【けいおん!】唯×梓スレ 11at ANICHARA2
【けいおん!】唯×梓スレ 11 - 暇つぶし2ch100:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 09:04:24 hR9vdinH0
梓のwikiみてると今だに一期の設定のままでやや不満なのは俺だけじゃないはず
ツンツンしてるが唯が好きみたいなのが書いてない


101:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 10:54:46 np8U4oc9O
すべり台レベルのピンナップがまた見たいな

102:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 11:11:18 Oh20DE8wO
>>101
メガミのは「恋人繋ぎ」してたけど少し離れてるからなぁ~




関係無いが、娘が本屋で表紙みて何かを納得していたw

103:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 12:11:02 +Uv5ThtS0
平沢が毎回ゴキブリに抱きつくのがウザかったな
ワンパ過ぎるし小学生のノリで痛々しい

104:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 12:50:35 hmbqtlz1O
>>95
サントラにも審査員のおっちゃんがいたら、それはそれでおもしろいなwww

105:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 13:02:45 Y2/ZQYSNO
アニメではもう唯梓見れないのかなぁ
唯たちが全く出番無しってことはないだろうから梓との絡みも期待したいところではあるが

106:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 13:26:48 byxFKVXf0
少なくとも次回は直接的な絡みはなさそうだね
回想や妄想の中に唯たちが登場する可能性もあるが期待しすぎないのが一番

107:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 16:15:51 9iGJf9ZH0
>>106
次回予告見た瞬間、唯たちが高校に侵入してきてる感じだったから、もしかしてと期待してるんだが

108:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 16:21:20 fOBslCDc0
梓にルパンダイブする唯を何故か想像した
「あ~ずにゃ~ん」(クリカン風に)

109:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 17:08:27 X3ljOLrw0
>>102
メガミ表紙絵に不満あるとかどんだけ

110:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 17:20:37 ijoQLb200
今回のメガミ表紙は俺的に不動の1位なんだけどな…まあ人それぞれか

111:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 17:50:32 QsgWJc9V0
あずにゃんは何年かすると先輩がとれて
「唯」または「唯ちゃん」って呼びそう

112:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 17:57:50 325cSERVO
>>111
『ゆいにゃん』もアリかと

113:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 18:01:36 gvJBgKDW0
唯先輩→唯さん→唯

俺の中ではこの順だと決まってる

114:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 18:20:44 /6anhWxE0
ずっと唯先輩のままで、二人きりの時だけ呼び捨てになってほしい派

115:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 18:22:19 5i564SEVP
SSだとそんなのばっかだね

116:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 18:42:56 +DWYZzr+0
呼び捨てし合うようになるのは素敵だが、元の呼び名も二人にとっては貴重だからね
初めての後輩から呼ばれる「唯先輩」と、まさに「唯一」の呼称の「あずにゃん」

117:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 19:03:03 Oq2wp5TK0
>>108
確かpixivにそんな絵があったぜ

118:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 19:04:17 2ail2qB90
>>108

URLリンク(sukima.vip2ch.com)

119:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 19:38:50 FWh7fivo0
アニメージュ11月号[表紙・巻頭:けいおん!!/付録:A4クリアファイル3点セット]
URLリンク(www.jbook.co.jp)
>表紙「けいおん!!」唯&梓(堀口悠紀子描き下ろし)

120:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 19:55:36 c31UHvt30
>>109
いや、あれも良いんだけどね
最近、こう、ハグしたりとか、そんな感じのが少ないなぁという事で

121:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 21:56:06 +DWYZzr+0
>>119
この表紙はどんな風になるのかな
しかしアニメージュは確か4月号も唯梓が表紙だったよね
唯梓に始まり唯梓に終わる、か

122:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 22:54:29 /6anhWxE0
今録画してあった22話見てたら
ホワイトボードにあずにゃんが書いたと思しき唯の似顔絵が
めっちゃイケメン風に描いてあって吹いたw

123:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/19 23:29:32 B78fsVnz0
>>122
唯「たまにはあずにゃんもなんか書いてよ~」
梓「わ、私はいいです。書く物もないですし」
唯「んじゃあ私がモデルになってあげるから書いてよあずにゃーん」ダキツキ
梓「えぇー…もうしょうがないですね」

梓「はい、できましたよ」
唯「お、おおう…」
律(おいなんだあれ、ちょっとイケメンすぎないか?)
澪(…梓にはああ見えてるんだろ)
紬(あれはかっこ唯って言うの、りっちゃん澪ちゃん!)

124:梓「危機!」
10/09/20 00:20:21 KTT/TPip0
梓「ん…んん…」
梓は、腰あたりに妙な感覚を感じて目を覚ました。
ズデン
起き上がろうとするが何故か足に力が入らずそのままベッドから転げ落ちた。
梓「イタタ…」
何かおかしい、と思った梓が自分の下半身に目をやると…
ピチピチ
梓「ひいいい!」
梓の顔から血の気が引く。
両足は癒着し、床をピチピチと叩いていた。
そう、梓は人魚になってしまったのだ。
梓「とりあえず何とかしなきゃ…こんな姿唯先輩に見られたくない!」
歩こうにも歩けないのでピチピチ這い回る

125:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 01:24:32 ecmMByr00
久しぶりに1期の1話見てて思ったんだが

1期1話のシーン
URLリンク(www.dotup.org)

2期第2EDのシーン
URLリンク(www.dotup.org)

似てないか?

126:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 01:32:48 mW45PvNCO
>>125ほう…なかなか興味深い

ところで前スレ終わりらへんから未完のSS二つくらいあるよね

もう書かないんかな

127:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 03:30:15 RpomTFcd0
URLリンク(www.kent-web.com)

タイトル:唯梓「18禁じゃないよ」

唯の新居でイチャイチャする唯梓が書いてみたかっただけです。
内容を読んでもらえると、タイトルの意味がわかってもらえるかなと・・・。
興味を持たれた方は、ぜひ読んでみてください。

128:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 05:09:09 lFC2KpyP0
>>126
俺は待ってる

>>127
いいイチャイチャだGJ!
でも正直オチは読めましたww

129:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 10:06:45 mN1GmwiBO
>>122
アニメディア10月号の付録に「お受験合格必勝ノート」ってのが付いててその表紙には唯が描いた梓の似顔絵が載ってるぞ

130:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 12:31:02 XpKYyeBk0
唯梓漫画の人の新作ktkr

131:梓「危機!」
10/09/20 12:45:26 KTT/TPip0
梓「つ、疲れた…足が動かないって不便」
玄関のドアを開けようとする。
だが、腰骨が変形したために体を起こすことができない。
梓「手が届かない…」
と、ため息をついたその時…
唯「あずにゃぁぁぁぁぁーん!」
梓「ゆ、唯先輩、いつの間に?」
唯「ん、なんだこれ?」
唯は梓の尾ひれを突っついてみた。
梓「ひゃうっ!」ビクン
バチン
びっくりした梓は尾ひれで唯を思わず叩き飛ばした。
梓「か、体が勝手に?」
唯「うう…あずにゃん…」
梓「もう夢なら覚めてぇぇぇぇー!」
と叫んだところ、目覚まし時計のアラームによって一気に現実へと引き戻された。
すなわち、さっきまでの出来事は“夢”だったというわけだ。
梓「うう…悪い夢見たぁ…」
梓はいつものように準備をし、いつものように登校したのであった。
その頃…
紬「“PE-2CE”は失敗だったわ…。
今度のドッキリは何が何でも成功させるわよ…フフフ…」
<いつかは分からないが続く>

132:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 12:49:43 E0KkASH70
皆のお薦めのSS教えてくれ

133:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 12:55:30 O8N98BVu0
>>132
梓「唯センパイが猫にパイルドライバーかけられて泣いてた」
スレタイではこれが1番吹いた、内容はともかくとしてw

純「梓ってさあ、憂のお姉さんと付き合ってんの?」
これはまぁまぁ面白いよ、サクっと読めるし

134:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:04:41 F2qujS7tO
>>131
PE-2CE?
パラサイト・イブ2カスタムエディションか?

135:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:09:08 QAQYTyzcO
私とあずにゃんのサイケロックつまりセックス
えろいけど

136:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:09:15 KTT/TPip0
>>134
過去SSを参照のこと。
それにしてもつなぎ方が思い浮かばん…。

137:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:13:14 mN1GmwiBO
>>136
この人の描く唯梓漫画はけしからんな

138:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:15:57 mN1GmwiBO
間違えた>>130でした

139:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:25:19 SCy+WJQ/0
べろちゅーの人??

140:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:42:42 aTSUa52g0
>>130
来てるか? 見つからないんだが

141:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:44:06 1REUatgh0
来てるよ

142:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 14:44:35 NE06K4hq0
>>140
タグ「唯梓」で検索してみるべし

143:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:06:44 aTSUa52g0
>>142
検索してるのに出て来ねえw
なんだ俺が可笑しいのか・・・

144:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:14:53 m47HKa5iP
漢字間違えてるか「タグ」で検索してないかどっちかじゃね

145:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:18:59 mN1GmwiBO
R-18に引っ掛かってるとか

146:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:19:32 wnz/lRx60
はて俺も見当たらんが

147:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:42:52 k5yL+27cO
pixivの設定で閲覧制限のRー18を表示するにすれば見えると思うよ

148:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 15:54:19 aTSUa52g0
すまん制限してたわw
てか制限なんてあったんだ

どうもありがとう

149:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 16:01:35 F2qujS7tO
>>136
SS結構見てるんだけど……見落としてるやつかなぁ?
タイトルは何?

150:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 16:27:42 fgKzMxNm0
ブックマーク数とかで絞れたらすぐなんだがな
検索が弱すぎる


151:梓「危機!」
10/09/20 16:28:15 KTT/TPip0
ー放課後ー
律「ムギ、お茶ー!」
澪「そんなことより練習が先だろ?」
紬「お茶なら後にしましょう、とびっきりのを持ってきたから」
律「おーい、ムギー…」
唯「いつものムギちゃんらしくないなぁ…」
紬「“しめしめ…”」スッ
4人が目を離した隙に何かを取り出す
だが、梓だけは妙な雰囲気を感じ取っていた
梓「“何だろ、あの薬…”」
梓「あの…ムギ先輩?」
紬「何でもないわ」
紬「“フッフッフッフッフッフ…”」

ー練習後ー
紬「お茶が入りました~」
出されたお茶は何の変哲もなかった
梓「“一体あの薬は…って、考え過ぎか…”」
梓は何の疑問も持たずにお茶をすする…何が起こるかなど知るよしもなく
また、唯も同じく…
続く

152:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 17:25:59 KTT/TPip0
再び>>131
過去SSとは…
憂「お姉ちゃん、何かズボンもっこりしてない?」

153:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 17:37:43 F2qujS7tO
>>152
読んできた、めっさワロタw
VIPエロだったのか、見落としてたよ
サンクス!

154:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 17:54:10 MSTx+0CMO
だいぶ前だけど、台湾の人がpixivで唯梓絵描いてたのがなんか嬉しかった

唯梓に国境はない(キリッ

155:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 18:23:47 KdIPvIm80
SS投下。ツッコミどころ多々有。長いかも。何卒ご容赦頂ければと・・・。
何回かに分けて投下したいと思います。


だから今あなたに。

数年越しの、ありがとう。


高2の春。新歓ライブやら新入部員勧誘騒動やらが一段落した、とある穏やかな休日。
私は駅前で、しきりに前髪を気にしていた。
デート。
と言ったのは唯先輩。
昨日の帰り2人で寄ったコンビニで、唯先輩は雑誌に載っていたその喫茶店を見つけた。
掲載されているたくさんのケーキやパフェの写真に、唯先輩は勿論大喜びで。
案の定というか何というか、行こうと言い出した。
けれど、時間も遅いし、場所も最寄りの駅から3駅ほどと少し遠い。
今からでは無理だと私が提言すると、唯先輩はちょっとぶーたれた後に言った。
じゃあ、明日行こう。
明日は土曜日で学校も休みだ。特に予定もなかった私が承諾すると、唯先輩は。
じゃあ明日はあずにゃんと2人でお出掛けだね!デートだ!
嬉しそうにそう言っていた。
他に誰も誘わないのか訊いてみると、急だし、明日は2人で行こうよ!なんて。
私はバッグから鏡を取り出し、最終チェックをする。もう何度目かの最終チェック。
まぁ、つまりはというと。

今日は、唯先輩との初デート。なわけである。

今まで、休日などに2人っきりで出掛けるなんてことがありそうでなかった私達。
わかっている。唯先輩が使うデートという言葉に、深い意味などない。きっと誰にでも使う。
けれど、それでもやっぱり私は・・・
え?顔が赤いって?いやいや。今日はすっきりとした快晴で気温も例年より高くって、少し暑いだけですよ。
私は鏡を仕舞うと携帯電話を取り出した。
約束の時間は10時。場所は駅前。別に駅前じゃなくてもよかった気がするが、なんでも、
駅前で待ち合わせの方がデートっぽいとのことらしい。
今は約束の15分前。
寝坊するんじゃないかって心配で、先程電話してみたところ、もう家を出たと唯先輩は言っていた。
めずらしいこともあるものだ。
少し感心しつつ、やっぱりちょっと嬉しかった。
それだけ、このお出掛けを楽しみにしてくれているのかなって。
まぁ、唯先輩が楽しみにしているのは、十中八九ケーキとかパフェだろうけど。
もう一度携帯電話で時間を確認する。
そろそろ来るかな?
すると。
「あずにゃ~ん!」
聞き慣れた柔らかな声が聞こえた。
ちょっとドキッとする。
声の方を振り返ると、少し遠くで唯先輩が私に手を振っていた。お~い!なんてはしゃいだ様子で。
そんないつもの唯先輩を微笑ましく思いながらも、やはり私は呆れて、小さく溜息をこぼす。
子供ですか。
というか、大声でそのあだ名呼ばないで下さい。恥ずかしいです。
小走りで近づいてくる唯先輩に一応文句を言おうとした私。

けれど。

私は何も言うことができなかった。
驚きに、言葉を発することができなかったのだ。
徐々に近づいてくるその人に、目を見開く。
遠目には気付かなかったが、今私に近づいてくるこの人は・・・。

156:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 18:27:06 KdIPvIm80

誰?

