思う

181:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:49:39 GiDsGAy/0
>>179
偉そうなこと言っちゃってごめん
でもブツ切れで投下するよりある程度話がまとまってから一気に投下した方がみんな読みやすいと思う
あとsageた方がいいかな
面白そうだから続きは期待してるよ

182:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:53:10 exEYAa4F0
>>175
バタフライエフェクトみたいなのは好きだな。まああれは特殊だが

とりあえずSS投下するなら書き終わってから投下した方がいいよ
じゃないといろいろと弊害が出るし

183:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:53:23 KTT/TPip0
>>181
まとめるの苦手だから時々ブツ切れになるのはどうも致し方ない、ごめん…。

184:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:53:29 ipJ1zGQl0
>>180
「Heaven's door girl」

URLリンク(www40.atwiki.jp)


185:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:56:51 KTT/TPip0
>>180
憂に化けた唯という逆ネタならアンソロで既に出てる。

186:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:58:55 KTT/TPip0
って、唯に化けた憂のネタもアニメで出てるんだっけな、忘れてた。

187:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:13:04 GiDsGAy/0
ストーリー性とかよりイチャイチャに重点を置いた作品だったら
唯梓wikiにある~ゆいあず、~あずゆいというタイトルのが好きかな
同じ人が書いたのかどうかは知らないけど

188:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:15:07 pYAOkp3d0
ちょっとファンタジーぽいSSになっちゃったけど書いたので投下します。
次から数レス使わせて頂きますね。

189:もしものあずにゃん
10/09/20 23:17:15 pYAOkp3d0
もしも、軽音部に入っていなかったら?
近頃、私はそんな事を考える様になっていた。

あの時、憂が誘ってくれなかったら…
あの時、憂の誘いを私が断ってたら…
今頃、私は何をしてたんだろうか?

本当に楽しかった毎日、だけど楽しかった分だけ別れが辛い。
唯先輩にとっては最後の学園祭も終わり、今は受験に向かって頑張っている時期。
自ずと軽音部の活動も減り、最近は唯先輩と過ごす時間もめっきり減ってきていた。

