09/12/08 12:45:27 zXHQQQq80
(朝日新聞、8日朝刊より抜粋)
7日に明らかになった大阪・梅田の球技専用スタジアム建設構想。Jリーグの鬼武健二
チェアマンによると、構想は約1年前に、セレッソ大阪を通じて大阪市に伝えられた。
チェアマンは同日、都内で「W杯の開幕戦はどうか、と投げかた。国立スタジアムが
大阪にあってもいい。話が進めば有難いし、何とか追い求めたい」と語った。
大阪に本拠を置くJリーグの2クラブの反応は分かれた。大阪市の長居スタジアムを本拠とする
セ大阪は「大阪市に大きいスタジアムが出来るのは非常に喜ばしい。一緒に盛り上げていきたい」。
一方、吹田市の万博記念競技場が本拠のガ大阪は「寝耳に水の話」。
万博記念公園内に約150億円かけて新スタジアム(3万2千人収容)を建てる計画を進めているが、
用地の貸料などを巡って大阪府や吹田市との協議が難航している。「こちらは苦労して話を進めている。
そんな簡単に建つものなのか」と懐疑的だ。
大阪府サッカー協会の藤縄信夫専務理事は「スタジアムが増えることは歓迎したいが、
具体的なことは何も聞いていない」と話している。
スタジアム構想が持ち上がった(梅田北ヤード)2期区域は基本ビジョンとして「環境都市」を掲げる。
新しい環境ビジネスを支援する交流拠点が整備される方向だが詳細はまだ決まっておらず、
産官学で作る企画委員会で検討中だ。国レベルの研究機関や大学などの誘致の必要性が指摘される中、
関係者の間では集客が見込める中核的な施設を熱望する声は高かった。北ヤードの街づくりで
実質的なコーディネート役を担う関西経済連合会の関係者は「環境を前面に押し出したスタジアムを
どう作るか。知恵の出しどころだ」という。
一方で、建設主体など事業の枠組みが見えず、不安視する声も上がる。「国立の競技場として
国に働きかけるしかない」(財界幹部)と言う声もある。だが、「事業仕分け」などで歳出削減を図る
民主党政権では実現に懐疑的な見方も多い。