私の視線の先には唯先輩。
唯先輩?
一瞬誰かと思った。というか。
誰っ!?
私は激しく動揺する。
いやいやいや、落ち着け。私の事をあずにゃんって呼んでいたし、あの人が唯先輩であることは間違いない。
確かに唯先輩だ。認めよう。
けれど、昨日会った唯先輩とはまるで別人で・・・。
ピンクのワンピースに茶色のレザーブルゾンを羽織って、足元はデニムとブーツ。
ちゃんとお化粧もしているようだ。
なんというか、大人っぽい・・・?
優しい目元も、ほんわかした雰囲気もそのままなのに、どこか違う。
気のせいか、髪も昨日より少し伸びている気がした。
「・・・・・・。」
いや無い!怖い!それ普通に怖いってぇぇ!

「おまたせ~。」
いつの間にかその人は目の前まで来ていた。
固まる私に、こちらの胸中など知ったこっちゃない唯先輩がにっこりと微笑む。
やっぱり、違う。
纏う空気というか、雰囲気というか、いつもよりどこか余裕があって大人で。
しかもちゃんとお洒落している。
私はなんだか子供っぽくて、ちょっと恥ずかしいな。
「あれ?あずにゃん今日はツインテールなんだ?」
「はい?」
何を言っているのだろう、この人は。
というか、ただでさえ混乱しているのに、これ以上わけわかんない事言わないでほしい。
私はいつも基本ツインテールではないか。
挨拶をしていないことにも気付かず、私はとりあえず心の中でツッコミを入れた。
「服も、今日はちょっと違うんだね。なんだか昔みたい。可愛い~。」
そう言って唯先輩は抱きついてきた。
???
服も、今日はちょっと違う?
正直、今日の服装は、私的にはいつもとなんら変わらない。この服は唯先輩も見たことがあるはずだ。
しかも昔って・・・
私と唯先輩が会ってからまだ1年くらいなのに、昔って・・・。
もしかして私達の時間の体感速度にものすっごい差異があるとか?
私には1年なのに、唯先輩には5年とか?
いや、待て、そんなわけない。
どうやら、私の思考は混迷の一途を辿っているようだった。
おかしい。
なんだこれは。
いつも以上に何を言っているのかわからない。
私は、頬をすり寄せてくる先輩を引き剥がすとガシッと肩を掴んだ。
「唯先輩。一体何なんですか?」
学校の先輩捕まえて、開口一番に何言ってんだ。と自分でも思う。
もっと他に言いようがあるだろうと。
けれど、混乱した今の私の頭ではこれが精一杯らしい。
自分にチョイスに泣けてきた。
「・・・ほえ?」
私の言葉に唯先輩はきょとんとして首を傾げる。
当然の反応だ。
「えっえっ?なに?どうしたのあずにゃん?」
「あ、いえ。」
たじろぐ私。馬鹿な質問をした上にどうしたのって訊かれた。
正直こっちが訊きたい。

157:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 18:29:06 KdIPvIm80
「あっもしかして・・・まだ、怒ってる?」
「は?」
怒る?私が怒ってると言ったか?この人は。
確かにいつも怒っている気はするが、“まだ”と言われる程の怒りに心当たりはない。
「あ、いえ。今日はいつもと雰囲気が違うのでびっくりしちゃって・・・。大人っぽいというか・・・。」
すいませんと頭を下げる。
ああもう何なんだろうなこれ。話が噛み合わな過ぎる。
とりあえずさっきの一体何なんですかという失言のフォローはしておくことにした。
「えへへ~そうかな~?」
嬉しそうな唯先輩。
「けど、あずにゃんも今日は雰囲気違うよね!高校の頃みたい!」

え?

私は耳を疑う。
コウコウセイノコロ?
「私、高校生です、けど・・・?」
「え?何言ってるの?」
唯先輩がおかしい。
「ゆい、せんぱいも、高校生で・・・。」

「私?もぉ~何言ってるのあずにゃ~ん。私達、ぴっちぴちの女子大生じゃ~ん。」

サーっと頭から血の気が引いていくのがわかった。
わけがわからない。
驚きの余り声は出そうにないので、とりあえず心の中で叫んでおくことにした。

えぇ・・・?ええええぇぇぇぇえぇえぇぇーーっっ!!!


駅前のファーストフード店で私は頭を抱えていた。
向かい側には、自分は大学生だと主張する唯先輩。
うむ、とりあえず訊いておきましょうか。
「・・・えーと。カメラ構えた律先輩はどこですか?他の先輩たちは?」
「えっ!?りっちゃん達いるの!?どこどこ!?」
唯先輩は本気で辺りをキョロキョロし出した。
なるほど。どっきり・・・ではないと。
しかし、信じられない。
未来の唯先輩が今私の目の前にいるなんて。
唯先輩の驚愕の発言から1時間。
私は、とうとう唯先輩が本格的に脳に異常をきたしたのだと混乱し、唯先輩は唯先輩で勿論色々と混乱。
様々な主張、論争、検証を経て、以下の事実が判明。現在に至るわけだか・・・。
まず第一に。“ここ”は私の時代。20××年。私達が高校生の時代である。それは新聞や色々なもので確認した。
そして、目の前にいる唯先輩の時代は20△△年。今から4年後らしい。
今日という日付と時間は同じで、曜日と年だけが違う。
つまりこれは、タイムスリップ。
時間、空間を超えて唯先輩がやってきた。んなアホな。
4年後の未来からやってきたのは、今のところ唯先輩の体、衣類、所持品。現在までに確認できているのはそれだけだ。
自分は大学生だと言い張る唯先輩を最初は思い切り胡散臭い目で見ていた私も、先輩の所持品を見て納得せざるを得なくなった。
N女子大の学生証。
たくさんのカード。
4年後日付のごちゃごちゃレシート。
驚いたことに運転免許証。
見た事のない携帯電話。(ちなみに携帯電話は電源が入らなかった。)
カードの偽造とかはよくわからないけれど、さすがにそこまで手の込んだ悪戯はしないと思う。
それに、唯先輩の証言にも態度にも嘘の色が見られない。
地味にレシートとかも効いたな。
ごちゃごちゃになって入っているって辺りが唯先輩過ぎてナチュラルだ。1カ月前のレシートとか捨てて下さい。
それでもまだ信じられない自分がいるわけだけれど・・・。

158:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 18:31:06 KdIPvIm80
唯先輩自身も、何時、どうやってここに来てしまったのかさっぱりわからないと言う。
気が付いたら4年前の私がいたそうだ。
4年後にタイムマシンでもできたのかと訊いてみると、ないないと笑われた。
じゃあどうしてこんなことに・・・なんて呟くと、どしてだろうね~というお答え。
さっきまでの動揺なんか跡形も無く消し飛んで、唯先輩はいつもの唯先輩に戻っていた。
なんでそんなに落ち着いているのか訊くと、知らない場所じゃないしあずにゃんいるしって。
なんてのん気な。順応性高過ぎです。これぞ唯先輩クオリティー。羨ましくはないですが。
「・・・どう、しましょうか?」
恐る恐る訊いてみる。本当にどうしましょう、だ。
私はいまだ混乱の中で、もうなにがなにやら。
「・・・よし!じゃあデートしよう!」
「は?」
私は思いっきり怪訝な顔をする。
「だって私今日あずにゃんとデートする予定だったんだよ?」
知りませんよそんな事。
それより今はこの状況をどうするかが先決じゃ・・・。
「・・・・・・あっ!!」
私は思わず立ち上がる。
「唯先輩っ!!」
「はひっ!!?」
「や、違くて!唯先輩は!?唯先輩!」
「??・・・ええ~?」
「・・・え~っと。つまり“今”の唯先輩です!今ここにいる唯先輩じゃなくて、過去の唯先輩です!」
ああもうっややこしいっ!!
「20××年の唯先輩はどこですか!20△△年の唯先輩!!」
そういえば私も唯先輩とデートの約束をしていたのだった。
あまりの出来事にすっぽりと抜け落ちていた。
未来の唯先輩がいるのはとりあえず認めてその棚の上にでも置いておくとして、じゃあ過去の唯先輩は?
唯先輩が今ここにいるので失念してしまっていた。
だって、未来の唯先輩とか過去の唯先輩とか、そんなの知るわけないじゃないですか!
そもそも最初は、この未来の唯先輩を唯先輩だと思っていたわけだし。
もうっなんで2人もいるんですか!?1人で十分ですよ!
「ん~、わかんない。」
唇に人差し指を当て、唯先輩が可愛く答える。
ですよね~。
「行きましょう、唯先輩。」
私はバッグを掴んだ。
「唯先輩を探します。」


続きます。できたら明日にでも。

159:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 18:50:37 dJDxHup+O
>>158
こういうのも面白いね!
続き待ってますよ♪

160:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 19:48:14 ipJ1zGQl0
>>158
そういやタイムスリップネタって少ないな
続き期待してるぞ
GJ!!!

161:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 20:30:34 6OwNvgQZO
>>158
いいね
続き待ってるよ

162:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 20:38:48 7XsixSVn0
>>158
おお…
早く続き読みたい
待ってます

163:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 20:42:32 bvHPhx8nO
こういう本編とは結び付かないようなオリジナルSSもっと見たいね!

164:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 20:56:17 IaFlTRDb0
本編と結びつかないのってどこまでが許容範囲なんだ?
例えば唯ちゃんたちの進路がバラバラとか
憂と純が急に転校してあずにゃん1人ぼっちとか
そんなのもアリなのか?

165:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:31:22 QBV/pZsnO
>>155->>158
GJ!!
期待してます

途中で遮る上にワケわかんない誰得なSS投下
数スレお借りします

166:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:32:36 QBV/pZsnO
・カードゲーム!

