古泉「これはひどいエロゲですね」澪「えっ?」at NEWS4VIP
古泉「これはひどいエロゲですね」澪「えっ?」 - 暇つぶし2ch100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:11:49.29 +z5aSdZr0
悪い遅れた
再開する

101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:13:06.18 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・


「ねぇ古泉君。私と付き合わない?」

「すみません…僕では貴女は釣り合いません。」

「そんな事ないって~。私古泉君にだったら何でもしちゃうよ?」

「本当に申し訳ありません…僕はまだ彼女を作れる身ではないのです」






「こ、古泉君!わ、私貴方の事ずっと好きでしたっ!付き合ってもらえませんかっ!?」

「すみません…僕は貴女と付き合うことはできません」

「ど、どうして…?」

「貴女にはもっと僕より相応しい人がいるからです。こんな僕なんかよりも・・・ね」



・・・・・・・・・・・・・・・

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:16:25.62 vActw5B7O
支援

103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:16:53.76 Bsi4G3ZZ0
ktkr

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:17:02.25 +z5aSdZr0

古泉「(…またか)」

古泉「(僕はまた告白されるのか)」

古泉「(一度だけ付き合って…そして告白まで一日しか経たない)」

古泉「(今までずっとそうだった)」

古泉「(…今度もまた同じなのだろう)」

古泉「(女性とはこんなにも単純な生物なのだろうか?)」

古泉「(告白したら断られると分かっているのに…何故僕を好きになるのだろう?)」

古泉「(そして僕自身、断る事を快感に思えるようになっている)」

古泉「(こんな性悪な僕を、何故彼女達は好きになるのだろうか…)」


105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:21:15.14 +z5aSdZr0
~喫茶店~



古泉「…」

澪「…古泉君?」

古泉「あ、はい、何でしょうか?」

澪「えっと…古泉君は去年の文化祭の時、私達の演奏…見た?」

古泉「いえ…文化祭はクラスと部活動の両方で手一杯でしたので、あまり巡回する余裕がありませんでした」

澪「そ、そうなんだ…よかった」

古泉「秋山さん?」

澪「い、いや…その時私凄く恥ずかしいミスやっちゃって…」

澪「アレを古泉君に見られてたらって思うと、私死んじゃいそう…」

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:25:41.56 +z5aSdZr0
古泉「それは興味深い。一体どのような失敗をなされたのですか?」

澪「ひ、秘密ですっ!!」

古泉「んっふ…そうですか」ニコッ

澪「も、もうっ…」

古泉「…そういえば、秋山さんはファンクラブができる程人気があると聞いていましたね」


ガタンッ!


澪「~~~~っ」ジンジン

古泉「だ、大丈夫ですか?」

澪「な…何で知ってるの?」

古泉「いえ…僕のクラスメート数人がそのファンクラブの会員だと言ってましたので」

澪「うう…私が作ったんじゃないのに」

古泉「そうなのですか…それとは知らずにすみません」

107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:30:54.00 +z5aSdZr0

澪「あ、古泉君は悪くないよ、全然っ!」

古泉「そうですか…ありがとうございます」

澪「…///」

古泉「そういえば秋山さんは何処のパートをなさっているのですか?」

澪「えっと…ベースと…ボーカルを…」ボソッ

古泉「ボーカルですか…では歌がお上手なのですね?」

澪「いっ、いやいや私なんてそんな!…そんなに上手くないから」

澪「ステージに上がってもいつも緊張ばかりしちゃって…みんなにも迷惑かけちゃうし」

古泉「ほう…あがり症ですか」

澪「はい…」シュン…

古泉「ボーカルを任せられるという事は、それだけ周りの人間から評価されているという事です」

古泉「貴女はもっと自信を持っていいと思いますよ」

澪「あ…ありがとう」カアァ///

108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:35:31.04 9UFFeHzY0
支援

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:36:31.20 +z5aSdZr0

古泉「…そうですね」

古泉「一度、秋山さんの歌を聴いてみたいものです」ニコッ




澪「……」

古泉「…?どうかしましたか?」

澪「えっ?あ、ううん、何でもない…」

古泉「そうですか…」

澪「…ただ」

古泉「ただ?」






「今…古泉君の顔が、とても悲しそうに見えたから…」





110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:41:42.17 +z5aSdZr0

ドクンッ…






古泉「……え?」

澪「ご、ごめんなさい!私の勘違いだと思う!」

古泉「そう…ですか」

澪「ただ…何となく雰囲気が違うというか」

澪「…凄くつまらなそうな顔だなぁ…って」

澪「お、おかしいよねっ!いきなりこんな事言うなんて…」

古泉「…」

澪「…古泉君?」

古泉「は、はい…大丈夫、です…」

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:46:39.15 +z5aSdZr0
澪「…も、もう遅いから出よう!わ、私お金払って来るねっ!」


タッタッタッタッタ…






古泉「…そんな」


古泉「僕の内心を…見られた?」


古泉「彼女は一体…」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:51:12.82 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



澪「今日はありがとう…付き合ってくれて」

古泉「いえ…僕も楽しかったです」

澪「ほんと?よかった…」

澪「私男の人と喫茶店なんて始めてだったから…緊張しちゃって」

古泉「…」

澪「あ、あの…」

古泉「…何でしょうか?」

澪「ま、また・・・誘っても、いいかな…?」


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 20:56:00.17 +z5aSdZr0

古泉「…」

古泉「(ここで)」

古泉「(ここで終わりにしないと、後に引きずる)」

古泉「(いつも…そうだったはず)」






古泉「ええ…僕が空いている時でしたら・・・喜んで」

澪「ほ、ほんと?」

古泉「はい…」

澪「あ、ありがとう…」

古泉「…では、これで失礼します」

澪「あ、うん…また明日」

古泉「はい…また明日…」

114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:00:38.10 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・

カッ…カッ…

古泉「…」

カッン…

森「…珍しいじゃない。貴方が次を約束するなんて」

古泉「…森さん」

森「あの子に惚れちゃった?」

古泉「いえ、そうではありません…」

森「上から注意が出てるわよ。こんなに遅くまで報告がないから何をしているって…」

古泉「…そうですか、すみません」

森「…何かあったの?」

古泉「…別に大した事はありませんでしたよ」

古泉「僕はちょっと疲れてましたので…今日は失礼します」

森「ええ、ご苦労様…」


カッ…カッ…カッ…

115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:04:26.07 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・


ドサッ


澪「つ…疲れた」


ピリリリリリ…


澪「…梓か」


ピッ

梓「あっ澪先輩!今日はどうでしたか!?」

澪「梓!お前何でいきなり帰ったんだ!私本当に困ったんだぞ!」

梓「ご、ごめんなさい…でも私いない方がよかったみたいですから」

116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:08:39.84 +z5aSdZr0
澪「もう…頭の中真っ白になったんだから…」

梓「でもでもっ!喫茶店に入ったという事は先輩から誘ったんですよね?」

澪「み、見てたのか!?」

梓「はいっ!あの後影からずっと見てました」

澪「ず、ずっと…?」

梓「先輩緊張しすぎて何もできないんじゃないかと心配になって…」

澪「ば、馬鹿…私だってやる時は…」

梓「…それで、古泉先輩は最後何て言ってました?」

澪「あ、うん…」

澪「また誘っていいって言ったら…OKもらった」

117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:09:13.55 vActw5B7O
支援

118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:12:07.25 +z5aSdZr0
梓「…」

澪「…梓?」

梓「澪先輩…」

澪「へっ?」

梓「やったじゃないですか!脈アリかもしれませんよ?」

澪「え?え?何で?」

梓「古泉先輩って、一度誘った女の子とはもう相手にしないのが普通なんですよ?」

梓「それを次に繋げたって事は…少なくとも澪先輩の事を嫌いじゃないって事です」

澪「そ、そうなのか?」

梓「はい。クラスの友達が言ってました」

梓「…もしかして次に繋げれた人って澪先輩だけなのかも」

119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:14:44.05 +z5aSdZr0

澪「えっ?」

梓「とにかくおめでとうございます。」

梓「この機会を逃したら次はありませんよ?自分から積極的に行ってくださいね」

澪「わ、分かった。頑張るよ…」

梓「じゃあ今日はこれで。おやすみなさい」

澪「ああ、おやすみ…」


ピッ


澪「…そうなんだ」

澪「私…脈ありなのか」


ポスッ


澪「…フフッ」

120:(・ε・゛) ◆wF60JtD/z.
09/10/31 21:15:18.27 +6jM9NPwO
愛され続けて30年!
このスレもいつしか伝説になるお!

みんな>>1が大好きだお
尊敬するんだもんぬぉ!

>>1よ永遠に!
みんなが>>1を愛しつる!そんな頃オナニーにいそしむ>>1

そんな>>1がみんな好きだよ

好き好き♪
>>1さん好き♪
いつか落ちる日まで宜しくね(^-^)/

帰ってこいお…(;Д;)

>>1


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:15:57.82 +z5aSdZr0
なんか人少ないと思ったら規制中だったのか
なんか俺の一人語りみたいで恥ずかしいからパー即でやっていいか?

122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:16:23.36 +6jM9NPwO
澪「…フフッ」

澪「…刀ッ」に見えた

123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:16:49.13 VnsXdwucO





124:首席ニート ◆wF60JtD/z.
09/10/31 21:17:07.53 +6jM9NPwO
面白いから続けたまえ

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:19:17.32 Bsi4G3ZZ0
みてるから続けて

126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:20:15.26 tWn/bhPlO
最初からパー速でやればいいのに
支援が少ないから恥ずかしいだのパー速に逃げるだの
いままで見た中で最悪レベルの作者様だな

127:首席ニート ◆wF60JtD/z.
09/10/31 21:20:47.73 +6jM9NPwO
憂たん性格よすぎ可愛いすぎもう憂たんしか見えない?

そうだね憂たん!憂たん憂たん!

世間の奴らはあずにゃんあずにゃん.うんたんうんたんうるさくて憂たんの魅力に気付いてない

まぁ彼女出来ればわかるが
けいおん中でリアルに彼女にするなら
憂>>>紬>唯>澪>和>梓>>>>>>>>さわ子の順だな

家事も勉強も子育てが上手く性格もよく可愛くスタイルがいい…

これ以上の女が存在するだろうか?

いや.しない

つまり憂たんこそ


天使なのである

いままでつかさ.櫛枝と嫁を持ってきた…
しかしけいおんをみた瞬間私は知った…

つまり憂たんこそ


天使なのである

128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:23:21.52 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・


ピピピピピ…チュンチュン


古泉「…眠れなかった」

古泉「…彼女は何故、僕の事を…」

古泉「…」


ピリリリリリ…


ピッ

古泉「…もしもし」

ハルヒ「古泉君?昨日聞けなかった事今日聞いていいかしら?」

古泉「今から…ですか?」

ハルヒ「そう、じゃあ私部室で待ってるから」


ピッ



129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:24:04.65 +z5aSdZr0
ピリリリリ…

ピッ

古泉「…もしもし」

森「閉鎖空間よ。今すぐこちらに来なさい」

古泉「…涼宮さんが昨日聞けなかった事を、今日の朝に聞くそうです」

森「ハァ…またなの?こっちもまた消えたり出たりしてるのよ」

古泉「…どうやら、その現象は涼宮さんの精神の不安定とは別の理由がありそうですね」

森「じゃあ、涼宮ハルヒは別に不機嫌じゃないって言うの?」

古泉「僕が聞いた感じではそうは感じられませんでした…」

古泉「…流石に今日は行かないとマズイのではないのでしょうか?」

森「私もそう思うわ…とりあえず掛け合ってみるから、貴方は準備をしなさい」

古泉「了解です。それでは」


ピッ


古泉「…憂鬱とは、こういう事なのでしょうね」

130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:26:37.50 ilm7VpjwO
レスが無いのと見てないのは違うだろ、jk
立てたのなら気にせず続ければいいじゃない

131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:26:48.39 +6jM9NPwO
日本酒でおk

132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:30:49.24 4C3/93JzO
>>131
(ry

133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:31:48.93 IWUpNbXuO
>>1はこの前のキョン唯のハルヒウゼェSSの人だよな?

