09/10/25 19:19:32.52 0QvWDuhA0
律「……いまなんて?」
澪『うぅ……ぐしゅ…』
ある日曜日の朝。
前日から夜更かししていた私は、冬の遅く昇ってきた朝日を顔に浴びていると、一本の電話を受けた。
ケータイのディスプレイに表示されるのは、『秋山 澪』の名前。
私の幼なじみで、親友で、将来を誓い合った相手だ。
律「こんな朝はやくに珍しいな。今日は何も約束してないはずだけど」
仲が良いと言っても、四六時中いっしょにいるわけじゃない。
もし今日、澪と遊ぶ約束をしていたのだったら、私は夜更かしなんかしない。大事な澪との約束だもん。……夜更かしなんかしない、多分。
律「あー澪? どーしたこんな朝はやくに。夜更かしでもして眠れなかったのかー?」
寝ていないから、自然とテンションが上がってる。ナチュラル・ハイ!
つい語気にも、澪からの電話に嬉しがっている気持ちが混じる。
イカンイカン。落ち着け私、餅つけ私。
澪『……律……』