2 ち ゃ ん で 一 番 怖 か っ た こ とat NEWS4VIP
2 ち ゃ ん で 一 番 怖 か っ た こ と - 暇つぶし2ch97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
10/04/04 03:44:57.70 cxadH8BmP
2003年くらいかな、ラウンジのいわゆる地下スレ、
スレが立って丸一日経ってもレス数ヒトケタで、落ちかけていたある糞スレでのこと。

誰も見ていない(と、書いていた奴は思っていただろう)そのスレで、
突如自分語りを始めた奴がいた。
スレタイとはなんの関係もない自分の経歴を延々20レスほど、
その中で「親父に早くに死なれた」「母親が消息不明」「派遣をしている」等、
知人が見たら特定可能なくらい詳細なレスを書き連ねていった。

投稿の間隔は5分の時もあれば15分空くこともあったけど、すべてのレスがsage、
その淡々とした感じから、彼は自分の過去を振り返りながら、
ずっとモニターの前にいて今まさに書き込んでいるんだろうと想像させた。
俺は興味本位でそのスレを眺めていて、その不気味さを一人楽しんでいた。
流れからして「自殺します」とかオチが来そうだったから。

でも何も無かった。何もないまま、経歴レスが成人後の話になった辺りでぷつりと止まり、
二度と誰も書きこむことがないまま、そのスレはdat落ちした。

後日、ラウンジでこのスレと同じような「2ちゃんの怖い話」スレが立った。
何の気なしに眺めていると、あるレスが書き込まれた。
「地下スレで誰も見てないのに延々経歴書いてる奴がいて怖かった」
すると、すぐにそのレスにいくつもの返信が付いた。
「俺も見ていた、あれは怖い」「あれ目的なんだったんだろ?」「ずっとsageで」
「急に止まったのもこええw」「あれ新手のスクリプト」「どっかのブログサイトの宣伝」…

俺一人しか見ていないと思っていたスレが驚くほど大人数に読まれていた。
そしてその誰もがスレが生きている間は発言をしなかった。
無言で目的不明に自分の経歴をずーっと書き連ねる人、
無言でそれをずーっと見つめ続ける人、誰も知らないはずの地下の地下の糞スレでのできごと。


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