10/07/26 20:15:27 9s+hVNS60
しばらくして…
唯「あう!!」
「うーい!てがみー」
憂「あら、何かしら?」
唯が珍しく、自分から学校からの手紙を出した。
その手紙には、次のように書かれていた。
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犯罪への注意
保護者各位
最近、子供を巻き込む犯罪が増加しております。
特に、本校の生徒ような知的障害者を狙った犯罪、いわゆる「池沼狩り」が全国規模で急増しております。
被害の内容は、イジメや暴行から金品の強奪と言った犯罪に加えて、犯罪グループに利用されたり、激しい暴行、さらには、強姦と言った被害の凶悪化が多数報告されております。
どうか、こうの様な犯罪に十分注意され、お子様の行動の確認や注意の喚起により一層の対応をお願い致します。
なお、被害に会われたり、怪しいことがございましたら、即座に本校ならびに警察へご連絡のしていただくようお願いいたします。
特殊養護学校校長
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手紙の内容は、所謂「池沼狩り」に注意せよ!とのことであった。
憂「池沼狩りか~。物騒だわね~」
「お姉ちゃんなんか、格好の餌食だもんなぁ…。良く言い聞かせないと…」
憂は気分が重くなった。
唯なんか真っ先に餌食になりそうだからだ。
実際、中学まで通常の学校のなかよし学級に通っていたいた時には、学校で散々イジメらていた。最近は、近所の悪ガキらにもイジメられて、大泣きしている始末だ。
それに、どうやら今のなかよし学校でも、イジメられているみたいである。
しかし、憂がその旨を学校に強く言い出せないのは、原因が唯の方にある場合が殆んどで、これまでも、学校から憂に「唯の生活態度を治せ!」との指導を何度も受けてきたからである。