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覚醒剤を肛門から腸に隠して中国から密輸した元山口組系の林徹容を逮捕
袋詰めした覚醒(かくせい)剤を腸に隠し、中国から密輸したとして、
大阪府警薬物対策課などは15日、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の容疑で、
大阪市此花区酉島、元山口組系暴力団組員、
林徹容疑者(31)を逮捕、起訴されたと発表した。
起訴内容によると、昨年12月24日、
中国・広州発の国際線で、覚醒剤約150グラム(末端価格約900万円)を
関西国際空港に持ち込んだとしている。
密輸は認めているが、背後関係については黙秘しているという。
林被告は、長さ約5センチ、
直径1~2センチのゴム袋7つを肛門から腸に隠して航空機に搭乗。
機内でけいれんを起こしたため、関空到着後に病院に搬送され、
CTスキャンで腸に異物が写ったため発覚した。
覚醒剤はシートにくるみ、指サック状の二重のゴム袋で包んだだけの包装で、
覚醒剤がしみ出した可能性があるという。
捜査関係者は
「袋が1つでも破れていれば、急性薬物中毒で死亡していただろう」
と指摘している。