10/08/16 14:25:57 rPKjQhlSO
唯「…あずにゃん、私の部屋行こっか」
梓「…はい」
私たちはそっと唯先輩の部屋に入った。そろそろ憂が不思議に思う頃だと思うけど、もうそんなのどうでもよくなっていた。
西日が差し込む中、私たちはベッドに倒れこむとさらに強く抱きしめ合う。
好き、好き、大好き…ずっと抑えてきた気持ちは、もうどうしようもないほどに爆発してしまっていた。
梓「ゆい…先輩、その」
唯「ん…?」
梓「…かわいいって、言って?」
唯「珍しいねぇ。あずにゃんからおねだりなんて」
梓「い、いいじゃないですか別に…」
唯「ふふ…♪かわいいよ、あずにゃん」
梓「…えへへ、うれしいです」
唯「あずにゃん…だいすきだよ」
唯先輩は私の胸に顔を埋めた。まぁ、埋めるほどないんだけどさ…
でも唯先輩はとても穏やかな表情で、私の胸の上で目を閉じて微笑んでいた。
なんだか、唯先輩のお姉ちゃんになった気分。
唯「あずにゃん、いい匂いがする…甘くて、おいしそうな匂い」
梓「…食べても、いいんですよ?」
唯「いいの?」
梓「…はい」
唯「じゃあ…いただきます♪」
真夏のある日の午後、こうして私は唯先輩においしくいただかれてしまったのだった―
END