10/05/23 06:23:32.69 H7XbjO2c0
>>131
そんなマネを出来る国なんて数えるほど……存在するかどうかも疑わしい
たとえ出来たとしても、出来た国、あるいは出来なかった国で少数派の方が畜産業で国際的に爪弾きにあうことになる
さらには口蹄疫耐性の品種改良が達成するまでは、口蹄疫汚染が前提の国となってしまうわけで、そこに敢えて足を踏み入れるなんて有り得ないよね
口蹄疫耐性家畜開発達成まで、畜産業に関わる全ての産業が麻痺するわけだから
研究施設内に封じ込めるにしても、研究のスケールが大きいからどうしても危険性は高くなるし、感染力の高さで恐れられてるウィルスだから万一の場合のリスクが高すぎる
広大な敷地を柵で囲ったとして、その柵の全てを破られないように常に見張り続けるのが困難なのと同じだね
そもそも成獣ならともかく幼獣だと致死性が高いから、どんな大義名分を立てたって世論が反対する
耐性を得るまでに何頭、何百頭、何千頭ものウシ、ブタが死ななくてはならなくなる
もちろん偶蹄目は家畜だけに存在するわけではないから、野生動物を絶滅させないためにも、そういった方向の研究も並行して進めなくてはならない
野生動物じゃ品種改良なんかすることが出来ないから他の方法をとることになるけど、果たして全ての個体に適応できるような技術を、その種が絶滅するまでに開発することが出来るだろうか?
開発すると言うより、家畜品種改良に着手する前の時点で、そんな夢のような技術をすぐにでも開発することが出来るという見通しを立てなくてはいけないんだけど
この問題に対しては、その手の研究が全く通じない
規模の大きなもの、社会に対して強い影響力を持つものに対しては、時に実験室での研究というものはあまりに無力なんだな
他分野とは言え俺も研究者の端くれなんで、こういうことを言うのは悲しいけど