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前へ!大分トリニータ再出発【中】[2010年01月27日 09:44]
営業力が再建の鍵
新たな組織
大分フットボールクラブ(大分FC)はJリーグから2億5千万円の追加融資を受け、第12期(2009年2月~10年1月)
の資金手当てができた。
再建計画は運営費3千万円削減を条件に認められ、大分FCは当面、存続できそう。差し迫った問題は第13期(10年
2月~11年1月)の収入12億9400万円の確保だ。
再建計画を着実に実行するには、営業力が鍵を握る。大分FCは組織改革に着手し、営業部は従来のチケット事業部と
合体させて、スポンサーとチケットの営業を同時進行できる体制を整えた。シーズン途中で再び資金難に陥らないための
「心臓部」になる。
新たな“旗振り役”の小沢正風取締役営業部長(40)は「チームワーク重視の青野社長を支えたい。新体制が18日に決
まるまで、スポンサーから『会社の顔が見えない』と言われ、契約に至らないケースもあったが、県内企業で支えてもらえる
“風”も出ている」と語る。
選手も協力
販売数1万3千席が目標のシーズンパス(年間チケット)は24日までで申し込み数5472席。ユニホームスポンサー
(8500万円)は「内々で進行しているが、契約はまだこれから」(小沢部長)で、3月7日の開幕に間に合うかどうかは未知数。
FW高松大樹(28)、MF菊地直哉(25)は営業活動への協力をフロントに申し出ている。渡辺正光取締役副社長(71)=
トキハインダストリー相談役=らも人脈を生かし、営業面でのサポートを約束。またホームタウン推進部を新設し、自治体と
連携しながら地域密着を仕掛けていく。
大分FCの社員は約60人。退職者4人の補充はせず、管理職は2月から給与を削減する。池田進一取締役(50)=県サッ
カー協会常務理事=は「これまで会社として不透明な部分が多かった。強化や育成面でも、誰が見ても正常な運営ができる
ように、役割分担を明確化せねば」と指摘。青野浩志社長(53)は「信頼回復は1年目が勝負。トリニータは変わった―と言
われるように、社員の意識改革に努める」と話した。