「あずにゃん、遊○王やろうよ!」
「また、いきなりですね」
「ねぇ~ねぇ~、やろ~よ~」
「仕方ありませんね、その代わり一回だけですよ?」
「わ~い、やった~! あずにゃん大好き~♪」

 心底嬉しそうに勢い良く抱き着く唯。

「にゃあっ!?」
「と言う訳で早速、『所有者の刻印』を発動!」
「はい?」

 呆気にとられる梓。
 それもそのはず、ゲームすら始めていないのに突然魔法カードの使用を宣言されれば当然である。

 ツッコミを入れようとした梓だったが、首筋に走った刺激によりソレは叶わなかった。

167:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:33:28 7XsixSVn0
>>164
・キャラ崩壊少なめ
・オリキャラなし

この辺が満たされてれば
自分はあんまり気にしない

168:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:34:08 QBV/pZsnO

「ゆ、唯先ぱ……ふにゃあっ!!?」

 唯は抱き着いたまま梓の首筋に吸い付き、幾つかの赤い『刻印(しるし)』を梓の白い肌につけていった――。

  ―――――。
「……これで皆にも『あずにゃんは私のモノ』って言うのが判りやすくなったね」

 梓の首にキスマークをつけてご満悦な唯は梓の耳元で優しく囁いたが梓からの反応はなかった。

「あ、あず……にゃん?」
「……ぉ」
「お?」
「……お返しです、ずっと私のターン!」

 そう言うや梓は唯をソファーに押し倒した。

「あ、あずにゃ……あ……そ、そこはらめぇ~……ふ、ふにゃあ~~~~~!!!」

 ―――――。

「さすがの唯も『リミッター解除』した梓には敵わないか……」
「それより澪、私をチューニングして一緒にシンクロ召喚しないか?」

「ねぇ、ムギちゃん。コレな~んだ?」
「さわ子先生ったら『超融合』だなんて……どんとこいです!」

 ―――――。

「ふぅ……ガッチャ!! いい決闘(デュエル)でしたよ、唯先輩♪」

・オワレ

169:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:37:22 6OwNvgQZO
>>164
好き嫌いは分かれるだろうがSSだからそういうのもありなんじゃないかな
まぁ唯梓愛があればよっぽどキャラが崩壊してない限りはどんとこいだよ

170:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:39:42 GiDsGAy/0
>>164
俺個人としては唯梓でさえあれば何でもOKなんだけど、特殊な設定を嫌う人もいるだろうから
あまりに奇抜なのは注意書きを入れるなりテキストで投下するなりVIPにスレを立てるなりした方がいいんじゃないかな

171:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:43:53 ipJ1zGQl0
>>164
基本みんなハッピーだったら良いんじゃないかと

唯達の進路がバラバラなら、週末とかにスタジオで会ってお茶して「あずにゃ~ん」って抱きつけるし
憂純が転校しても、唯が一人暮らしになるから「心配です」って理由で梓が押しかけ女房になれるし

てか心配だったらVIPでやればいいし


172:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:45:54 1REUatgh0
俺もキャラ崩壊さえしてなければどんなゆいあずもOK

173:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:46:21 ipJ1zGQl0
>>168
全く……唯梓も律澪もムギさわもエッチなのは大概にしなさいw


174:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 21:48:08 exEYAa4F0
>>164
唯梓なら良いと思ってるがカプスレに投下するSSは暗黙のルールというか
制限かけちゃうからな。某板のSS程自由にはできないし
とりあえず死とかキャラ改悪さえしなければ大丈夫かと

>>168
超融合は絶対出てくると思ってたw

175:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:14:40 aTSUa52g0
BADENDは駄目なのかな?
いや、えげつないBADじゃなくてさ、ちょっと物悲しい感じの奴とか

176:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:16:52 ipJ1zGQl0
>>175
未来への余韻を残す感じならおkかと

177:梓「危機!(でいいんかな、タイトル…)」
10/09/20 22:20:43 KTT/TPip0
(PM10:30頃)
梓「勉強終わり、っと」
梓母「梓、早くお風呂入っちゃいなさい」
梓「はーい」
梓「ふぅー…」
体を洗って浴槽に浸かると同時に、何故か今日の放課後飲んだお茶のことが気になりだした
梓「“何か変な味したっけなぁ…”」
と考え込むと同時に梓の体を異変が襲う
梓「足が…足が熱い!」
両足が溶け始め、一本にまとまろうとしていた
梓「なっ、何これぇ!」
必死に両足を動かしたが、癒着が剥がれる気配はない
もはやくっ付いたようにしか動かせなくなっていた
つま先は魚の尾ひれのようになり体を支えられなくなっていた
梓「ひとまず、早く上がらなきゃ!」
と思ったが足が言うことを聞かず、風呂場の床に倒れ込んだ
両腕の自由は利くようなので、両腕を使って梓は何とか風呂場から脱出した
梓「何だったんだろう…」
と思っていると、癒着した両足に更なる異変が起こる
体毛が無くなりウロコが湧き出てきた
梓「嘘、魚になっちゃう…」
梓は、止まらぬ自分の身の異変の進行をただ呆然と見ているしかできなかった
梓の足…もはや尻尾は、水揚げされた魚の如く床をビチビチと叩いたり、跳ねることしかできずそれ以外に動きはなかった
梓「もしかして、人魚?」
梓「な…何でこんなことにぃぃぃぃぃぃー!」
梓の悲鳴が近所中に響いた
(ほぼ同時刻、琴吹家)
紬「“第一段階”はひとまず成功したみたいよ、斉藤」
斉藤「それは良かった…」
紬「“あと一息で私の欲求が満たされる、ごめんね唯ちゃん、悪気はなかったのよ…”」
(そのまた同時刻、平沢家)
唯「へきしっ!」
憂「大丈夫、お姉ちゃん?」
唯「誰かウワサしてるんだよ~きっと」
憂「いや、風邪かもしれないから早めに寝たほうがいいよ、お姉ちゃん…」
唯「そうするよ、おやすみ」
憂「おやすみ」
唯は、まだ自分に良くないことが起こるとは予想すらしていなかったのだ…
続く

178:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:30:01 GiDsGAy/0
>>177
何というか……他の人のレスとかSSの投下の仕方とかをよく見た方がいいんじゃないかな
ここには決まり切ったルールがあるわけじゃないけど暗黙の了解といえるものはあるし

179:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:39:13 KTT/TPip0
>>178
やり過ぎた…。
分からぬまま書くのはやはり良くないな、うん…。

180:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:43:52 5isLHYsi0
>>175
過去に唯だと思っていたら実は唯に化けた憂でバッドエンドってSSはあったと思う

181:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:49:39 GiDsGAy/0
>>179
偉そうなこと言っちゃってごめん
でもブツ切れで投下するよりある程度話がまとまってから一気に投下した方がみんな読みやすいと思う
あとsageた方がいいかな
面白そうだから続きは期待してるよ

182:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:53:10 exEYAa4F0
>>175
バタフライエフェクトみたいなのは好きだな。まああれは特殊だが

とりあえずSS投下するなら書き終わってから投下した方がいいよ
じゃないといろいろと弊害が出るし

183:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:53:23 KTT/TPip0
>>181
まとめるの苦手だから時々ブツ切れになるのはどうも致し方ない、ごめん…。

184:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:53:29 ipJ1zGQl0
>>180
「Heaven's door girl」

URLリンク(www40.atwiki.jp)


185:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:56:51 KTT/TPip0
>>180
憂に化けた唯という逆ネタならアンソロで既に出てる。

186:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 22:58:55 KTT/TPip0
って、唯に化けた憂のネタもアニメで出てるんだっけな、忘れてた。

187:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:13:04 GiDsGAy/0
ストーリー性とかよりイチャイチャに重点を置いた作品だったら
唯梓wikiにある~ゆいあず、~あずゆいというタイトルのが好きかな
同じ人が書いたのかどうかは知らないけど

188:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:15:07 pYAOkp3d0
ちょっとファンタジーぽいSSになっちゃったけど書いたので投下します。
次から数レス使わせて頂きますね。

189:もしものあずにゃん
10/09/20 23:17:15 pYAOkp3d0
もしも、軽音部に入っていなかったら?
近頃、私はそんな事を考える様になっていた。

あの時、憂が誘ってくれなかったら…
あの時、憂の誘いを私が断ってたら…
今頃、私は何をしてたんだろうか?

本当に楽しかった毎日、だけど楽しかった分だけ別れが辛い。
唯先輩にとっては最後の学園祭も終わり、今は受験に向かって頑張っている時期。
自ずと軽音部の活動も減り、最近は唯先輩と過ごす時間もめっきり減ってきていた。

だからだろう、こんな事を考えてしまうのは…

もしも、軽音部に入っていなかったら、唯先輩と出会っていなかったら、唯先輩を好きになっていなかったら。
こんな辛い気持ちになんてならずに済んだかも知れないのに。

「…なんて、今更考えてもどうにもならないんだけど」

そんな呟きと共に溜息を漏らす。

「はぁ、一度は覚悟を決めた筈なのになぁ」

ベッドに横になりながら携帯を手に取る。

「あれ、メール着てるや」

いつの間に?と思いつつメールを開く。

「あ、唯先輩からだ」

携帯の画面には『唯せんぱい』の文字。

「えっと、何々…」

 from:唯せんぱい
 件名:あずにゃん、元気?
 本文:私は勉強ばっかりで疲れちゃった、あずにゃん分が足りないから補充させてよぉ><

「ふふ、唯先輩は相変わらずか」

メールを読みつつ、思わず口元が緩む。

「しっかりしてください、頑張って勉強しないと皆さんと一緒の大学に行けませんよ…と」

メールを打ち返しながら、胸の奥が少しだけ痛んだ。

「一緒の大学…か、私だけが離れ離れになっちゃうんだ」

そして、またふと考えてしまう。

「…出会わなければ良かったのかな」

最近、ふとした事でそんな風に考える事が多くなった。

「まただ…何でこんなネガティブになっちゃうんだろう」

自己嫌悪に苛まれながら溜息を吐く。その時、不意に携帯の着信音が鳴り響いた。

190:もしものあずにゃん
10/09/20 23:20:28 pYAOkp3d0
「電話…唯先輩?」
私は着信ボタンを押し、携帯を耳に当てる。
『もしもし、あずにゃん?』
おっとりとした優しいその声は間違いなく唯先輩のもの。
「どうしたんですか、こんな時間に何か用ですか?」
嬉しいくせに、つい棘のある言い方をしてしまう自分を殴ってやりたい。
『用事って訳じゃないけど、あずにゃんの声が聞きたくなって~』
「声ぐらい学校でも聞けるじゃないですか」
『そうなんだけど、この頃はあずにゃんと会える機会も減っちゃったんだもん』
「それは確かにそうかも知れませんけど…」
唯先輩も私と会えない事を寂しく思ってくれていたらしい。
『あずにゃん分が足りないから、せめて声で補充しようと思ってね』
「はぁ、声で補充出来るのならもう抱きついて来ないで下さいね」
『え~、それは駄目だよ!あずにゃんを抱きしめてこそ満タンになるんだから!』
「意味が解りません」
『ぶ~、あずにゃんのいけず』
そんな他愛のない会話を交わしながら、私の心は少しずつ満たされていく。
「それで、勉強の方は捗ってるんですか?」
『和ちゃんや憂に教わりながら頑張ってるよ~』
「いえ、和さんは解りますが憂に教わってちゃ駄目でしょ…」
『そうかなぁ、そうかもね~』
「本当にもう…」
『それでね、あずにゃん』
「はい、何ですか?」
『明日、一緒にお出かけしない?』
「何でいきなりそうなるんですか…」
『久しぶりにあずにゃんとお喋りしたいなぁって』
「今も喋ってるじゃないですか」
『電話越しじゃなくて、あずにゃんの顔を見つめながら話したいのです!』
「恥ずかしい事をさらっと言わないで下さい」
『えへへ、駄目かなぁ?』
「…勉強の方は本当に大丈夫なんでしょうね?」
『大丈夫!』
「何ですか、その根拠のない自信は…」
『えへへ~』
「もう、笑って誤魔化さないで下さい」
『あずにゃ~ん』
「…はぁ、わかりました」
『え、お出かけしてくれるの?』
「明日は特に用事もないですし、それで唯先輩の息抜きになるんでしたら構いませんよ」
『ありがと~♪あずにゃん分を補給したらきっと勉強も頑張れるよ♪』
「調子の良いことばかり言わないで下さい」
『本当だもん』
「はいはい、それじゃあ…」
そう言って、待ち合わせの場所と時間を確認する。
『じゃあ、あずにゃんまた明日ね♪』
「はい、おやすみなさい唯先輩」
『おやすみ~♪』
「…ふぅ」

携帯を閉じ、枕に顔を埋めながら軽く息を吐く。

「素直じゃないなぁ、私…」

唯先輩の声が聞けて、唯先輩に誘われて本当は凄く嬉しかったのに。

「…明日、どんな服着てこうかな」

そんな事を考えながら、私は静かに目を閉じた。

191:もしものあずにゃん
10/09/20 23:21:21 pYAOkp3d0
「ん…」

窓から差し込む眩しい光に、私は思わず目を細めた。

「ふわぁ~あ…」

枕元にあった携帯を手に取り時間を確認する。

「10時16分…」

一瞬の間を置き、全身から血の気が引いた。

「え、え、え~!?」

思わず叫んで部屋の時計を見直す。

「どうしよう、約束の時間過ぎちゃってる…」

我ながら情けない、こう言う時こそ冷静に対処しないといけないのに。

「そうだ…とりあえず唯先輩に伝えないと」

私は再び携帯を開き、唯先輩の携帯に電話を掛けようとした。

「…あれ?」

おかしい、メモリ登録してある筈の番号が出てこない。

「おかしいな」

何度やっても唯先輩の番号は出てこない、それどころか着歴にも唯先輩の名前はなかった。

「何で?昨夜、唯先輩と電話で話した所なのに…」

時間がない事に苛立ちながら携帯を操作していた矢先、ふとある事に気が付いた。

「あれ、こんなに登録件数少なかったっけ…?」

登録している番号を五十音順に流して行く。

「…ない」

私は茫然と呟いた。

「澪先輩の番号もムギ先輩の番号も律先輩の番号も…」

どんどんページを捲るが登録していた筈の番号が出てこない。

「憂のも純の番号もない…何で?」

あまりの事態に、私は携帯を握ったままの状態で暫く途方に暮れていた。

「悩んでても仕方ないか…取りあえず待ち合わせの場所に行かないと」

こうして居ても時間は止まってはくれない、既に待ち合わせの時間から40分近く過ぎている。

「唯先輩、まだ待っててくれてるかな…」

不安げに呟きながらも、唯先輩ならきっと待っていてくれていると心の何処かでは確信していた。
私は出来るだけ素早く着替えを済ませ、待ち合わせの場所へと急ぐ事にした。

192:もしものあずにゃん
10/09/20 23:24:54 pYAOkp3d0
「唯先輩!」

時刻は既に11時を過ぎていた。
待ち合わせ場所に着いた私は唯先輩の姿を懸命に探す。
「…居ない」

辺りを見回すが唯先輩の姿は何処にもなかった。
「怒って帰っちゃったのかな…」

唯先輩が怒る顔なんてまるで想像出来なかったが、この寒空の中で1時間も待たせてしまったのだから怒らせてしまう事だって有り得る話だ。
「だけど…」

私は携帯を開き呟く。
「唯先輩から連絡が一切ないって言うのも、何か不自然な気がするんだけど」

唯先輩の事だ、私が待ち合わせ時間に来てなかったら心配してメールなり電話なりして来るはずなのに。
「まさかとは思うけど…」

私はもう一つの可能性を導き出す。
「もしかして、唯先輩…まだ家で寝てるとか?」

可能性がない訳じゃない、むしろ普段の唯先輩の行動から考えるとその可能性は極めて高い。
「見た限り此処にはいないみたいだし、家の方に行ってみようかな」

私は途中で行き違わない様、周囲に気を配りながら唯先輩の家へと向かう事にした。
「あ…」

唯先輩の家に向かうべくその場を離れようとした時、視界の端にふと見知った顔が映り込んだ。
「純~!」

私は名前を呼びながら彼女に向かって軽く手を振る。しかし彼女がこちらに気付く様子はない。微かに聞こえた声に辺りを見回し首を傾げるだけだった。
「あれ、聞こえてないのかな?」