134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:34:03.01 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


~機関本部~


ガーッ


森「来たわね古泉。やっぱり許可は下りなかったわ…」

古泉「何故ですか?彼女を不安定にするのはあまりよろしくないと思うのですが…」

森「私もそう思うわよ」

森「でも上が目の前にある真実しか見えてなくて…自分の身が可愛いなら自分で守ればいいのに」

古泉「森さん。あまり強固な態度は…」

森「どうせここには監視モニターなんてついちゃいないわ。あったとしても壊してるけどね」

古泉「自分の拠点を破壊してどうするのですか…」

森「あ、そうそう古泉、貴方に指令が出てるわよ」

古泉「僕にですか…一体何でしょう?」

135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:36:24.86 +z5aSdZr0
森「…キョン君が最近、ある女子生徒と必要以上に接触しているの」

古泉「…なるほど。そういう事ですか」

森「こんな事、貴方にしか頼めないから…お願いできるかしら?」

古泉「分かりました。何とか上手く説得してみましょう」

森「…ええ、頼んだわよ」

古泉「では、僕は学校がありますのでこれで…」


ガーッ


森「…貴方も同じよ」

古泉「…」

森「貴方がどれほど想っても、あの子は悲しむだけ…」

森「今のうちに関係を切っておく事ね」

古泉「…ええ、わかっています」


ガーッ



136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:39:13.63 SGprqv9zO
>>133
それであってると思う

137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:39:26.46 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・


ガラッ


和「おはよう。澪」

澪「ああ、おはよう和」

和「…今日は澪、何だか嬉しそうね」

澪「へっ?そ、そんな事はないぞ!」

和「でも昨日と比べると遥かに機嫌がいいじゃない。何かあったのね」

澪「あ、あーそうだな、何かあったのかもね。うん…」

和「…」

澪「…あのさ、和」

和「何?」

澪「和って…彼氏とか作った事ある?」


138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:43:11.58 +z5aSdZr0

和「…いきなり何を言い出すのよ」

澪「い、いや別にね!私の事じゃないんだけどね!」

澪「ただちょっと気になったというか…何というか」

和「つまり澪が誰かを好きになっちゃったって事?」

澪「だ、だから私じゃないって!」

和「そうね…私は今の所そういう感情を持った事はないわ」

和「でももし好きな人ができたなら…もっとその人の事とか知りたくなるかな?」

澪「そ、そうか。そうだよね?やっぱり…」

和「…」

澪「…?」

和「澪」

澪「な、何?」

和「…貴女、その分かりやすい性格直した方がいいと思うの」

澪「…」

澪「…うぅ」シュン…

139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:44:32.51 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~文芸部室前廊下~


古泉「…」


カッ…カッ…


梓「あ、古泉先輩!」

古泉「…」

梓「…?せんぱーい」

古泉「!…ああ、中野さんでしたか。気が付きませんでした」

梓「いえ…何か考え事ですか?」

古泉「大した事ではありませんよ?少しボーッとしてしまっただけです」

梓「そうですか…」

140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:47:50.44 +z5aSdZr0
梓「昨日、澪先輩と喫茶店に行ったと聞きましたけど…」

古泉「おや、知っていたのですか」

梓「澪先輩から聞きました」

梓「また付き合ってくれるとも聞きましたけど…それも本当ですか?」

古泉「…ええ、本当です」

梓「本当ですか!?よかった…」

古泉「?よかった、とは…」

梓「い、いえ。こっちの話です…」

古泉「そうですか…」


141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:50:28.23 +z5aSdZr0

梓「…」

古泉「…少し伺ってもよろしいでしょうか?」

梓「はい?」

古泉「彼女…秋山さんは、何か感性に優れている所でもあるのでしょうか?」

梓「?言ってる意味が良く分からないのですけど…」

古泉「つまりですね…勘が鋭いというか…見る目が良いというか…」

梓「うーん」

梓「…澪先輩って、いろいろな所に行って作詞とかしますから…」

梓「多分他人が気付かない事を気付く事ができるのだと思います」

梓「じゃないとあんな歌詞出来上がらないし」ボソッ

古泉「…そうですか」

142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:51:44.77 +z5aSdZr0

梓「…!もしかして先輩、澪先輩の事が気になりますか?」

古泉「ふふ…そうですね」

古泉「彼女によろしくと伝えておいてください。では…」

梓「あ、先輩!」

古泉「…何でしょう?」

梓「先輩は…澪先輩の事どう思っていますか…?」

古泉「そうですね…」







「とても魅力的な女性だと、僕は思いますよ…」







143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:52:34.59 hvKqz7erO
やっぱハルヒSSは古泉
けいおんSSは和ちゃん
バキSSなら烈だよね

和ちゃん(´Д`)ハァハァ

144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:52:35.37 dcFROAORO
頑張れ

145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:53:30.25 1IiSeCp00
別にレスが少ないから駄作ってことでもないだろ
ニコニコ動画だってコメントが多いほど面白いってわけでもないしな
自分のペースで頑張れ1

イケメン×美少女は俺が欝になるから読んでないけど

146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:53:55.77 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・

~文芸部部室~

コンコン

ガチャ

キョン「ウイーッス・・・って古泉だけか」

古泉「どうもこんにちは。今日は何をしましょうか?」

キョン「チェスでもやるか」

古泉「かしこまりました、すぐに用意いたしましょう」




147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:55:02.68 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・



キョン「……」カンッ

古泉「……」カンッ

キョン「…古泉よ」カンッ

古泉「何でしょうか?」カンッ

キョン「何かお前、俺に話したい事があるんじゃないのか?」カンッ

古泉「…貴方にはどうやっても隠せませんね、流石は涼宮さんの鍵となる御方だ」カンッ

キョン「お前等の事だ、俺の私生活までばっちり調べ上げてるんだろう?」カンッ

古泉「僕らもそこまで有能ではありませんよ?ただ貴方がいつどこで何をしているか程度の事しか把握できません。そこからは予想の域ですよ」カンッ

キョン「十分すぎだ、そこまで言われるともうお前の話の内容まで予測できちまう」カンッ

古泉「んっふ、これは驚きです。貴方はもしかすると本当に超能力の才能があるかもしれません」カンッ

キョン「バカな事言ってないでさっさと本題に入れ」カンッ

148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:56:12.34 +z5aSdZr0
古泉「…貴方が最近一緒にいる彼女の事です」カンッ

キョン「…」カンッ

古泉「貴方がその人に接触する事によって、最近涼宮さんの精神がかなり不安定になっています」カンッ

キョン「…ああ」カンッ

古泉「機関はこれを危険と考え、僕に貴方を止めさせるよう命令が下りました」カンッ

キョン「…それは、今すぐか?」カンッ

古泉「今はまだかろうじて涼宮さんの理性によって精神の安定が…。しかしそれも長くは続かないでしょう」カンッ

キョン「そうか…」カンッ

古泉「勘違いしないでください。僕は今すぐ彼女との関係を切れとは言っていません」カンッ

キョン「……」カンッ

古泉「しかしあまり思い切った行動を取るのはどうか自粛していただきたいのです」カンッ

キョン「…善処する」カンッ

古泉「助かります、僕にも立場がありますので、あまり良くない返事を上に報告する訳にはいかないのですよ」カンッ

キョン「ああ、わかってるさ。お前が大変な事くらい十分にな」カンッ

古泉「お心遣いありがとうございます。そういってくれると僕も気分が楽です」カンッ


149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:57:16.93 +z5aSdZr0
古泉「…それにこれは、僕に対しての警告でもありますから」カンッ

キョン「古泉?」

古泉「チェックメイトです。どうですか?」

キョン「む…ないな」

古泉「心此処にあらず、って感じですね。やはり彼女の事が気になりますか?」

キョン「別にそこまで気にしてる訳じゃないさ」

古泉「ほう。では一体何を考えてらっしゃるのですか?」

キョン「なぁに、大したことじゃないさ」

キョン「…俺達の周りには、どいつもこいつもめんどくさい連中ばっかりだなと思ってな」

古泉「んっふ…そうですね」



・・・・・・・・・・・・・・・・・

150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 21:58:38.53 +z5aSdZr0
~音楽室~


ジャーン!…


律「よしっ!完璧だ!」

澪「ああ、今のはなかなかよかったな」

梓「あとは唯先輩のギターがもうちょっと上達してくれればいいのですけどね…」

唯「うぅ…頑張ります」

紬「でも唯ちゃん、さっきのタイミングばっちりだったじゃない。凄いと思うよ」

律「ああ、唯にしては良くやったな」

唯「本当!?やったー!」

澪「確かにさっきの唯の入り方はよかったな。あの調子で頼むぞ」

唯「うんっ!」

梓「そういえば唯先輩、今日何か用事があるって言ってませんでしたか?」

151:首席ニート ◆wF60JtD/z.
09/10/31 21:58:56.39 +6jM9NPwO
>>1よいろいろ叩くカスがいるが俺はお前の唯キョン好きだぞ

アンチは見なけりゃいいんだ

Vipなんて意味わからん糞スレだらけなんだからそっち叩けよクズ共

152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:00:21.04 +z5aSdZr0
唯「…」


ガタンッ!


唯「あーっそうだった!今日憂の誕生日だったんだ!」

唯「どどどどうしよう!?わたしまだプレゼント買ってないよ!?」

律「ありゃ?今日憂ちゃんの誕生日だったんだ」

澪「練習が終わってから買って来ればいいじゃないか」

唯「あずにゃんあずにゃん!今からプレゼント買いに行こう?」

梓「ごめんなさい…私今日は用事があるので…」

梓「それに私はもう憂に渡しましたよ?プレゼント」

唯「はぅあ!あずにゃんがわたしを裏切った…」

梓「ひ、人聞きの悪い事言わないで下さいよ!」

紬「あ、じゃあ唯ちゃん。今から私が用意させましょうか?」

153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:02:18.60 juk94q+DO
キョンが偉そうにしてると妙にイラつくんだよな
どうにかなんないの?

154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:03:03.77 +z5aSdZr0
唯「うーん…」

唯「ううん。やっぱりわたしが選ばないといけないと思うの」

唯「憂もそっちの方が喜ぶと思うし…」

律「唯がまともな事を言っている…だと?」

梓「それは流石に酷いと思います先輩…」

律「なんだと!?梓は私に口答えする気か!」

律「そんな奴には一生取れない様に猫耳ヘアバンを接着剤でくっつけてやる!」

梓「ちょ、ちょっと先輩!?あ、やめっ…きゃん!」

紬「ハァハァ…」ヌガシヌガシ

梓「ムギ先輩!何で服を脱がしてるんですか!?」

155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:03:40.55 IWUpNbXuO
>>143 確かこのSSの和ちゃんの彼氏はたn…
おっと二階で物音が

156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:04:29.53 1IiSeCp00
けいおんss層の5割が今規制されてる層なのかな

157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:04:37.06 +z5aSdZr0
唯「…!」ピーン!

唯「そうだ、その手があったよ!」

唯「わたしちょっと出かけてくるね!ばいばいみんなっ!」


バタンッ!


