09/12/04 13:36:25.61 ItVr8Fhc0
期待待ち
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:37:02.17 MNSApr/2O
ていうか金バエにしか見えないのだが……
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:37:23.12 REGTHMk20
( ´・ω・)…
( ´・ω・)ノ~ ヒラヒラ
キョン「…もういいから早くどけ」
(・ω・` )ミピョン
キョン「ったく…」
キョン「アイツの部屋で何かあったのか」
( ´・ω・)…
( ´・ω・) ?
キョン「…何でもいい。身体で精一杯表現してみろ」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:39:08.28 REGTHMk20
( ´・ω・) …
(ノ)・ω・(ヾ) ムニムニ
o< ・ω・ >o ビローン
(((´・ω・`))) ボヨヨーン
キョン「…アイツがお前の顔をムニムニばっかりするから」
キョン「眠れなくてココに来たって所か」
( ´・ω・)b グッ
キョン「…」
キョン「今日、お前専用のベット買ってきてやるよ」
(´・ω・`) ショボーン
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:42:17.05 REGTHMk20
――――――――――――
妹「おっ買い物~おっ買い物~♪」
キョン「あまりはしゃぐな、家じゃないんだから」
妹「だってキョン君と一緒にデパート行くの久しぶりなんだもん」
キョン「そうだったか?」
妹「うんっ。だからとっても楽しみ!」
キョン「そうかい、羽目外しすぎて転んだりするなよ」
妹「わかってるよ~」
ガッ
妹「きゃん!」
ドシンッ!
キョン「言った傍からお前は…」
妹「えへへ…」
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:42:53.51 5YtydJmP0
ショボ太飼いてぇぇ
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:44:47.17 REGTHMk20
キョン「…そういやアイツはどうした?家に置いてきたのか?」
妹「ショボ太?ここにいるよ」ピラッ
ムクッ
(´・ω・`) ショボーン
キョン「おまっ、なんつー所にいれてるんだバカっ!」
妹「だってリュック重たいもん」
キョン「スカートの中に入れるな!はしたないマネするんじゃありませんっ!」
妹「大丈夫だよキョン君!ショボ太は私のおっぱいになれるんだからっ!」
キョン「…Why?」
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:47:29.00 REGTHMk20
妹「ショボ太!おっぱい!」
(・ω・` )ミ ピョン
(( )) モゾモゾ…
妹「あっ…ショボ太ぁ、そこ、ダメぇ…」ビクンッ
キョン「」
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:50:43.99 REGTHMk20
(・ )ω( ・) ボイーン
妹「完成ですっ!」ドーン!
キョン「…何この物理完全無視体型。抜きゲーのヒロインかよ」
妹「私がミヨちゃんぐらいのおっぱいになっただけだよ」
キョン「いや、ミヨキチの身長ならまだ発育のいい娘さんぐらいには見れるがな…」
キョン「お前の身長じゃどうみても巨乳症だ。全世界の巨乳症の女の子に謝れ」
妹「えぇ~」
キョン「…もういい、ソイツ絶対に外に出すなよ」
妹「うんっ!分かってるっ!」
(・ )ω( ・) ボイーン
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:52:40.85 REGTHMk20
――――――――――――
―店内、ペットショップ―
キョン「ぬいぐるみサイズ…なかなか見つからんな」
???「おや?キョン君じゃないか」
キョン「その声は…鶴屋さん?」
鶴屋「その通り!こんな所で会うなんてめずらしいね!」
キョン「鶴屋さんも何かペット用品を探しているのですか?」
鶴屋「ここは私の家が経営してるデパートだからねっ。いろいろと警邏に回ってるのさ!」
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:52:46.60 ItVr8Fhc0
(・ )ω( ・) ボイーン
AAリストに追加したwww
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:55:04.71 REGTHMk20
キョン「警邏って…しかし鶴屋さんの家はホントに幅広い商売をしていますね」
鶴屋「いやぁ照れるにょろ!ちょいと近くにあった土地を買い取ってデパートにしただけなんだけどね」
鶴屋「気付いたらめがっさ繁盛してたんだ!もうぼろ儲けだよ~!」
キョン「そ、そうなんですか…」
鶴屋「キョン君は今日は探し物かい?なんなら私が選んであげるよ?」
キョン「本当ですか?じゃあちょっとお願いしたいのですけど…」
・・・・・・・・・・・・・・ヾ(´・ω・`)ノ
鶴屋「ほぅほぅ…一頭身用のベットねぇ~」
キョン「ペットショップに来ればそこそこ合うサイズの物が売ってあると思ったのですけど…なかなか見つからなくて」
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:56:24.09 REGTHMk20
鶴屋「そういう事なら任せなさいっ!たしか在庫にそのくらいのサイズがあった気がするからちょいと取り寄せてあげるよ!」
キョン「ありがとうございます。助かりました」
鶴屋「キョン君にはいつもみくるがお世話になってるからねっ!このくらいお安い御用だよっ」
キョン「はは…そうですか」
キョン「おい、鶴屋さんが俺達の為に用意してくれるだとさ。お前もちゃんとお礼を…」
「……」
キョン「…あれ?」
鶴屋「キョン君?一体誰に向かって喋ってるのかい?」
キョン「いや…さっきまでココに妹がいたのですけど…」
鶴屋「妹ちゃん?それならさっき雑貨コーナで見かけたにょろ」
キョン「な、なんですとっ!?」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:58:01.78 REGTHMk20
鶴屋「しっかし妹ちゃんも見ないうちにすっごく大人になったんだねぇ!」
鶴屋「私よりお胸が大っきくなってたからちょっとびっくりしちゃったよ~!」
キョン「鶴屋さん!すみませんが見つかったら俺の家にそのベット送ってくれませんか!」
鶴屋「へっ?うん。別にいいけど…」
キョン「ありがとうございます!ではちょっと行ってきます!」バッ
ビュン!
鶴屋「あ、ちょっとキョン君!?」
ドドドドドドドドドドドド…
鶴屋「…いっちゃった」
鶴屋「まいっか。じゃあさっそく探させるように命令しないとねっ!」
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 13:59:50.34 REGTHMk20
――――――――――――
律「うわぁ…すっげぇなぁこれ」
唯「ほんとだねぇー。この子私よりおっぱい大きいよぉ」
梓「ていうか…ちょっと大きすぎませんか?」
澪「う、うん…私もそう思う」
紬「(…これは)」
キョン妹「へへーん、私がお姉ちゃん達くらいになったらもっと凄い事になるよっ!」
唯「さわちゃんよりおっきいおっぱいになっちゃうかもね~」
律「うーんこりゃ将来大物になるな…大きさだけに」
澪「何オヤジみたいな事言ってるんだ」ガッ!
律「いってぇ!何も殴ることないじゃんかよー」
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:00:54.39 REGTHMk20
梓「…あれ?ちょっと待ってください」
唯「ほえ?あずにゃんどうしたの?」
梓「いえ、何かさっき、この子の胸が動いたような気が…」
キョン妹「ぎくっ…」
澪「ははっ、そんな事あるわけが…」
ムクムクッ
澪「……」
梓「……」
律「い…今動いたよな?」
唯「うん、動いたね」
キョン妹「そ、そんな事ないよ!やだなぁお姉ちゃん達ったら~」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:02:16.80 REGTHMk20
モゾモゾモゾッ
キョン妹「ひゃんっ!あっ…だ、ダメだったら…あんっ!」
澪「ひいぃ!む、胸が動いてる!!」ガタガタッ
律「…なぁ、これって」
梓「…はい、そうだと思います」
紬「(この子、中々感度が良さそうね…)」
唯「ふぇ?なにがそうなの?」
キョン妹「あっ!ああっ!もうダメぇ!」
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:04:37.98 REGTHMk20
ゴソゴソ…
( ´×ω×)=3 ボフッ
澪「いやあああああっ!!な、何か出てきたぁ!!!」ビクンッ!
梓「お、落ち着いてください澪先輩!周りが注目していますよ!?」
(;-ω・`) フゥ…
唯「わぁ!可愛い~!」
紬「あらあらまぁまぁ」
律「なるほどね…コイツが胸に入ってたわけだ」
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:05:41.79 REGTHMk20
キョン妹「う~…ばれちゃったぁ」
唯「ねぇねぇ、この子何て動物?」
キョン妹「ショボ太!」
律「しょ、ショボ太?」
キョン妹「うんっ!」
キョン妹「ほらっ!顔がショボショボってしてるでしょ~?」
(´・ω・`) ショボーン
律「…いや、名前は分かったんだけどさ?何て種類の
唯「ショボ太って言うんだぁ…凄いね!」
唯「ねぇねぇ!ちょっと触ってもいいかな?」
キョン妹「いいよ~!」
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:08:04.60 REGTHMk20
唯「そぉーっと…なでなで」
(,,,・ω-,,,)モフモフ
唯「はわぁ…可愛いよぉ」ポワァン
梓「…そ、そうですね」
唯「あずにゃんも触ってみなよ!とってもモフモフしてるよぉ」
梓「え…い、いいのかな?」
キョン妹「うんっ!優しくしてあげてねっ」
梓「じ、じゃあ…なでなで」
+.(o・ω・o)゚+ テカテカ
梓「は、はうぅ…」ポケー
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:09:10.37 REGTHMk20
律「…ゴクリ」
律「わ、私も触っていいかな…?」
キョン妹「いいよ~」
律「よ、よし…それっ」ブニュ
(・´ω`・)ビロローン
律「ぷっ…っくはははっ!可愛いなコイツ!」
唯「ホントだねぇ~何だか人形みたいだよぅ」
梓「人形…ですかね?それにしては生きてるみたいですけど…」
紬「うーんどうだろう?私こんな形の動物どこの国でも見かけたことないなぁ…」
妹「あのね、ショボ太は宅配便でキョン君の家に」
キョン「ぶるああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:10:27.68 REGTHMk20
ドドドドドドドドドドドドド…!
ガシッ!!
妹「きゃん!?」
律「うおっ!?」
梓「きゃ!!」
キョン「HAHAHA!!いやぁすみませんねぇウチの妹がとんだ御迷惑をかけてしまいましてあっはははは!!」
梓「えっ?あ、あの…」
キョン「コイツ昨日誕生日に買って貰った《人形》がすっごく気に入ったみたいなんでこんな所までもってきちゃったのですよあははっはははははは!!!!!!」
律「いや、それ動いてたんだけd」
キョン「アイヤー!最近の玩具ってすっっっっごくっクオリティ高いですよね!?昔とは大違いだあははははははは!!!!!!」
紬「でもそんな玩具どこでもみたこt」
キョン「アーッ!実は俺のおじさんが玩具会社でまだ開発中の玩具の試作をコイツにプレゼントしたってわけなんですよあはははっははは!!!!」
キョン「じゃみなさんそーゆーことでっ!シーユーアゲンッハバナイスデーッ!」ガシッ!
