10/04/22 00:13:14 G57Xbqi10 BE:256524285-2BP(1002)
sssp://img.2ch.net/ico/1.gif
ホーム社会経済暮らしと文化産経関西スペシャルエンタメ&スポーツ注目!橋下知事関西の教育
関西の社会ニュース
2010年2月 3日
近畿180万回分 余るワクチン 新型インフル
昨年10月から接種が始まった新型インフルエンザワクチンが、
流行の沈静化で1月末現在の在庫量が大阪府で約80万回分になるなど、近畿2府4県で計約180万回分に上ることが2日、
分かった。
政府は2月中旬から輸入ワクチン9900万回分を1126億円で購入、国内向けに出荷するが、
自治体からの注文はわずか100回分程度にとどまり、
膨大な在庫を抱える医療機関や卸業者から国のワクチン行政に批判も上がっている。
厚生労働省や国立感染症研究所によると、全国の新型インフルエンザ感染のピークは昨年11月下旬とみられ、
1週間での1医療機関当たりの平均患者数は39・63人。ところが今年1月下旬には9・03人と、ピーク時の4分の1に減少した。
大阪府では1月25日から一般成人(19?64歳、推定541万人)の接種が始まったが、接種希望者は1月に入って急減し、
1月29日に国から出荷された41万5千回分が2月上旬に納入されても、
「大半が在庫として残るのでは」(府地域保健感染症課)という。
大阪府の専用相談電話では、昨年11?12月は市民から「接種の予約はどこもいっぱい。どこへ行けばいいのか」
との問い合わせが殺到したが、1月には医療機関から「ワクチンの在庫が増えて困っている」との声が急増。
昨年5月に高校生を中心に集団感染が広がった兵庫県でも、在庫は44万8千回分に上る。
県薬務課は「生徒への感染がすでに広まり、もはや必要なくなったのかもしれない」と話す。
国産ワクチンの使用期限は1年半程度で、セ氏10度以下で保存することになっている。滋賀県では在庫が13万回分となり、
卸業者から「これ以上ワクチンを持ってこられても倉庫に入りきれない」との苦情も寄せられている。
医療機関の在庫は返品できず、卸業者の在庫も現時点で国の買い取り措置はない。
ある業者は「国の指示で入荷しているのに、何もフォローしてくれないのか」と不信感を募らせる。