律「さぁ~梓。大人しく私の言う事を聞けっ!」

梓「せ、先輩、澪先輩!助け…ちょ!下着はダメですっってば!」

紬「『キマシ=タワー』!!!」ボタボタッ!!







澪「あの、練習は…?」



158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:06:23.67 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~音楽室(二人)~



梓「はぁ…酷い目に遭いました」

澪「まぁそんなに落ち込むなって。いつもの事じゃないか」

梓「澪先輩も見てたなら助けてくださいよ…」

澪「ごめんごめん…」

梓「…今日、古泉先輩に会いました」

澪「…梓?」

梓「古泉先輩…澪先輩の事を私に聞いてきたんです」

澪「こ、古泉君が?」

梓「はい」

梓「私、古泉先輩が女の子の事聞いてくるなんて事、一回も聞いた事ないですよ」

159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:07:59.05 1IiSeCp00
っち仕方ねえ
俺もイケメンになってあずにゃんに澪ちゃんの事を聞いてくる

160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:08:05.97 +z5aSdZr0

澪「そ、そうか…」

梓「…」

澪「…」

梓「…だから澪先輩」

澪「え?」

梓「今からデートに行きましょう!!」


ガタンッ!!


澪「は、はぁ!?あ、梓!いきなり何言ってんだ!私達は女同士だぞ!?」///

梓「ちっ、違いますっ!何で私が澪先輩とデート行くんですか!?」///

梓「古泉先輩とですよ!今から先輩が古泉先輩にデートに誘うのですよ!」

161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:09:08.96 AClxZoKaP
俺の嫁の名前は中野梓だ、俺はあずにゃんと呼んでいる
あずにゃんはツインテールでとっても可愛くて小さくてロリコンの俺にとってはどストライクだった
もちろん胸もぺったんこだがそれがいい
性格は普段は真面目ぶってるが時折見せる幼さもある
照れ屋だしツンデレだなかなか本音を言ってくれない
そんなあずにゃんとデートしたときにさりげなく「手を繋ごう」と言ってみる
そしたらあずにゃんは顔を真っ赤にしながら「俺がどうしてもって言うんなら…いいよ///」
ってこういう風に言うんだろうなああ可愛い可愛すぎて抱きしめたい
それからデートの内容は遊園地でいっぱいあずにゃんと遊ぶんだ
ジェットコースターとかコーヒーカップで無邪気に遊ぶあずにゃん
俺はそれを一緒に遊びながら見てて心底幸せな気持ちになる
お昼になったらあずにゃんが俺の為に作ってくれたお弁当を二人で一緒に食べるんだ
あずにゃんが作ってきたのはサンドウィッチだ
あずにゃんが作ってきたサンドウィッチは色とりどりで非常に食事のバランスも取れている
それを見た俺はあずにゃんを「これ全部作ったの?すごいね」と褒めてあげる
あずにゃんはそれを聞いて「そ、そんなことないですよ!これくらい普通です!」
と強気に言うんだろうなでも本当は朝早起きして一生懸命作ってくれたんだろうなもっと素直になればいいのに…
午後もいっぱい遊んであずにゃんの無邪気で楽しそうな顔に俺は癒されていた
最後にあずにゃんといっしょに観覧者に乗るんだ
あずにゃんといっしょに観覧車に乗ったらあずにゃんと夕日がいい感じにマッチしてて
いつものあずにゃんには無い大人の色気が出てて
俺はそのあずにゃんをみて思わず甘えたくなったが
ここであずにゃんに嫌われたら一生の終わりだからちゃんと理性を保とう
そして俺が「梓は今日すごく楽しそうだったね」といったら
あずにゃんは「そ、そんなことないです、俺のほうが楽しそうでしたよ」
っていうんだ本当に素直じゃないなまあ逆にわかりやすいしそこも可愛いんだけどね
もうそろそろで観覧者のてっぺんだここであずにゃんとキスしたいんだけどしてくれるかな?聞いてみよう
「あのさ梓、俺とキ、キスしてくれない?」ああとうとう言っちゃったでも俺の本心だしきっとあずにゃんにも伝わるよな
「え!キ、キスですか?まあ俺がそうしたいなら別にいいですよ///」まったく最後まで素直じゃないなまあ…いいか
「じゃあ梓キスしよ」梓「う、うん///」あずにゃんは目をつぶって俺を待ったそして俺はそこにそっと口付けた…ああ、あずにゃん愛してるよ

162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:09:40.13 +z5aSdZr0

澪「わ、私!?無理無理絶対無理だって!」

澪「で、デートなんて私…した事ないもん」

梓「何言ってるんですか澪先輩!今動かないと古泉先輩は振り向きませんよ!」

澪「で、でもぉ…」

梓「とりあえず今から電話してください。今からだったら時間も丁度いい頃です」

澪「で、電話…」カアァ///

梓「ほらほら先輩!自分から動かないとっ!」

澪「わ、分かった!分かったからそんなに急かすな…」

163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:11:02.93 hvKqz7erO
>>155
え??まじかよ…orz
せっかく好きな2人が活躍してると思ったのに
教えてくれてありがと
もう読むの辞めるわ

じゃあなこの屑お洒落天パ共(´・ω・`)ノシ

164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:11:10.66 1IiSeCp00
なんだよ※かよ
俺が澪ちゃんをデートに誘った時は「私、男の子に興味ないから…ごめんね…」
って申し訳無さそうに断ったくせに
うわあああああああああ
あやまるなああああ、あやまったりするなああああああ!!
死ね!美人とイケメンは死ね!!

165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:11:21.76 VnsXdwucO
>>161
おまわりさん この人です

166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:11:53.17 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


キョン「じゃあな」

古泉「ええ、お気を付けて・・・」


ガチャ…バタンッ


古泉「…では、僕も帰りましょうか」


ピリリリリリ…ピリリリリリ…


古泉「…バイトでしょうか?」



167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:13:33.85 +z5aSdZr0
古泉「もしもし、古泉です」

澪「あ、あ、こ、古泉…君、でしょうか…」

(当たり前じゃないですか!)

古泉「はい…その声は秋山さんですか?何か御用でも?」

澪「え、ええええっとね、その…何というか…あの…」

古泉「はい?」

澪「も、もう部活終わった…かな?」

古泉「…ええ、今はもう僕だけですので、これから帰宅しようと思っていた所です」

澪「あ、そうなんだ…ははは…」

古泉「ええ、そうですよ」

(先輩…!)

澪「え、えっと…その…うぅ」

古泉「…秋山さん?」

澪「い、今から、その…」



168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:13:36.89 1IiSeCp00
皆さん騙されないでください!
サンジュちゃんはイケメンに股をホイホイ開く糞淫乱ビッチ女です!!
さわると性病を移されますよ!!!!

169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:14:42.85 +z5aSdZr0
澪「あ、あそっ、遊びに、遊びにいききませんかっ!?」





古泉「今から…ですか?」

澪「だ、ダメ…かな?」

古泉「…」





「貴方がどれほど想っても、あの子は悲しむだけ…」

「今のうちに関係を切っておく事ね」




170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:15:45.00 +z5aSdZr0
古泉「…」

古泉「…分かりました。では待ち合わせは校門でよろしいでしょうか?」

澪「!!!は、はいっ!!すぐ行くねっ!!」

古泉「ふふ…そんなに慌てなくてもあまり時間は変わりませんよ?」

澪「う、うん…」

古泉「ではまた後ほど…」


ピッ


古泉「…何故でしょうね」

古泉「女性なんて…今まで気にも止めなかったのに」

古泉「僕は彼女に、何を求めてるのでしょうか…」

171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:15:58.41 lnPGhEmBO
ちんちんぽこぽこ

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:16:10.13 1IiSeCp00
そりゃセクロスだろ!
死ね!

173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:16:54.54 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ピッ


澪「は、はふぅ…」ペタリ…

梓「ど…どうでした?」

澪「…」

梓「澪先輩…」

澪「これって…夢なのかな?」

梓「じ、じゃあ…!」

澪「あ、あずさあぁぁ…」

梓「先輩…良く頑張りましたね」

澪「し、心臓止まるかと思った…」

梓「でもこれでまた一歩進みましたよ」

梓「あとは先輩が古泉先輩を振り向かせるだけですっ」

174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:18:14.82 zomBEHExO
会話すんあwww

175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:18:50.28 +z5aSdZr0
澪「…私にできるかなぁ」

梓「何言ってるです!ここまで頑張ったじゃないですか」

梓「澪先輩はやれば絶対できます!頑張ってください!」

澪「う、うん…頑張ってみる」

梓「じゃあ澪先輩。さっさと校門に行っちゃってください」

澪「い、行ってきます…」

梓「ファイトです!」


ガチャ…バタンッ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:21:21.70 +z5aSdZr0
~肛門(*)~



古泉「…」


タッタッタッタッタ・・・


澪「はぁ…はぁ…はぁ…」

古泉「あ、秋山さん?どうしたのですかそんなに息を切らして…」

澪「あ、いや…こ、古泉君を待たせたら悪いと思って…はぁ」

古泉「ふふ…たとえ遅れても僕は帰りませんよ?」

澪「あ、ありがとう…///」

古泉「それで、今日は何処に行かれるのですか?」


177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:21:30.88 +6jM9NPwO
>>172

wwwwwww

178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:22:15.88 Xm1TolUpO
>>174

IDがリビングデッド

179:首席ニート ◆wF60JtD/z.
09/10/31 22:22:43.22 +6jM9NPwO
失恋サンバ失恋サンバ

ハハハハハハハハハハハハ!

ハハハハハハハハハハハハ!

明日はもらったー!

180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:23:00.16 +z5aSdZr0
澪「…」

古泉「秋山さん?」

澪「あ…ああ、そうだった…」

澪「(どこに行くか決めてなかった…どうしよう)」オロオロッ

古泉「…まだ決めていないのですか?」

澪「…ごめんなさい」

古泉「そうですか…困りましたね」

澪「(あぁ…嫌われちゃう)」ウルウル…

古泉「…そうですね」

古泉「では僕が決めてもいいでしょうか?」

181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:24:10.47 +z5aSdZr0
澪「えっ?」

古泉「僕は少し気になる所があるのですが…いかがでしょうか?」

澪「あ、うんっ!古泉君の行きたい所で…いいよ」

古泉「ありがとうございます。では参りましょうか」

澪「へっ?あ、あの何処に」

古泉「着いたら分かりますよ」

澪「う、うん…」


タッ、タッ、タッ、タッ、…

182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:25:44.38 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



澪「こ…ここって」

古泉「ええ、カラオケボックスです」

古泉「以前秋山さんの歌を是非聴いてみたいと思いましたので…」

古泉「ここなら緊張する事もなく歌えるのではないでしょうか?」

澪「私の…歌?」

古泉「はい」ニコッ

澪「…あ、あまり上手くないよ?」

古泉「それは聴いてから判断しますよ」

澪「うぅ…」

古泉「では、入りましょうか」

澪「う、うん…」

183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:26:01.49 +6jM9NPwO
澪「ラブホテルだ…」

184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:26:13.62 1IiSeCp00
ちょっと待て
俺って古泉なんじゃないか?
落ち着いて考えろ…俺の名前はなんだ…?