だからだろう、こんな事を考えてしまうのは…

もしも、軽音部に入っていなかったら、唯先輩と出会っていなかったら、唯先輩を好きになっていなかったら。
こんな辛い気持ちになんてならずに済んだかも知れないのに。

「…なんて、今更考えてもどうにもならないんだけど」

そんな呟きと共に溜息を漏らす。

「はぁ、一度は覚悟を決めた筈なのになぁ」

ベッドに横になりながら携帯を手に取る。

「あれ、メール着てるや」

いつの間に?と思いつつメールを開く。

「あ、唯先輩からだ」

携帯の画面には『唯せんぱい』の文字。

「えっと、何々…」

 from:唯せんぱい
 件名:あずにゃん、元気?
 本文:私は勉強ばっかりで疲れちゃった、あずにゃん分が足りないから補充させてよぉ><

「ふふ、唯先輩は相変わらずか」

メールを読みつつ、思わず口元が緩む。

「しっかりしてください、頑張って勉強しないと皆さんと一緒の大学に行けませんよ…と」

メールを打ち返しながら、胸の奥が少しだけ痛んだ。

「一緒の大学…か、私だけが離れ離れになっちゃうんだ」

そして、またふと考えてしまう。

「…出会わなければ良かったのかな」

最近、ふとした事でそんな風に考える事が多くなった。

「まただ…何でこんなネガティブになっちゃうんだろう」

自己嫌悪に苛まれながら溜息を吐く。その時、不意に携帯の着信音が鳴り響いた。

190:もしものあずにゃん
10/09/20 23:20:28 pYAOkp3d0
「電話…唯先輩?」
私は着信ボタンを押し、携帯を耳に当てる。
『もしもし、あずにゃん?』
おっとりとした優しいその声は間違いなく唯先輩のもの。
「どうしたんですか、こんな時間に何か用ですか?」
嬉しいくせに、つい棘のある言い方をしてしまう自分を殴ってやりたい。
『用事って訳じゃないけど、あずにゃんの声が聞きたくなって~』
「声ぐらい学校でも聞けるじゃないですか」
『そうなんだけど、この頃はあずにゃんと会える機会も減っちゃったんだもん』
「それは確かにそうかも知れませんけど…」
唯先輩も私と会えない事を寂しく思ってくれていたらしい。
『あずにゃん分が足りないから、せめて声で補充しようと思ってね』
「はぁ、声で補充出来るのならもう抱きついて来ないで下さいね」
『え~、それは駄目だよ!あずにゃんを抱きしめてこそ満タンになるんだから!』
「意味が解りません」
『ぶ~、あずにゃんのいけず』
そんな他愛のない会話を交わしながら、私の心は少しずつ満たされていく。
「それで、勉強の方は捗ってるんですか?」
『和ちゃんや憂に教わりながら頑張ってるよ~』
「いえ、和さんは解りますが憂に教わってちゃ駄目でしょ…」
『そうかなぁ、そうかもね~』
「本当にもう…」
『それでね、あずにゃん』
「はい、何ですか?」
『明日、一緒にお出かけしない?』
「何でいきなりそうなるんですか…」
『久しぶりにあずにゃんとお喋りしたいなぁって』
「今も喋ってるじゃないですか」
『電話越しじゃなくて、あずにゃんの顔を見つめながら話したいのです!』
「恥ずかしい事をさらっと言わないで下さい」
『えへへ、駄目かなぁ?』
「…勉強の方は本当に大丈夫なんでしょうね?」
『大丈夫!』
「何ですか、その根拠のない自信は…」
『えへへ~』
「もう、笑って誤魔化さないで下さい」
『あずにゃ~ん』
「…はぁ、わかりました」
『え、お出かけしてくれるの?』
「明日は特に用事もないですし、それで唯先輩の息抜きになるんでしたら構いませんよ」
『ありがと~♪あずにゃん分を補給したらきっと勉強も頑張れるよ♪』
「調子の良いことばかり言わないで下さい」
『本当だもん』
「はいはい、それじゃあ…」
そう言って、待ち合わせの場所と時間を確認する。
『じゃあ、あずにゃんまた明日ね♪』
「はい、おやすみなさい唯先輩」
『おやすみ~♪』
「…ふぅ」

