【けいおん!】唯×梓スレ 9at ANICHARA2
【けいおん!】唯×梓スレ 9 - 暇つぶし2ch633:よくある風景
10/08/17 21:15:51 PKFWEv5+0
いつもと同じ放課後のティータイム。
唯先輩は満面の笑みを浮かべながらケーキを頬張る。
その結果、当然とも言うべきか唯先輩の口の周りにはクリームがべっとりと付いていた。
「唯先輩、口の周りがクリームだらけですよ」
私は呆れ混じりにそう言った。
「ん~?あずにゃん、拭いて~♪」
唯先輩は毎度お馴染みの言葉を返す。
「自分で拭いてください」
「え~、あずにゃんのケチ!」
「ケチとかそう言う問題じゃないです!」
「いいもん、あずにゃんが拭いてくれないなら…」
そう言って唯先輩は自分の腕で口を拭おうとする。
「ダメですってば!袖、汚れちゃいますから!」
仕方なく、私はハンカチで唯先輩の口の周りを拭う。
「えへへ…ありがとう、あずにゃん♪」
「もう、今回だけですからね!」
「え~、あずにゃんのいけず…あれ?」
私の顔を凝視したまま唯先輩の動きが止まる。
「どうかしましたか、唯先輩?」
理由がわからず、私はそう問い返した。
「あずにゃんもホッペにクリームついてるよ」
「え、どこですか?」
「あ、ダメダメ!手が汚れちゃう!」
慌てて探ろうとした私の手を唯先輩が掴む。
「じっとしてて、あずにゃん」
「あ、はい…」
何時に無く真剣な目で言われて、思わず素直に返事をしてしまった。
「じゃあ、行くよ?」
唯先輩がそう言った次の瞬間。
(ペロ)
私の頬に柔らかい何かが触れた。
「へ?」
「ん、甘い!あずにゃんのホッペは甘くて美味しいね~♪」
「な、な、な、な…!」
「あずにゃん?」
「何やってるんですかああああああ!?」
私は思わず絶叫した。
「クリームを取ってあげたんだよ~」
「だからって、何で舐めて取るんですか!?」
「何でって…美味しそうだったから?」
「美味しそうって…」
「…そんなに嫌だった?」
「そ、それは…」
「そうだよね、私なんかに舐められるの嫌だよね…ごめんね、あずにゃん」
「そんな事ありません!」
俯く唯先輩の姿に胸が締め付けられる思いがして、私は咄嗟にそう叫んでいた。
「あずにゃん?」
「さっきのは、その…いきなりで驚いただけです!べ、別に嫌だとかそう言う訳じゃ…!」
「あずにゃん!」
「な、何ですか!?」
「お返しに私のホッペも舐めさせてあげる!」
「何でそうなるんですかあああああああああ!?」
放課後の音楽室に私の叫び声が木霊した。


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