――古泉一樹

古泉一樹だ!!
そうか俺は古泉一樹だったんだ!!
俺は澪ちゃんに好かれる男だったんだよ…
よかった…本当に良かった…
そうだよな…澪ちゃんが俺を裏切るはずないよな…
ごめんな澪ちゃんビッチとか言って…
これからも仲良くしてくれよな…
高校を卒業したら幸せな家庭を築こうな…

185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:27:06.14 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ジャーン…ビョーン…


澪「…カラオケなんて久しぶりだなぁ」

古泉「ふふ、僕もです」

古泉「さて、始めはどちらから歌いましょうか?」

澪「え、えっと…」

古泉「僕個人としては、まず秋山さんの歌声を聞いてみたいのですが…」

澪「…」





「澪先輩はやれば絶対できます!頑張ってください!」





186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:28:33.28 +z5aSdZr0

澪「うん、じゃあ私から…」

古泉「ありがとうございます。いやぁ楽しみですね」

澪「あ…このボックス、持ってきたCDを入れてそれを歌う事もできるみたい」

古泉「おや、そうなのですか?最近のカラオケボックスはハイテクですね」

澪「…私、これ使ってみようかな」

古泉「良いのではないですか?面白そうです」

澪「じ、じゃあやってみます…」


ウィーン...カシャ


澪「…この曲、今年の新入生歓迎会の時歌った曲なんです」

古泉「新入生歓迎会ですか。それは楽しみです」

澪「…そういえば古泉君も何か部活に入ってたよね?だっだら知ってると思うのだけれど…」

古泉「僕達の部活動は、正式に認められてないので…呼ばれなかったのでしょうね」

澪「そ、そうなんだ…」

187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:30:08.72 +z5aSdZr0
古泉「でも、そのおかげで秋山さんの歌を近くで聴けるのですから」

古泉「とても得をした気分です」ニコッ

澪「…///」

澪「へ、変でも笑わないでね?」

古泉「それはどうでしょう?」

澪「うぅ…」




澪「じ、じゃあ、歌います…」




188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:31:14.93 +z5aSdZr0
~♪



...なんでなんだろう、気になる夜、キミへの

...この思い便せんにね、書いてみるよ 




「…」



...もしかして、気まぐれかもしれない

...それなのに枚数だけ、増えてゆくよ




―好きの確率、わりだす、計算式―

...あれば、いいのに…




189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:32:13.28 TOsuC337O
支援
>>1頑張れ

190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:32:33.39 +z5aSdZr0
キラキラひかる願い事も

グチャグチャへたる悩み事も


そーだホッチキスで

閉じちゃおう



「…僕は今、何を聞いてるのでしょう…」




はじまりだけは、軽いノリで

しらないうちに、あつくなって


もう針がなんだか…通らない

...ララまた明日…



「こんな綺麗な歌声、僕は聞いた事…」



191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:33:37.83 +z5aSdZr0
~♪





澪「…ど、どうだった、かな?」

古泉「…」

澪「や、やっぱり変だった…?」

古泉「…Excellent」

澪「へっ?」

古泉「素晴らしい…!あまりの感動に放心してしまいました」

澪「ちょ、ちょっと古泉君!誉めすぎっ!」

古泉「まさかこれほどの実力とは思いませんでした…いやはや、感服です」

澪「お、お願いだからそんなに誉めないで…」カアァ///

古泉「これは何という曲名なのですか?」

192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:35:06.32 +z5aSdZr0
澪「へっ?え、えぇ~っとこれは…」

古泉「…?」

澪「…私の恋は、ホッチキス」ボソッ…

古泉「…独特のセンスを感じますね」

澪「は、恥ずかしい…」シュン…

古泉「でも僕は好きですよ?」

澪「ふぇ?」

古泉「歌詞に伝わってくる相手への恋心…そしてそれを伝えきれないというジレンマ」

古泉「それを全てホッチキスに比喩するという匠技、…普通の感性を持つ人にはできません」

古泉「これを作詞した人は、とても清らかな心の持ち主なのでしょうね…」

澪「お願い…それ以上言わないでください…」カアァ//////

古泉「んっふ。そうですか」ニコッ

澪「こ、今度は古泉君の番っ!」

193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:35:40.29 e+Ayh8tPO
>>184
おまわりさんこの人もです

194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:36:10.21 9UFFeHzY0
しえん

195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:36:32.06 +z5aSdZr0
古泉「僕、ですか…」

澪「こ、古泉君の歌。私、聴きたいな…」

古泉「本当にですか?」

澪「う、うん…」




古泉「…ふふ」

古泉「そうですね…今度は僕の番ですね」

澪「えっ?」

古泉「分かりました、僕も歌いましょう」

澪「う、うん…」

古泉「…笑わないでくださいよ?」

澪「…へっ?」

196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:37:31.62 +z5aSdZr0

ジャーン!…ジャージャー~♪




澪「え?え?え?」



すぅ…

古泉「D・A・ISU!K・I・大好き!!」

古泉「D・A・ISU!K・I・大好き!!」

古泉「D・A・ISU!K・I・大好き!!」

小野「D・A・ISU!K・I・フォー!!」


澪「!?」ビクッ!


古泉「フォーリンラブ恋したならば、ドゥールーックバック怯えちゃダメさ~」

古泉「さあ高らかにさ・け・べ!!大好きだとおおおおおおおおおおおおお!!!」


197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:38:30.83 +z5aSdZr0

澪「…ぷ、くくっ…」プルプル…


古泉「笑わないでくださいと言ったじゃないですかっ」

澪「だ、だって…、イメージと違って…」プルプル…


古泉「『大嫌い』という言葉、今でもまだ覚えてる」

古泉「好きという感情、君は気ぃづかないけど~」


澪「くっ…、くくっ…」プルプル…


古泉「友だちライ~ンから、踏み出せずにいたよ」

古泉「恋の社会で~は、ぼ~くはそうニートー♪」

ジャン!

古泉「レッスンワン☆」


澪「っ!」ピクピク…

198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:38:49.83 TOsuC337O
糞吹いたwwww

199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:39:35.66 +z5aSdZr0

古泉「授業じゃ教えぇない、方程式があるよ♪」


古泉「アイツ...かける」

古泉「君、イコール止められ~ない」


ジャン!


古泉「ふんもっふ!!」ビシッ!


澪「あはははっ!もうダメっ!あははははっ!」ケラケラッ

古泉「んっふ…んふふっ」

澪「あはははっ!あはははっ!」

古泉「あははっ!あははっ!あははははっ!」



・・・・・・・・・・・・・

200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:39:40.90 e+Ayh8tPO
何の歌?

201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:40:29.53 vActw5B7O
古泉www

202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:42:42.75 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・



古泉「いやぁ…お見苦しい所を見せてしまいました」

澪「びっくりしちゃった…まさか古泉君があんな歌い方するなんて…」

古泉「僕は歌になるとどうしてもあのような歌い方になってしまうのですよ…」

澪「ふふ、そうなんだ…」

古泉「…誰にも内緒ですよ?」

澪「うん、誰にも言わない」

古泉「ありがとうございます。流石に僕のキャラを壊してしまうので…」


203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:44:19.95 +z5aSdZr0
澪「クスッ…でも、よかった。」

古泉「良かった、とは?」

澪「だって…」


ザッ…


澪「古泉君って、何だか私達よりもっと上の人みたいな印象だったから…」

澪「こんな古泉君の一面が見れて、私ちょっと嬉しかった」

古泉「…秋山さん」

澪「…それに安心したの」

澪「古泉君も、あんな風に楽しい顔ができるんだな…って」


204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:45:28.50 +z5aSdZr0

古泉「…」

澪「きょ、今日はとっても楽しかった!付き合ってくれてありがとう…」

古泉「はい…僕もとても楽しかったです」

澪「…あの」

古泉「…」

澪「また…一緒に遊ぼうって言ったら…困る?」

古泉「…」

澪「…」

古泉「…」

澪「…うぅ」

205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:46:11.34 +z5aSdZr0

古泉「…僕の」

澪「えっ?」

古泉「本当の僕を、見せたいと思ったのは」

古泉「…貴女が初めてです。秋山さん」

澪「…!」


ドクンッ…


古泉「…では、また明日」

澪「あっ…」


ザッ…ザッ…ザッ…






澪「…古泉君」



206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:46:55.69 +z5aSdZr0
二章終わり

なんか、その…ごめん


207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:47:16.20 1IiSeCp00
死ぬわ

208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:47:40.89 9UFFeHzY0


面白かったぞ

209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:48:45.92 xgZlSE+C0
>>206
続きもうpよろ

210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:48:59.08 zGerqBY00
すごくよいです

211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:49:02.86 +z5aSdZr0
>>200
古泉の歌は小野大輔の「だいすき」

次で寝ます

212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:49:29.18 zomBEHExO
起きろ

213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:50:35.42 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ドサッ


古泉「…」

古泉「何故、あんな事を言ってしまったのだろう…」

古泉「僕は彼女を苦しませたいのでしょうか…」

古泉「だから最初に…断っておくべきだった」

古泉「恋愛なんて、僕がするモノじゃない」

214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:51:23.71 +z5aSdZr0


グッ…


古泉「では何故?」

古泉「何故僕は彼女に近づきたいと思った?」

古泉「僕の中を見られた気がして…彼女を知りたくなった?」

古泉「僕は彼女に…何を求めているのだろうか?」

古泉「…」

古泉「そうか…これが」






ピリリリリ…

215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:52:22.27 +z5aSdZr0
古泉「!?」


ピッ


古泉「…はい、僕です」

森「古泉、すぐに本部にきなさい」

古泉「…何かあったのですか」

森「…マズイ事になったわ」

古泉「…え?」

森「涼宮ハルヒが、機関の存在を暴いてしまったの」

古泉「…!」

216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:53:36.42 +z5aSdZr0
ガバッ!!


古泉「そ、それは、いったい何故…」

森「詳しい事は中で説明するわ、集合しなさい」

森「これは緊急事態よ」

古泉「…分かりました。すぐに伺います」


ピッ…


古泉「そんな…バカな」

古泉「どの国の精鋭を使っても居場所さえ見つけることができない機関の正体を」

古泉「彼女が…しかも一人で」

古泉「一体何が…起こったんだ」

217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:55:11.97 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ピピピピピピピピピ…チュンチュン


澪「ん…もう朝か」

澪「…今日って確か律の奴が朝練するって言ってたな」

澪「まったく…変な時にやる気出すんだから」

澪「…」




「本当の僕を、見せたいと思ったのは」

「…貴女が初めてです。秋山さん」




218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:55:14.60 vActw5B7O
とりあえず唯キョン編の分も上乗せでハルヒ拷問してくれたら(ry

219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:56:22.56 +z5aSdZr0
澪「…!」


ガバッ!


澪「え、えっ、ええええええっ!?」

澪「も、もしかして、あ、あれって…」

澪「私の事…好きって事?」

澪「…あ、あ、あああああぁ」


プシュー!


澪「」 ブスブス…



・・・・・・・・・・・・・・

220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:58:15.49 +z5aSdZr0
~音楽室~


ガララッ


澪「お、おはよう…」

律「おっせぇぞ澪!精神がたるんでるんじゃないのか!?」

梓「そういう律先輩もさっき来たばかりじゃないですか」

律「早いよ!私の部長の威厳を簡単に崩すなよ!」

唯「ふぇ~まだ眠いよぉ」

紬「あらあらまぁまぁ」

澪「ごめんごめん…ちょっと二度寝しちゃってさ」

律「まぁ、時間どうりに来たから特別に許してやるとするか!」

221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:59:07.09 +6jM9NPwO
高らかに叫べ

大輔だと!


ところで>>1に聞くが
CD入れられるカラオケの機種ってなに?

222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 22:59:37.38 +z5aSdZr0

ゴンッ!