携帯を閉じ、枕に顔を埋めながら軽く息を吐く。

「素直じゃないなぁ、私…」

唯先輩の声が聞けて、唯先輩に誘われて本当は凄く嬉しかったのに。

「…明日、どんな服着てこうかな」

そんな事を考えながら、私は静かに目を閉じた。

191:もしものあずにゃん
10/09/20 23:21:21 pYAOkp3d0
「ん…」

窓から差し込む眩しい光に、私は思わず目を細めた。

「ふわぁ~あ…」

枕元にあった携帯を手に取り時間を確認する。

「10時16分…」

一瞬の間を置き、全身から血の気が引いた。

「え、え、え~!?」

思わず叫んで部屋の時計を見直す。

「どうしよう、約束の時間過ぎちゃってる…」

我ながら情けない、こう言う時こそ冷静に対処しないといけないのに。

「そうだ…とりあえず唯先輩に伝えないと」

私は再び携帯を開き、唯先輩の携帯に電話を掛けようとした。

「…あれ?」

おかしい、メモリ登録してある筈の番号が出てこない。

「おかしいな」

何度やっても唯先輩の番号は出てこない、それどころか着歴にも唯先輩の名前はなかった。

「何で?昨夜、唯先輩と電話で話した所なのに…」

時間がない事に苛立ちながら携帯を操作していた矢先、ふとある事に気が付いた。

「あれ、こんなに登録件数少なかったっけ…?」

登録している番号を五十音順に流して行く。

「…ない」

私は茫然と呟いた。

「澪先輩の番号もムギ先輩の番号も律先輩の番号も…」

どんどんページを捲るが登録していた筈の番号が出てこない。

「憂のも純の番号もない…何で?」

あまりの事態に、私は携帯を握ったままの状態で暫く途方に暮れていた。

「悩んでても仕方ないか…取りあえず待ち合わせの場所に行かないと」

こうして居ても時間は止まってはくれない、既に待ち合わせの時間から40分近く過ぎている。

「唯先輩、まだ待っててくれてるかな…」

不安げに呟きながらも、唯先輩ならきっと待っていてくれていると心の何処かでは確信していた。
私は出来るだけ素早く着替えを済ませ、待ち合わせの場所へと急ぐ事にした。

192:もしものあずにゃん
10/09/20 23:24:54 pYAOkp3d0
「唯先輩!」

時刻は既に11時を過ぎていた。
待ち合わせ場所に着いた私は唯先輩の姿を懸命に探す。
「…居ない」

辺りを見回すが唯先輩の姿は何処にもなかった。
「怒って帰っちゃったのかな…」

唯先輩が怒る顔なんてまるで想像出来なかったが、この寒空の中で1時間も待たせてしまったのだから怒らせてしまう事だって有り得る話だ。
「だけど…」

私は携帯を開き呟く。
「唯先輩から連絡が一切ないって言うのも、何か不自然な気がするんだけど」

唯先輩の事だ、私が待ち合わせ時間に来てなかったら心配してメールなり電話なりして来るはずなのに。
「まさかとは思うけど…」

私はもう一つの可能性を導き出す。
「もしかして、唯先輩…まだ家で寝てるとか?」

可能性がない訳じゃない、むしろ普段の唯先輩の行動から考えるとその可能性は極めて高い。
「見た限り此処にはいないみたいだし、家の方に行ってみようかな」

私は途中で行き違わない様、周囲に気を配りながら唯先輩の家へと向かう事にした。
「あ…」

唯先輩の家に向かうべくその場を離れようとした時、視界の端にふと見知った顔が映り込んだ。
「純~!」

私は名前を呼びながら彼女に向かって軽く手を振る。しかし彼女がこちらに気付く様子はない。微かに聞こえた声に辺りを見回し首を傾げるだけだった。
「あれ、聞こえてないのかな?」

私は彼女の方へと歩きながらもう一度その名を呼ぼうとした。けれどその時、私とは正反対の方向から彼女を呼ぶ声がした。

193:もしものあずにゃん
10/09/20 23:25:43 pYAOkp3d0
「お待たせ、純ちゃん!」
「もう遅いじゃない、憂」

手を振りながらその場に現れたのは憂、急いで走って来たのか心なしか息が荒い。
「ごめんね~、お姉ちゃんが中々起きてくれなくて…」
「相変わらずだね、憂のお姉ちゃん」

二人の会話が聞こえた私はホッとして胸を撫で下ろす。
「やっぱり、唯先輩も寝坊してたんだ」

人間とは現金なもので、安心すると同時に今度は怒りが沸々と沸いて来た。
「唯先輩から誘って来たのに…ここは厳しくお説教した方が良いよね」

そんな事を考えていると、いつの間にか私は憂達の目の前まで来ていた。
「憂、純、二人揃ってお出掛け?」

私が掛けた声に二人はこちらを振り向く。
「…」
「…」

二人は私を見つめるが何も答えない。
「…?どうしたの、二人とも?」

再度の問いに、純が少し困った様な顔で口を開く。
「え、えっと…確か同じクラスの中野さんだったかな?」
「え?」

思いも寄らぬ純の返答に、私は茫然と呟いた。
「純ちゃん、クラスメイトなんだからちゃんと覚えておかないと」
「そうだよね、ごめんごめん」

憂に窘められ、純が私に向かって頭を下げる。
「ちょ…純?憂?一体、何の冗談…」
「中野梓ちゃんだよね…今日はどうしたの、梓ちゃんもここで待ち合わせしてるのかな」
「!」

憂の言葉に私は凍りついた。今の言葉はどう聞いても友達に対してじゃない、他人に対して放つそれだったから。
「梓ちゃん?」
「あ…うん、ちょっと友達と待ち合わせしてたんだけど来なくてさ」
「ああ、そうなんだ」

屈託のない笑顔で憂が言う。その表情からは私をからかおうとしている様子など微塵も感じない。
「良かったら、友達が来るまで一緒にお話してようか?」
「う、ううん…ちょっと来るの遅れてるみたいだから迎えに行く事にするよ」
「そう?それなら良いけど…」
「うん、ごめんね…ありがとう…また、ね?」

何とかそれだけを言い残し、私は逃げる様にその場を立ち去った。
「行っちゃったね、梓ちゃん」
「うん、だけど…」
「どうしたの、純ちゃん?」
「あの子って意外と明るいんだね、教室ではいつも一人で居るからちょっと驚いちゃった」
「うん、そうだね」
「…と、急がないと映画始まっちゃうね」
「本当だ、もうこんな時間」
「さて、それじゃあ行きますか」
「うん、行こっか」

194:もしものあずにゃん
10/09/20 23:29:47 pYAOkp3d0
「何で…どう言う事なの?」

憂達と別れた後、私は我武者羅に走り続けた。
「訳わかんない…」

事態が飲み込めず、私は混乱する一方だった。
「これって、まさか…」

混乱する頭を何とか働かせ、私は考えを巡らせる。そして一つの結論に達した。
「私がずっと考えてた…もしもの世界?」

ここ最近、私がずっと考えてた事。
もしも、私が軽音部に入っていなかったら?
あの時、憂が誘ってくれなかったら…
あの時、憂の誘いを私が断ってたら…
その結果が、今のこの世界なのだろうか?
もしそうならば、携帯のメモリに唯先輩達の名前がないのも納得できる。
そもそも、出会って居ないのだから携帯番号なんて知ってる筈もない。