私は彼女の方へと歩きながらもう一度その名を呼ぼうとした。けれどその時、私とは正反対の方向から彼女を呼ぶ声がした。

193:もしものあずにゃん
10/09/20 23:25:43 pYAOkp3d0
「お待たせ、純ちゃん!」
「もう遅いじゃない、憂」

手を振りながらその場に現れたのは憂、急いで走って来たのか心なしか息が荒い。
「ごめんね~、お姉ちゃんが中々起きてくれなくて…」
「相変わらずだね、憂のお姉ちゃん」

二人の会話が聞こえた私はホッとして胸を撫で下ろす。
「やっぱり、唯先輩も寝坊してたんだ」

人間とは現金なもので、安心すると同時に今度は怒りが沸々と沸いて来た。
「唯先輩から誘って来たのに…ここは厳しくお説教した方が良いよね」

そんな事を考えていると、いつの間にか私は憂達の目の前まで来ていた。
「憂、純、二人揃ってお出掛け?」

私が掛けた声に二人はこちらを振り向く。
「…」
「…」

二人は私を見つめるが何も答えない。
「…?どうしたの、二人とも?」

再度の問いに、純が少し困った様な顔で口を開く。
「え、えっと…確か同じクラスの中野さんだったかな?」
「え?」

思いも寄らぬ純の返答に、私は茫然と呟いた。
「純ちゃん、クラスメイトなんだからちゃんと覚えておかないと」
「そうだよね、ごめんごめん」

憂に窘められ、純が私に向かって頭を下げる。
「ちょ…純?憂?一体、何の冗談…」
「中野梓ちゃんだよね…今日はどうしたの、梓ちゃんもここで待ち合わせしてるのかな」
「!」

憂の言葉に私は凍りついた。今の言葉はどう聞いても友達に対してじゃない、他人に対して放つそれだったから。
「梓ちゃん?」
「あ…うん、ちょっと友達と待ち合わせしてたんだけど来なくてさ」
「ああ、そうなんだ」

屈託のない笑顔で憂が言う。その表情からは私をからかおうとしている様子など微塵も感じない。
「良かったら、友達が来るまで一緒にお話してようか?」
「う、ううん…ちょっと来るの遅れてるみたいだから迎えに行く事にするよ」
「そう?それなら良いけど…」
「うん、ごめんね…ありがとう…また、ね?」

何とかそれだけを言い残し、私は逃げる様にその場を立ち去った。
「行っちゃったね、梓ちゃん」
「うん、だけど…」
「どうしたの、純ちゃん?」
「あの子って意外と明るいんだね、教室ではいつも一人で居るからちょっと驚いちゃった」
「うん、そうだね」
「…と、急がないと映画始まっちゃうね」
「本当だ、もうこんな時間」
「さて、それじゃあ行きますか」
「うん、行こっか」

194:もしものあずにゃん
10/09/20 23:29:47 pYAOkp3d0
「何で…どう言う事なの?」

憂達と別れた後、私は我武者羅に走り続けた。
「訳わかんない…」

事態が飲み込めず、私は混乱する一方だった。
「これって、まさか…」

混乱する頭を何とか働かせ、私は考えを巡らせる。そして一つの結論に達した。
「私がずっと考えてた…もしもの世界?」

ここ最近、私がずっと考えてた事。
もしも、私が軽音部に入っていなかったら?
あの時、憂が誘ってくれなかったら…
あの時、憂の誘いを私が断ってたら…
その結果が、今のこの世界なのだろうか?
もしそうならば、携帯のメモリに唯先輩達の名前がないのも納得できる。
そもそも、出会って居ないのだから携帯番号なんて知ってる筈もない。

「だけど、それなら…」

私のこの記憶は何なのだろう?出会ってもいない人を想うこの気持ちは何なのだろう?
私は足を止める。いつの間にか私は唯先輩の家の前に立っていた。
「…」

私はドアの前に立ちインターホンを押すが返答はない。
「…」

再度、インターホンを鳴らすが一向に出てくる気配はない。
「…」

三度目のインターホンを鳴らした時、家の中から微かに音が聞こえた。
「…」

その音に私の体がわずかに強張る。私の想像が正しいかどうか、唯先輩と会えば全てがはっきりとする筈だ。
暫くするとドタドタと激しい物音が聞こえ、ガチャっと言う音と共にドアが開いた。
「はい、どちらさま~?」

目の前にパジャマ姿のまま寝癖が付いたボサボサ頭の唯先輩が現れた。

195:もしものあずにゃん
10/09/20 23:32:07 pYAOkp3d0
「唯先輩」
「?」
唯先輩はキョトンとした顔で私をじっと見つめている。
「おはようございます、唯先輩」
とりあえず挨拶を交わす、今にも叫び出しそうな気持ちを抑えて静かに唯先輩の言葉を待つ。
「あ、おはようございます」
よくわからないと言った表情でそう返す。
「もう、寝惚けてるんですか…唯先輩!?」
唯先輩の反応に、私は思わず口調がきつくなってしまう。
「あの、どちらさま?」
「!」
その言葉を聞いて…私の中で何かが音を立てて崩れていく気がした。
「初めまして…だよね?」
少し訝しげな表情をしながら唯先輩が首を傾げる。
「何を…言ってるんですか、唯先輩?」
「私を先輩って呼ぶって事は二年生の子?あ、小っちゃいしもしかして一年生?」
その言葉を引き金に、ずっと抑えていた私の理性の糸がぶち切れた。
「誰の胸が小さいですって!例え唯先輩でもそんな暴言許しません!」
「えぇ!?言ってない言ってない!胸の事なんて一言も言ってないよぉ~!」
ぶち切れた私に涙目で言い訳をする唯先輩。
「今更、謝っても許しません!ヤッテヤルデス!ヤッテヤルデスヨ!」
私はその勢いのまま唯先輩に襲い掛かる。しかし、そんな私を唯先輩は真正面から抱きしめてくれた。
「よしよし、良い子良い子♪」
そう言いながら、優しく私の頭を撫でてくれる。
「ふぅふぅ…にゃ~ん♪」
「可愛い♪猫さんみたいだねぇ♪」
「にゃ~ん…はっ!?」
あまりの愉悦感に意識が飛びかけた。…と言うか飛んでいた。
「貴女、名前は何て言うの?」
「梓…中野梓です」
「梓ちゃんか…じゃあ、あずにゃんだね♪」
「あ…」
唯先輩にそう呼ばれた瞬間、私の中のもやもやが全て弾け飛んだ気がした。
「あ~ずにゃん♪」
「唯先輩…」
何だろう、ついさっきまで絶望に打ちひしがれていた気持ちが、何もなかったように解けていく感じがする。
「あずにゃんは私の事、知ってるの?」
「知ってます…唯先輩は私の大切な先輩なんですから」
「そっか、嬉しいな♪」
「だけど、唯先輩は私の事を知らないんですよね?」
「…うん」
その言葉に、またさっきの暗い感情が顔を出す。
「…」
「ねぇ、中に入って少しお話しようよ?」
私は答えなかったが、唯先輩は構わず私の手を引いて家の中へと通してくれた。

196:もしものあずにゃん
10/09/20 23:36:13 pYAOkp3d0
じゃあ、あずにゃんは本当に私の後輩だったんだね」
「はい」
「こんな可愛い後輩が居るなんて、もう一つの世界の私が羨ましいよ~」
「…そうですか?」
「うん」
唯先輩に招き入れられ、私は自分が置かれているであろう状況(あくまで想像だが)を説明した。
「私がもしも…なんてずっと考えてたからこんな事になっちゃったんでしょうか」
「もしもの世界かぁ…これってあれだよね?パラパラワールドってやつだよね?」
ちょっと待て、何だその愉快の世界は…?
「もしかしなくても、パラレルワールドの事ですか?」
「そう、それ!」
「やっぱり、何処の世界でも唯先輩は唯先輩ですね」
呆れながらそう言いつつも、心の何処かでホッとする私が居た。
「だけど、あずにゃん…『もしも』の世界をずっと考えてたって事は元の世界が嫌だったの?」
「嫌だなんて、そんな訳ありませんよ!」
「そうなんだ、じゃあ何で『もしも』なんて考えてたのかなぁ?」
「…」
唯先輩の問いに言葉が詰まる。嫌だった訳じゃない、それは誓って言える。だけど…。
「私は逃げたかったのかも知れません」
「逃げたかった?」
「私以外は三年生で、皆さん同じ大学を志望してて、もうすぐ卒業で、それで…」
「自分だけ置いて行かれる様な気がしちゃった?」
「…はい」
「ふふ、そっか」
「…何で笑うんですか?」
全てを見透かした様な唯先輩の顔に、私はちょっとムッとした。
「ごめんごめん、馬鹿にして笑った訳じゃないよ?ただ…」
「ただ、何ですか?」
「ただ、あずにゃんはどうして自分だけ置いて行かれるなんて思ったのかな~って」
「え?」
何を言ってるんだこの人は…現実に私だけが置いて行かれるじゃないか。
「あずにゃんは追いかけようとは思わないの?」
「どう言う意味ですか?」
「先に卒業して行く私達を、あずにゃんは追い掛けて来てはくれないのかな?」
「追いかける…ですか?」
「もし、今の私にあずにゃんみたいな可愛い後輩が居たら…無理矢理にでも連れて行っちゃいたいよ」
「何を言ってるんですか、そんな事出来る訳が…」
「そう、出来ないよね…気持ちではそう思っててもそんな事は現実には出来ないもん」
唯先輩の言いたい事がよくわからない。ただ、『現実には出来ない』と言う言葉に激しく感情を揺さぶられた。
「出来ないなら、どうしようもないじゃないですか」
「うん、出来ない…私には」
「私には?」
「私達が別れて、また一緒になれる方法…それが出来るのはあずにゃんだけなんだよ」
「私…だけ?」
唯先輩が真剣な顔で私を見つめる。
「先に行く私を追いかけて来てよ、あずにゃん」
「私が唯先輩を追いかける…」
「そう…追いかけて来て欲しい、あずにゃんに」
そうか…唯先輩が私を連れて行くことは出来ないけど、私が唯先輩を追いかける事は出来るんだ。
「唯先輩…」
「なぁに、あずにゃん?」
「もしも、私が追いかけて行ったら、唯先輩は私を受け止めてくれますか?」
「駄目だよ」
「え…」
「もしも…じゃ駄目」
「あ…」
「もしも…じゃない、あずにゃんの本当の気持ちを教えて?」
「私は…私は唯先輩を追いかけます、このまま終わりにはしたくないから!」
「うん、あずにゃん…待ってる♪」
「唯先輩…」

197:もしものあずにゃん
10/09/20 23:37:41 pYAOkp3d0
唯先輩が優しく私を抱きしめてくれる。甘い香りと共にその柔らかな感触が私の全てを包み込んでくれた。
「唯…先輩?」
私を包む柔らかな感覚はそのままに、少しずつ意識が遠のく。
「あずにゃん、待ってるからね…」
その言葉を最後に、私は優しい香りと感触に包まれたまま深い眠りへと誘われていった。


「ん…」
窓から差し込む眩しい光に、私は思わず目を細めた。
「ふわぁ~あ…」
枕元にあった携帯を手に取り時間を確認する。
「8時32分…」
昨夜は遅くまで起きてたせいか、普段よりも遅い起床時間。
「今日は唯先輩と出掛ける約束…を…」
そう呟いた瞬間、私は目を見開いた。
「そうだ…もしもの世界!」
私は携帯を開き、登録された番号を確認する。
「あ…」
そこには間違いなく『唯せんぱい』の番号が登録されていた。
「私、戻ってきたの?それとも夢…だったの?」
今となってはそれが現実だったのか夢だったのかはわからない。
「夢…だとしても」
ただ、私の心には明らかな変化があった。
「もう逃げない、だって私には出来るんだから」
あの人が教えてくれた。あの人が待ってるよって言ってくれた。だから私は追いかけようあの人を。
「唯先輩…」
そして、いつの日か私の想いをあの人に伝えよう。
「待ってて下さいね、唯先輩!」
ただ一言、貴女が好きです…と。



すいません、思ってた以上に長くなってしまいました。

198:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:40:47 ipJ1zGQl0
おぉぉぉぉぉ!!良いじゃないかぁ!!
夢の使い方もナイスです
GJ!!!!

199:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:41:22 exEYAa4F0
乙!10レス以内なら大丈夫だと思う

200:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:43:01 547VZknAi
乙!
とても新鮮なSSでした。

201:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/20 23:43:37 SYfaylK8O
>>197
GJ!
パラレルワールドの梓は帰宅部なのかw

202:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 00:24:23 RpSPuWm10
>>197
すんごい良かった
唯先輩の包容力は万世界共通やでホンマ

203:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 00:38:27 dbWHS6u9O
特殊なストーリーの唯梓いいね!

204:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 00:48:43 HJkSsKl50
どこに行っても唯先輩が優しすぎていいな

205:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 01:06:34 gwEeFeM10
梓が全力でぶつかれる相手は唯だけなのかもな
そして唯はそれをすべて受け止めてくれる

206:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 01:07:23 E8FSxQjf0
URLリンク(skm.vip2ch.com)

アニメでこんなんだったら吹いてた

207:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 01:27:44 NU/3m3+GO
これはこれでなかなか…

208:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 01:28:47 NST2LtGT0
>>125
あずの頭、でかすぎだなw

209:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 01:52:53 rLP/iwQs0
>>206
なんというデレデレ・・・

210:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 03:36:06 r1voNJE70
※ニコニコ注意
URLリンク(www.nicovideo.jp)

なにこれ凄く癒されるんだが

211:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 05:37:42 MEgcaM4X0
唯が大好き梓は天使

212:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 07:41:45 rCU/GioF0
>>210
梓の表情変化がたまらんw

二期の唯梓プッシュにもかかわらず唯梓動画って少ないよな
もう最終回を迎えたわけだし、唯梓総集編とか見てみたいと思う今日この頃

213:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 10:54:17 JFkD3aYWO
>>212
それなりに増えたとは思うけどやっぱり二期後半は素材不足だったかな
MADに使えそうな話は16、19、24話くらいだし
(22話のあったかあったかと23話の抱きつき頬擦りもかな)


214:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 11:31:45 ft8yj/JX0
「きららMAX」の「けいおん!」アンソロ最終回には、
なかなかの唯梓ネタが。
卒業後、部室に一人残った梓が、唯を思って……っていう。

215:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 11:39:15 6fBh1ywd0
>>206
「中野うるせえ」ってとこツボったw

216:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 11:45:03 4KYCEDuPO
梓「唯先輩にならペロペロ(^ω^)されてもいいです!」

217:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 13:30:10 vOjZHP2XO
もし唯と梓に子供ができたら、何て名付けるんだろう?
二人の名前を取って、あゆちゃん、ゆずちゃんとかかな。

218:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 13:40:09 ytxLCVrj0
唯と梓の子供だから椎(しい)ちゃんという可能性も

219:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 14:02:35 iPrYRKsE0
梓が唯の子を産むのか、唯が梓の子を産むのか…
両方?

220:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 14:47:31 EneIoYos0
まだマウスレベルだが卵子どうしから受精卵を作る事には成功してるんだぜ
胚細胞から精子卵子を作成する事もできるつまり

221:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:02:22 XNUg+1nLO
iPS細胞に期待だな!

222:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:07:14 9hG3Ceq00
俺ら終了のお知らせか

223:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:14:46 JFkD3aYWO
見た目唯で性格梓の子か
見た目梓で性格唯の子か

224:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:16:24 t91OUuUh0
わたしは一向にかまわんッッ!

225:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:26:20 UsjWSZAwO
椎とゆずはSSや渋の漫画で既出だけど、あゆは初かな?

226:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 15:51:13 WJwaaiHR0
烈海王www

227:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:19:51 ZCw+IGNu0
SS投下します。>>158の続きです。


とりあえず待ち合わせの場所に向かいながら、唯先輩に今日の事を掻い摘んで話した。
2人で出掛ける約束をしたこと、電話をしたらもう家を出たと言っていたこと。
唯先輩は聞きながら「ん~」なんて考え事をしていたけど、今は気にしていられない。
もしかしたら先輩を待ちぼうけさせているかもしれないのだ。
でも唯先輩も、約束の場所に着いて私がいなかったら、電話とか・・・。
電話っ!!
そうだ!電話してみよう!
ほんとに今日はダメダメだ、私。

しかし、唯先輩の電話は通じなかった。
そして、約束の場所にもいなかった。

もしかしたら怒って帰ってしまったのかもしれない。
家の電話に掛けてみると、憂が出た。
『あっ、梓ちゃん?どうしたの?』
「あ、憂。うんあの、唯先輩は・・・。」
『え?お姉ちゃん?今日は梓ちゃんとデートでしょ?』
どうやら家にもいないようだ。
私は唯先輩に小さく首を振り、過去の唯先輩が家にいないことを教えた。
『梓ちゃん?何かあったの?』
「あ、その・・・。」
しまった。考えなしに電話してしまった為、なんと言っていいかわからず私は口籠る。
憂に、あまり変な心配はさせたくない。
しかも、この状況をどうやって説明すればいいのかもわからない。
今電話で説明なんかしたら、私は間違いなく痛い子確定だ。そんな汚名は無論御免こうむりたい。
すると、唯先輩が私から電話を取り上げた。
「あ、憂~?実はね、私さっき携帯落としちゃってさ~。」
唯先輩が話し始める。
「で、壊れたみたいだから今日は使えないかも。うん、明日修理に出すよ。だから連絡とれなく
ても心配しないで~。もしかしたらその内直るかもしれないし。だから、用事があったらあずに
ゃんの携帯ね。うん、じゃね~。」
そう言って唯先輩は電話を切った。
「唯先輩!?」
「うん。とりあえず今はこうしておかない?憂にも心配かけたくないし。」
確かにこの状況が一時的なものならそれは賛成だが。
もし、未来の唯先輩が帰れないなんてことになったら・・・?
過去の唯先輩が見つからなかったら・・・?
この状態が続くようなら、心配かけたくないなどど言ってはいられない。
それに、過去の唯先輩の行動によっては、私達の言動は憂や周りの人達に疑念を与えてしまう。
いや、まぁ、その時は、ありのままをすべて正直に話せばいいだけなのだが・・・。
って、違くて。そんなことよりも今はまず。
「・・・でも、唯先輩は・・・?」
過去の、この時代の唯先輩は、今どこに?
「もしかしたら、今頃未来であずにゃんとデートしてたりしてね。」
「何のん気なこと言ってんですか!」

私は再び唯先輩捜索を開始した。
考えたくもないが、どこかで事故にあった可能性だってある。
今朝電話で歩いていると言っていた通りを、唯先輩の家までの道を、公園を、お店を探す。
唯先輩にも、唯先輩の行きそうな場所を探してもらった。
なんかシュールだ。
「・・・どうしよう。もしかしたら、何か事件とかに巻き込まれて・・・。」
「それはないよ。」
心配で、不安で、だんだん青ざめていく私の言葉を、唯先輩は軽く一蹴した。
「だって、4年後の私が今こうしてここにいるわけだし。」
「・・・それは、・・・そう、ですけど・・・。」
その理屈は合っているような合っていないような。

228:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:22:18 ZCw+IGNu0
そもそも4年後の唯先輩がここにいることがおかしいわけだし。
唯先輩が未来から来たことによって、タイムパラドックスが起きないとも限らない。
起きていない何かが起きて、未来が変わる。
だから、この唯先輩も・・・
「・・・・・・。」
?あれ?また何か抜けている。
「あの、唯先輩。」
「ほい?」
「唯先輩は未来から来たんですよね?」
「ええ~?まだ信じてくれてないの~?タイムスリッパとかよくわかんないけど、私の記憶は大学3
年生まであるよ?」
タイムスリップです。重みが一気に急降下するのでそういう間違いやめて下さい。
じゃなくて。
「そう、記憶ですよ!唯先輩が4年後から来たのなら、今日の記憶だってあるはずでしょ!?」
そうだ。この現象が起こるべくして起きたのなら、ここにいる唯先輩も経験しているはずだ。
今、過去の唯先輩がどこにいるのか知っている。
「唯先輩はどこですか!?唯先輩!」
「ええ~っ?4年前の事なんて覚えてないよ~。」
私ガックリ。
意気込んでいただけに凄いガックリ。
「今日って確かあずにゃんとの初デートの日だよね?楽しかった記憶しかないよ?」
つまり、未来の唯先輩は4年前の今日、4年前の私と普通にデートを楽しんだということですね?
過去だとか未来だとか、そんなものには一切関わりなく。
はい。タイムパラドックスきましたよ、これ。
しかし、これで未来が変わってしまうとなると、一体どうなるのだろう。
ここにいる唯先輩も変わってしまうのだろうか。
なにせ、今のこの出来事を唯先輩は過去に経験していないわけだから。
平行世界。パラレルワールド。
俄かには信じ難い話だ。
「ね、あずにゃん。やっぱり過去の私は、未来にいるんじゃないのかな?」
「え?」
私は、その言葉に内心ギクリとする。
私にもその考えがないわけではなかった。
だって、こうも跡形もなく消えた過去の唯先輩の説明がつかない。
私が過去の唯先輩と最後に電話をしたのが9時半頃で、今の唯先輩が現れたのが9時50分頃。
唯先輩は9時半の電話で、あと20分くらいで着くと言っていたから、それはつまり、未来の唯先輩
が現れたのとほぼ同時刻だった。
未来の唯先輩が現れてからも、しばらくその場にいたのだから、もし過去の唯先輩が約束の場所に来
たのなら、私達に気付いたはずだ。
けれど、唯先輩の姿は見えず、携帯電話も通じない。
あの人通りの多い通りで、事件など起きるだろうか。事故があったのなら、今頃きっと大騒ぎになっ
ているだろうし。
未来の唯先輩の行動も、行動時間も、過去の唯先輩とほぼ同じだという。
この類似性。
同じ月日、同じ時間、同じ行動、ついでに待ち合わせの場所も、待ち合わせしていた人も同じ。
その類似が、タイムスリップの要因と考えられなくもないのか。
あの20分の間に、未来の唯先輩と過去の唯先輩が・・・入れ替わった?
事故とか事件に巻き込まれたよりも、そっちの方が可能性が高い気が・・・
高いか?
タイムスリップという現実離れした現象をいまだに受け入れきれない私がいる。
まぁとにかく、未来の唯先輩がここにいるという事実を踏まえると、無くはないことである。
だけど、この唯先輩が過去にこの事態を経験していないのなら、唯先輩が無事かどうかも当てになら
ないし。
「よしっ、じゃあ、気を取り直してデートしよっか!」
「はい?」
何言ってんだ、この人は。
「だって、私今日あずにゃんとデートの予定だったんだよ?あずにゃんもでしょ?」
「・・・いや、今それどころじゃないですから。この状況わかってますか?」
「う~ん。わかってるけど、でもどうにもできないし。」

229:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:24:49 ZCw+IGNu0
確かにその通りではある。どうしたらいいのかさっぱりだ。
だが、何故そこでデートとするという選択肢が生まれるのか分からない。
「や、とにかく誰か他に・・・。えと、先輩方にでも事情を説明して・・・。」
もう私一人の手には負えない。やはりここは他にも誰か・・・。
「過去の私は未来のあずにゃんに任せれば大丈夫だよ。約束の時間も場所も同じだし、
きっと会えてる。」
「いや、だから、唯先輩が未来に行ったとは限らないんじゃ・・・。」
「ほら行こ!あずにゃん!」
「えっ!?ちょっ、唯先輩!?」
私の言葉など遮って、唯先輩は力強く私の手を取った。