澪「調子に乗るな」

律「すみません…」

紬「じゃあ全員揃った事だし、始めましょうか」

澪「ああ、そうだな」

律「よーっし張り切っていこー!」

唯「ふみゅ~あずにゃ~ん」ゴロゴロ

梓「ほら唯先輩!シャキっとしてください!」

律「じゃあいくぞー、ワン、ツースリーフォーワン、ツー!」


ジャーン!ジャジャジャーン…

223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:00:58.52 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・


ジャーン…


澪「ふぅ…」

律「んーまぁ一発目としてはこのくらいかな?」

紬「うん、澪ちゃんのベースがいい感じに乗ってたから、全体が合ってよかったわ」

唯「澪ちゃんすごいね!何かあったの?」

澪「い、いや、別に何もないぞ?」

梓「澪先輩は普段の練習の成果が出てるのですよ。私たちももっと練習しないと…」

律「まーそうだな。じゃあもう一度といきますか!」

澪「ああ、いいぞ」

律「じゃあいくぞー、ワン、ツースリーフォーワン、ツー!」


224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:02:13.82 +z5aSdZr0

ジャーン…


律「ふぅ…まぁこんなもんか」

梓「そうですね。もう時間も来ちゃいましたし…」

紬「じゃあ、片付けちゃいましょうか」

唯「うへぇ~今から授業だぁ…」

律「うげ…そうだった」

律「あ~ぁ誰だよこんな朝早くから練習しようっていった奴は~」

澪「いや、お前だろ」

唯「きゅ~」

澪「ほら、しっかりしろよ唯」グィッ

唯「あうっ」

梓「じゃあ先輩方、私先に行きますね」

澪「ああ、またな梓」


225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:03:05.26 +z5aSdZr0


パサッ


律「…ん?何だこれ」

澪「…!そ、それって!」

梓「えっ?…あっ!私机に置きっぱなしにしたまま忘れて…!」

唯「こいずみ、いつき…ってだーれ?」

紬「えっと…確か二年生で一番優等生な好青年って噂だったけど…」


226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:03:12.32 xgZlSE+C0
寝るのは分かったが起きたら続き頼むぞ
つい見入ってしまう面白さがある

227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:04:04.91 +z5aSdZr0

律「……」

唯「……」

紬「……」


澪「や、ヤバイ…」

梓「み、澪先輩!早くにげ」

律「させるかぁ!唯!ムギ!容疑者二名を確保おおおおおおおおおおおおお!!!!!」

唯「うりゃー!」ピョーン

紬「やー!」ピョーン

梓「きゃああああああああああああああああああ!!!!」

澪「いやあああああああああああああああああああ!!!」


228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:05:13.60 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・



唯「りっちゃん隊員!澪ちゃんとあずにゃん二人を逮捕しました!」

律「うむ!ご苦労であった!」

紬「でも意外ねぇ…澪ちゃんが男の子に興味があったなんて」

澪「うう…内緒だったのに」

梓「先輩…すみません」

律「そうかぁ…最近澪の調子がやけにいいなって思ったらこれが原因か」

唯「ねぇねぇ、澪ちゃんはこの古泉君って人とどこまで行ったの?」

澪「ゆ、唯!?いきなり何を言い出すんだ!」

律「はは~んその反応だと何かあったな?さぁ吐いてもらおうか!」

紬「あらあらまぁまぁ」

229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:06:51.00 +z5aSdZr0

澪「べ、…別に何もなかったぞ」

唯「じゃあどうしてそんなに顔が赤くなってるの?」

澪「そ、それはだな…」

律「もしかして…もうそんな仲になったのか!?」

澪「そ、そんな仲って何だよ!まだちょっと話した事しか…あ」

梓「そうですよ!澪先輩はまだ一回しかデートしてないのですから…あ」

紬「あらあら、随分と仲のいい自爆ね」

律「ほほう、もうデートまでする仲になったのか…やるなぁ澪」

澪「あ、梓ぁ…」

梓「あーっもう私のバカバカバカッ!」

230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:08:00.49 +z5aSdZr0

唯「で、デートかぁ…ほぇ~」

律「ん?何か言いたい事でもあるのか?唯」

唯「い、いやいやそんな事ないよ~」

澪「とにかくこの縄を外してくれ…食い込んで痛い…」

梓「ていうかムギ先輩…何ですかこの縛り方」

紬「あら梓ちゃん知らないの?これは亀甲縛りって言って…」

梓「結び方の説明なんて聞いてませんよっ!早く解いてください…」

紬「え~」

梓「え~じゃありません!」

律「なるほどなぁ…つまり澪はもう完全にこの男の事が好きになってしまったのか」

澪「もう…殺してくれ」

231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:09:18.35 +z5aSdZr0
律「……」

律「…ま、まぁ別にいいんじゃないか?好きになれる男がいるって事はいい事だよ!うん」

唯「そうだよね~好きになったら何だか気持ちよくなっちゃうよね~」

澪「き、気持ち…よく?」カアァ///

梓「澪先輩!そこに反応しちゃダメですっ!」

紬「あら~?澪ちゃんは一体何を想像しちゃったのかしら?」

澪「な、ななななななんでもない!なんでもない!」

律「はぁ…澪は私を置いて遠くに行っちゃうのか…ズビッ」

唯「ねぇねぇ澪ちゃん」

澪「な、何だ…」

唯「澪ちゃんはもう告白した?」

232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:11:00.77 +z5aSdZr0
律「なっ!?」

梓「せ、先輩!?」

紬「あらあら」



澪「こ…こく…はく?」


プシュー…!


澪「」 ブスンブスン…

梓「ああ!澪先輩の頭がオーバーヒートした!」

律「唯!お前澪になんて刺激的な言葉を言うんだよ!!」

唯「はぅわ!ゴゴゴゴメンね澪ちゃん!」

紬「わ、私…どこまでが澪ちゃんのアウトゾーンなのか試したくなってきちゃった」ハァハァ…

梓「やめてください!澪先輩が死んじゃいます!!」

澪「告白…私が…告白」プシュー

233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:11:43.90 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


~廊下~


キーンコーンカーンコーン…


澪「うう…朝はひどい目にあった…」ヨロヨロ…

澪「でも…告白…か」

澪「…」

澪「無理…私には絶対無理…」

澪「はぁ…」


カツン…カツン…カツン…


古泉「おや、秋山さんじゃないですか。奇遇ですね」


234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:12:30.32 +z5aSdZr0
澪「…」


ガタタッ!!


澪「こ、ここここ古泉君!?」

古泉「はい、僕です」

澪「え、えええええええっと…あの」

古泉「…?」

澪「き、昨日はありがとう…」

古泉「いえ、僕の方こそお誘いいただきありがとうございます」

古泉「また誘ってくださると僕も嬉しいです」

澪「は、はいっ!是非…」

古泉「…」

澪「…古泉君?」

235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:13:54.19 +z5aSdZr0

古泉「秋山さん…」

古泉「貴女に聞きたい事があります」


澪「…え」

古泉「秋山さんは僕の事が…どんな風に見えますか?」

澪「古泉君?」

古泉「正直に話してください。僕は貴女から見たら…どのように見えるのですか?」

澪「え、ええと…」

古泉「…」

澪「う…うぅ」ジリッ…

古泉「…」








澪「ふ、普通の、男の人に…見えます…」

236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:14:03.56 9UFFeHzY0
支援

237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:14:52.00 +z5aSdZr0
古泉「…そう、ですか」

澪「ご、ごめんなさい…」ジワッ…

古泉「…」

澪「…うぅ」

古泉「…貴女に出会えてよかった」

澪「えっ…?」

古泉「秋山さん、今日は誰かについて行くという行為は絶対にしないでください」

澪「え?ど、どうして?」

古泉「理由は言えません…とにかく面識のない人に話しかけられても、知らないフリをしてください」

古泉「お願いします…」

澪「は、はい…分かりました」キョトン

古泉「ありがとうございます…では」


カツン…カツン…カツン…


澪「…何だったんだろう?」


238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:15:42.14 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・



~文芸部室前~

 

古泉「(…これで)」

古泉「(これで僕の手は終わりです)」

古泉「(…はたしてこんな小細工が涼宮さんに通用するのでしょうか?)」

コンコン

ガチャ


古泉「こんにちは。…まだ彼はいらしてないのですね」

みくる「あ、古泉君」

みくる「キョン君ならもう少ししたらここに来ると思います…」

古泉「…わかりました」

長門「……」

239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:16:25.15 +z5aSdZr0
コンコン


ガチャ


キョン「ういーっす」

みくる「あ、キョン君こんにちは~」

キョン「どうも朝比奈さん。今日も一段と美しいですね」

みくる「やだもうキョン君ったら…////」

長門「……」

古泉「こんにちは、今日は涼宮さんは来られてないのですか?」

キョン「ああ、昨日の放課後調べたい事があるって言ったきり姿を見せてない」

240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:17:06.73 +z5aSdZr0
古泉「そうですか…やはり」

キョン「古泉?」

古泉「すみません、ちょっと僕と一緒に付いて来てくれませんか?」

キョン「ここじゃダメな事か?」

古泉「そうではありませんが…これは僕とあなた個人に関係する事なので、できれば二人でお話をしたいのですが…」

キョン「…分かった。屋上でいいな」

古泉「ええ、結構です」

キョン「長門、朝比奈さん、俺達はちょっと席を外しますね」

みくる「あ、はい、どうぞごゆっくり…」

長門「……」

古泉「では、参りましょうか」

キョン「ああ」


ガチャ…バタンッ

241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:17:48.65 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



~屋上~

ギイィ…バタンッ


古泉「ここなら大丈夫そうですね」

キョン「放課後に屋上にくる物好きなんてそうそういやしないよ」

古泉「おや、そうでしょうか?」

キョン「で?話ってのは何だ?またハルヒが何かやらかしたのか」

古泉「いえ…今回は過去形ではなく、現在進行形なのです」

キョン「…どういう事だ」

古泉「…まずは結果から述べておいたほうがいいでしょう」





「僕と貴方の情報が涼宮さんに流出しています。彼女自身の手によってね…」



242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:18:29.08 +z5aSdZr0
キョン「……なんだと?」

古泉「以前貴方と僕がSOS団部室に行かなかった時、涼宮さんの精神に大きな揺らぎが発生したのです」

キョン「ああ。その後に閉鎖空間が発生したんだっけな」

古泉「そうです、そして閉鎖空間は短時間で自然消滅しましたが、その後も何度か発生しては消滅していくの連続が起こる状況に陥りました」

キョン「なるほど…だがそれが俺とお前の情報の流出にどう関係するんだ?」

古泉「涼宮さんはとても独占欲が強く、自分に不利益になる事が起こると不満が募り精神を大きく揺るがします」

古泉「しかし今回のケースの様に発生しては消滅する現象…これは涼宮さんが何かを考える事によって憤怒したり冷静になったりする時によく起こる現象だと我々は判断しました」

古泉「そしてそれは貴方と彼女が接触しているのを涼宮さんが見た時、その連続現象がピタリと止んでしまったのです」

243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:19:25.08 +z5aSdZr0
キョン「…どういう事だ」

古泉「もう一度言います。涼宮さんは人一倍に独占欲が強く、他者の侵入を絶対に許しません」

古泉「貴方と彼女を見つけた時に、涼宮さんはこの様に悟ったのでしょうね」

古泉「『私のSOS団団員を誑かす不埒者がいる』」



キョン「……」

古泉「それからです。通常以上の規模の閉鎖空間が発生したのは…」

古泉「そしてその翌日僕は朝から閉鎖空間の事後処理に追われ、さらに早朝に涼宮さんから呼び出しを受けてしまい、まさに四面楚歌の状況に陥ってしまったのです」

古泉「そして更にその翌日にも涼宮さんに呼ばれていましたが、この日の早朝も連続現象が起こっていたため、僕は機関に待機を要せらてれました」

古泉「そしてその後も閉鎖空間の連続現象が起こり、機関はどのように対処するか判断に困る状態になりました」

古泉「ですがこれ以上涼宮さんに僕が顔を見せない事は非常にマズイと機関は判断し、僕だけ特別に閉鎖空間を抜ける事を許可されたのです」

古泉「最初から涼宮さんの要望を優先すればいいものを…はっきり言って、これは機関上層部側の判断ミスです」

244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:20:05.50 +z5aSdZr0

キョン「ハルヒが閉鎖空間を作っちまうぐらいに不機嫌な事をしちまったのは分かった」

キョン「だが流出の話が全く関係してないように聞こえるぞ?」

古泉「考えてもみてください。僕達が涼宮さんの命令を何度も無視し続けた事によって、涼宮さんが何も不審に思わない事などあると思いますか?」

キョン「いや、アイツの事だからそれさえも不思議の種にして徹底的に調べ上げ……!」




古泉「Exactly。その通りです」

古泉「つまり涼宮さんは僕達の周りの環境、関係している人物、所属している機関を全て自分の力で調べ上げてしまったのです」

245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:20:47.25 +z5aSdZr0

キョン「嘘…だろ?そんなことアイツ一人でできる訳が…」

古泉「貴方は涼宮さんを一体誰だと認識しているのですか?」

古泉「彼女の願望実現能力があれば、涼宮さんにできない事など一つもありえないのです」

キョン「アイツ…」

古泉「彼女の力は未だ発揮されたままです」

古泉「最悪の場合、誰も目撃者などいないはずなのに涼宮さんの願望能力により、あたかもその場を目撃したかと発言する空想の人物を作り出し…」

古泉「その人物に詳細を聞く事という事でさえも可能なのかもしれません」

キョン「おいおい…じゃあ俺達はもうアイツに全てを知られてもおかしくないって事なのか?」

古泉「否定はできません。今彼女が何処にいるかも分からない状態なので、僕の推測はあながち間違っているとは言い切れないでしょう」

キョン「もう止めることもできないってことか…」

長門「午前8時26分42秒時にこの地球上に存在しないと思われる空間に涼宮ハルヒの進入した痕跡が発見された」

246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:21:18.92 vActw5B7O
支援

247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:21:27.62 +z5aSdZr0


キョン「!?」

古泉「長門さん…!」

長門「更に午前9時12分24秒時にこの地球上に存在しなかったと思われる架空人物が涼宮ハルヒと接触した」

長門「その際にアナタと古泉一樹に関する重要レベル5の情報機密が流出した事が判明」

長門「そしてその際の彼に対しての舞台再構築が行われたと予測される」

キョン「舞台再構築だと?一体どういう事だ長門」

長門「貴方が昨日午後7時25分36秒に起こった状況を全ての方向から映像としてその架空空間で演出された」

長門「そして涼宮ハルヒが映像を見た午前9時35分16秒に涼宮ハルヒの精神に大きな変化が現れたと思われる」

古泉「確かに…その時間帯に今までにない規模の閉鎖空間が発生しました」

長門「これはアナタが涼宮ハルヒの精神を大幅に変化させる程度の情報だと思われる」

古泉「思い出して下さい。貴方は昨日の夕方に一体何をなされたのですか?」


248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:22:11.32 +z5aSdZr0
キョン「…思い出すも何も」

キョン「……アレを見られたって言うのかよ」

古泉「どうやら心当たりがあるようですね…まったく、あれほど思い切った行動は自粛してくださいと頼んだのに…」

キョン「……」

古泉「長門さん、今涼宮さんは一体何処にいるのでしょうか?」

長門「現在涼宮ハルヒはこの学校の何処かにいると思われる」

長門「精密な場所はプロテクトがかかっていて特定することができない」

長門「しかしそれと同時に、涼宮ハルヒ以外の人物一人の居場所が特定されないようにプロテクトがかかっている」

長門「おそらくこの人物と涼宮ハルヒは同じ空間にいると判断される」

キョン「おい待てよ…この状況でハルヒが俺達以外に会う必要がある人間は…」

古泉「ええ…大体予測できます」

長門「今現在地の確認できない生徒は約一名」

249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:22:51.82 +z5aSdZr0
キョン「…クソッ!」ダッ

ガチャ!ギイィバタンッ!!



長門「……」

古泉「長門さん、僕も涼宮さんを探しにいきます」

長門「……」

古泉「このままではいずれ彼女は自分の正体すら解き明かしてしまい、世界の終焉を迎えるかもしれません」

古泉「なので僕は機関を総動員させ、何としてでも涼宮さんの行動をストップさせるよう動かします」

長門「それは推奨できない」

古泉「何故ですか!?」

長門「涼宮ハルヒの居場所を特定できない今、大人数での作戦行動はかえっての混乱を招く」

長門「運良く涼宮ハルヒを発見したとしても、彼女がそれを危機と感じ能力の暴発を招く可能性が十分に考えられる」

古泉「では僕は何をすればいいのですか!?」

250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:23:34.51 +z5aSdZr0
長門「…貴方は分かっているはず」

長門「彼女は既に涼宮ハルヒと接触したと思われ、改変不可能だと思われる」

長門「しかし彼女が不確認エリアから開放された後、さらにもう一人その不確認エリアに招かれることが確定している」

古泉「…!確定…ですか?」

長門「そう、これは確定している事実」

長門「貴方の情報が涼宮ハルヒに流出した時、機関の重要機密とある人物の情報を涼宮ハルヒは入手したと思われる」

長門「そしてその人物の心情、性格、経歴などの情報は全て流出したと考えていい」

古泉「…その人物は、やはり」

長門「貴方が重要視している生徒、秋山澪」

251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:23:51.17 G0D+TJc7O
さるよけ

252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:24:14.82 +z5aSdZr0
古泉「そう…ですか」

長門「貴方は彼女の進入を許す事によって、肯定とは言いがたい結果を招くことになる」

長門「しかしこれは事前の予防が可能」

長門「私はあなたが秋山澪と涼宮ハルヒとの接触を阻止することを推奨する」



古泉「…僕に」

古泉「神と人間一人のどちらかを選べ」

古泉「そうおっしゃりたいのですか?」

長門「…私には最善の選択を判断することはできない」

長門「貴方が選択する行動によって、それが世界の滅亡を導く事だとは断言できない」

長門「すべては、貴方達に賭ける」

253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:25:42.89 lnPGhEmBO
>>251

か…神だ……

254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:26:10.46 +z5aSdZr0

古泉「……」

古泉「仮に…」

古泉「仮に僕が彼女を選んで、世界が消滅してしまったら…」

古泉「貴女はどう思いますか?長門さん」

長門「……」

古泉「…分かりませんか」

長門「…ごめんなさい」

古泉「…行ってきます」


ギイィ…バタンッ


255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:27:21.78 +z5aSdZr0
~廊下~


澪「古泉君、一体何の事を言ったのだろう…」

澪「私も小学生じゃないんだから…知らない人にはついて行かないよ」

澪「…」

澪「でも一応、気に留めておこう」


ザッ…


ハルヒ「……」

澪「…?」

ハルヒ「アンタ、秋山澪さんね」

澪「え?」

ハルヒ「私ちょっと貴女に言いたい事があるの、付いてきてくれないかしら?」

256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:28:02.33 +z5aSdZr0
澪「…」

澪「ごめんなさい。私今から用事があるの」

澪「じゃあ…」


ザッ…






「アンタに今用事なんてある訳ないでしょう?在日さん?」








257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:28:44.05 G0D+TJc7O
おいハルヒ表に出ろ

258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:28:50.08 +z5aSdZr0

澪「……今、何て言ったの?」

ハルヒ「人の話はちゃんと聞きなさい。二度も言う暇なんてないのよ」

ハルヒ「アンタ、小学校と中学校の時に在日韓国人って噂があったらしいじゃない」

澪「どうして…どうしてそれを!」

ハルヒ「そんな事どうでもいいわ」

ハルヒ「アンタ、まだ高校ではこの噂は広まってないんじゃない?」

ハルヒ「だったらアンタが私に付いてこないっていう意味、分かってるでしょうね?」

澪「ま、まさか…」

ハルヒ「付いてくる気になった?」

ハルヒ「じゃあさっさと付いてきなさい。私だって暇じゃないの」

澪「あ…あぁ…」ガクガク…

259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:28:51.96 9UFFeHzY0
在日www

260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:29:55.51 xgZlSE+C0
あれ?何か急に流れが変に…

261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:29:59.28 +z5aSdZr0
「面識のない人に話しかけられても、知らないフリをしてください」

「お願いします…」





澪「(古泉君…私、どうすればいいの?)」

澪「(このままじゃ…私!)」

ハルヒ「さっさと歩きなさい。昼休み終わっちゃうわよ?」

澪「あ、ああぁ…」


スタッ…スタッ…スタッ…


262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:30:58.86 1IiSeCp00
おい澪ちゃんを在日サンジュ呼ばわりするとはいい度胸じゃないか
潰されたいか(ギロリ

263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:31:31.57 SGprqv9zO
>>260
前スレもこんな感じだったぞ

264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:31:41.36 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・



タッタッタッタッタ…


古泉「はぁ…はぁ…はぁ」

古泉「…やはり闇雲に探しても見つかるワケがありませんか」

古泉「涼宮さんの行動パターンを考えればいくらかは予想がつきますが…」

古泉「しかしそれを全て調べるのは時間が掛かりすぎます…」

古泉「何とかこの時間帯に人気のない場所で…涼宮さんがよくいる場所は…」

古泉「…!」

古泉「まずはあの場所を調べてみましょう…!」


ダッダッダッダッダッ…

265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:32:46.36 +z5aSdZr0

~???~


ガチャ…バタンッ


ハルヒ「ここなら誰もいないわね」

澪「…」ガクガク・・・

ハルヒ「…アンタ、いつまで怯えてるワケ?」

澪「私に何がしたいんだ…」




ハルヒ「…」

ハルヒ「そうね。じゃあまずは私の条件を言わせて貰うわ」

ハルヒ「アンタ、うちの副団長である古泉君の事が好きなんですってね?」

澪「だ、だからどこでそんな事をっ!」

ハルヒ「うるさいわね…そんなのどこでもいいでしょ?」

ハルヒ「アンタがそれを知ったことで何になるってわけ?」


266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:33:28.39 +z5aSdZr0

澪「そ、それは…」

ハルヒ「だからどうでもいいって言ってるのよ」

ハルヒ「アンタはただ私の言う事だけを聞いてればいいの」

澪「……」

ハルヒ「古泉君はね、アンタみたいな在日女を相手にしてる暇はないの」

澪「違う!私は在日なんかじゃ…」

ハルヒ「いちいちうるさいのよ!本当にそうなりたいワケ!?」

澪「!!」ビクッ!

ハルヒ「これ以上古泉君に近づかないって言うのなら、私は噂を流さないであげる」

ハルヒ「でもまだ古泉君に近づくっていうのなら…私はアンタの」

267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:34:18.57 +z5aSdZr0




バタンッ!!