妹「きゃ~っ!」
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:10:49.91 FLoJumyH0
いつの間にかコラボ
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:12:03.72 REGTHMk20
ビュン!ドドドドドドドドドドドド…
律「…何だ?今の」
唯「あうぅ…もっとぷにぷにしたかったのに~」
梓「あずにゃん3号…」
紬「すごく(感度の)いい子だったのに…残念だわ」
澪「見えない聞こえない見えない聞こえないヒイィ…」ガクブルッ…
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:13:03.82 bj3mWxE1O
一瞬でキョンがcv若本になった
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:14:17.01 REGTHMk20
――――――――――――
キョン「はぁ…はぁ…はぁ…」
妹「キョン君放してー」
キョン「外に出すなと言っただろがっ!」
妹「だってショボ太が私の中から出てきちゃったんだもん」
キョン「…よく考えろ。生き物なんだから息苦しくなるに決まってるだろ」
妹「あっ、そっか~」
ヾ(´・ω・`)ノ ソーナノカー
キョン「…」
妹「ショボ太ごめんね?つらかったでしょ?」
(´・ω・`) ショボーン
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:17:45.37 REGTHMk20
キョン「…もういい。お前は先に帰ってなさい」
妹「えぇ~なんでぇ?まだキョン君と一緒に買い物してないよ?」
キョン「だがもう昼時だぞ。腹減ってるんじゃないのか?」
妹「うーん…」
キュルル…
妹「…えへへ///」
キョン「ほれみろ」
妹「キョン君!私ハンバーガー食べたい!」
キョン「ここで食うのか」
妹「うんっ!」
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:19:49.32 REGTHMk20
キョン「(予定までまだ時間はある…か)」
キョン「…あんまり多く注文するなよ」
妹「やったー!」
キョン「はぁ…やれやれ」
( ´・ω・) …
キョン「お前も飯食うか?腹減ってるだろ」
(`・ω・´) シャキ!
妹「ショボ太も食べたいって言ってるよ!」
キョン「よし、じゃあ混まないうちにさっさと済ませるか」
妹「あっ!キョン君待って~!」
~( ´・ω・) フワフワ
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:22:31.00 REGTHMk20
――――――――――――
-1時間後。再びデパート-
キョン「悪い、待ったか?」
ハルヒ「遅い!私をいつまで待たせるのよ!?」
キョン「スマン、妹を家に帰らせるよう言い聞かせてたんだ」
ハルヒ「妹ちゃんを?ってことはキョンの用事って…」
キョン「ああ。ここで買い物をすることだった」
ハルヒ「何で昨日同じって言わなかったのよっ!…一緒に行動すれば良かったのに」
キョン「まあそう言うな。妹と三人より俺と二人きりの方がお前もいいだろ?」
ハルヒ「なっ!?なんでそうなるのよっ!!!バカじゃないの!?」カアッ///
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:25:07.72 REGTHMk20
キョン「…嫌だったか?」
ハルヒ「へっ?あっ…嫌じゃない…けど」ボソボソ…
キョン「じゃあいいじゃないか」
キョン「それより買いたい物があるんだろ?早くしないと日が暮れちまうぜ?」
ハルヒ「そ、そうね…」
ハルヒ「(キョンったら…二人きりがいいなんて…///)」
キョン「じゃあまずは何処に行くんだ」
ハルヒ「そ、そうね…とりあえず服を見たいわっ!」
キョン「いきなり長時間コースかよ…こりゃ苦労するだろうな」
ハルヒ「ほらっ!文句言わずにちゃっちゃと歩きなさいっ!」
キョン「へいへい…やれやれだ」
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:27:04.93 j2Mzcaeh0
ハルヒに俺のショボ太をモニュモニュされてシャキッしたい
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:27:44.57 REGTHMk20
――――――――――――
妹「ふんふ~ん♪」
(,,・ω・,,)モッフモッフ
妹「ショボ太おいしい?」
+.(o・ω・o)゚+ テカテカ
妹「そっか~美味しいんだね!」
(`・ω・´) シャキ!
妹「おまけの玩具もすっごく可愛いんだよ~」
妹「帰ったら私のコレクションにいれるんだー」
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:31:48.00 REGTHMk20
( ´・ω・)…
Σ(:´・ω・)
妹「?どうしたのショボ太?」
ゲシッ!
妹「きゃん!?」
ミ( `・ω・) ピョン
┏(`・ω・´)┓ バッ!
ドシンッ!!
┏(\_/)┓ プチッ
妹「いったた…また転んじゃった」
妹「…!!ショボ太!ショボ太大丈夫!?」
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:33:58.16 47+A+sHH0
土下座してるようにしかみえないわろた
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:34:18.76 REGTHMk20
::::(\_/):::: プルプル…
(´;ω;`)ブワッ
妹「私を助けてくれたの…?」
(´・ω・`) ショボーン
妹「ショボ太ぁありがとう~」
妹「あっ…」
妹「…玩具、壊れちゃった」
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:36:08.61 REGTHMk20
( ´・ω・)…
妹「…キョン君に、買ってもらった…のに」
妹「ヒック…うっ…うえええん…」
(´・ω・)ノ~ フキフキ
妹「グスッ…ショボ太ぁ…」
ヾ(´・ω・)ノ フリフリッ
妹「…ショボ太、ありがとう」グスッ
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:37:30.24 JGRBNzZM0
あらやだかわいい
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:38:10.73 REGTHMk20
( ´・ω・) …
( ´・ω・)ノ○ スッ
妹「…くれるの?」
(´・ω・`) ショボーン
妹「ショボ太…ありがとう」
妹「…うん。もう泣かないよ」
(`・ω・´) シャキッ!
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:39:09.44 xBBNeiNDO
なんという良スレ
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:40:15.55 REGTHMk20
妹「…えへへっ」
妹「じゃ、家に帰って遊ぼうっ」
妹「ショボ太!家まで競争だよ!」
( `・ω・) ザッ…
妹「いっくよ~…よーいドン!」
ε≡≡( `・ω・) ビュンッ!
妹「きゃー!ショボ太早いよ~」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:42:44.81 REGTHMk20
――――――――――――
-PM7:30 帰り道-
ハルヒ「うーん中々いい物が見つかったわね」
キョン「おい…流石にこれは買いすぎだろ」
ハルヒ「何言ってるのよ。こんな荷物の量一般女子高生じゃ普通よ」
キョン「嘘付け。こんな量の荷物を一般女子高生が持てる筈がない。現に殆ど俺が持ってるじゃないか」
ハルヒ「文句ばっかりうるさいわよ。黙って歩きなさい」
キョン「ったく…」
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:44:40.83 REGTHMk20
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「…何か喋りなさいよ」
キョン「お前が黙れって言ったんだろ」
ハルヒ「そうだけど…」
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「…ふっ」
ハルヒ「クスッ…」
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:47:22.18 REGTHMk20
ハルヒ「…ねぇキョン」
キョン「何だ。自分の荷物まで俺に持たせる気か」
ハルヒ「そうじゃないわよ」
キョン「じゃあ何だ」
ザッ…
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「笑わないで聞きなさい」
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:49:19.31 REGTHMk20
ハルヒ「…何で私って、こんなにも不思議な事ばっかり求めてるんだろう?」
キョン「お前が平凡な日常が嫌いだからだろ」
ハルヒ「確かに毎日平凡な時間を過ごすのは嫌よ」
ハルヒ「退屈な時間を過ごすなんて、死んだほうがマシ」
ハルヒ「何も起こらない日常なら…ね」
キョン「……」
ハルヒ「…でも何だか、最近こんなありふれた日常でもいいかなぁ…って思えてきたのよ」
キョン「ほう」
ハルヒ「最初はこんな普通の日常なんて真っ平御免だったわよ?」
ハルヒ「そう思って、このSOS団を作ったのだから…」
キョン「ああ、俺もそれに無理やり引き込まれたんだけどな」
ハルヒ「…そうだったわね」
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:51:26.59 YQiGOZgBO
西宮ガーデンズって広いよな
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:53:30.65 REGTHMk20
ハルヒ「でね、今まで色々な事をやってきたじゃない?」
ハルヒ「謎がありそうな孤島に行ったし、文化祭で映画や演奏もやったし、雪山で遭難にも遭った」
ハルヒ「こんな事ずっとしてたら…何でかな」
ハルヒ「私、不思議な事を見つけるより、みんなで何かをするって事の方が楽しいんじゃないかなって、思えてきたの…」
キョン「ハルヒ…」
ハルヒ「ねぇキョン」
ハルヒ「キョンはこんな私を見て、どう思う?」
ハルヒ「やっぱり…私らしくないって思う?」
ハルヒ「もう自分じゃ何だか、分からなくなったわ…」
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:56:29.13 REGTHMk20
「…別にどうも思わないさ」
ハルヒ「…えっ?」
キョン「お前が不思議な事より、俺達とありふれた日常を満喫するほうが楽しいって思ったんだろ?」
キョン「だったらお前が楽しいと思うことをすりゃいいだけだろ」
キョン「自分らしくないなんて、気にする事自体間違ってるんだよ」
キョン「自分を殺してまで筋を通す事なんざ、俺達高校生がするもんじゃない」
キョン「一度しかない高校生生活だ。思いっきりバカやって楽しめよ」
キョン「…俺達の青春は、まだまだ始まったばかりなんだからよ」
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 14:59:49.86 REGTHMk20
ハルヒ「…」
ハルヒ「なんだかキョンも、少し変わった様な気がするわ」
キョン「失礼な奴だな」
ハルヒ「いい意味で言ったのよ」
キョン「そうかい」
ハルヒ「…」
ハルヒ「でも…」
キョン「ん?」
ハルヒ「キョンに正直に話して良かった」
ハルヒ「やっぱり私は、今を楽しむ事だけを考える事にする」
ハルヒ「だってその方が、ずっと面白いでしょ?」
キョン「…お前がそう思うんならそうなんだろう」
キョン「お前ん中ではな」
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:01:45.54 REGTHMk20
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
ハルヒ「じゃあ私ここからだから、その荷物頂戴」
キョン「お前が全部これを持てるワケないだろ。家まで持ってやるよ」
ハルヒ「私を舐めてない?こんな荷物なんて私にかかれば紙も同然よ」
キョン「んなワケないだろ」
ハルヒ「いいからさっさとよこしなさい」ガッ
キョン「あっおい、いきなり奪うんじゃ…」
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:04:25.52 REGTHMk20
キョン「…ホントに全部持ちやがった」
ハルヒ「だから言ったじゃない。紙も同然だって」
キョン「(チート、ダメ、絶対。)」
ハルヒ「じゃあ明日も団活だから。サボらないでちゃんと来なさいよ」
キョン「ああ、分かってるさ」
ハルヒ「…そっ。じゃあまた明日」
キョン「おう。また明日」
ザッ…ザッ…
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:05:57.96 REGTHMk20
キョン「…成長したな、あいつ」
キョン「進化の可能性?時間の歪み?神様?」
キョン「バカじゃねーの」
キョン「あいつは普通の人間だよ。どこにでもいる普通の…な」
キョン「ハルヒ、お前のその常に何かを求める探究心…いつまでも忘れるんじゃないぞ」
キョン「そしたらお前は、いつまでも楽しい事に巡り合うことができるだろうからさ」
キョン「…って何一人で語ってるんだ俺?恥かしい」
キョン「帰ろう。流石に疲れちまった」
キョン「家に帰ってらまたあいつ等の面倒みなきゃいかんのか…はぁ」
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:07:25.10 zotpuRF/O
俺、原作は未読なんだけどさ、
原作のハルヒはキョンを好きなの?意識してる程度?それ以下?
