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>>589
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【一筆入魂:[253]劣化するジャーナリズム精神? 公正な取材、志ある報道の原点へ - 毎日jp(毎日新聞)】
(前略)
最近、メディア報道の不祥事が目立っている。多くは取材の裏付け不足が原因で、「事実を公正に伝える」というジャーナリズムの基本動作に劣化がおこっている気がする。
このことはテレビだけではなく、活字メディアや学界などにもおこっている。
いずれも1人か2人の証言をうのみにして裏付け取材を行わなかったり、インターネットの発達でネット上の報道や書き込みをそのまま引き写して問題をおこしているケースが多い。
ジャーナリズムが間違った報道をした場合の影響は極めて大きい。人や企業、組織にとてつもない精神的苦痛や実質的損害、信用の低落などさまざまな被害を及ぼす。
だから三つも四つも裏付け取材を行い、証言者だけでなく訴えられた当事者の反論も聞いたうえで慎重に判断し放送や記事化を決めるのが原則なのだ。
また報道機関に取材、表現の自由が認められるのは、公正な取材方法、取材源の秘匿、人権・プライバシーを守ることを前提としたうえで、
その報道が社会正義や民主的・平和的社会の実現に役立つとみられているからなのである。
久保社長は「この程度の取材で番組ができているかと思われ報道各社にもご迷惑をかけた」と無念そうに会見していた。
実は久保氏とは学生時代からの友人で、経済部記者やワシントン特派員などの場で仕事をしてきた仲間だ。
誠実でコツコツ努力をするまじめな人柄だし、社長になってからも会うたびに報道のあり方に神経を使っていることを言葉の端々に感じさせられていた。それだけに今回の事件には実に口惜しそうだった。
テレビは最近、制作プロダクションにまかせるケースが少なくないうえ、視聴率のプレッシャーもますます強まっている。
こんな時こそメディアにかかわる人々はもう一度ジャーナリズム精神、調査報道、志のある番組づくりを心がけるよう“教育”も必要なように思う。
[財界4月7日号(4月21日発売)]2009年4月22日[prof.jpg]嶌 信彦(しま・のぶひこ)
1942年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。67年毎日新聞入社。経済部、ワシントン特派員を経て、87年に退社、フリーランスのジャーナリストとなる。
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