電車に揺られること20分。
まだぶつぶつと言っている私の手を引いて、唯先輩はあの喫茶店に向かっていた。
今日そこに行く予定だったと私が話したからか、4年前のことを思い出したからか。
途中私は何度も言った。
このままではダメだ、こんなことをしている場合ではないと。
しかし、どうしていいのか見当もつかないのも事実で。
結局は「まぁまぁなるようにしかならないんだし~」なんて、唯先輩に宥められていた。
確かに、過去の唯先輩に関しては、未来にいるのではないかという考えが強くなっている。
だって現に、未来の唯先輩がここにいるのだから。
過去に来られるのなら、未来に行くことだってできる・・・・・・のか?
いまだ半信半疑ではあるけれど。
「今日はいいお天気だね~あずにゃん。」
「はぁ、そうですね。」
ほんと、何を考えているんだ、この人は。
自分だって、未来に帰れなくなってしまうかもしれないのに。

駅を出て、その足は迷うことなくあの喫茶店に向かっているようだった。
そこで漠然と思う。
ああ、この人は店の場所をちゃんと知っているのだと。
この人は昨日の唯先輩ではない、4年後の唯先輩なのだと。
なんとなく、納得してしまう。
行ったことがないと言っていた昨日の唯先輩なら、絶対迷子になっていたはずだ。
「あそこのパフェはねぇ、ちっちゃいたい焼きが乗ってるのもあるんだよ?あずにゃんあれ大好き
なんだ。」
それは昨日雑誌で見たので私も知っていた。
すごく美味しそうだなって思ったし、今日食べようと決めていた。
しかし、私の知らない私を語る唯先輩。
なんだか変な感じだ。
「あの、唯先輩。」
「ん~?」
「唯先輩はN女子大に行ったんですよね?」
あまり未来のことを聞くのはよくない気がしたけれど、少しくらいならいいだろうか。
「うん、そうだよ~。りっちゃんも澪ちゃんもムギちゃんも、みんな一緒。」
すごいな。あそこ名門なのに。
「あの、・・・私は?」
「ん?もちろんあずにゃんも一緒だよ!」
「本当ですか!?」
嬉しさに、私は思わず唯先輩の手を両手で掴んだ。
「うん、ほんと。」
「じゃあバンドは!?放課後ティータイムは!?」
「もっちろん続けてますとも!5人みんな一緒だよ~。」
わぁ。わぁ。わぁ~。
どうしよう。凄く嬉しい。
困ったところもあるけれど、先輩達と一緒にいるのは楽しくて、演奏するのも楽しくて、ずっと一緒
にやっていけたらな~なんて思っていた。
それが、4年後も一緒にいられるなんて。
「ふふ、あずにゃんやっと笑ってくれたね。」
「え?あっ、え~と・・・。」

230:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:27:06 ZCw+IGNu0
微笑まれて、ドキッとする。
頬が熱を上げていくのが自分でもわかった。
理由は2つ。
子供のようにはしゃいだ自分が恥ずかしかったから。
それと。

唯先輩の笑った顔が、凄く、綺麗だったから。

いつの間にか止まっていた歩を再び進める。手を繋いで。
私は、少し先を歩く唯先輩の横顔を見つめた。
さっきまではただただ驚いていて、そんな余裕なかったけれど。
これが、4年後の唯先輩。
ほんわかした雰囲気と可愛らしさは変わらない。けれど、どこか落ち着いていて、ちょっと格好良くて、
そして、綺麗で。
こんな風に、なるんだ。
思わず見惚れてしまう。
正直、綺麗かわい過ぎて反則です。
私はどうなっているのかな?
少しは背、伸びたかな?あと、胸とかは・・・。
「唯先輩、みんなの写真とかはないんですか?」
「え?ああ、未来の?それが今日はなんも無いんだよ~。携帯は電源つかないし。って、あっついた。」
「へっ!!?」
「・・・・・・。んん~?でもやっぱり電話は通じないや~。メールもダメ~。」
「ちょ、ちょっと見せて下さい!」
人の携帯電話は操作の仕方がよく解らないし、勝手にメールなどを見るのも悪いので、私はとりあえず
カレンダーを開いてみた。
すると、そこには今日の日付が示されていて、画面の上の方に20△△年と出ている。
こんなところでも地味にショックを受ける私。
いや、もう信じてます。信じていますとも。でも、どうしても諦めきれない自分がいて・・・。
「えと、写真だっけ?ほら、これ。」
画像とかは見れるみたいだね。そう言って唯先輩は携帯電話の画面を私に向けてくれる。
「わぁ~。」
そこには大学生の私達、放課後ティータイムの5人が写っていた。
勿論、そんな写真を撮った記憶は私にはない。
みんな、大人っぽくなっている。
その写真では、私もツインテールではなく、サイドテールだった。
顔も服装も、今よりどこか大人っぽい感じがして、ちょっとこそばゆい。
胸への希望は儚く消えたが。
「もいっこ。はい。」
そう言って唯先輩が見せてくれたのは、未来の私と唯先輩のツーショットだった。
途端に、またもや顔が熱くなる。
いや、別に普通の写真だけれども!
こういうの今までだって撮ったことあるけれども!
うううっなんか恥ずかしい・・・。だって顔近いし。
4年後もこんな風に仲良しなんだって思ったら、嬉しいじゃないですか・・・。
「も、、もう結構です!」
「そう?」
唯先輩は今度は1人でぽちぽちと携帯電話を弄り出した。
「私ね、今日のデートすごく楽しみにしてたんだ!あずにゃんとこんな風にお出掛けするの、久し
振りだったから!」
「・・・そうですか。」

本当は私には、もうひとつ訊きたい事があった。
でも、訊けない。
それは、あまりにも怖すぎて

「あ、ここだよあずにゃん!」
「へぇ~。」
私はその建物を見上げる。
二階建の木造建築。

231:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:29:07 ZCw+IGNu0
なかなかにおしゃれでいい雰囲気である。
内装は洋風で、アンティーク調の家具や小物が置いてある。
そこそこ混んではいたが、待つほどではなく、すぐに席に着くことができた。
注文した物がくると、さっそく頂きます。
「んまぁ~いっ!」
唯先輩は心底幸せそうな顔をする。
ほんと、こういうところは変わらないな。
私も、和風パフェに乗っている一口たい焼きを食べてみる。
うん。美味しい。
「おいしいねぇ、あずにゃん。」
「はいっ。」
「んじゃ、はい。あ~んだよ、あずにゃん。」
「へ!?いや、いいですよ!」
「ほらほら、あ~ん。」
「えっちょっと・・・むぐ!」
「・・・おいしい?」
「いや、おいひい、でふけど・・・。」
「じゃ、そっちも一口ちょーだい。」
「え?いや。いやいやいや、なんで口開けて待ってるんですか。私がそんな事できるわけ・・・」
「あ~ん。」
結局あーんされたりさせられたり。
確かに唯先輩のチョコバナナパフェも美味しかったですけど、恥ずかしいです。
何故だろう。過去の唯先輩よりも未来の唯先輩の方が抗い難い。

すっかりパフェも食べ終えて、私達はのんびり紅茶を楽しんでいた。
いや、本当はのんびりしてる場合じゃないんだけれど。
今の時刻は16時を少し回ったところ。
窓の外の木々は瑞々しく、かさかさと風に揺れている。
まぁとりあえず、唯先輩の言う通り右往左往しても始まらない。
落ち着いてこの唯先輩を未来に帰す方法を考えなければ。
あと、過去の唯先輩を取り戻す方法を。
「・・・・・・。」
落ち着いたところでそんなもの思いつくはずなかった。
未来から来た唯先輩を未来に帰す方法という途方もない事を、本気で考えようとしていた自分にち
ょっと泣きたくなる。
タイムマシンと書かれた謎の物体が一瞬過ぎったこの頭にも。あるか、そんなもの。
類似性が要因で入れ替わったという方向でなら考えられなくもないが、同じ状況を再現すれば元に
戻るのではという仮説にしろ、結局は未来にいる過去の唯先輩の行動などさっぱり読めないので、
お手上げである。
い、いや、とにかく、これからの事だ。
ずっとこのままかもしれないし、明日には元に戻っているかもしれない。
もしこのままだったとしたらどうする?みんなに話す?
まぁ、話した方がいいだろう。きっとみんな力を貸してくれる。
でも、過去の唯先輩は?
未来に行っているにしろ、そうで無いにしろ、心配でたまらない。
ふと気付くと、唯先輩がにこにこと私を見つめていた。
「なんですか?」
「いや~。やっぱり昔のあずにゃんは可愛いな~なんて思って。」
「か、からかわないで下さい!」
私は赤くなった頬を隠すため俯く。
今の私を支えているのは、多分目の前の唯先輩だ。
大丈夫。大丈夫。
今未来の唯先輩がこうして笑ってくれているのだ。きっと大丈夫。
悪い考えばかり浮かんで、どうしようもなく不安だけれど、今あなたの笑顔が目の前にあるのも事実で。
だから、大丈夫。
私は無意識に、きゅっと両手に力を込めた。
「・・・・・・あの、何ですか?」
気が付くと、唯先輩が携帯電話を取り出し、私の顔の横に並べていた。
画面は唯先輩向き。
何なのかな。相変わらず訳の分からない人だ。

232:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:31:29 ZCw+IGNu0
「う~ん。未来のあずにゃんと過去のあずにゃん、どっちが可愛いのかなって思って。」
どうやら見比べているらしい。
「う~む。どっちも捨て難い!」
「はぁ・・・。」
そういう唯先輩の方が断然可愛いです。とは、口が裂けても言えない。
また携帯電話を弄り出す唯先輩を私は眺める。
本当に、可愛くて綺麗な人だと思う。
しゃべるとちょっと、おbゲフンゲフンッなところはあるが。
昔から整った顔立ちはしていたけれど、なんというか、垢抜けた感じだ。
きっと、男の人も放っておかないだろう。
モテモテだったりするのかな?
いや、もしかしたらもう・・・。

胸が、軋んだ。

最初は唯先輩のギターを聴いて憧れた。
軽音部に入って、そのだらけっぷりとやる気の無さにがっかりした。
でも、本当は頑張り屋で、いつだって明るくてみんなに元気をくれて、優しく温かい。
そんなあなたに、私は・・・。

訊きたくても、訊けなかったこと。
いや、きっと聞きたくなんかなかったこと。
でも、知りたい気持ちが勝ってしまった。

「唯先輩。」
「なに~?あずにゃん。」
「・・・未来の私は、彼氏とか、いたりするんですかね?」
「ん?・・・いるよ。付き合ってる人。」
「そう、ですか。」
「んもうすっご~いらぶらぶでね、いっつも皆にからかわれてるよ~。顔を真っ赤にするあずにゃ
ん可愛いんだ~。」
「唯先輩は?」
「ほえ?」
「唯先輩には、そんな人がいますか?」
「いるよ。」

「世界で一番、あいしてるひと。」


続きます。明日は放送日なので控えます。できれば明後日にでも。

233:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:44:39 iPrYRKsE0
>>232
あああ続き読みてえw

234:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 16:46:32 AHczM39Y0
そこで切るなよおお

235:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 17:16:01 opgyU5iOO
>>232
続きを期待してます!

236:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 17:20:27 4Rd9pWPw0
明後日とか…

早くうううううううううううううううう

237:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 17:26:58 UsjWSZAwO
>>232
何と言う寸止め……
続き待ってるからな!!

