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2010年1月21日 (木)見習いたい元大分社長・溝畑氏の“たくましさ”
1月のある日。平和な昼下がり。静寂に包まれていたJFAハウス記者室に突如、大きな声が響いた。
「どうも! どうも! どうも! 溝畑です!」
1月4日付けで観光庁長官に就任した元大分社長の溝畑宏氏(49)が、2人の側近を引き連れて突然
に現れた。大分は昨年、深刻な経営難に陥り、その責任を取る形で辞任した。チームの成績も振るわず、
J2に降格。大分は、クラブ存亡の危機に陥った。しかし、前社長は、08年ナビスコ杯優勝など、それま
でクラブを成長させたとして、その手腕が評価され、自らの立場を“昇格”させた。
「観光庁長官 溝畑宏」と大きく書かれた名刺を報道陣に手裏剣のように配った。さらに「あれ? この
名刺には携帯電話の番号が入っていないな」と溝畑長官はつぶやくと、プレスルームにあった資料の裏
に番号を大きく書き「何かありましたら、いつでも電話してください!」と威勢よく話した。
大分は、Jリーグから公式試合安定開催基金として6億円の融資を受けた。返済について3年を計画し
ている。Jリーグでは、同基金を返済するまでJ1復帰を認めない規約をもうけているため、10年、11年
シーズンにJ2で3位以内となってもJ1に再昇格はできない(計画より早く返済すれば話は別だが)。
厳しい現状の大分とは、まるで対照的に、溝畑長官は、元気いっぱいだ。溝畑長官の訪問を受けたJ
リーグの鬼武健二チェアマン(70)は「もう、大分を辞めた方なので『新しい仕事を頑張ってください』という
しかありませんが、残された我々は苦労しますよ…」と苦い表情で話した。
大分社長時代にはスポンサーのご機嫌を取るため、宴会ではだか踊りを披露したなど数々の伝説を残す
溝畑長官。その図々しさ、いや、たくましさは、ある意味、見事で、見習いたい、と思った。本当に、決して、
嫌みではなく、そう思った。(竹内 達朗)投稿時刻 17:25 Jリーグ