澪「…えっ?」

古泉「文芸部部室…やはりここでしたか」ハァハァ…

古泉「涼宮さん…」ハァハァ…

ハルヒ「…何?古泉君。私この子と大事な話してるのだけど?」

古泉「申し訳ありません。ですが一つだけ言わせてください」


ザッ…



268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:34:44.02 9UFFeHzY0
支援

269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:35:07.26 +z5aSdZr0

澪「古泉君…」

古泉「今回の件は秋山さんは無関係です。罰なら僕に与えてください」

ハルヒ「…」

古泉「僕が秋山さんを巻き込んでしまったばっかりに、涼宮さんを怒らせる事になってしまいました」

古泉「ですからこれは全て僕の責任です。この失態の罪は全て僕にあります」

古泉「僕はどんな罰を受けても構いません」

古泉「なので秋山さんには…何も手を出さないで欲しいのです」

古泉「お願いします…」

270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:36:16.16 17E6tzXd0
小泉・・・男らしいぜ・・・
かっこいいぜ・・・

271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:36:31.15 vActw5B7O
サンキューサンジュ

272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:39:23.68 +z5aSdZr0

ハルヒ「…ふんっ。随分と言うようになったじゃない、古泉君」

古泉「…申し訳ありません」

ハルヒ「まぁいいわ。今回は副団長の座に免じて特別に許してあげる」

ハルヒ「でもまた私の命令を聞かなかったりしたら…分かってるわよね」

古泉「ええ、承知しています」

ハルヒ「…ならいいわ」



ガチャ…バタンッ



273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:40:10.24 +z5aSdZr0

澪「…」

古泉「秋山さん」

澪「ごめんなさい…」

古泉「大丈夫です」

澪「約束…守れなかった」

古泉「いいのです…もう」

澪「私…またイジメ、受けたくない…」ポロポロッ

古泉「…」

澪「私…やっとあの毎日から解放されたのに…」ポロポロッ…

澪「もう一度なんて…いや」

澪「絶対…いやなの…」ポロポロッ…

274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:41:43.90 G0D+TJc7O
実際韓国人ってそこまで変なやついないんだけどな

275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:42:28.77 +z5aSdZr0

古泉「…安心してください」

古泉「僕が責任を持って、貴女を守ります…」

古泉「誰が何を言おうと、秋山さんは秋山さんです」

古泉「何も気にする事はないのです」

古泉「だから…泣かないでください」

澪「古泉君…古泉君…」

澪「う…ううっ…ヒック…うっ…」ポロポロ…

276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:42:52.16 iMw3h6O5O
ハルヒ死ね

277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:43:10.35 +z5aSdZr0
三章終わり
さてこれからどうしよう

278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:43:59.75 9UFFeHzY0


279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:44:35.90 +z5aSdZr0
ああやっぱここで終わると胸糞悪い
あと一章だけ続けるわ

280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:44:39.03 1IiSeCp00
さてこれからどうしよう(チラッ

281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:45:21.00 +z5aSdZr0
ピピピピ…ピピピピ…ピピピピ…


カチッ


古泉「…」


ピリリリリリリ…


ピッ


古泉「…僕です」

森「おはよう古泉、気分はどう?」

古泉「…」

森「昨日、閉鎖空間の連続現象が発生したわ。しかも前回とは比べ物にもならない程の数が」

古泉「…そうだったのですか」

森「…まさか貴方が涼宮ハルヒに刺激を与える側になるとは思わなかったわよ」


282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:45:27.28 xgZlSE+C0
>>277


だんだん訳分からなくなってきたし次最終章で良いんじゃない?
続きよろ

283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:46:25.62 +z5aSdZr0

古泉「…」

森「上層部から貴方の処罰が下されたわ」

森「行動制限、発言権の剥奪、そして厳重監視よ」

古泉「…そうですか」

森「…監視のほうは、私が担当する事になってる。安心しなさい」

古泉「…ありがとうございます」

森「まったく…今回は涼宮ハルヒの精神に影響がなかったものの、世界が終わったらどう責任とるつもりだったのよ…」

古泉「…申し訳ありません」

284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:47:21.81 +z5aSdZr0

森「…あの子の事?」

古泉「…」

森「…一人の人間と世界を天秤に掛ける事が、どれだけ罪なのかは分かってるわよね?」

古泉「…」

森「…もう諦めなさい」

森「貴方にも、あの子のためにも…」

古泉「…学校、遅刻してしまいますので、これで」

森「ええ、いってらっしゃい」


ピッ

285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:47:26.23 SqH2epLa0
キョンのやつ見てきたけど、もしかして・・・谷口の元カノ・・・かkおっとこんな時間に客人が

286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:48:02.48 +z5aSdZr0


古泉「…こうなる事は、分かっていた」

古泉「僕が彼女に近づきすぎた所為で…彼女に傷を負わせてしまった」

古泉「そんな事は初めから分かっていた」

古泉「分かっていたんだ…」


グシャ…


古泉「それでも…」

古泉「それでも僕は、彼女を失いたくなかった…」

古泉「僕が近くにいる事で、彼女がどんな酷い目に遭うのかも知っているはずなのに」

古泉「僕は彼女を手放すのが…嫌だった」

古泉「はは…自業自得ですね」

古泉「…」

古泉「…僕が人を好きになる事は、悪い事なのだろうか…」

287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:49:00.60 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


~澪の教室~


ガララッ


澪「…」

和「おはよう…どうしたの澪」

澪「…何でもない」

和「そんな調子でなんでもないなんて言っても説得力無いわよ?何があったのよ」

澪「本当に、何でもないんだ…」

和「澪…」

澪「…」

288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:49:12.62 vActw5B7O
>>285
かきふrおっと誰か来たようだ

289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:49:32.25 2npB6YhBP
涼宮しね

290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:49:50.08 +z5aSdZr0
ガラッ

澪「…」


ヒソ…ヒソ…


澪「!?」


「…さんって…だったんだって…」

「うえ…マジかよ…かわいい顔してそんな裏があったのか」

「私前からそういう風に思ってたもん…やっぱり事実だったんだよ」

「人は見かけに寄らないって事か…何か急に萎えたな」




澪「…」ガタガタッ…

澪「(怖い…怖いよ)」

澪「(どうして…私が)」


和「…」

291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:50:41.40 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・


キーンコーンカーンコーン…



和「澪、一緒にお弁当食べよう?」

澪「…」

和「…澪」

澪「へっ?ああそうだな。…食べようか」


ガタッ


澪「…」


ヒソ…ヒソ…


澪「!?」

292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:51:24.13 +z5aSdZr0


「さっき他のクラスの奴から聞いたけど…マジっぽいぜ?」

「やっぱりね…でないとこんなに噂が広まる訳ないしね」

「ふん、丁度いいわよ。あの子、古泉君と最近仲がよかったし」

「そんな…古泉君ってあんな子が好みなの…?」

「独り占めしようとしてバチが当たったのよ。いい気味だわ」




澪「…」ガタガタッ

和「気にする事なんてないわよ。澪」

293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:51:27.72 1IiSeCp00
人を好きになる?
違うだろ
ただお前は澪の顔を好きになっただけだろ
その都合のいい性欲って感情を愛だ恋だといった綺麗な言葉に置き換えてるだけじゃないか
っち…くだらねぇ…

294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:52:25.75 +z5aSdZr0
澪「まどか…?」

和「あんなの、ただ噂に流されてるだけじゃない」

和「そんな根拠のない事に流されるのは愚かな人間がする事よ」

和「私達は黙って、知らないフリをしてればいいわ」

澪「和は…私の事嫌にならないのか?」

和「…唯にも同じ事があったのよ」

和「知的障害者なんて、一体どこからそんな情報流れたのかしら?」

和「そんな事一々気にしてたら身が持たないわよ」

和「だから澪、貴女は普段どうりに振舞いなさい」

澪「まどか…」ポロポロッ…

和「ほらほら…お昼休み終わっちゃうわよ?」

澪「う…うんっ」ポロポロッ

295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:53:15.37 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・


「えーこの様に、that節の後に来るのは全てその内容であり…」





澪「…」


ヒソ…ヒソ…


澪「!?」



「あーダメだ、やっぱ俺もう無理」

「…ま、そうなるよな。何か芸能人が麻薬手に出した感じでスゲー萎えた」

「でも顔は可愛いのだけどなぁ…はぁ、どうしてこうなった」

「あっちの人間だからな…もう整形手術もやっちゃってんじゃね?」

「うげ…マジかよ。もういいとこないじゃん」


296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:53:28.98 6VfkFjFz0
指右にずれてない?

297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:53:43.87 1IiSeCp00
まどかちゃんちゅっちゅっ

ってアホかー!!

298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:54:08.32 ImDdoiG2O
頼む……ハッピーエンドを……

299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:54:10.13 +z5aSdZr0
澪「…」ブルブルッ

「…秋山。どこか具合でも悪いのか?」

澪「…え」

「震えているぞ?気分が悪いなら保健室に行って来なさい」

澪「…はい」

ガタッ

スタ…スタ…スタ…


澪「…」


クス…クス…


澪「…いや」


クスクス…クスクス…


澪「もう…いや…!」

ダッダッダッダッダ…

300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:54:51.32 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・


ダッダッダッダッダ!!


バタンッ!!


澪「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…!」

澪「うっ…けほっ、けほっ!」

澪「うっ…うえぇ…」ピチャピチャ…





澪「はぁ…はぁ」

澪「もう…耐えられない」

澪「どうして私が…こんな目に」ポロポロッ…

澪「もう…いやだよ…」

澪「誰か、助けて…」



301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:55:09.53 vActw5B7O
まどか吹いた

302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:55:23.06 G0D+TJc7O
糞ハルヒ死ね

303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:55:34.49 +z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~屋上~


古泉「…」


ザッ…




「こんな所で何しているの?」






古泉「…森さん」

森「珍しいじゃない。貴方が授業をサボるなんて」

古泉「…先生には気分が悪いと言付けています」

森「…そう」

304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:56:30.28 +z5aSdZr0


スタッ…


古泉「…監視対象と必要以上の会話をするのはマズイのでは?」

森「あら、必要だから話をしに来たのだけど?」

古泉「…」

森「…あの子、秋山さんっていうんだっけ」

森「可愛そうな子よね。真実でない事を何年も疑われてるなんて…」

古泉「…」

森「涼宮ハルヒの能力は、こんな人を陥れる力しかないのかしら?」

古泉「…それが、彼女の望んだ事なのでしょう」

森「ええ、そうね…」

古泉「…」

305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:57:20.86 9UFFeHzY0
ハルヒうぜえ

306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:57:33.93 +z5aSdZr0

古泉「…涼宮さんは、自分の口から噂を流したのでしょうか?」

森「分からないわ。あの子が望んで勝手に広まったのか、自分で噂を広めてしまったのか…」

古泉「…おそらくは、前者なのでしょう」

森「でしょうね…」

古泉「彼女には、悪気はあってもそれを自分が行う様な無粋な真似はしません」

古泉「彼女にも、良心というものがあるのでしょうから…」

森「そうね、だからこそ質が悪い」

森「人間、自分が望んでいる事をいちいち叶えられる筈がない」

古泉「だが彼女は『神』です。人間の道理で考える事がそもそもおかしいのですよ…」

森「そうね…」

古泉「…」

森「誰が、こんな不平等な世界を造ってしまったのかしらね…」

古泉「…涼宮さんなのでは?」

森「…」

307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:58:15.50 +z5aSdZr0
キーンコーンカーンコーン…


古泉「…では、僕はそろそろ」

森「ええ、頑張ってきなさい」

古泉「…それは、どういう意味なのでしょうか?」

森「…どんな風に取っても構わないわ」

古泉「…そうですか」


ギイィ…バタンッ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:58:57.02 +z5aSdZr0
~放課後、生徒会室~


和「…」


ガララッ


「あ、真鍋さん。こんな所にいたんだ」

「よかった~あの人はいないみたいね」


和「…何か用かしら?」


「ねぇねぇ真鍋さん、貴女多分知らないでしょ?」

「じゃないとあんなに近くにいるわけないしね~」


309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:59:16.81 G0D+TJc7O
支援

310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:59:38.54 +z5aSdZr0
和「…何の事?」


「ほらっ、いつも一緒にいる秋山さん」

「あの人在日韓国人らしいから…みんな嫌っちゃったのよね~」

「だからね?真鍋さんもあの人と一緒にいたら一緒だと思われちゃうじゃない?」


和「…」


「私達、それを教えてあげようと思ってここに来たの」

「真鍋さんも早く関係を断ったほうがいいと思うよ!」

「あの人の近くにずっといたら…真鍋さんもつらいでしょう?」

「だから私達と一緒に



ガラッ!!

