10/02/27 14:37:07 MKSdgSRJ0
我々は劣頭サポが何故このように鹿島に嫉妬するのかという
疑問を解決するため、劣頭の故郷である埼玉県に向かった。
「まだ日本にこんなところがあったのか…」
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。
わずか一度のリーグ優勝を抱え周りを警戒するツギハギだらけの服を来た農夫。
貧困とフィンケから逃れようと村からの脱出を夢見る選手たち。
そして彼らは余所者で身なりのいい我々鹿サポを
監視する様に見詰めている。13冠達成だの、3連覇だので浮かれていた
我々は改めて劣頭の現状を噛み締めていた。
ボロ屑のような家に居たのは老いた犬飼が一人我々を見るなり
全てを悟ったのか、涙ながらに
「強豪をきどって申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。
我々はこの時初めて劣頭を許そうと思った。 誰が悪い訳ではない、
農村の貧しさが全て悪かったのだ。我々は犬飼から貰った干し柿を手に、
打ちひしがれながら東京へと帰路についた。