「だけど、それなら…」

私のこの記憶は何なのだろう?出会ってもいない人を想うこの気持ちは何なのだろう?
私は足を止める。いつの間にか私は唯先輩の家の前に立っていた。
「…」

私はドアの前に立ちインターホンを押すが返答はない。
「…」

再度、インターホンを鳴らすが一向に出てくる気配はない。
「…」

三度目のインターホンを鳴らした時、家の中から微かに音が聞こえた。
「…」

その音に私の体がわずかに強張る。私の想像が正しいかどうか、唯先輩と会えば全てがはっきりとする筈だ。
暫くするとドタドタと激しい物音が聞こえ、ガチャっと言う音と共にドアが開いた。
「はい、どちらさま~?」

目の前にパジャマ姿のまま寝癖が付いたボサボサ頭の唯先輩が現れた。

195:もしものあずにゃん
10/09/20 23:32:07 pYAOkp3d0
「唯先輩」
「?」
唯先輩はキョトンとした顔で私をじっと見つめている。
「おはようございます、唯先輩」
とりあえず挨拶を交わす、今にも叫び出しそうな気持ちを抑えて静かに唯先輩の言葉を待つ。
「あ、おはようございます」
よくわからないと言った表情でそう返す。
「もう、寝惚けてるんですか…唯先輩!?」
唯先輩の反応に、私は思わず口調がきつくなってしまう。
「あの、どちらさま?」
「!」
その言葉を聞いて…私の中で何かが音を立てて崩れていく気がした。
「初めまして…だよね?」
少し訝しげな表情をしながら唯先輩が首を傾げる。
「何を…言ってるんですか、唯先輩?」
「私を先輩って呼ぶって事は二年生の子?あ、小っちゃいしもしかして一年生?」
その言葉を引き金に、ずっと抑えていた私の理性の糸がぶち切れた。
「誰の胸が小さいですって!例え唯先輩でもそんな暴言許しません!」
「えぇ!?言ってない言ってない!胸の事なんて一言も言ってないよぉ~!」
ぶち切れた私に涙目で言い訳をする唯先輩。
「今更、謝っても許しません!ヤッテヤルデス!ヤッテヤルデスヨ!」
私はその勢いのまま唯先輩に襲い掛かる。しかし、そんな私を唯先輩は真正面から抱きしめてくれた。
「よしよし、良い子良い子♪」
そう言いながら、優しく私の頭を撫でてくれる。
「ふぅふぅ…にゃ~ん♪」
「可愛い♪猫さんみたいだねぇ♪」
「にゃ~ん…はっ!?」
あまりの愉悦感に意識が飛びかけた。…と言うか飛んでいた。
「貴女、名前は何て言うの?」
「梓…中野梓です」
「梓ちゃんか…じゃあ、あずにゃんだね♪」
「あ…」
唯先輩にそう呼ばれた瞬間、私の中のもやもやが全て弾け飛んだ気がした。
「あ~ずにゃん♪」
「唯先輩…」
何だろう、ついさっきまで絶望に打ちひしがれていた気持ちが、何もなかったように解けていく感じがする。
「あずにゃんは私の事、知ってるの?」
「知ってます…唯先輩は私の大切な先輩なんですから」
「そっか、嬉しいな♪」
「だけど、唯先輩は私の事を知らないんですよね?」
「…うん」
その言葉に、またさっきの暗い感情が顔を出す。
「…」
「ねぇ、中に入って少しお話しようよ?」
私は答えなかったが、唯先輩は構わず私の手を引いて家の中へと通してくれた。