311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/10/31 23:59:52.58 vActw5B7O
支援

312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:00:32.21 j9Q8AJl50
和「…言いたい事はそれだけかしら?」


「えっ」


和「私貴女達の相手をしてる程暇じゃないの。お引取り願えるかしら?」


「おいっ!黙って聞いてりゃ調子乗ってんじゃねぇぞ!」

「アンタ何様?生徒会役員だからって調子乗ってんじゃないわよっ!」

「私達はアンタを助けてやろうって思ったからこうやって


和「そうなの?ご親切にどうも」

和「話は分かったから、そろそろ出てって頂戴」

和「ここで暴れてる生徒がいるのを私が報告したら…貴女達、普通じゃ済ませないわよ?」


313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:02:05.41 +z5aSdZr0
「…ケッ、そうかよ」

「何だよ…せっかく教えてやったのに」

「あいつの周りにはロクな奴がいないって事が分かったわ…」


ガララッ…


和「…私を助ける、ね。笑わせるわ」

和「いつから『助ける』なんて言葉はこんなに価値が下がったのでしょうね?」





和「…」

和「でも…」

和「あの子達には、相談したほうがよさそうね…」


314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:02:13.82 34wmjtH9O
うむ、まどか(笑)gj


315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:03:06.59 PX8DW/XE0
のどか

かず
なごみ
ほのか
まどか←new

316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:03:07.39 j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・・


~音楽室~


バンッ!


律「クソッ!アイツ…なんて奴なんだ!」

梓「全くですよ!唯先輩、あんなに泣いちゃって…」

紬「…」

律「唯の事あそこまで可愛がってたのに…彼女がいるだと!?」

律「ふざけんじゃねーよ!」


ガシャン!ガラララ…


紬「…りっちゃん。少し落ち着こう?」

律「これが落ち着いていられるかよ!!」

317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:03:29.54 nRCkylIw0
和さんかっこいいぜ・・
俺、和さんに一生付いていきます

318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:04:15.13 j9Q8AJl50
律「あの男は…唯の想いを踏みにじったんだぞ!」

律「唯があんなに幸せそうにしていたのに…しかも自分がやった事も分かってない?」

律「とぼけるのもいい加減にしろよっ!」


ガシャーン…


紬「…」

律「…やっぱり、唯にはまだ早かったんだよ」

律「アイツ、一番真っ直ぐだったから。すぐに人を信用しちまう」

律「その結果がこれだよ…」

紬「りっちゃん…」

梓「律先輩…」

319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:05:26.06 j9Q8AJl50

ガララッ


和「…どうやら、そっちでも何かあった様子ね」

律「和…何しに来たんだ?」

和「貴女達、澪がどこ行ったのか知らない?」

紬「あら、今日は澪ちゃんまだ来てないわねぇ」

梓「そういえば…唯先輩の事でつい忘れてました」

律「…澪に何かあったのか?」

和「…もしかして、知らないの?」

律「えっ?」

和「驚いたわ…軽音部なら既に知ってると思って来たのに」

紬「な、何かあったのでしょうか?」

和「…かいつまんで説明するわよ」


320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:05:57.68 w5ZcxQwEO
澪ちゃんしえん

321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:06:01.53 BV0hZ7pOO
向こうは谷口・国木田・みくる(大)・長門で、こっちは和・みくるが活躍するのか

322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:06:15.56 j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・・・・


梓「そんな…」

律「おい…嘘だろ?」

紬「私達…全然知らなかった」

和「これは事実よ。嘘だと思うなら近くの人間に聞いてみればいいと思うわ」

律「だって、私達そんな事全然…」

紬「…これは大変な事になりましたね」

和「唯の件は私も知らなかったのだけれど…そんな事が起こってたのね」

律「…」

和「私が来た理由はね、貴女達に手伝って欲しい事があるの」


323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:07:26.95 j9Q8AJl50
律「私達に…?」

和「貴女達に、澪の噂がこれ以上広まる事を止めて欲しいの」

和「このままじゃあの子、立ち直れなくなってしまう…」

律「…澪」

紬「でも、一度広まっちゃった噂を止めるなんて事。できるのかしら…」

和「難しいわね…止めるどころか、変な尾ひれまで付いちゃう可能性だってある」

律「じゃあどうしろって…」







梓「…私に考えがあります」

324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:08:21.47 j9Q8AJl50
律「梓?」

梓「私、古泉先輩に言って澪先輩の噂を止めてもらいます」

梓「古泉先輩が言う事だったら…この学校の殆どの生徒が聞いてくれると思いますので」

律「そっか…その手があったか」

和「じゃあこの件は梓ちゃんに任せてもいいわね?」

梓「はいっ!任せてください!」

和「私は唯がどんな様子か気になるから…憂ちゃんに連絡して家に行ってくるわ」

和「小さい頃から一緒だった私の方が、少し言いやすい事もあると思うの」

律「そうだな。…唯の事頼んだ」

紬「…お願いします」

和「ええ、もちろん」

325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:09:15.18 j9Q8AJl50
梓「じゃあ先輩、私は今から行って来ます」

律「おう、私もいろいろ澪の事を調べてくる」

紬「私は斉藤と相談して、これ以上噂が広まないように工作してみるわ」

律「よし、じゃあみんな行くぞ!」

梓「はいっ!」


ガチャ…バタン


・・・・・・・・・・・・・・・

326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:09:18.93 g8BhJ7SN0
支援

327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:09:54.76 j9Q8AJl50

タッタッタッタッタッ…


梓「…澪先輩、何処にいるんだろう」

梓「古泉先輩も見つからないし…」

梓「もしかして、一緒にいるのかな…」


ヒソヒソ…


梓「…?」

梓「今、何か聞こえたような…」


ヒソ…ヒソ…


梓「…やっぱり」

梓「こっちの方から聞こえる」

梓「…ちょっと行ってみよう」


タッタッタッタッタ…

328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:10:56.96 j9Q8AJl50
~体育館裏側~


梓「なんだろう?人がいっぱいいる…」


ヒソヒソ…


「おい、ホントにやんのかよ…」

「当たり前だろ、今が絶好の時期だ。この機会逃したら次なんてねぇよ」

「でも、レイプなんてばれたら俺たち一発で警察に…」

「お前バカか?この日本に今どれだけレイプされて黙ってる女がいると思ってやがる」

「『犯す』っていうのはな、ただ単にヤって終わり。なんて単純な事じゃねぇんだよ」

「相手をいかに不利な状況に陥れて、その上弱みを握ってそれをネタに脅迫し誰にも相談させない様にしてやっとできるんだよ」

「こんな単純な手でほぼ永久的に黙ってくれるんだ。女ってのは簡単な生物なんだよ」

「今日本の強制わいせつ罪の発生率は報道された数の何倍も起こってると聞いてる」

「要するにそれだけ狸寝入りしてる女が多いって事だ。馬鹿な奴等だぜ」

329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:11:37.90 j9Q8AJl50
「で、でも俺たちが報道される側になったら…」

「報道されてるのは何も考えずにただ犯しまくったアホだけだ。俺らは絶対にありえないね」

「そ、そうなのか…?」

「情弱乙。とにかく今がチャンスだ、お前は秋山信者を何人か連れて仲間にしてこい」

「そのうちに俺が秋山を押さえるためのネタを探してくる」

「わ、わかったよ」

「他の奴に口外すんじゃねぇぞ。いいな」







梓「う、嘘…」

梓「私、とんでもない事…聞いちゃった」

梓「ど、どうしよう…」オロオロ…

梓「と、とにかく古泉先輩を探さないと!」


ガサッ…

330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:12:20.40 j9Q8AJl50

「!?誰だ!!」

「な、何だ?誰かいるのか!?」


梓「あ…!」


「くそっ!聞かれちまった!捕まえろ!!」

「お、おうっ!」


梓「い、いやっ!」


ダッダッダッダッダ!


「逃がすなっ!早く行けっ!」

「ひ、ひいぃ!」


ダッダッダッダッダ…


・・・・・・・・・・・・・

331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:12:56.76 PX8DW/XE0
えっガシッボカあたしは死ぬの?

332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:13:01.54 j9Q8AJl50
~中庭~


梓「はぁ…はぁ…はぁ…」

梓「こ、このままだと捕まっちゃう…!」

梓「どこか…どこかに隠れないと」


「おいっ!見つかったか!?」

「わからねぇ!こっちに来る所までは見たんだが…!」

「遠くには行ってない筈だっ!シラミ潰しに探し回れっ!」



梓「ど、どうしよう…!」ジワッ…

梓「…!この茂み、私の身体でも十分隠れそう…」

梓「よ、よし…」


333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:13:51.22 j9Q8AJl50
ガサッ…


「くそっ…どこ隠れやがった」

「ま、まだ近くにいると思う…」

「ンなもん分かってんだよっ!早く探して来いっ!」

「は、はいぃっ!」


ダッダッダッダッダ…



梓「こ…怖いよ」ガタガタッ…

梓「早くどこかに行って…」ポロポロッ…


「くそっ…どこ隠れやがったんだ?」


梓「(こ、こっちにくる…?)」

梓「(お願い…来ないで)」

梓「(……)」


334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:14:31.96 j9Q8AJl50

「…ここにはいないみたいだな」

「あっちの方を探してみるか…」


梓「(よ…よかった)」ホッ


ガサッ…


「何だ?今の音…」


梓「!!」

梓「(あ…ああっ)」ガタガタッ


「………」

335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:15:06.08 BV0hZ7pOO
支援

336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:15:28.54 XrcrJC2CO
のどわさん

337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:15:29.53 j9Q8AJl50
梓「(こ…こうなったら)」

「………」

梓「…に、にゃぁ~」

「…チッ、なんだ猫か。期待させやがって…」

「…まぁいい、時間と場所は特定されてないんだ。大丈夫だろう」

タッタッタッタッタ・・・


ガサッ


梓「人間と猫の声を間違える男の人って…」

梓「で、でも…唯先輩に練習させられてよかった…!」

梓「まさかこんな所で役に立つなんて…」

梓「…初めて唯先輩に感謝したかも」

梓「とにかく今は、古泉先輩に知らせないと…」


ダッダッダッダッダッ…



338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
09/11/01 00:16:43.86 j9Q8AJl50
~廊下~



澪「…」


澪「部活…行かなきゃ」


ザッ…


「こんにちわ~秋山さん?」

「俺たち秋山さんのファンだったんだけど、ちょっといいかな?」


澪「…え」


「いや~コイツ等がどうしても秋山さんと一緒に写真とりたいって言うからさ~」

「ちょっと体貸して貰えないかな?」

「ハァハァ…澪たん…僕の澪たんが今目の前に…」

「ちょwwwww本物かよwwwwwすっげえ可愛いっwwwwうぇwww」



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