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「長居」命名権を売却…セレッソＪ１復帰で
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大阪市は１１日、サッカーＪ１のセレッソ大阪が８月から本拠地とする、長居球技場（大阪市東住吉区）について、ネーミングライツ（命名権）を売却すると発表した。
セレッソが４年ぶりのＪ１復帰を果たし、広告価値が上がった今を「売り時」ととらえての財源確保策で、年間３６００万円以上での契約を目指す。
現在、隣接する長居スタジアム（５万人収容）を本拠地としているセレッソは、同球技場（２万人収容）にホームを移し、スタンド増設を経て、８月から公式戦に使用する予定。
市は２００５年度、長居スタジアムの命名権売却に向け、広告価値を調査。年約２億円と試算されたが、０６年にセレッソのＪ２降格が決定して価値が４分の１に暴落し、スポンサー募集を断念した経緯がある。
それだけに、セレッソのＪ１昇格は、財政難の市にとって「待ちに待った絶好のチャンス」（担当者）。年間３６００万円以上、契約期間３年以上を条件として、２３、２４の両日に募集する。
サッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）の開催と重なったこともあり、「相乗効果で広告価値が上がれば」と期待している。