196:もしものあずにゃん
10/09/20 23:36:13 pYAOkp3d0
じゃあ、あずにゃんは本当に私の後輩だったんだね」
「はい」
「こんな可愛い後輩が居るなんて、もう一つの世界の私が羨ましいよ~」
「…そうですか?」
「うん」
唯先輩に招き入れられ、私は自分が置かれているであろう状況(あくまで想像だが)を説明した。
「私がもしも…なんてずっと考えてたからこんな事になっちゃったんでしょうか」
「もしもの世界かぁ…これってあれだよね?パラパラワールドってやつだよね?」
ちょっと待て、何だその愉快の世界は…?
「もしかしなくても、パラレルワールドの事ですか?」
「そう、それ!」
「やっぱり、何処の世界でも唯先輩は唯先輩ですね」
呆れながらそう言いつつも、心の何処かでホッとする私が居た。
「だけど、あずにゃん…『もしも』の世界をずっと考えてたって事は元の世界が嫌だったの?」
「嫌だなんて、そんな訳ありませんよ!」
「そうなんだ、じゃあ何で『もしも』なんて考えてたのかなぁ?」
「…」
唯先輩の問いに言葉が詰まる。嫌だった訳じゃない、それは誓って言える。だけど…。
「私は逃げたかったのかも知れません」
「逃げたかった?」
「私以外は三年生で、皆さん同じ大学を志望してて、もうすぐ卒業で、それで…」
「自分だけ置いて行かれる様な気がしちゃった?」
「…はい」
「ふふ、そっか」
「…何で笑うんですか?」
全てを見透かした様な唯先輩の顔に、私はちょっとムッとした。
「ごめんごめん、馬鹿にして笑った訳じゃないよ?ただ…」
「ただ、何ですか?」
「ただ、あずにゃんはどうして自分だけ置いて行かれるなんて思ったのかな~って」
「え?」
何を言ってるんだこの人は…現実に私だけが置いて行かれるじゃないか。
「あずにゃんは追いかけようとは思わないの?」
「どう言う意味ですか?」
「先に卒業して行く私達を、あずにゃんは追い掛けて来てはくれないのかな?」
「追いかける…ですか?」
「もし、今の私にあずにゃんみたいな可愛い後輩が居たら…無理矢理にでも連れて行っちゃいたいよ」
「何を言ってるんですか、そんな事出来る訳が…」
「そう、出来ないよね…気持ちではそう思っててもそんな事は現実には出来ないもん」
唯先輩の言いたい事がよくわからない。ただ、『現実には出来ない』と言う言葉に激しく感情を揺さぶられた。
「出来ないなら、どうしようもないじゃないですか」
「うん、出来ない…私には」
「私には?」
「私達が別れて、また一緒になれる方法…それが出来るのはあずにゃんだけなんだよ」
「私…だけ?」
唯先輩が真剣な顔で私を見つめる。
「先に行く私を追いかけて来てよ、あずにゃん」
「私が唯先輩を追いかける…」
「そう…追いかけて来て欲しい、あずにゃんに」
そうか…唯先輩が私を連れて行くことは出来ないけど、私が唯先輩を追いかける事は出来るんだ。
「唯先輩…」
「なぁに、あずにゃん?」
「もしも、私が追いかけて行ったら、唯先輩は私を受け止めてくれますか?」
「駄目だよ」
「え…」
「もしも…じゃ駄目」
「あ…」
「もしも…じゃない、あずにゃんの本当の気持ちを教えて?」
「私は…私は唯先輩を追いかけます、このまま終わりにはしたくないから!」
「うん、あずにゃん…待ってる♪」
「唯先輩…」

197:もしものあずにゃん
10/09/20 23:37:41 pYAOkp3d0
唯先輩が優しく私を抱きしめてくれる。甘い香りと共にその柔らかな感触が私の全てを包み込んでくれた。
「唯…先輩?」
私を包む柔らかな感覚はそのままに、少しずつ意識が遠のく。
「あずにゃん、待ってるからね…」
その言葉を最後に、私は優しい香りと感触に包まれたまま深い眠りへと誘われていった。


「ん…」
窓から差し込む眩しい光に、私は思わず目を細めた。
「ふわぁ~あ…」
枕元にあった携帯を手に取り時間を確認する。
「8時32分…」
昨夜は遅くまで起きてたせいか、普段よりも遅い起床時間。
「今日は唯先輩と出掛ける約束…を…」
そう呟いた瞬間、私は目を見開いた。
「そうだ…もしもの世界!」
私は携帯を開き、登録された番号を確認する。
「あ…」
そこには間違いなく『唯せんぱい』の番号が登録されていた。
「私、戻ってきたの?それとも夢…だったの?」
今となってはそれが現実だったのか夢だったのかはわからない。
「夢…だとしても」
ただ、私の心には明らかな変化があった。
「もう逃げない、だって私には出来るんだから」
あの人が教えてくれた。あの人が待ってるよって言ってくれた。だから私は追いかけようあの人を。
「唯先輩…」
そして、いつの日か私の想いをあの人に伝えよう。
「待ってて下さいね、唯先輩!」
ただ一言、貴女が好きです…と。



すいません、思ってた以上に長くなってしまいました。

198:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:40:47 ipJ1zGQl0
おぉぉぉぉぉ!!良いじゃないかぁ!!
夢の使い方もナイスです
GJ!!!!

199:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:41:22 exEYAa4F0
乙!10レス以内なら大丈夫だと思う

200:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:43:01 547VZknAi
乙!
とても新鮮なSSでした。

201:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:43:37 SYfaylK8O
>>197
GJ!
パラレルワールドの梓は帰宅部なのかw

202:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 00:24:23 RpSPuWm10
>>197
すんごい良かった
唯先輩の包容力は万世界共通やでホンマ

203:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 00:38:27 dbWHS6u9O
特殊なストーリーの唯梓いいね!

204:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 00:48:43 HJkSsKl50
どこに行っても唯先輩が優しすぎていいな

205:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 01:06:34 gwEeFeM10
梓が全力でぶつかれる相手は唯だけなのかもな
そして唯はそれをすべて受け止めてくれる

206:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 01:07:23 E8FSxQjf0
URLリンク(skm.vip2ch.com)

アニメでこんなんだったら吹いてた

207:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 01:27:44 NU/3m3+GO
これはこれでなかなか…

208:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 01:28:47 NST2LtGT0
>>125
あずの頭、でかすぎだなw

209:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 01:52:53 rLP/iwQs0
>>206
なんというデレデレ・・・

210:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 03:36:06 r1voNJE70
※ニコニコ注意
URLリンク(www.nicovideo.jp)

なにこれ凄く癒されるんだが

211:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 05:37:42 MEgcaM4X0
唯が大好き梓は天使

212:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 07:41:45 rCU/GioF0
>>210
梓の表情変化がたまらんw

二期の唯梓プッシュにもかかわらず唯梓動画って少ないよな
もう最終回を迎えたわけだし、唯梓総集編とか見てみたいと思う今日この頃

213:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 10:54:17 JFkD3aYWO
>>212
それなりに増えたとは思うけどやっぱり二期後半は素材不足だったかな
MADに使えそうな話は16、19、24話くらいだし
(22話のあったかあったかと23話の抱きつき頬擦りもかな)


214:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 11:31:45 ft8yj/JX0
「きららMAX」の「けいおん!」アンソロ最終回には、
なかなかの唯梓ネタが。
卒業後、部室に一人残った梓が、唯を思って……っていう。

215:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 11:39:15 6fBh1ywd0
>>206
「中野うるせえ」ってとこツボったw

216:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 11:45:03 4KYCEDuPO
梓「唯先輩にならペロペロ(^ω^)されてもいいです!」

217:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 13:30:10 vOjZHP2XO
もし唯と梓に子供ができたら、何て名付けるんだろう?
二人の名前を取って、あゆちゃん、ゆずちゃんとかかな。

218:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 13:40:09 ytxLCVrj0
唯と梓の子供だから椎(しい)ちゃんという可能性も

219:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 14:02:35 iPrYRKsE0
梓が唯の子を産むのか、唯が梓の子を産むのか…
両方?

220:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 14:47:31 EneIoYos0
まだマウスレベルだが卵子どうしから受精卵を作る事には成功してるんだぜ
胚細胞から精子卵子を作成する事もできるつまり

221:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:02:22 XNUg+1nLO
iPS細胞に期待だな!

222:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:07:14 9hG3Ceq00
俺ら終了のお知らせか

223:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:14:46 JFkD3aYWO
見た目唯で性格梓の子か
見た目梓で性格唯の子か

224:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:16:24 t91OUuUh0
わたしは一向にかまわんッッ!

225:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:26:20 UsjWSZAwO
椎とゆずはSSや渋の漫画で既出だけど、あゆは初かな?

226:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:51:13 WJwaaiHR0
烈海王www

227:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:19:51 ZCw+IGNu0
SS投下します。>>158の続きです。


とりあえず待ち合わせの場所に向かいながら、唯先輩に今日の事を掻い摘んで話した。
2人で出掛ける約束をしたこと、電話をしたらもう家を出たと言っていたこと。
唯先輩は聞きながら「ん~」なんて考え事をしていたけど、今は気にしていられない。
もしかしたら先輩を待ちぼうけさせているかもしれないのだ。
でも唯先輩も、約束の場所に着いて私がいなかったら、電話とか・・・。
電話っ!!
そうだ!電話してみよう!
ほんとに今日はダメダメだ、私。

