09/11/25 12:03:54.74 SWnP/oU10
「勝負よ!あなたポケモン持ってるでしょ!?」
アイテムを探しながらふらふらと歩いていたら、いつの間にか見た事のない林道に迷い込んでいた。
そんな時、突然女の子が俺にポケモン勝負を挑んできた。
服装からしてピクニックガールだろう。
「悪ぃ、俺探し物してるだけだからさ」
今はそういう気分でもなかったので断って通り過ぎようとしたが、彼女は俺の前でとうせんぼをする。
「知ってるわ!ここはあなたみたいにアイテム目当てのトレーナーが迷い込んでくる、いわば穴場なの」
「いつもバトルするためにここで待ち伏せしてるのか?」
「ここはちょうど障害物も多いし、適度に道が拓けてている場所もあるからバトルには好具合なのよね」
ピクニックガールはいかにも得意満面といった表情でそう告げる。
聞いてもいないのに自分の地の利を俺に告げるところからして、彼女は奇襲を仕掛ける戦闘スタイルを得意とするのだろう。
「お前のポケモンにアーボとコラッタいるだろ?」
推量で彼女の持ちポケモンを言ってみる。何となくだ。
ピクニックガールの顔が一瞬引きつる。が、ここで焦っては見くびられるとでも思ったのか不敵な笑みを浮かべて
「・・・あ、あなたサイキッカーね? ポケモンはケーシィ、ソーナンス、えぇと、それからマネネとか…」と言い返してきた。
わざとらしい。