キョンやまわりは気づいてるの?
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:08:13.18 REGTHMk20
――――――――――――
ガチャ
キョン「ただいまーっと」
(´・ω・`) ショボーン
キョン「お、何だ?お出迎えか?」
(`・ω・´) シャキ!
キョン「ははっ、ありがとよ」
妹「あっキョン君おかえり~」
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:10:42.67 REGTHMk20
キョン「おう、ただいま…ってどうしたんだその怪我」
妹「えへへ…お昼にまたこけちゃったんだ」
キョン「またかよ…周りをよく見て歩けといっつも言われてるだろ」
妹「だって~」
キョン「だってじゃない。もっと気をつけて行動しなさい」
妹「はぁーい」
キョン「…ん?なんだそれは。えらく大事そうに持っているが」
妹「これ?」
妹「今日ショボ太がくれたんだぁ~」
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:13:07.61 REGTHMk20
キョン「…コイツが?」
( ´・ω・) ?
妹「うんっ!私が玩具壊しちゃったからショボ太が代わりにくれたの!」
キョン「…そうか、そりゃあ良かったな」
妹「このビー球すっごく綺麗なんだよ~」
妹「ほらっ!白いけど凄く透き通ってるのっ!」
キョン「…ほう、中々だな」
妹「でしょ~?あげないよー」
キョン「残念だな、俺は既にコイツから貰っている」
妹「にぇ?キョン君も?」
キョン「お前は白玉だが…ほれ。俺のは赤玉だ」
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:14:33.99 REGTHMk20
妹「わぁ~この赤もすっごく綺麗だねぇ~」
キョン「…そうだな」
妹「キョン君と同じモノ持ってるなんて、私嬉しいっ♪」
キョン「はいはいそりゃ良かったな」
キョン「それより腹が減った。飯まだあるか?」
妹「うんっ!キョン君のちゃんと残ってるよ~」
キョン「そうか。じゃあいただくとするか」
妹「はーいっ」
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:15:49.82 REGTHMk20
――――――――――――
キョン「…」
(* )‘ω‘( *) モッキュモッキュ
キョン「おい」
(* )・ω・( *) ?
キョン「?じゃねぇよ。何でお前俺の飯食べてるんだよ」
妹「ショボ太さっき食べたでしょ~?」
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:17:16.00 REGTHMk20
(* )・ω・( *) …
☆(*)ゝω・(*)v イエーイ
キョン「ケツ出せ。腫れあがるまで叩いてやる」
( ゚ω゚ )オコトワリシマス
キョン「」プルプル…
ガシッ!!
妹「あっ!キョン君がお箸をショボ太のお尻に向けて刺そうとしてる!」
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:20:27.67 REGTHMk20
ε≡( ^ω^) ピュー
キョン「この野郎っ!尻穴広げて古泉のオナペットにしてやるっ!」ドダンバタンッ!
(^ω^ )≡3 ピュー
キョン「逃げるな!古泉のケツの皺と皴を合わせて幸せにしてやギャンッ!
バキッ!
母「家で走り回るな。死にたいのか」ギロリ
キョン「すみません」
Ω
(´・ω;`) ショボーン
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:20:57.07 hOlV1IbEO
ショボ太可愛い
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:22:45.18 REGTHMk20
――――――――――――
-キョンの部屋-
(´-ω-`) zzz....zzz....
キョン「…鶴屋さんの送ってきたベット、どうやら気に入ったみたいだな」
キョン「しかし何故俺の部屋で寝るんだコイツは」
キョン「……」
キョン「ま、どっちでもいいか」
(´-ω-`) zzz....zzz....
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:26:04.32 REGTHMk20
キョン「(……)」
キョン「(コイツに渡された二つの玉)」
キョン「(俺には赤、妹には白)」
キョン「(…深く考えすぎだろうか?)」
キョン「(俺には、ただのガラス玉には思えないような気がするのだが…)」
キョン「気のせいならいいのだが…」
キョン「嫌な予感がしやがる」
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:26:10.84 t4OgCaky0
\\
\\\ @@@
(⌒\@# _、_@ 家で走り回るな。死にたいのか
\ ヽヽ( ノ`)
(mJ ^ ⌒\
ノ ∩ / /
( | .|∧_∧
/\丿 | ( )すみません
(___へ_ノ ゝ__ノ
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:28:01.69 6my3C8SxO
オーガじゃ…オーガがおる……
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:28:25.19 REGTHMk20
――――――――――――
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・
キョン「…」
キョン「何だ…ここ」
キョン「…西部劇の夢でも見ているのか?」
ギッ…
キョン「…誰かいるのか」
キョン「…」
215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:30:45.30 REGTHMk20
キョン「…あの」
「…お客さんかい?」
キョン「え?いや…ここが何処だか聞きたいのだが…」
「…そうか、ここは初めてか」
キョン「(なんだコイツ…一体何が起こってる)」
「…では、挨拶から始めないとね」
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:31:54.13 47+A+sHH0
あぁ、ここがうわさの
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:32:31.65 REGTHMk20
(´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンハウスへ」
キョン「っ!?」
(´・ω・`)「このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい」
キョン「お前、…いや、なっ」
キョン「何でこんな所に…」
(´・ω・`)「……」
キョン「…コレを飲めって言うのか?」
キョン「…」
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:33:00.68 4yW/o1rG0
すえん
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:34:11.73 39vaS7Cv0
なんだと…
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:35:00.88 REGTHMk20
ギシッ
キョン「……」カランッ
キョン「…結構、すっきりした味わいなんだな」
(´・ω・`)「サウザゴールド。初心者にオススメの非常に飲みやすいモノだよ」
(´・ω・`)「気に入ってくれたかい?」
キョン「さぁな」
キョン「…で、俺は何故こんな所にいて、お前はここでバーテンダー擬いな事をやってやがる」
(´・ω・`)「……」
(´・ω・`)「もう君は、気付いてるのではないのかな?」
キョン「…確認を取りたい」
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:37:22.27 REGTHMk20
(´・ω・`)「……」
(´・ω・`)「うん、『また』なんだ。すまない」
(´・ω・`)「仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。」
キョン「…仏っていうのは、ハルヒの事か?」
(´・ω・`)「…どう解釈してもらっても、構わないよ」
キョン「…そうか」
(´・ω・`)「でも、この生物を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。」
(´・ω・`)「殺伐とした君達の世界で、そういう気持ちを忘れないで欲しい」
(´・ω・`)「そう思って、君をここに招待したんだ。」
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:39:45.78 REGTHMk20
キョン「…考えておく」
(´・ω・`)「…ありがとう。」
(´・ω・`)「じゃあ、注文といこうか」
キョン「…お前に聞きたい事がある」
キョン「アイツは何故、俺達の前に現れた?」
キョン「ハルヒが望んだからお前が誕生したのは分かる」
キョン「じゃあ何故ハルヒの元に行かないで俺達の元に来た?」
キョン「…ハルヒの目的は、一体何なんだ?」
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:40:38.51 REGTHMk20
(´・ω・`)「…」
(´・ω・`)「君は、この子が来たことによって、何か『違和感』、を感じた事はあるかい?」
キョン「違和感だと?」
(´・ω・`)「何か感じた事があるならば、それはこの子が原因だろうね」
(´・ω・`)「そしてその『違和感』は、おそらく誰かが望んで君に与えてるはずだ」
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:40:54.63 IZzZ2tJH0
朝から頑張ってんな
225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:42:18.07 REGTHMk20
キョン「…おい、言ってる事が全然理解できんぞ」
(´・ω・`)「君はまだ子供だ、全てを知るためには知識が浅すぎる」
(´・ω・`)「だから、自分達の周りに起こっている『違和感』に気付く事ができないのかもしれない」
キョン「…だから何が言いたい?」
(´・ω・`)「そのままの意味なのだよ」
(´・ω・`)「次の答えが知りたいなら、自分で問題を探しだし、それを自分なりに考察する」
(´・ω・`)「そうする事ができたならば、私がここで君の解いた問題の『解答』をしてあげよう」
226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:42:39.76 STUF8pdt0
何この良スレ・・・
しえん
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:43:46.81 REGTHMk20
キョン「…つまり、お前はこう言いたいのか」
キョン「俺の周りの違和感を気付く事ができ、それがいかに重要な事なのかを認識することができたら」
キョン「お前は俺に、その解説をしてやるって訳だな?」
(´・ω・`)「君は、物分りがいいのだね。安心したよ」
キョン「そりゃどうも」
キョン「今日は帰らせてもらう。今ここにいても何にもならないんだろ?」
(´・ω・`)「…そう思うかい?」
キョン「…引っかかる言い方だな。まだ何かあるのか?」
(´・ω・`)「いや、私からは特に何もないよ」
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:45:31.22 REGTHMk20
キョン「…そうか」
キョン「明日、又ここにこれるのか?」
(´・ω・`)「ああ、私が又呼んであげよう」
キョン「…ちゃんと答えてくれるのだろうな」
(´・ω・`)「もちろんさ。君の回答、楽しみにしているよ」
キョン「…じゃあな」
ギイィ…バタンッ
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:46:57.44 REGTHMk20
an episodeⅡend......( ´-ω-) zzz....zzz....
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:50:01.01 REGTHMk20
悪い、もう限界
少し寝かせてくれ
一時間寝たらまた再開するけど、それから何時間か用事で離れなきゃいけないんだ
勝手ですまないが、10時までこのスレ保守しててくれ・・・
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:50:24.39 xBBNeiNDO
>>201
ほんとに未読だなww
232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:55:55.11 xBBNeiNDO
連投スマンが、乙!!
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:56:30.24 RknqbMSJO
>>230
分かった
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 15:59:52.32 yh73Gv350
>>230
朝から乙
起きたらとっとと書け太郎
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 16:02:30.87 tqrHFuKHO
あ゛ーお酒のみたい
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 16:13:05.48 Wsni26S0O
ところで頭だけなの?
手足あるの?
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 16:13:09.26 j2Mzcaeh0
ショボンが佐々木に感じたw
乙
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 16:32:21.15 hIkVQ1q40
やべえ
ショボ太超欲しい
239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 16:46:35.86 4yW/o1rG0
朝
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 16:53:10.74 8AmTuDZp0
?
O
o
(´・ω・)y- °
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 16:56:13.33 FLoJumyH0
(´・ω・`)おう。夜ゆっくり読めるのか、よかった
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:12:45.57 4yW/o1rG0
ほっし
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:25:22.80 zl5JdAUxO
星
244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:36:17.38 zM/FmqWP0
良スレ発見
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:39:22.75 REGTHMk20
保守ありんこ
再開
246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:40:20.49 REGTHMk20
――――――――――――
ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ…カチッ
キョン「……」
キョン「夢、か…」
キョン「えらくリアルな夢だったな。閉鎖空間に閉じ込めれてた時以来だ」
キョン「…」
(´-ω-`) zzz....zzz....
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:41:50.64 REGTHMk20
キョン「…コイツが、俺に夢で語りかけてきたのか?」
キョン「いや、アイツの話し方だと別人みたいな言い方してたような気がする」
(´ -ω-) zzz....zzz....
キョン「……」
キョン「違和感…か。まったく分かんねぇな」
キョン「とりあえず長門に聞いてみるしかない。さっさと学校に行くか」
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:42:54.67 REGTHMk20
――――――――――――
-学校-
キーンコーンカーンコーン…
キョン「……」
(´・ω・`) …
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:43:48.07 REGTHMk20
キョン「…」パタンッ
谷口「あん?何やってんだキョン」
国木田「鞄を開けたと思ったらすぐ閉めて…何か変なものでも入ってたの?」
キョン「いや、弁当を忘れてきただけだ」
谷口「ホントかよ?実は深夜隠れながら買ってきたエロ本入れっぱなしにしてたんじゃないのか?」
キョン「お前そんな事してるのか」
谷口「何故ばれたし」
国木田「エロ本かどうかは別として、お昼ないなら早く購買にでも行ったほうがいいんじゃないかな?
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:46:28.91 REGTHMk20
キョン「そうだな、じゃあちょっと行ってくる」ガタッ
谷口「待て、何故鞄を持って行く」
キョン「お前が俺の鞄に股間を擦り付けないようにするためだ」
谷口「するわけねぇだろ!何が悲しくて男の鞄に股間を擦り付けなきゃならんのだっ!」
キョン「お前…女子のカバンだったら擦り付けるのかよ…」
谷口「だからしねぇよ!お前俺にどんだけ股間擦らせたいんだよ!意味わかんねぇよ!」
国木田「谷口、友達として教えてあげる。それはれっきとした犯罪だよ?」
谷口「分かってるよ!そんなの中学生の時から分かってたよ!」
キョン「中学生にならないと分からなかったのか。流石だなお前」
国木田「最低だね谷口。見損なったよ」
251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:48:18.76 42wIfvkWO
谷wwwwww口wwwwww
252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:51:34.63 REGTHMk20
谷口「あれ?何この空気。何で俺虐められてるの?」
キョン「お前が女子におちんちん擦り付けたいなんて抜かすからだろ」
谷口「ちょっと!?何で俺が言った事になってんの!?言ってないだろ!?」
国木田「キョン…僕はどうしたらいいの?このままじゃ僕もそのうち谷口に股間を擦り付けられそうで怖いよ…」
谷口「ないから!そんな可能性ないから!お前安心していいから!!」
キョン「安心しろ国木田。俺がお前をクズの股間から守ってやる」
国木田「…約束だよ?」
キョン「ああ、約束だ」
谷口「死んでやるっ!!もう死んでやるうううううううううううううううううううっ!!!!!!」
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:54:47.53 REGTHMk20
――――――――――――
~屋上~
キョン「…」
パカッ
(´・ω・`) …
キョン「…何故お前がここに入ってる。お前はアレか?ぷよぷ○のお邪魔ブロックか?」
254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 17:58:17.93 REGTHMk20
( ´・ω・) …
(´・ω・`) ?
キョン「…はぁ、もういい」
キョン「ずっとカバンの中に入ってたんだろ?少し身体を動かしてろよ」
~( ´・ω・) フワフワ
キョン「…まったく」
ガチャ…
キョン「っ!?」
古泉「おっと…随分と驚いた顔をしていますね」
キョン「何だお前かよ…何しに来た?」
古泉「貴方が屋上に向かわれるのを見たのでね…ついてきちゃいました」
キョン「何コイツきめぇ」
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:03:07.42 REGTHMk20
古泉「そんなひどい…友達の事をキモいだなんて…」
キョン「三文芝居をするな鬱陶しい。いきなり入ってきたからビックリしただろうが」
古泉「ふむ…別に驚かせるつもりはなかったのですが」
キョン「俺は驚いたんだ。謝罪と賠償金を要求する」
古泉「やれやれ…貴方はいつから涼宮さんになったのですか」
キョン「うるせぇな…とにかく俺は驚いたんだよ、アイツを野放しにしてたから」
古泉「アイツ、とは一体?」
キョン「お前の後ろでプカプカ浮かんでる物体だ」
256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:04:25.85 REGTHMk20
古泉「!?」
~( ´・ω・) フヨフヨ
古泉「…これは一体」
キョン「見て分からないのか?未確認生物だよ」
古泉「いや、そうではなく…どうしてこんな所に?」
キョン「そっか…お前にはまだ話してなかったんだっけな」
キョン「詳しく話すと長くなる。断片的に説明するぞ」
257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:05:56.91 REGTHMk20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(´-ω-`) zzz....zzz....
古泉「なるほど、この三日間でそんな事が…」
キョン「古泉、お前はコイツをどう見る?」
古泉「どう、とは一体?」
キョン「ハルヒがコイツを俺に送ってきた理由だ。俺にはそれがさっぱりわからん」
古泉「…すみません。僕にも分かりかねます」
キョン「…そうか」
古泉「涼宮さんが望んだ事によって、彼が誕生した事は分かります」
古泉「しかし貴方に与える理由とは…一体何なのでしょうね?」
キョン「知らん。俺もそこが気になってるんだよ」
258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:08:35.01 REGTHMk20
~( ´・ω・) フヨフヨ
キョン「…こっちこいよ」
(・ω・` )~ フヨフヨ
(・ω・,, )モニュモニュ
古泉「…随分と、貴方に懐いていますね」
キョン「…そう見えるか?」
古泉「ええ。まるで家族みたいです」
キョン「…」
古泉「…どうかしましたか?」
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:11:23.33 REGTHMk20
キョン「…俺と妹は、コイツを家族の一員として見ている」
(,,・ω-,,)ムニムニ
キョン「できれば、このまま普通に暮らせればいいのだがな…」
古泉「…難しいでしょうね。涼宮さんの能力で強制的に存在させられているのでしょうから」
古泉「消滅の可能性だって、充分にありえます…」
キョン「…ああ、分かってる」
(´・ω・`) ?
キョン「お前は気にしなくていい」
( ´・ω・) …
キョン「…そうだ、古泉よ」
古泉「何でしょうか?」
キョン「これを見てくれ…」
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:12:54.83 REGTHMk20
スッ
キョン「コイツどう思う?」
古泉「すごく…おおk…もとい、赤いです」
古泉「コレは一体何ですか?」
キョン「一昨日俺がコイツに貰ったビー球だ」
キョン「俺は赤、妹は白…という事しかまだ分かってない」
古泉「この何処までも透き通る感じ…地球の技術では作れそうにありませんね」
キョン「…そうか」
古泉「きっとこれは、『鍵』となるものだと思います」
古泉「彼が貴方と妹さんにそれを託したという事は…何か重大な意味があるのでしょう」
キョン「……」
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:15:17.91 REGTHMk20
古泉「おや、昼休みが終わってしまいましたね」
キョン「ん?…ああ、ここのスピーカ壊れてるんだっけな」
古泉「僕もすっかり忘れていました…僕はこれで失礼します」
キョン「おう、また後でな」
古泉「はい、では又後ほど…」
ギイィ…バタンッ
キョン「…重大な意味、か」
キョン「なぁ、お前が俺達にコレを渡したのは、やっぱり理由があるのか?」
262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:15:30.77 4yW/o1rG0
しえん
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:16:58.12 REGTHMk20
(´・ω・`) …
(-ω-` )
キョン「…どうして黙るんだよ」
キョン「教えてくれたっていいだろ。別に害があるわけでもねぇし」
キョン「いきなりコレだけ渡されたって理解できん。それに不安になる」
キョン「…なぁ。頼むよ」
264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:19:57.89 AMRJUT0wO
凄くいい
さしすせそ
265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:21:00.77 REGTHMk20
(´・ω・`)
( ´;ω・`) ホロリ…
キョン「…!!おいっ、何も泣かなくていいだろっ」
キョン「悪い事やってる訳じゃないだろ?だったら意味もなしに泣くんじゃ…
(;ω;` )~ フワフワ
キョン「あっ、おいっ!」
パタンッ
266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:22:01.53 REGTHMk20
キョン「…カバンに戻りやがった。いきなり何なんだ…」
キョン「……」
キョン「これは早い内に長門に聞いたほうがよさそうだな…」
ガチャ…バタンッ
・・・・・・・・・・・
267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:23:54.64 REGTHMk20
――――――――――――
キョン「…ふぅ」
国木田「あ、おかえりキョン」
谷口「お前、今まで何処行ってたんだよ」
キョン「別に俺が何処いこうが勝手だろ」
谷口「いや…岡部がお前の事呼びに来たからさ、何かあったんじゃねぇか?」
国木田「放送でも呼ばれてたよ。早く行ったほうがいいんじゃない?」
キョン「…岡部が?」
268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:25:21.06 REGTHMk20
ガララッ!!
ハルヒ「ハァ…ハァ…ハァ…」
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「…ちょっとこっち来なさい」
キョン「何だお前m
ハルヒ「いいからっ!!」
キョン「お、おいっ!いきなり引っ張るなよ!」
ガララッ…ピシャ
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:27:31.35 REGTHMk20
――――――――――――
-職員室-
ガララッ
キョン「おいハルヒ!いい加減離してくれ!」
ハルヒ「連れてきたわよ」
岡部「ああ、ありがとう。涼宮はちょっと離れていてくれ」
ハルヒ「……」
ガララ…
270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:28:40.14 REGTHMk20
岡部「今まで何処に行ってた?放送も聞こえなかったのか?」
キョン「すみません…屋上に行ってたもんで」
岡部「…屋上か、スピーカーが壊れたままだったな」
キョン「それで…どうかしたのですか?」
岡部「…落ち着いて聞いてくれ」
キョン「…」
「今、お前の妹さんが学校の階段から落ちて…意識不明だという連絡が入った」
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:31:01.25 xn8+Zs8EO
支援
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:31:21.98 fHK5olrHP
4
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:31:31.37 8AmTuDZp0
④
O
o
(´・ω・)y- °
274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:33:18.22 REGTHMk20
キョン「…えっ?」
岡部「詳しい事は教えてくれなかったが…今病院で集中治療を受けている」
キョン「…な、何で…」
岡部「親御さんにも連絡が入ってるようだが、どうやら今手が離せない状況らしい」
キョン「そう…ですか」
岡部「お前は今から病院に行って、妹さんの容態を見に行って来い」
岡部「早退届けと荷物の方は俺の方で何とかしておく」
キョン「…はい」
岡部「…早く行って来い」
キョン「…失礼、しました」
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:34:58.83 REGTHMk20
――――――――――――
~職員室前廊下~
ガララッ…ピシャ
キョン「…」
ハルヒ「キョン…」
キョン「…俺は今から病院に行ってくる」
キョン「すまないが、今日の部活は休ませてくれ」
ハルヒ「当たり前じゃない!そんな事気にするんじゃないわよっ!」
キョン「…」
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:35:38.92 REGTHMk20
ハルヒ「…私達も、後で妹ちゃんのお見舞いに行くから」
キョン「…ああ、分かった」
タッ…タッ…タッ…
ハルヒ「…キョン」
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:38:36.92 REGTHMk20
――――――――――――
-校門-
キョン「…」
???「お待ちしておりました。キョン様」
キョン「…貴方は」
新川「徒歩では時間が掛かるでしょう。どうぞお乗りください」
キョン「…古泉が連絡を?」
新川「はい、涼宮様から連絡が入ったとの事です」
新川「勝手ながら、私共で車を用意させていただきました」
キョン「…いえ、ありがとうございまず」
新川「では、お乗りください…」
キョン「……」
278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:41:01.57 REGTHMk20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新川「…病院の方からは何と?」
キョン「…まだ、何も聞かされていません」
新川「…そうですか」
キョン「…」
新川「…もし危険な状態なら、我が機関直属の病院を手配させます。ご安心ください」
キョン「…ありがとうございます」
新川「……」
279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:42:12.61 8AmTuDZp0
私怨
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:43:11.66 REGTHMk20
――――――――――――
-病院-
「…さんのご家族ですか?」
キョン「はい、そうでう」
「…こちらの病室です。どうぞ」
キョン「……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:43:33.70 /rdctNAK0
新川さんキター
市園
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:43:39.90 ejRnU12aO
どうしてこうなった…
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:45:20.18 REGTHMk20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カツンッ…カツンッ…カツンッ…
キョン「…」
「階段で遊んでいた時、老朽化さてれた手すりを掴んでしまったようで…」
「…手すりが折れて、バランスを崩し落ちてしまったみたいです」
キョン「…」
「……」
「着きました、…騒いだりするのは他の患者さんの迷惑となるので、よろしくお願いします」
284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:46:32.05 REGTHMk20
ガラッ…
「あっ!キョン君だ!」
キョン「っ!?」
妹「どうしてここにいるの?」
キョン「お…お前…っ」
「おお、やっとご家族の方が来てくれたか」
「せ、先生…これは一体」
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:47:53.83 REGTHMk20
「いやぁ…この子はとても強い子だ」
「さっきまで微弱だった脳波が…急に正常の数値まで上がっていったのだよ」
「きっとこの子の本能が自身を目覚めさせたのかもしれんなぁ」
キョン「お前…よかった…」
ギュッ
妹「きゃ…キョン君苦しいよ~」
キョン「バカ野郎!心配させやがって…!」
妹「ごめんなさぁい…」
キョン「よかった…本当によかった…!」
キョン「先生…妹はもう大丈夫なのですか?」
「ああ、さっき一通り検査をしてみたが、どこにも異常が見られなかった」
「不幸中の幸いだ。当たり所が大して悪い所じゃなかったようだね」
286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:50:12.66 REGTHMk20
キョン「そうですか…」
妹「キョン君離して~」
キョン「あ、すまん」
妹「えへへ…私ってついてないなぁ」
キョン「本当だバカ…昨日といい今日といいお前は…」
妹「むぅ~」
キョン「…もう絶対階段で遊んだりするんじゃねぇぞ」
妹「はーい」
「さて…私は他の患者を見ているから、念のため今日一日は入院しておくといい」
「分かりました…では、入院手続きのほうをお願いできますでしょうか?」
キョン「あ、はい。…そろそろ母がここに来ると思いますので」
「分かりました。では、ゆっくりしていってくださいね」
287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:52:16.42 REGTHMk20
キョン「…はぁ」
ドスッ
妹「キョン君疲れてるの?」
キョン「お前の所為でな」
妹「えへへっ」
キョン「まったく…お前って奴は」
バタンッ!!
ハルヒ「キョン!妹ちゃんの容態はどうなの!?学校サボって来ちゃったわ!」
みくる「キョンくん~大丈夫ですかぁ~?」
古泉「涼宮さん、ここは病院ですのでもう少しお静かに…」
妹「あーっ!ハルにゃんとみくるちゃんと古泉君だー!」
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:53:50.51 RIh9tYUrO
(´・ω・)つ【支援】
289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:56:49.11 REGTHMk20
キョン「騒がしいぞハルヒ。他の患者さんに迷惑だろ」
ハルヒ「い、妹ちゃん!?もう目が覚めたの!?」
妹「うんっ!もう大丈夫だよ~」
みくる「ふえぇぇよかったでずぅ~」グスッ
古泉「これは…僕らはかなりの重態だと聞いていたのですが?」
キョン「打ち所が良かったみたいでな…ただの気絶だとさ」
キョン「どこにも異常ないらしいから、もう安心していい」
ハルヒ「そうなの?だったらもう安心なのね…良かったわ」
キョン「みんなすまない。妹が迷惑かけちまった」
ハルヒ「いいのよこのくらい!妹ちゃんは我がSOS団の準メンバーなんだから、このくらい当然よっ!!」
ハルヒ「そんな事よりも妹ちゃん!次からはちゃんと気をつけないとだめよっ!」
妹「は~い!」
290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 18:59:42.31 REGTHMk20
ハルヒ「よろしい。じゃあ私、ちょっとこの病院を探検してくるわ」
キョン「おい何か言い出したぞコイツ」
ハルヒ「なんでもこの病院には夕方にしか現れない幽霊がいるらしいわよ」
妹「私もいきたーいっ!」
キョン「待て、いくら安心だからって今日一日は安静にしてろ」
ハルヒ「大丈夫よ、私が妹ちゃんをおんぶしていけばいい事だから」
キョン「そういう問題じゃねぇ」
ハルヒ「じゃあみくるちゃん!妹ちゃん!行くわよっ!!」
みくる「ふぇ!?わ、私も行くんですかぁ~」
ハルヒ「当然じゃないっ!こういうものは可愛い子連れて行くと陵辱ゲーみたいなズッコンバッコンイベントが起こるのよっ!」
みくる「」
ハルヒ「レッツゴーッ!」
妹「きゃー!!」
みくる「ひやぁあああああ引っ張らないでえぇぇぇぇぇぇ!!!!」
291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:00:22.71 8AmTuDZp0
④
292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:03:39.29 IQAzgJUS0
あの……落としものですよ?
.∧__,,∧
(´・ω・`)
(つ夢と)
`u―u´
あなたのすぐ後ろに落ちていましたよ?
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:04:17.38 REGTHMk20
キョン「おいハルヒ!…行っちまった」
キョン「アイツめ…不思議はもういいんじゃなかったのかよ」
古泉「んっふ…きっと緊張が解れて恥ずかしくなったのでしょうね」
キョン「どういう意味だ」
古泉「涼宮さん、貴方のことも妹さんの事も凄く心配なされていたのですよ?」
古泉「僕達といる時もずっと呟いていました…よっぽど愛されているのですね」
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:05:41.18 REGTHMk20
キョン「恋愛的なのか友情的なのかは知らないが…まぁ悪い気はしないな」
古泉「おや?貴方なら『あのハルヒが?そんな訳ないだろ』とぶっきらぼうに言うと思ったのですが…」
キョン「どんだけ性格悪いんだよ俺は」
古泉「これは失礼しました」
古泉「…貴方も、少しずつ成長なさっているのですね」
キョン「何か言ったか?」
古泉「いえ、何も」
295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:07:44.73 REGTHMk20
キョン「…そういえば長門はどうした?お前達と一緒じゃなかったのか?」
古泉「長門さんは、何やら調べ物があるので、一緒にはこれないと言っていました」
古泉「おそらく、貴方…もしくは妹さんの事で何か引っかかる事があったのでしょう」
キョン「…そうか。アイツも俺達の為に動いてくれてるんだな」
古泉「ええ。そうなのでしょうね」
キョン「ハルヒといいお前達といい…ホント俺はいい仲間を持ったものだ」
古泉「んっふ。これも涼宮さんの優しさですよ」
古泉「貴方が涼宮さんを成長させた事によって、僕達の中に友情が芽生えたのですよ」
キョン「気持悪い言い方だなおい」
古泉「んっふ…んっふふ…」
296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:07:59.14 mgggq7QPO
>>292
あげるよ・・・
297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:11:03.45 REGTHMk20
古泉「…もしかすると、涼宮さんは妹さんが無事であって欲しいと願ったためn
古泉「…いや、やめておきましょう」
キョン「古泉?」
古泉「あぁ、忘れる所でした…これ、貴方の鞄です」
古泉「彼が中に入っていましたのでね…貴方のクラスの担任が来る前に回収させてもらいました」
キョン「…スマン、迷惑かけたな」
古泉「いえいえ、お気になさらず」
298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:13:19.50 IQAzgJUS0
でも、ボクには使い方が分かりません・・・。
∧__,,∧
( ・ω・)
_| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:13:28.48 mgggq7QPO
急に不安になった
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:13:37.17 r4H4qCog0
(´・ω・`)
301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:14:48.04 REGTHMk20
(´-ω-`) zzz....zzz....
キョン「…気持良さそうに眠りやがって」
古泉「機関のほうで少し調べさせてもらったのですが…全くといって収穫なしです」
キョン「…そうか」
古泉「やはり彼の事は、長門さんに聞くのが一番でしょうね」
キョン「この前ちょっと聞いてみたんだがな…アイツもよく分からんらしい」
キョン「少なくともコイツ自身は俺達に危害を与える危険性はないと言っていたがな…」
古泉「そうですか、それは何よりです」
302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:16:50.72 REGTHMk20
ピリリリリ…ピリリリリ
古泉「あっ、僕です」
キョン「ここは携帯禁止だ、外行って来い」
古泉「分かってますよ。では僕はこれで…」
キョン「おう、またな」
キョン「…さて、どうしたものか」
(´・ω-`) パチッ
キョン「お、起きたか」
Σ( ´・ω・) !
(・ω・≡・ω・)彡 !?!?!?
キョン「落ち着け、ここは病院だ」
キョン「ずっと眠ってたみたいだな。もう気分は良くなったか?」
303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:18:11.76 REGTHMk20
( ´・ω・) …
(´・ω・`) ショボーン
キョン「…なぁ、ショボ太」
(´・ω・`) …?
キョン「俺は少し焦りすぎた、反省している」
キョン「お前にも言いたくない事の一つ二つはあるよな」
304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:21:09.33 REGTHMk20
(´・ω・`) …
(´-ω-`)
キョン「…話す時は、言いやすくなってからでいい」
キョン「俺達は家族だ、隠し事が少しあったって気にしないさ」
キョン「だから少しずつでいい、話したくなったら教えてくれ」
(´・ω・`) …
(´・ω;`) ホロリ…
キョン「ほら、泣くな。妹が見たら悲しむぞ」
(´;ω;`) ポロポロ…
キョン「…妹はここで入院、親は両方とも妹側で過ごすだろう」
キョン「今日は俺と二人きりだ。いろいろ語り合おうじゃないか」
305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:21:56.37 REGTHMk20
( ´;ω・) …
(´⊃ω⊂`) ゴシゴシ
(´・ω・`) ショボーン
キョン「よし、いい子だ」
キョン「帰るぜ、俺達の家にな」
~( ´・ω・) フヨフヨ…
パタンッ
キョン「…アイツの言っていた『違和感』ってのは、コイツの涙と関係あるのだろうか?」
キョン「帰ったら長門に連絡してみよう…何か掴んだかもしれんからな」
306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:22:36.72 REGTHMk20
ゴメンここまで
行ってきます
307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:23:24.38 rUFN0/dt0
おつおつん
308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:23:31.38 mgggq7QPO
いてらしあ
309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:28:57.35 RIh9tYUrO
(´・ω・)つ【栄養ドリンク】
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:29:56.38 gvt5kQRSO
いいなぁこのSS
ほのぼのするわ
311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:38:02.59 9v/WjRBPO
いいSSは保守したくなる
(´・ω・`)が好きだから開いた
ハルヒネタだけならきっと読まなかった
312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:51:20.87 lImBTbev0
これはぷんたに載るな
313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:53:22.63 Ek2+/0QfP
∧_∧
‐―と(´・ω・`)
―= /―と_ノ
‐―= /⌒ソ
-'´
314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 19:54:47.91 IQAzgJUS0
あの……落としものですよ?
∧__,,∧
. (´・ω・`)
(つ愛と )
`u―u´
あなたのすぐ後ろに落ちていましたよ?
315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:01:16.82 yh73Gv350
ほのぼのしえん
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:05:09.88 3GOBtDXMO
④
317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:07:00.65 JBXk1yAm0
>>296
おいww
318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:08:13.56 t4OgCaky0
>>314
こんなに苦しいのなら悲しいのなら……愛などいらぬ!!
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:12:11.80 8AmTuDZp0
>>314
そんなもの持ってなかったと思うんだが
320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:12:42.49 HYmopkjGO
いやはやって聞くとビリーカタギリしか思い浮かばん
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:13:34.07 IQAzgJUS0
.∧__,,∧
(´・ω・`)
(つ愛と)
`u―u´
これを、
∧__,,∧ ∧__,,∧
(`・ω・)^) ミ (`・ω・´)
( つ ⌒ヽ と ,u、つ
`u―u' 愛 `u´愛
YY⌒Y
こうして、 こうして、
、 ∧__,,∧
、 _ (ω・´ )
ヽ 心 三ニ ☆ __,( )つ
ク ノ  ̄ `ー―‐u'
ノ ]
こうだ !
322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:22:47.00 aObyyxsiO
アゲ
323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:23:29.88 hOlV1IbEO
愛なんて……
324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:23:45.55 IQAzgJUS0
、 ∧__,,∧
、 (ω・´ )
ヽ 心 (つ と)
ク ノ `u―u´
ノ ]
これだけやっても心が壊れない…
なんて強い心の持ち主なんだ!
325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:30:32.58 Be9TxVh30
しえん
326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:30:59.38 mgggq7QPO
>>324
心が壊れなくても結局愛は無くなったがな・・・
327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:42:00.45 8AmTuDZp0
>>326
鋼の心を持っていれば愛なんて必要ないのだよ
328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:47:19.71 hOlV1IbEO
>>327
そんな心、愛の前では無意味だよ……
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:50:47.30 Z0K/xvPcP
足跡
330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:51:22.72 gvt5kQRSO
なんでお前等愛談義してんだよwwww
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:53:47.86 6mxmVeX10
誰か俺に夢をください
332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:54:44.95 SGbG7HpjO
>>326
愛は育むもの
幾ら壊れても、心が残っていれば、愛に育つんだ
333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:55:19.83 9v/WjRBPO
わしはこんなとこ
きとうは………ふむ……待ってみようか
__
/三人
/三/ハソ丶
/三ノ・ω・)>
/////yミミ
し─J
334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 20:55:34.49 6mxmVeX10
心が傷ついてる俺にどうしろってんだよw
335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:02:07.49 9v/WjRBPO
>>331
夢は貰うものではありませぬ
ましてやそうそう叶うものでもありませぬ
チャンスの女神には前髪しかありませぬ
通り過ぎてから掴もうとしても後頭部は刈り上げで掴めませぬ
ブーン /川川
⊂二二二( ^ω^)二⊃
| /
( 丶ノ
ノ>ノ
三 レレ
336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:02:31.62 yh73Gv350
>>334
(´・ω・)っ絆創膏
337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:06:10.26 8AmTuDZp0
>>334
∧__,,∧
(ω・` )
と と) 仕方ないなあ……
必 `u―u´
.∧__,,∧
(´・ω・`)
(つノ と) これでしばらくは大丈夫
心 `u―u´
338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:14:22.31 eXQlLtAh0
保守
339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:17:25.56 o+YWmHyE0
ほしゅ~~
340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:18:52.53 39vaS7Cv0
>>337
いちいちうまいな貴様
341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:19:41.91 a/KpwPf9O
(´・ω・`)つ④
342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:29:39.11 AHHOQRKOO
あげておくか(´・ω・`)
343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:31:29.21 mgggq7QPO
>>342
いいIDをお持ちで
344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:34:37.21 lImBTbev0
>>342
訳したら「アッー」だな
345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:44:13.26 REGTHMk20
みんな保守してくれてありがとう
始めるぜ
346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:45:17.80 lImBTbev0
キター(・∀・)
347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:45:59.26 REGTHMk20
――――――――――――
-病院入り口-
妹「あっキョン君だー」
キョン「ん?お前ハルヒ達と一緒に居たんじゃないのか?」
妹「んとね。ハルにゃんが危ないからここで待ってなさいって言ってたの」
キョン「…そうか」
妹「キョン君もう帰るの?」
キョン「ああ、病院にあまり長くいると迷惑だからな」
348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:47:05.18 REGTHMk20
ムクッ
ミ( ´・ω・) ピョン
妹「あっ!ショボ太だ!」
キョン「おい、勝手に出てくるな」
( ,,,・ω・) モフモフ
妹「えへへ~ショボ太あったかーい」モフモフ
キョン「…」
妹「ねぇキョン君。今日はショボ太と一緒に寝たい」
キョン「お前は今日入院だろ。コイツをこんな所に置いてられるかよ」
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:48:06.96 4yW/o1rG0
タキー
350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:49:59.88 REGTHMk20
妹「何で?」
キョン「ショボ太はシャミセンとは違って詳細不明の生き物なんだ」
キョン「病院なんかに置いたらどっかに研究所に連れて行かれちまうぞ」
妹「ちゃんと隠すから大丈夫だよ」
キョン「ダメなものはダメだ。小学生ごときが大人の目を欺くなんて無理に決まってるだろ」
妹「でも…」
キョン「ダメだ」
妹「うっ…グスッ」
キョン「泣いてもダメだ」
( ´・ω・) …
351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:51:50.80 REGTHMk20
(・ω・` )ミ ピョン
ヾ(・ω・` ) フキフキ
妹「ヒック…ショボ太ぁ…」
キョン「…ショボ太もお前がいなくて寂しいんだよ」
キョン「だから今日は我慢して大人しく寝てろ。明日になったら好きなだけ一緒にいていいから」
(・ω・` ) ショボーン
妹「うん…分かった」
キョン「…いい子だ」
キョン「じゃあ俺は帰るぜ…戻れショボ太」
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:53:40.56 8AmTuDZp0
>戻れショボ太
ポ○モンみたいだな
353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:54:00.58 mgggq7QPO
モンスターボールが浮かんだ
354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:54:59.26 REGTHMk20
ミ( ´・ω・) ピョン
妹「あっ!キョン君待って!」
キョン「何だ?」
妹「あのね、ショボ太にあげるモノがあるの」
( ´・ω・) ?
妹「待っててね~」ゴソゴソ
妹「はいっドーナッツ!ショボ太これ好きなんだよね~」
Σ( `・ω・) !?
(・ω・´ )ミ ピョン!
キョン「うおっ!?いきなり飛び降りるんじゃない!」
355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:56:59.31 REGTHMk20
+.(・ω・o )゚+ キラキラ
妹「えへへ~。それーっ!」 ミ◎ ピューン
ε≡( `・ω・) ビュン! ミ◎
(ノ`・ω・)ノ◎ ガシッ!!
((,,・ω・,,)) モッキュモッキュ
キョン「…コイツ、ドーナツが好きなのか?」
妹「うんっ。昨日私のおやつ全部食べちゃったのー」
356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 21:59:24.42 REGTHMk20
キョン「…ほう」
(*’ω’* ) チンポッポ
妹「えへへぇショボ太~」ギュー
(・´ω`・)ビローン
妹「あははっ♪」
キョン「…やれやれ」
キョン「じゃあな。お袋達の言う事ちゃんと聞けよ」
妹「はーい…」
妹「ショボ太!明日いっぱい遊ぼうねっ!」
(´・ω・)ノシ フリフリ
キョン「まったく…手のかかる妹なこった」
357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:01:51.47 REGTHMk20
――――――――――――
-キョンの家-
ピリリリリリ
ピッ
キョン「もしもし…ああ母さんか」
キョン「ああ、家には俺とコイツだけだ」
キョン「親父は出張らしいから、母さんに伝えてくれって言ってたぜ」
キョン「お、おいおい…いくら面会に来れないからってそこまでしなくてもいいと思うぞ」
キョン「親父だって妹の事は凄く心配してたんだ。俺が大丈夫だって伝えてやったら安心してたよ」
キョン「ああ、分かってる。ちゃんとやっておくよ」
キョン「妹にもよろしくと言っといてくれ。じゃあな」
358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:04:19.74 REGTHMk20
ピッ
キョン「…あんな事言っても、御袋は親父の事好きなんだな」
(´・ω・`) ?
キョン「お前に愛が分かるか?」
( ´・ω・) …
(*’ω’* ) ポッ
キョン「…ふっ」
キョン「お前、本当に人間じみてるな」
☆( ゝω・ )v チェキ
359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:04:52.00 eFusT3ni0
>>356
チンポッポ ビローンだと・・・?
360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:06:07.44 lImBTbev0
>>359
wwwwwwwwwwwwwww
361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:07:29.44 REGTHMk20
( ヽ´ω`) ゲッソリ
キョン「そういや腹減ったな…。飯にするか」
キョン「つってもインスタントラーメンしかないのだが…それでもいいか?」
(`・ω・´) シャキ!
キョン「よし、じゃあちょっと舞ってろ」
Σ(;´・ω・) !?
ガチャ…バタンッ
(´・ω・`) …
ヾ( ´・ω・)ノ ~♪
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:09:26.53 gvt5kQRSO
なにこれ可愛すぎる
363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:10:38.93 REGTHMk20
――――――――――――
~20分後~
キョン「できたぞーっ」
ヾ(・ω・` )ノ ~♪
キョン「…何やってんだお前?」
Σヾ( ´・ω・)ノ !?
キョン「いくら暇だからって踊らんでもいいだろ」
364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:12:00.74 8AmTuDZp0
インスタントで20分……
365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:13:03.28 REGTHMk20
(´・ω・`) …
(´・ω・`)つ↑
キョン「…上?」
キョン「…あ、やべぇ誤字変換してる」
キョン「スマン。俺は『待ってろ』と言いたかったんだ」
( ^ω^)…
(♯^ω^)ビキビキ
キョン「うおっ!ま、待てっ!そのまま俺にタックルしてくるなっ!こぼれるだろっ!」
366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:14:59.41 kZgT6RiaO
ちゅるやさんのペットのようだな
367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:16:45.83 REGTHMk20
o(`ω´*)o プンスカプンスカ! \≠/
キョン「悪かったよ…そんなに怒るなよ」
キョン「早くしないとラーメンのびちまうぞ」
(´・ω・) … \≠/
フヨフヨ ~( ´・ω・) \≠/
…( ´・ω・)\≠/
ポッ ( *・ω・) \≠/
キョン「…単純な奴でよかった」
ピリリリリ…
368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:19:11.14 REGTHMk20
キョン「…誰だこんな時間に」
ピッ
キョン「もしもし」
長門「何?」
キョン「…長門。コントじゃないんだから電話に出るときはちゃんと名前を言いなさい」
長門「…そう」
キョン「で、俺に何か用か?」
長門「…今夜9時、私の家に来て」
キョン「…コイツの事か?」
長門「…そう」
キョン「分かった、もう少ししたらそっちに向かう。コイツも連れてきた方がいいか?」
長門「…貴方一人の方が望ましい」
キョン「了解、じゃあまた後でな」
369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:19:25.19 prK18cSQ0
こいつちょっと大きい白まんじゅうみたいなイメージであってる?
370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:20:12.39 HkdqWCjE0
おもろい!!保守
371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:20:41.08 REGTHMk20
ピッ
キョン「……」
(´・ω・`) ?
キョン「お前、ちょっと留守番できるか?」
( ´・ω・) …
キョン「俺はちょっと用事ができちまったんだ」
キョン「少しの間家を離れなきゃいかん。悪いが一人で静かに過ごしててくれ」
372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:22:46.65 REGTHMk20
( ´・ω・) …
( `・ω・)ゝ ビシッ
キョン「よし、分かったな」
キョン「言っておくが、絶対外に出たりするんじゃないぞ」
(`・ω・´) シャキ!
キョン「…本当に大丈夫だろうか」
キョン「行って来るぜ。ちゃんと大人しくしてろよ」
( ´・ω・)ノ~ フリフリ
ガチャ…バタンッ
373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:22:53.37 LEyxP8xhO
良スレ支援
374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:23:00.17 eFusT3ni0
>>369
くれしんのシロの浮いてる版
375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:24:13.90 REGTHMk20
――――――――――――
キョン「……」
ガチャ
長門「……」
キョン「よう」
長門「…入って」
ガチャ…バタンッ
長門「…」
キョン「…何か、掴めたのか?」
長門「…」コクリ
キョン「…とりあえず、座ってから聞こう。俺もお前に聞きたい事があるんだ」
長門「…そう」
376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:25:39.33 8AmTuDZp0
>>369
こんな感じじゃね?
URLリンク(www.dotup.org)
377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:25:59.08 REGTHMk20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長門「…飲んで」
キョン「おう、サンキュ」
長門「…」
キョン「…今日、妹が病院で怪我をしたんだ」
長門「知っている」
キョン「…ハルヒ達がお見舞いに来た時、古泉からお前の事を聞いたぜ」
長門「……」
キョン「俺達の為にいろいろ調べてくれてたらしいな、ありがとう」
378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:26:33.98 WAaAWXPCO
>>376
出た、ふにふく
379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:27:35.40 REGTHMk20
長門「…別に、いい」
キョン「そうかい」
キョン「それで、何か分かった事があるから俺を呼んだのだろ?」
長門「…そう」
キョン「…話してくれ」
長門「……」
長門「この数日、貴方の妹の能力が異常変化を起こしている」
380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:29:02.28 REGTHMk20
キョン「…なんだって?」
長門「貴方達有機生命体は、個々の能力に応じて成長し、進化を遂げる」
長門「そして最初に与えられるステータスは人それぞれであり、決して同等な能力を持つ有機生命体は存在しない」
キョン「…まぁ当たり前だな。イケメンがいればグロメンもいるし」
長門「しかし有機生命体には個々のステータスと関係ない測定不可能な能力がある」
長門「貴方達の言葉で意訳すると『運』」
381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:30:11.11 REGTHMk20
キョン「運…?」
長門「これも個人によって様々であるが、有機生命体の進化によって上昇すること、減少することは不可能であると情報統合思念体は判断している」
キョン「まぁ、確かに運ってのは自分で上げるのは無理だが…」
キョン「それで、その話が俺と妹の異変と何が関係ある?」
長門「…一般的に有機生命体の『運』のステータスは変化をしない」
長門「しかし貴方の妹の『運』のステータスがこの数日で著しい変化を遂げている」
382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:31:33.28 REGTHMk20
キョン「…何だと?」
長門「…彼女は『運』の減少により、今日の事故に遭遇した」
長門「その減少効果は貴方の家に未確認生命体が発生した時、初めて起こったと思われる」
キョン「……」
長門「しだいにその減少効果は速度を増し、彼女の『運』の数値はかなりの低数値に陥った」
キョン「…その原因は分かってるのか?」
383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:34:01.96 REGTHMk20
長門「…分からない。情報が少なすぎるため、ここまでの推測しかできなかった」
キョン「…そうか」
長門「しかし、先日の午後1時34分27秒時。彼女の減少速度が急激に衰え始めた」
長門「これは、何かによって減少の阻止をされたと私は予想している」
キョン「何かによって…か」
長門「…彼女に昨日何か変化があったならば、教えて欲しい」
キョン「……」
キョン「もしかして、これの所為じゃないだろうか」
384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:35:34.39 8AmTuDZp0
私怨
385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:35:47.32 REGTHMk20
スッ
長門「…」
キョン「昨日の昼、妹がアイツに貰ったと言ってたビー球だ」
キョン「と言っても妹の球は白色だがな。…俺は赤色を貰った」
長門「…見せて欲しい」
キョン「おう」
長門「……」
キョン「…どうだ?」
386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:36:16.78 1uHPDD/UO
さるよけ支援
387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:37:16.63 REGTHMk20
長門「…この物質は地球上に存在しない」
長門「さらにこの物質から、有機生命体にプロテクトを施す情報操作がされている」
キョン「…ビンゴだな」
長門「彼女は極力この物質を携帯するべき」
長門「そして貴方も、念のためにこの物質を所持するべきだと私は思う」
キョン「…分かった。それだけでいいのか?」
長門「いい、そして貴方はなるべく彼女を監視する事が望ましい」
キョン「…そうだな、またあんな事があったら今度こそ命が危なくなっちまう」
長門「……」
388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:38:37.46 OyfxCP43O
これは支援せざるを得ない
389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:38:39.14 REGTHMk20
キョン「…教えてくれてありがとう、長門」
キョン「やっぱお前は頼りになる」
長門「…そう」
キョン「じゃ、俺はもう帰るぜ。家にショボ太を置いたままにしてるんだ」
長門「…分かった、気を付けて」
キョン「おう。また明日な」
長門「…また、明日」
390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:40:41.54 REGTHMk20
――――――――――――
-帰宅後、浴場にて-
バシャァ…
キョン「ふぅ…」
キョン「やっぱ風呂はいいなぁ…」
キョン「お前もそう思うだろ?」
~( ,,・ω・) プカプカ…
(*´-ω-) フゥ…
391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:43:09.21 REGTHMk20
キョン「…なぁ、ちょっと聞いていいか?」
( ,,・ω・) ?
キョン「お前が俺達に渡したビー球の事だ」
( ´・ω・) …
キョン「俺達は、アレを持っていた方がいいのか?」
キョン「俺達兄妹にだけ渡したって事は…何か理由でもあるんだろ?」
( ´・ω・) …
(´・ω・`)
キョン「…そうか。じゃあ言うとおりにしておく」
( ´・ω・)ノシ フリフリ
キョン「はぁ~」
392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:46:51.76 REGTHMk20
キョン「…これからどうなっちまうんだろうなぁ」ザバァ
(´-ω-`) ウトウト…
キョン「あぁこら、風呂で寝るんじゃない。風邪引いちまうぞ」
(´・ω-`) パチッ
キョン「…こうして見るとお前、人形が魂持って動いてるみたいにしか見えないな」
( ´・ω・) …
( ´・ω・) ?
キョン「何でもない。とっとと上がるぞ」ザバァ
ヾ( ´・ω・)ノ ギャース
キョン「っとスマンスマン。一人じゃ上がれないんだったな」
キョン「ほれ、俺の頭に乗れ」
393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:48:04.53 REGTHMk20
(・ω・` )ミ ピョン
キョン「よし、じゃあ体拭いてこい」
(・ω・` )=3 ピュンッ
(・ω・lil) !?
:::( ω ` ):::
キョン「…どうした、急に止まって」
394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:48:46.43 Ymllx1xM0
はぁん!
395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:48:59.36 jqa9qJL+O
( °ω°)
396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:49:50.24 4yW/o1rG0
や・・・やめろ・・・
397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:50:08.83 REGTHMk20
( ω ` )
(-ω・`;)~ フワフワ…
パタンッ
キョン「…何だアイツ?」
キョン「まぁいいや、さっさと上がろ」
398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:51:15.23 REGTHMk20
――――――――――――
(´-ω-`) zzz....zzz....
キョン「…よく寝てるな」
キョン「…」
399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:52:53.35 REGTHMk20
キョン「(コイツが来てから、妹の運が悪くなったのは事実だ)」
キョン「(だがコイツはその事を分かっていたのだろうか?)」
キョン「(いや、そうでなければ妹にあの球を渡す事はしない筈だ)」
キョン「(妹がこれ以上不幸にならない様にと、コイツなりの優しさで取った行動だろう)」
キョン「……」
キョン「(だが俺は?)」
キョン「(俺は何故、この球を渡されたんだ?)」
キョン「(俺も妹の様に、何かが減少している物があるのだろうか?)」
400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:53:19.13 wZp4ZR/NO
何故だか空の中を思い出す
401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:53:48.36 REGTHMk20
キョン「…別に何も変わった事はないと思うが」
キョン「…」
キョン「(深く考えても意味はない…か)」
キョン「…寝よう」
(´-ω-`) zzz....zzz....
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:55:43.24 REGTHMk20
――――――――――――
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・
キョン「…」
キョン「またここか…」
ギイィ…
キョン「……」
403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:57:07.58 REGTHMk20
キョン「…よう、来たぜ」
クルッ
(´・ω・`)「やぁ、ようこそ、バーボンハウスへ。」
キョン「…」
(´・ω・`)「また君か、来ると思っていた。歓迎するよ」
キョン「自分で呼んだクセによく言うぜ」
(´・ω・`)「…答えは見つかったのかい?」
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:57:29.02 8AmTuDZp0
④
405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 22:58:53.35 REGTHMk20
キョン「…ああ」
キョン「俺の周りにある『違和感』…それは妹の不運だ」
キョン「アイツが来て、妹の運がかなり悪くなった」
キョン「だから何回も転んだり、階段で事故に遭ったりした」
キョン「運の減少は、まだまだ続いている。…ショボ太が俺達の近くにいる限りな」
キョン「その阻止のために渡されたのが、このビー球だ」
キョン「これをアイツが持っている事で、運の減少を遅れさせる事ができる」
キョン「ショボ太は、妹を守るためにこの球を渡した」
キョン「…これが、俺の考えた答えだ」
406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:00:24.38 REGTHMk20
(´・ω・`)「……」
キョン「…間違ってるのか」
(´・ω・`)「…50点。赤点ギリギリクリアという所かな」
キョン「…そうか」
(´・ω・`)「しかし、よくそこまでたどり着くことができたね。安心したよ」
キョン「……」
キョン「俺は答えを言ったぜ。今度はお前の番だ」
407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:01:59.90 REGTHMk20
(´・ω・`)「…解答の前に、何故50点なのかを教えてあげよう」
キョン「…」
(´・ω・`)「君の妹君…その子に関してだけなら、満点をあげてもいい」
(´・ω・`)「しかし、肝心な君の変化を述べれていない」
(´・ω・`)「これが、君の答えが50点だという理由だ」
キョン「…仕方ないだろ。自分の違和感なんぞ、自分じゃ分からん」
(´・ω・`)「確かに自分自身では分からないかもしれない」
(´・ω・`)「しかし君のお友達は、もう気付いてるのではないだろうか?」
408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:03:41.82 REGTHMk20
キョン「…何だと?」
(´・ω・`)「言われた事はないかな?『君は変わったね』らしき言葉を」
(´・ω・`)「もし言われたのならば、それは君の『違和感』だと言っていい」
キョン「俺が…変わった」
キョン「……」
『なんだかキョンも、少し変わったような気がするわ』
409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:04:44.88 IQAzgJUS0
一発ネタだと思ってたのに凄い作りこまれてるな
410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:05:22.99 REGTHMk20
キョン「…!」
(´・ω・`)「心当たりがあるようだね」
キョン「…だが、何がどう変わったかなんて分からん」
(´・ω・`)「…それは、私が教えてあげよう」
「君はね、『大人』になっているのだよ。精神的、かつ人間的にね」
411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:06:31.49 REGTHMk20
キョン「…大人、だと?」
(´・ω・`)「そう、君は今、精神年齢が実の年齢を遥かに超えている」
(´・ω・`)「怒りを抑えたり、皮肉を上手く流したり、人の気持ちが分かる様になったり…」
(´・ω・`)「普段の君では、こんな事はできなかった筈だ」
キョン「…ああ、そうかい」
キョン「で?それができるようになった事が、俺の『違和感』なのか?」
(´・ω・`)「そう、それが君の『違和感』だ」
キョン「じゃあ何だ。俺が大人になってる事が、ショボ太による俺への影響って事なのか」
キョン「そして俺の成長を抑えるために、アイツはこの球を渡した」
キョン「…これでいいのか?」
412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:08:16.82 REGTHMk20
(´・ω・`)「…おめでとう、満点にたどり着く事ができたね」
キョン「そうか、そりゃあ良かった」
キョン「だが疑問は大幅に増えたぞ?」
キョン「この事が事実としたら、何故アイツは俺の成長を止めようとしてる?」
キョン「何も悪い事じゃないだろうが。俺が人間的に向上する事なんて」
(´・ω・`)「…それが、何かの犠牲で成り立っているとしても…かね?」
413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:08:37.89 RknqbMSJO
伏線回収が凄い…
414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:10:32.36 gDdA/UMeO
あ、
ああ……!
すげえ、なるほど……
415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:10:43.78 REGTHMk20
キョン「…何だと?」
(´・ω・`)「確かに君にとってはそれはプラスなのかもしれない」
(´・ω・`)「しかしよく考えて欲しい」
(´・ω・`)「後々成長していく君の人間性を、あの子によって無理やり上昇している事に何か疑問が湧かないかい?」
(´・ω・`)「君達の世界は魔法の国ではない、何かを得るためには、必ず何かを失わなければならないのだよ」
キョン「…等価交換の事を言ってるのか?」
キョン「じゃあ何だ。俺は人間性を向上させるために、他に何か減少しているものがあるってのか」
(´・ω・`)「その通り。…後は分かるね?」
キョン「…?だから何度も言ってるが、俺自身は違和感なんて
416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:12:13.45 8AmTuDZp0
支援
417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:12:54.89 REGTHMk20
キョン「……おい、待てよ」
(´・ω・`)「…気付いてしまったようだね」
キョン「そうなのか…マジで言ってるのか?」
(´・ω・`)「…」
キョン「…答えてくれ」
(´・ω・`)「ああ、君の考えている通りだよ」
(´・ω・`)「君は『大人』になるために、彼女の『運』を吸収しているのだ」
418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:13:28.21 gVvSxifn0
シリアスつまんね
419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:14:50.60 REGTHMk20
キョン「…嘘だろ」
(´・ω・`)「残念だけど、これは真実だ」
(´・ω・`)「あの子…ショボ太と言ったかな?」
(´・ω・`)「あの子が君達の傍にいる事で、『運』を吸収し、それを君の身体に変換して送る」
(´・ω・`)「この現象が、今でもずっと行われているのだよ」
420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:15:22.07 IQAzgJUS0
ネタだと思ったのに伏線だったのか
421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:16:13.85 REGTHMk20
キョン「…運を、変換?」
(´・ω・`)「植物の光合成を思い浮べてみたまえ」
(´・ω・`)「光によって二酸化炭素を吸収し、酸素に作り変える」
(´・ω・`)「それと同じで、あの子は無意識に運を吸い、『力』に変えて放出している」
(´・ω・`)「それがあの子の能力…生まれながらの生命活動とも言っていいだろうね」
キョン「…何だよそれ」
422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:17:51.61 REGTHMk20
『( ´;ω;)』
キョン「じゃあ、あの涙は…」
(´・ω・`)「…あの子が傍にいる限り、これはずっと続くだろう」
(´・ω・`)「しかし、あの子がその球を渡した意味を、君は充分に理解して欲しい」
キョン「渡した…意味?」
(´・ω・`)「あの子にとって『変換』は呼吸のようなもの。生きていくには欠かせない事だ」
(´・ω・`)「その呼吸を抑えるために、君達にこの球を渡した」
(´・ω・`)「…これがどういう事か、分かるかい?」
423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:19:10.19 REGTHMk20
キョン「…冗談だろ」
キョン「そんなの…悲しすぎる」
(´・ω・`)「…分かってくれただろうか」
(´・ω・`)「あの子は、自分の首を自分で締めているのだよ。君達を守るためにね」
ガタッ!
キョン「教えてくれ、どうしたら元に戻す事ができる?」
キョン「あるだろ?俺達の能力が元に戻って、ショボ太も一緒にいれる方法が」
キョン「何でもいい、俺ができる事なら何だってやってやる」
キョン「ハルヒにそう望ませればいいなら、無理にでもそうしてやる」
キョン「だから…その方法を教えてくれ」
キョン「頼む…」
424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:20:09.50 AMRJUT0wO
>>414
どういうことだ?
425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:22:05.52 REGTHMk20
「……」
「君は、宇宙人やサンタクロースを信じた頃があるかね?」
キョン「何だよ…それがどうしたんだよ」
「君達がそれを信じていいのは、子供の時だけだ」
「いずれ大人になり、現実と幻想の区別がつけなければ、君達の社会では生きていけない」
「その区別ができない人間の末路は、犯罪、ひきこもり、そして宗教の狂信など、いずれも幸せとは言えない結果になるだろう」
「今の君は大人だ。いくらあの子と一緒にいたくても、それが現実に叶う筈ない」
「それが分かっているからこそ、私にそんな事を聞くのだろう?」
426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:22:49.07 yh73Gv350
>>424
カクカクシカジカシカクイムーヴだよ
427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:23:06.67 HkdqWCjE0
おもしろい
428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:23:38.70 j2Mzcaeh0
大人になるのは辛いな・・・
429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:23:55.97 REGTHMk20
キョン「……っ」
「…いくら君の周りが普通でなくても、これ以上世界の秩序を崩してはいけない」
「あの子は、自身を無理やり形成させられた…イレギュラーな存在なのだよ」
「それを残す事によって、君達の世界にどんな影響を与えてしまうのか…良く考えて欲しい」
430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/12/04 23:25:03.55 REGTHMk20
キョン「…」
「…君に考える時間を与えよう」
「期限は2日後の夜だ。それまでに答えを出して欲しい」
「あの子を消すか、彼女を捧げるか…」
キョン「…言い方が残酷すぎるぞ。自重しろ」
「…失礼した。謝るよ」
「じゃあ、今日はここで閉店だ。…また二日後に会おう」
キョン「……」
ギイィ…バタンッ