10/06/10 11:32:42 ZxUueQEh
>>843
はやぶさの開発には多くの人間が関わっており、それはソフト開発も同様である。
開発に携わった人間がそれぞれの思いを託すために、限られた容量の中ではあるが、短いメッセージを残そうということになった。
スタッフの中には、これが初めてのソフト開発プロジェクトだという新人もいたが、もちろん彼も例外ではない。
彼は「初心忘れるべからず」の意味を込めて、プログラム入門書の一番最初にあった例文をそのまま入力した。
…
はやぶさがほぼ全てのミッションを終えて、最後のミッションである隕石突入軌跡のミッションに入った。
大気圏突入で燃えていきながらも、はやぶさは自身の座標のデータを送り続ける。
機体がほぼ燃え尽き、座標のデータ送信もついに停止した。 JAXAのメンバーの中に様々な思いが交錯する。
数秒後、再起動したと思われるメインコンピュータが、暴走したのか突然メモリーの中にあったデータを送信し始めた。
ほぼランダムだと思われるデータの羅列の中で、最後に送られてきたデータは、
"Hello, World!"
…という作り話を考えてν速+に書いたが、いまいちウケなかった。