しかし、唯先輩の電話は通じなかった。
そして、約束の場所にもいなかった。

もしかしたら怒って帰ってしまったのかもしれない。
家の電話に掛けてみると、憂が出た。
『あっ、梓ちゃん?どうしたの?』
「あ、憂。うんあの、唯先輩は・・・。」
『え?お姉ちゃん?今日は梓ちゃんとデートでしょ?』
どうやら家にもいないようだ。
私は唯先輩に小さく首を振り、過去の唯先輩が家にいないことを教えた。
『梓ちゃん?何かあったの?』
「あ、その・・・。」
しまった。考えなしに電話してしまった為、なんと言っていいかわからず私は口籠る。
憂に、あまり変な心配はさせたくない。
しかも、この状況をどうやって説明すればいいのかもわからない。
今電話で説明なんかしたら、私は間違いなく痛い子確定だ。そんな汚名は無論御免こうむりたい。
すると、唯先輩が私から電話を取り上げた。
「あ、憂~?実はね、私さっき携帯落としちゃってさ~。」
唯先輩が話し始める。
「で、壊れたみたいだから今日は使えないかも。うん、明日修理に出すよ。だから連絡とれなく
ても心配しないで~。もしかしたらその内直るかもしれないし。だから、用事があったらあずに
ゃんの携帯ね。うん、じゃね~。」
そう言って唯先輩は電話を切った。
「唯先輩!?」
「うん。とりあえず今はこうしておかない?憂にも心配かけたくないし。」
確かにこの状況が一時的なものならそれは賛成だが。
もし、未来の唯先輩が帰れないなんてことになったら・・・?
過去の唯先輩が見つからなかったら・・・?
この状態が続くようなら、心配かけたくないなどど言ってはいられない。
それに、過去の唯先輩の行動によっては、私達の言動は憂や周りの人達に疑念を与えてしまう。
いや、まぁ、その時は、ありのままをすべて正直に話せばいいだけなのだが・・・。
って、違くて。そんなことよりも今はまず。
「・・・でも、唯先輩は・・・?」
過去の、この時代の唯先輩は、今どこに?
「もしかしたら、今頃未来であずにゃんとデートしてたりしてね。」
「何のん気なこと言ってんですか!」

私は再び唯先輩捜索を開始した。
考えたくもないが、どこかで事故にあった可能性だってある。
今朝電話で歩いていると言っていた通りを、唯先輩の家までの道を、公園を、お店を探す。
唯先輩にも、唯先輩の行きそうな場所を探してもらった。
なんかシュールだ。
「・・・どうしよう。もしかしたら、何か事件とかに巻き込まれて・・・。」
「それはないよ。」
心配で、不安で、だんだん青ざめていく私の言葉を、唯先輩は軽く一蹴した。
「だって、4年後の私が今こうしてここにいるわけだし。」
「・・・それは、・・・そう、ですけど・・・。」
その理屈は合っているような合っていないような。

228:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:22:18 ZCw+IGNu0
そもそも4年後の唯先輩がここにいることがおかしいわけだし。
唯先輩が未来から来たことによって、タイムパラドックスが起きないとも限らない。
起きていない何かが起きて、未来が変わる。
だから、この唯先輩も・・・
「・・・・・・。」
?あれ?また何か抜けている。
「あの、唯先輩。」
「ほい?」
「唯先輩は未来から来たんですよね?」
「ええ~?まだ信じてくれてないの~?タイムスリッパとかよくわかんないけど、私の記憶は大学3
年生まであるよ?」
タイムスリップです。重みが一気に急降下するのでそういう間違いやめて下さい。
じゃなくて。
「そう、記憶ですよ!唯先輩が4年後から来たのなら、今日の記憶だってあるはずでしょ!?」
そうだ。この現象が起こるべくして起きたのなら、ここにいる唯先輩も経験しているはずだ。
今、過去の唯先輩がどこにいるのか知っている。
「唯先輩はどこですか!?唯先輩!」
「ええ~っ?4年前の事なんて覚えてないよ~。」
私ガックリ。
意気込んでいただけに凄いガックリ。
「今日って確かあずにゃんとの初デートの日だよね?楽しかった記憶しかないよ?」
つまり、未来の唯先輩は4年前の今日、4年前の私と普通にデートを楽しんだということですね?
過去だとか未来だとか、そんなものには一切関わりなく。
はい。タイムパラドックスきましたよ、これ。
しかし、これで未来が変わってしまうとなると、一体どうなるのだろう。
ここにいる唯先輩も変わってしまうのだろうか。
なにせ、今のこの出来事を唯先輩は過去に経験していないわけだから。
平行世界。パラレルワールド。
俄かには信じ難い話だ。
「ね、あずにゃん。やっぱり過去の私は、未来にいるんじゃないのかな?」
「え?」
私は、その言葉に内心ギクリとする。
私にもその考えがないわけではなかった。
だって、こうも跡形もなく消えた過去の唯先輩の説明がつかない。
私が過去の唯先輩と最後に電話をしたのが9時半頃で、今の唯先輩が現れたのが9時50分頃。
唯先輩は9時半の電話で、あと20分くらいで着くと言っていたから、それはつまり、未来の唯先輩
が現れたのとほぼ同時刻だった。
未来の唯先輩が現れてからも、しばらくその場にいたのだから、もし過去の唯先輩が約束の場所に来
たのなら、私達に気付いたはずだ。
けれど、唯先輩の姿は見えず、携帯電話も通じない。
あの人通りの多い通りで、事件など起きるだろうか。事故があったのなら、今頃きっと大騒ぎになっ
ているだろうし。
未来の唯先輩の行動も、行動時間も、過去の唯先輩とほぼ同じだという。
この類似性。
同じ月日、同じ時間、同じ行動、ついでに待ち合わせの場所も、待ち合わせしていた人も同じ。
その類似が、タイムスリップの要因と考えられなくもないのか。
あの20分の間に、未来の唯先輩と過去の唯先輩が・・・入れ替わった?
事故とか事件に巻き込まれたよりも、そっちの方が可能性が高い気が・・・
高いか?
タイムスリップという現実離れした現象をいまだに受け入れきれない私がいる。
まぁとにかく、未来の唯先輩がここにいるという事実を踏まえると、無くはないことである。
だけど、この唯先輩が過去にこの事態を経験していないのなら、唯先輩が無事かどうかも当てになら
ないし。
「よしっ、じゃあ、気を取り直してデートしよっか!」
「はい?」
何言ってんだ、この人は。
「だって、私今日あずにゃんとデートの予定だったんだよ?あずにゃんもでしょ?」
「・・・いや、今それどころじゃないですから。この状況わかってますか?」
「う~ん。わかってるけど、でもどうにもできないし。」

229:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:24:49 ZCw+IGNu0
確かにその通りではある。どうしたらいいのかさっぱりだ。
だが、何故そこでデートとするという選択肢が生まれるのか分からない。
「や、とにかく誰か他に・・・。えと、先輩方にでも事情を説明して・・・。」
もう私一人の手には負えない。やはりここは他にも誰か・・・。
「過去の私は未来のあずにゃんに任せれば大丈夫だよ。約束の時間も場所も同じだし、
きっと会えてる。」
「いや、だから、唯先輩が未来に行ったとは限らないんじゃ・・・。」
「ほら行こ!あずにゃん!」
「えっ!?ちょっ、唯先輩!?」
私の言葉など遮って、唯先輩は力強く私の手を取った。


電車に揺られること20分。
まだぶつぶつと言っている私の手を引いて、唯先輩はあの喫茶店に向かっていた。
今日そこに行く予定だったと私が話したからか、4年前のことを思い出したからか。
途中私は何度も言った。
このままではダメだ、こんなことをしている場合ではないと。
しかし、どうしていいのか見当もつかないのも事実で。
結局は「まぁまぁなるようにしかならないんだし~」なんて、唯先輩に宥められていた。
確かに、過去の唯先輩に関しては、未来にいるのではないかという考えが強くなっている。
だって現に、未来の唯先輩がここにいるのだから。
過去に来られるのなら、未来に行くことだってできる・・・・・・のか?
いまだ半信半疑ではあるけれど。
「今日はいいお天気だね~あずにゃん。」
「はぁ、そうですね。」
ほんと、何を考えているんだ、この人は。
自分だって、未来に帰れなくなってしまうかもしれないのに。

駅を出て、その足は迷うことなくあの喫茶店に向かっているようだった。
そこで漠然と思う。
ああ、この人は店の場所をちゃんと知っているのだと。
この人は昨日の唯先輩ではない、4年後の唯先輩なのだと。
なんとなく、納得してしまう。
行ったことがないと言っていた昨日の唯先輩なら、絶対迷子になっていたはずだ。
「あそこのパフェはねぇ、ちっちゃいたい焼きが乗ってるのもあるんだよ?あずにゃんあれ大好き
なんだ。」
それは昨日雑誌で見たので私も知っていた。
すごく美味しそうだなって思ったし、今日食べようと決めていた。
しかし、私の知らない私を語る唯先輩。
なんだか変な感じだ。
「あの、唯先輩。」
「ん~?」
「唯先輩はN女子大に行ったんですよね?」
あまり未来のことを聞くのはよくない気がしたけれど、少しくらいならいいだろうか。
「うん、そうだよ~。りっちゃんも澪ちゃんもムギちゃんも、みんな一緒。」
すごいな。あそこ名門なのに。
「あの、・・・私は?」
「ん?もちろんあずにゃんも一緒だよ!」
「本当ですか!?」
嬉しさに、私は思わず唯先輩の手を両手で掴んだ。
「うん、ほんと。」
「じゃあバンドは!?放課後ティータイムは!?」
「もっちろん続けてますとも!5人みんな一緒だよ~。」
わぁ。わぁ。わぁ~。
どうしよう。凄く嬉しい。
困ったところもあるけれど、先輩達と一緒にいるのは楽しくて、演奏するのも楽しくて、ずっと一緒
にやっていけたらな~なんて思っていた。
それが、4年後も一緒にいられるなんて。
「ふふ、あずにゃんやっと笑ってくれたね。」
「え?あっ、え~と・・・。」


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch