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磐田ＤＦ本田が日本代表本田に発奮
磐田にも「本田」がいる。今、日本の話題はＷ杯で大活躍中の日本代表ＦＷ本田圭佑（２４）のことばかり。
テレビや新聞での本田フィーバーぶりに、プロ２年目のＤＦ本田慎之介（２０）が発奮している。
「地元の福島で『本田』と言えば、『本田慎之介』ですから」。冗談でアピールする明るいキャラクターの中にも「本田」としてのプライドをのぞかせた。
ポジションはＦＷではなくＤＦで、利き足も左ではない。ただ、顔をよくよく見てみると、小麦色に焼けた肌に面長な感じと鋭い眼光は、似ていないこともない。
セットプレーでは蹴り手ではなく、チーム最高身長の１８７センチ、７８キロの体格を武器にゴール前で競り合う。
そして、その巨体から繰り出される強烈なキックはチーム随一のパワー。本家本田が得意とする無回転シュートだって「練習すればできるかもしれません」と自信を見せている。
まだ公式戦ではベンチ入りもないが、そのスケールの大きさに将来を期待する声は少なくない。
柳下監督も「いい判断をしたときには、いいプレーができる。でかいから相手に与える威圧感はある」と話す。
そもそも、浜松にある自動車メーカーの名前を冠にし、県内西部地区では親しみやすい名前であることには違いない。
「今季、少しでもいいから試合に出られるようにしていきたいっす」と本田。今は馬力を上げて、本家以上にピッチでフル回転する。
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