238:題:梓「ずっと一緒にいられますように」
10/09/21 18:27:51 Znhnemb3P

唯「ときにあずにゃん、ここに神社があるじゃろう? ほれっ」

梓「なんですかその口調…」

唯「せっかくだからお参りしていこうよ!」

梓「いいですけど……お願いすることなんてないですよ?」

唯「いいからいいからぁ! ほれほれっ」ぐいっ

梓「もう……強引ですね、相変わらず」てくてく

唯「この神社は効くからね、ちゃんと約束するとしっかりかなえてくれるんだよ」

梓「やくそく?」

唯「うん! えっとね、なになにしますから、なんとかしてください! って頼むの」

梓「はぁ…」

唯「たとえばね、『ちゃんと毎日ギターの練習しますから、あずにゃん戻ってきてください!』」

梓「ええっ?! わたし、ここにちゃんといるじゃないですか!」

唯「二年前、部活に来なくなったくせにー」

梓「あっあの時は……わかげのいたりというか、なんというか……」あせっ

唯「もう、心配したんだからね? いなくなっちゃやだよ?」ぎゅ

梓「ひ、人前で! ……うぅ」

239:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 18:29:01 Znhnemb3P
唯「それにね、夏祭りの前にもお願いしたんだ!」

梓「えっと……なんですか? 受験に合格、とかですか?」

唯「まだその頃は志望校も決まってないもん」

梓「遅すぎじゃないですか、それ」

唯「終わりよければすべてよしだよ、あずにゃん」

梓「なんか私すごい流されてってるかも……それでどんなお願いですか?」

唯「んー……ヒント! あずにゃんはいま、私のなんですかっ」びしっ

梓「へ、ええっ?! …いや、その、あの……」

唯「ねえぇ…答えてよう、あずにゃん。もしかして言えないの?」

梓「だ、だってここ外だし…」

唯「そっか、あずにゃんの気持ちはそのぐらいだったんだね。空回りしちゃったよ私」

梓「うぅ―コイビトですっ! 付き合ってます!! だいすきなんです!!」かあっ

240:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 18:29:53 Znhnemb3P
唯「あ、あずにゃんそんな大きな声で言わなくても」あせっ

梓「ゆいせんぱいが言わせたんじゃないですかぁ!」うるっ

唯「あっ、ええっと……ほら、よしよし」ぎゅっ

梓「なでられたって…ごまかされない、もん……」

唯「よしよし、いいこいいこ」

梓「……ゆいなんか、やだもん」

唯「きらいなの?」

梓「好きだから、やなの」

唯「ごめんねあずにゃん、私もあずにゃんの恋人だよ、大好きだよ」

梓「……ずるいです、ほんと」

241:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 18:30:45 Znhnemb3P
唯「それであずにゃん、答えわかった?」

梓「そうでしたね……もしかして」

唯「もしかして?」

梓「『勉強がんばるから、告白が成功しますように』……とか」かあっ

唯「もう、あずにゃん照れ屋さんなんだからあっ」

梓「言ってて恥ずかしいんです!」

唯「でもでも、この神社ご利益あるよね? すごくない?」

梓「なんか私のことばっかりですね、唯先輩のお願いごとって」くすっ

唯「だって私、本当に大事なことしかこの神社にお願いしないもん」

梓「……えっ」どきっ

唯「あずにゃんもほら、なにかお願いすることないの? ほらほらぁ」

梓「……わかりました、じゃあお願いしてみますね」

ちゃりーん
がらんがらーん

梓「…………」

唯「…………」

梓「……ふぅ」

242:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 18:31:47 Znhnemb3P
唯「ねぇ、なにお願いしたの?」

梓「えっとですね。『先輩が卒業しても、軽音部の部長としてがんばりますから―』」

唯「がんばりますから?」

梓「―なんでもないです」

唯「ええぇ~っ? あずにゃん教えてよぉ!」

梓「言ったらご利益なくなりそうじゃないですか。ほら、行きましょ」ぐいっ

唯「ああっあずにゃんいきなり手を引っ張らないでよお!」


憂(梓ちゃん……うちの中まで聞こえてたよ)くすっ

憂(でも……二人とも、ずっと幸せだといいなあ)

おわり。

243:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 19:11:41 XNUg+1nLO
>>242
さすが双方の気持ちを知り尽くした憂ちゃんだなw
GJ!

最終回直前から怒涛のSSラッシュが続いてて
おれはどうにかなってしまいそうだ
皆さん本当にGJ!!

244:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 19:19:08 9hG3Ceq00
せめて投下予告かうp後の一言くらい書いて欲しかった

245:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 19:57:50 4kD6foLT0
>>232
5歳離れの唯梓もいいなぁ
続き期待してます

>>242
ほのぼのイチャラブだねぇ

お二人ともGJ!

246:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 20:05:22 rhAq+5Iz0
>>232
これの逆バージョンも見てみたいなw
大人なあずにゃんに翻弄される唯

247:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 20:06:40 DklU0od/0
SS多くてしあわせ

248:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 20:18:10 GILa3fVj0
>>232
明後日…だと…?
待ってる。ずっと待ってるから

>>242
ほのぼのイチャイチャ良いです
GJ

249:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 21:20:06 JMhfSCSSI
>>246
それなんて俺得

250:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 22:05:49 WJwaaiHR0
唯「あーずにゃん!」

251:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 22:46:39 4kD6foLT0
梓は唯からもらった写真と花をどう保存するんだろう
写真立てに入れたりして部屋に飾っておくのか
それとも手帳に挟んだりして肌身離さず持っておくのか

252:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 23:23:38 l9Tv7Yxm0
>>251
俺もそれが気になったな。
このスレ的には、部室に飾ったりするより
個人的に大事に持っておいてほしい。

253:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 23:33:46 B4UR7cbS0
唯のキャラソンの歌詞がすごいなあ
ギー太愛されすぎw
そらあずにゃんもヤキモチ焼くわ

254:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 23:40:50 6myOF+YY0
梅雨!のあの嫉妬シーンは何気に梓→唯が2期の中でも相当強いよねw
律達にからかわれても一切否定しないどころかその後直ぐ
「またギー太ギー太って…」とか言っちゃうし、
そんときの律澪の表情がすっかり部内公認な感じだしw

255:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/21 23:57:40 tVyciqysP
普通にベリベリタイプのアルバムじゃないかね
写真立てに入れたりはしなさそうだ、性格的に

256:梓「危機!」
10/09/21 23:59:45 vCPZwDwW0
>>181
>面白そう
そう言うなら書くっきゃないと思ったから、書く!

ー翌日、朝ー
純「あれっ、梓は?」
憂「そう言えば今日、学校来てないね」
純「昨日までピンピンしてたってのに、一体どうしたもんだか…」
憂「だよね…」
始業チャイムが鳴った
クラス担任「はい、みんな席について」
クラス担任「今日、中野さんが体調不良で欠席するそうです
皆さん、体調管理には十分気をつけるようにして下さい」
そのあと、今日のことについて話がいくらかあったあとHRが終わる
ー時間が経過し、放課後ー
律「ん?梓は?」
唯「あずにゃんなら、“休んだ”って憂から聞いたよ」
律「…風邪かな?」
唯「多分」
律「…今日は中止だ、帰っていいぞ」
唯・紬・澪「え、いいの?(どっか頭打ったんかな…)」
律「だが…唯、お前は帰る途中でいいから梓の見舞いに行ってこい
唯が来てくれれば、梓も少しは元気になるだろ
ほら、行きな…」
唯「りっちゃん隊員…」
唯は学校を後にし、梓の見舞いに行くのであった
(続く)

257:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 00:09:19 VTLQODMu0
>>256
いや「ある程度話が~」って
せっかくアドバイスもらってるんだから少しは聞けよw

258:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 00:11:23 J1AIOl8C0
今日は放送日ですね

259:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 00:39:27 BouzBxsNO
2年生回は微妙に唯梓が入ってるから楽しみだ
留守番回のラストやプール回の花火大会

俺の所は土曜日なんだが今からwktk

260:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 00:50:54 waf7LxTg0
微妙どころじゃなかったような気がせんでもない

261:よびかた
10/09/22 01:02:26 7IS+vQDF0
私の横で寝転んでいる、小柄な子の頬を撫でる。
さわさわ。ぷにぷに。
「…くすぐったいですよ、唯先輩」
「えへへーあずにゃんが可愛くってつい」
「嬉しくなんてないんですからね…」
そう言って体をもっと密着させる君。
裸だからちょっとこそばゆい。
そーです、事後です。
現在土曜日の深夜。あずにゃんの部屋。家の人は留守。2人だけの空間。
ぎしぎしと静かに軋むベッド。さっきまではあんなに激しく動いてたのになぁ。
「なにを言ってるんですか・・・」
「いやぁさっきまでの私達のふわふわ時間を説明しようとだねー」
「変態ですか!」
と言いつつも抱きしめた私の体を更に強く力をこめてきた。
あずにゃんも変わったなー。最初の頃は目も合わせられなかったのに。
私は変わったかな?たぶんあんまり変わってないかも。
…変わってないといえば。
「ねぇあずにゃん」
「何ですか、唯先輩?」
「あずにゃんは私のこと呼び捨てにしないの?」


262:よびかた
10/09/22 01:03:41 7IS+vQDF0
「…え?」
きょとんとした顔で私を見るあずにゃん
あーこの顔好きだなぁ。初期のあずにゃんはよくこんな顔してたっけ。
って、話の続き…
「いやね?私たち恋人同士なんだから、呼び捨てが基本なんじゃないかな?」な
んの基本ですか 軽くツッコミを入れてくれるあずにゃん。
これだよ!愛されてるって感じる瞬間!
「…そういう先輩だってあだ名のままじゃないですか」
「あ、ばれた?」
「隠してるつもりだったんですか?」
と私の胸の中で溜息をついてる。だからくすぐったいんだってばあずにゃん…

そこでふとあずにゃんが黙る。
あれ?しまった、怒らせちゃったかな?あずにゃんのほくろの数まで知りつく
てる私だけどあずにゃんの沸点は未だわからない。
「やっぱり変態です…」
口を開いたと思ったら悪態をつくあずにゃん。
Sだなぁ。Sにゃん。


263:よびかた
10/09/22 01:04:50 7IS+vQDF0
「唯先輩」
「んー?」
「って呼ぶのは私だけです」
ん?他にもいたような…あれ、あずにゃんの友達の空気読めない娘。まあいいや
「それがどうしたの?」
「律先輩や澪先輩は唯先輩のこと呼び捨てでしょう?」
「あと和ちゃんとか」
「だから何だか呼び捨てにしちゃうと…何だかモヤモヤしちゃって」
変ですよね、なんて笑うあずにゃん。
「私にとっての呼び捨ては唯先輩なんです」
「…あずにゃん」
「あ、あはは、何言ってんだろ」
「わかるよーあずにゃん」
ぎゅうっとあずにゃんを抱きしめる。あずにゃんの吐息が耳にかかる。
「私も誰かがあずにゃんって言ってたら嫌だもん。嫉妬しちゃうよ。」
「…それとも唯変態と呼びましょうか?」
そういって意地悪く微笑む君。
茶化したなぁ。怒った!
「…っあふぅ」
つるりとあずにゃんの首筋を撫でる。あずにゃんの吐息が耳の近くに漏れる。
続いてすばやく唇を奪う。啄ばむようなキスを繰り返し、舌を捻じ込む。
「…んぁ…ふぅん…あぅふ…っ!」
あずにゃんの吐息を顔中に浴びて私の理性は吹っ飛びそうになる。
唇を離すと銀色に輝くのアーチが見事に出来上がっていた。
「…今何時だと思ってるんですか?」
息を荒く、目もうっすらととろんとしてあずにゃんが言う。
「んー朝の2時?」
「…流石にもう寝たほうがいいと思うんですが。というか今からでも遅いくらいです。」
「明日は休みだからいいよ~」
「明日は一緒に出かける約束でしょ!」
あぁそうだった。明日はあずにゃんとデートだった。体力は残しとかなきゃなぁ。あーでもどうしよう。今のこの膨れ上がった気持ち。
…そうだ
「ねぇあずにゃん?」
「なんですか、唯先輩」
「明日は、ラブホテルに泊まろっか」
あずにゃんの顔がみるみる赤くなる。
あぁこれは何回見ても飽きないなぁ。愛してるって感じる瞬間。
それからあずにゃんはまた私の胸に顔を隠す。あぁん、だからくすぐったいんだって~…

そしてぼそっとつぶやいた。


「唯変態…」



264:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 01:06:12 7IS+vQDF0
終わりです。勢いで書いちゃった。
見てくれたかたはありがとう
お目汚しスマン

265:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 01:11:33 cyaHZOBD0
>>258
うちの地域じゃ一週遅れだけどな

266:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 01:15:39 IWHIx89tO
>>261->>265
呼び方に関するSSはよくあるけど『唯変態』には吹いたw
純の扱いがアレだけどGJ!!!

267:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 01:17:29 IWHIx89tO
>>266
->>265でなく263だったスンマセン

268:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 01:22:47 cyaHZOBD0
>>257
残念なことに、まとめるのはイマイチ苦手なわけよ…。

269:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 01:55:51 tvqH0zGz0
あずにゃんは完全に唯にほれてましたな

270:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 01:55:58 tOOqdJxU0
文化祭であずさビジョン唯しか見てなかったな

271:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 01:57:10 IWHIx89tO
学祭の回想で……
やっぱり梓は……

予想外の梓唯にニヤニヤが止まらない

272:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 01:57:43 SDzgu3ro0
>>270
汗が滴り落ちる所を見てたなんて何かエロかったね

273:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 01:58:03 oIL4YeeS0
日常風景の録画もあずにゃんは唯にばかり突っ込み…
何この夫婦漫才

274:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 02:00:33 tOOqdJxU0
>>272
やはり梓的には目が離せなかったのであろうな
相変わらずイチャイチャする二人も見れたし
直接的な抱きつきとか無かったけど予想外の唯梓回でしたな

275:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 02:02:20 lu2t/qcQ0
何回も食べたいからじゃなくて何回も梓に突っ込まれたいからだと

276:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 02:05:14 9vqT8H/j0
普通に過去編やっててビックリした
このままずっと続けてくれればいいのに

277:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 02:25:30 69ccO9yN0
あずビジョン発動したな
CMもいいね
「あずにゃんも一緒に歌おうよ~」とか

278:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 02:33:16 q1/y0upMO
これが梓の見たかっこ唯か・・・

279:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 02:36:29 2+NYll5JO
次回予告の内容を教えてくれ

280:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 03:00:41 CFY5y5Pt0
あずにゃんの回想最高なんだけど
でれにゃん見られてよかったです

281:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 03:22:11 gOg2AkYI0
あずにゃんに合わせて猫のポージングやってた唯も良いな

282:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 03:57:32 CdZVaRDY0
梓はライブ中に唯のうなじとか唯の横顔ばっか見てるのかw
しかも何かライブ中の唯の後姿メチャメチャかっこ唯オーラ出とるがな
梓ビジョン恐るべしw

283:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 04:08:25 400CRv030
唯梓はもちろんの事、それ抜きでも面白かったね
やっぱりけいおんはこう言うノリが安心して見れて良い、シリアスも嫌いじゃないけどね

>>279
次回はさわちゃん宅へ訪問する話っぽい

284:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 04:14:25 WGi8evhr0
今回は二期前半のドタバタ感というか楽しげな空気で良かったね
ここんとこのけいおんは空気が重くて見返すのが億劫なのが正直あったから
あずビジョンも良かったし唯がギター弾くところもなんかカッコ良かった

285:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 06:09:06 f2DIO+5W0
来週も過去話か
唯達の卒業後は見られそうにないな。
残念なようなホッとしたような。

ネタバレ
さわちゃん無双だから
今度こそ唯梓は無いものと思っておこう

286:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 09:36:21 1JdrsYoCP
卒業式終えて帰宅して、制服脱いでからハッとする唯が切なくて良かった
脱いじゃったよう、みたいなSS

287:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 11:54:21 6gaJ0/Lm0
>>285
今回も全くゆいあずの絡みには期待できないと思ってたから、
予想外に収穫多くて良かった。
来週も期待しないで待ってみるよ。

288:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 12:00:01 gOg2AkYI0
もはや唯梓メイン回じゃなくても
日常に細かい描写が散りばめられるほどの公式レベルだな

289:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 12:34:42 F8FjNTRfO
>>287
1期の番外編も2話ともよかったしね。
13話の唯からの「あ~ん」は今となってはもう
何の抵抗も無しに受け入れてる梓だが
当時はかなり新鮮だった。
14話で唯に引っ付いて寝てる梓はヤバかった
なんか変なテンションになったのを覚えてる。

290:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 12:50:08 8hC1IJtv0
こいつのせいで憂が不幸になった

291:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 14:13:14 q7tzzOK/O
>>275と同じことを考えてた
唯は梓に対しては結構構ってちゃんだからね
いつも梓に突っ込まれるのを喜んでいるのかも
梓も梓で唯に突っ込み所がなかったら寂しがりそうだな

292:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 15:32:15 DVDqx4Kg0
梓の部屋には、唯の写真が壁一面に・・

絶対に、唯のアパートに行っちゃうよねあずにゃんw

293:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 16:00:18 74Njq/Nt0
URLリンク(www.dotup.org)




       -‐..::::  ̄ ̄ ::::::......、、
    /:::::::::/::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ、
   r'´:/:::::::,イ:::::::::: |::jハ;:::::::::ヽ:::::::::::\
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   !:l:::::::/⌒|:::::::::://⌒|:::从:: |:::::|::::::::::rヘ
  ノ:|::::/   レヘ:::::/   V  ';::|:::::|::::::::::|:::::.i
 . !:::{从     ∨  r    V::::::|::::::::/::::: |
 /:::::::::リイ三ミ    イ三ミ /::::::/::::::/:::::::::|  
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 l| V !:::::::::|rュr勹   フ::::/V    |:::::::::::::|

294:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 16:07:47 FktJJ2qH0
梓ビジョンでの唯がここまでとは思わなかった

想像以上にエロにゃん!

295:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 16:19:28 XUQshos/O
一人暮らし設定はアニメだとどうなるんかね?
今回も言及されなかったわけだが

296:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 16:38:30 gOg2AkYI0
さわちゃん話の中でポッと唯が一人暮らし宣言したりするかもな

297:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 16:52:38 XUQshos/O
一人暮らししてもしなくてもこのスレ的にはおいしいよな
一人暮らしだと通い妻妄想ができるし
そうじゃなくても頻繁に平沢家に遊びに来る梓が妄想できる

298:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 17:24:19 8Vtb20d20
あずビジョンは三話が伏線になっていたんかな
梓「私の目の届く範囲にいてください!」
唯「ええーなんでぇー」
梓(ステージでのカッコ唯先輩をガン見出来なくなるじゃないですか!)
的な

299:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 17:31:55 zLuBdY060
あのセリフがその場の勢いだけで出てきたものじゃない事をしっかり見せてくれたな
唯が梓の目の届く範囲に居るのと同時に、梓は梓で唯をガッツリ視界内に確保し続けてるという

300:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 18:05:31 02/LB/kuO
>>299
そういや、1期の最終回でもそうだったな

301:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 18:24:04 BouzBxsNO
期待通り唯梓回か!
これで勝つる!土曜日まで頑張れる!

302:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 19:09:21 oIL4YeeS0
>>301
常に唯梓回です

303:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 19:33:08 H9tP8DI90
>>293
目が隠れると急激にイケメン化するな唯は

304:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 19:36:48 rrt15L7T0
過去最高のかっこ唯だな
こんなんあずにゃんじゃなくても惚れてしまう

305:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 20:18:52 rL3ZMqTD0
こんな唯ちゃんに迫られたら、さすがにあずにゃんもむちゅちゅー許しちゃうだろうな。

どうでもいいが、きらら十月号オクでゲット。割高になっちまったが表紙の唯梓がどうしても良かったから記念に買っちまったな。

306:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 20:30:06 GPXxtMk80
梓視点でのHTT回想録を見てて思ったが
梓って唯のこと好きなんじゃね?

307:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 20:30:44 H9tP8DI90
>>306
俺もそう思った
まさかな…いやいやでももしかしたら…

308:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 20:37:04 BquY8vY20
白々しいんだよw

309:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 21:02:43 n4tA03qF0
>>306
そこに気づくとは…やはり天才か

310:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 21:56:36 hpP+wmx+0
>>293やっぱ、かっこ唯な。他のスレに貼ってあった画像だけど、梓も負けてないぞ。
URLリンク(blog-imgs-43.fc2.com)
とりあえず、結婚すべきだと思った。

311:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 21:58:38 0hwSE6lU0
手前のクッションがw

312:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 22:05:17 IWHIx89tO
>>310
こんな梓みたら唯は確実に惚れる

いや、惚れ直すが正解か?

313:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 22:05:41 SLogzNOU0
てst

314:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 22:14:20 rrt15L7T0
そのクッションで思い出したけど
梅雨の時に唯が返したはずの豚着ぐるみだけ隠しておいたんだよな
まさか・・・

315:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 22:19:53 AGMgJr/U0
>>314
しかもそれ着てたしね

316:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 22:25:26 H9tP8DI90
エロにゃんの秘密が暴かれていくな…

317:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 22:29:11 CQHhp6F30
最近唯梓の事ばっか考えてるよ
おかげで寝付けない

318:お月見!
10/09/22 22:34:33 hlA8B2EA0
4レスほど使わせてもらいます。

こんばんは。中野梓です。
今夜は平沢家にお邪魔しています。
両親が今夜仕事のため不在であることを唯先輩に話したら「じゃあうちに来なよ~」といつもの気の抜けた声で誘われました。
明日学校はお休みだし、憂も歓迎してくれるということでお誘いを受けることにしました。
今は夕食を食べ終えてリビングに唯先輩と私の二人きり。憂はお皿洗い中です。

「アイス食べたい……」
「今夕飯食べたばっかりじゃないですか」
「アイスは別腹だよ~」

唯先輩は緩んだ表情で寝そべっています。そのあまりの無防備さを見ると私は不安になってしまいます。この人は一人きりになったら生活できるのか、と。

「ダラダラしてないで勉強したらどうですか。仮にも受験生でしょ」
「えぇ~、食後の休憩は必要だよ~」

と言って唯先輩はゴロゴロ転がり始めました。食後にそんな風にしていたら牛になっちゃいますよ、と言いかけて唯先輩が太りにくい体質であることを思い出します。羨ましい。
でもそのまま眠りに落ちてもおかしくない様子だったので私は何か唯先輩の気を引くものはないかと考えました。
しかしテレビは大して面白くない番組ばかりだし、ギターの練習をしようにも唯先輩は少々エネルギー不足のようです。
あ、そういえば今夜は……

「あずにゃ~ん。あれ? あずにゃん、どこ行くの?」

私が縁側の方へ歩き出すと唯先輩も後を付いて来ました。

「なになに? あ、綺麗なお月様だねぇ」

私達は縁側に並んで腰掛けました。唯先輩は先程の緩み切った表情を一変させ目を輝かせて綺麗な月を眺めています。

319:お月見!
10/09/22 22:36:34 hlA8B2EA0
今夜は中秋の名月。つまりお月見の日です。

「綺麗ですね」
「うん」

雲一つない空。星星の海の中でほのかに輝く月。隣の唯先輩をちらっと見ると月明かりを受けた横顔が輝いています。……綺麗ですね。
ふと右手に柔らかい感触を覚えました。唯先輩の手です。

「唯先輩?」
「ん~?」

唯先輩は相変わらずお月様に夢中です。だからこの行動にどんな意味があるのかはわかりません。……ムード、って奴でしょうか。
唯先輩の手、温かい。唯先輩の体温が手から伝わって全身を駆け廻ります。私は熱さと恥ずかしさのあまり顔を伏せてしまいました。
が、突然右手のぬくもりが消えてしまいました。顔を上げてみると目の前には唯先輩の柔らかい笑顔。そして彼女は私の束ねた髪を徐に頭の上に持ち上げます。

「えへへ~。うさぎ!」
「何やってるんですか」
「うさぎだから、あずぴょん?あずうさ?」
「どっちも嫌です」
「うん。やっぱりあずにゃんが一番だね」

唯先輩は、綺麗なお月さまを横目に楽しそうに私の髪をいじっています。

「じゃあ、これは?」

そう言うと、唯先輩は私の髪のゴムをゆっくりはずしました。
まとまりを失った髪が夜風に揺らされます。

320:お月見!
10/09/22 22:38:12 hlA8B2EA0
「なんか、かぐや姫みたいだね」
「……ごめんなさい、お婆さん。私月に帰らなければならないんです」
「おお、あずにゃ姫や。行かないでおくれぇ」
「ふふ。なんですか、あずにゃ姫って」

私達は笑い合い、触れ合いながらお月見を楽しみました。
唯先輩が再び視線を月に戻すと、私もそれにならいます。

「きれいだねぇ」
「そうですね」

響くのは虫の声だけ。私は不意に横目で唯先輩の横顔を窺いました。
まっすぐ月を見据える目。決して鋭くはなく、むしろ何でも受け入れてしまいそうな優しい輝きを放っています。
肩まで伸びたふわふわした髪。触ってみたら気持ちよさそうです。できれば今度……。
いつもは緩み切っている口も今は上品に結ばれています。
こうして見ると、私よりも唯先輩の方がかぐや姫っぽいんじゃないかと思えてきます。
……。

「あずにゃん?」

そう思った途端私は唯先輩の左手を握っていました。唯先輩は一瞬不思議そうな顔をしましたがすぐに微笑み、月へと視線を戻しました。
さっき握られた時の恥じらいも今はありません。油断してたら離れていっちゃいますから。
私はどうしても離したくはなかったんです。
できることならいつまでもこのぬくもりを……。

321:お月見!
10/09/22 22:39:44 hlA8B2EA0
「お団子できたよ~」

はっと我に返ると憂がお皿いっぱいのお団子を持って微笑んでいました。お皿洗いに随分時間かかってるなぁとは思っていましたがこれを作ってたんですね。おいしそうです。

「わ~い。お団子だぁ!」

唯先輩は即座に立ち上がりテーブルの方へ移動しようとします。
手、離されちゃいました。

「ほら。あずにゃんも早く!」

嬉しそうに笑う唯先輩は私の手を引っ張ります。あぁ。結局私は引っ張られる側なんですね。
頼りない私じゃ常に前を見てる唯先輩を繋ぎとめることなんてできないのかもしれませんね。でもいつかきっと――。
せめて今はこれだけでも。
私は唯先輩に握られた手をぎゅっと握り返しました。


終わり

読みにくい上ラブラブ度低くてすみません。
卒業前でも卒業後でもいいからどっちかの家でのんびり過ごしている二人を見てみたいなと思いまして。

322:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 23:01:51 oouWNuJV0
>>318->>321
ほのぼのしてて和みました。GJです!



323:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 23:18:17 qTdrEZVk0
>>310
かっこ良いけど手前wかっこ良い唯はかっこ唯で言いやすいけど
あずにゃんは何て言えばいいんだ?イケメン梓だと言いづらいし

>>318
GJ!いいねえ


324:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/22 23:25:12 H9tP8DI90
>>321
綺麗な雰囲気が素敵なSSですね
GJ!


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