10/05/23 12:11:35
来秋、ニュージーランドで開催されるラグビーの第7回ワールドカップ(W杯)出場権を
懸けた「アジア5カ国対抗」は最終日の22日、2試合が行われた。東京・秩父宮ラグビー
場では、日本代表が大量14トライを挙げ、94-5で香港代表に大勝。4戦全勝の勝ち
点24で3連覇を果たし、7大会連続のW杯出場を決めた。
韓国では、カザフスタンが32-25で韓国を降した。アジア2位のカザフスタンは、W
杯最後の1枠を争う他地区との敗者復活戦に回る。
W杯は20チームが参加して来年9~10月に開かれる。4組に分かれて総当たり戦を
行い、上位各2チームが準々決勝に進出。日本は1次リーグで、ニュージーランド、フラ
ンス、トンガ、カナダとともにA組に入る。
○…前半18分。起点は自陣22メートル付近の相手ボールラインアウトだった。SH田
中が、こぼれ球を飛び出しよく拾う。パスを受けた豊田が右サイドを突進し、敵陣へ。ラッ
クを作って素早く展開し、遠藤が左隅に飛び込んだ。
4トライ目を奪い、勝ち点にボーナス点が加わった瞬間、勝敗に関係なく日本の優勝が
決定。相手のミスを見逃さず、速く大きく展開する。W杯行きを決めたこのトライこそ、日
本が目指すものだった。豊田も「ミスに素早く反応すれば、一気に局面が変わる」と胸を
張った。
先発だけで海外出身選手6人を擁する国際色豊かなチームで、25歳の田中が周囲の
動きを把握して巧みなパスワークを披露。24歳の堀江はFWとは思えないステップで突
進。若手も機能して大量14トライを奪い、カーワン・ヘッドコーチもW杯へ向けた完成度
は「90%」と評価した。
ただ、アジアの中で力は突出していても、W杯過去20戦の白星は、91年大会でジンバ
ブエから挙げた一つだけだ。来秋の1次リーグも世界ランキング1位のニュージーランド、
同4位のフランスと同組。日本代表の太田ゼネラルマネジャーが掲げる「準々決勝進出」
への道のりは険しく、トンガとカナダを降す「2勝」が現実的な目標になる。
主将代行を務めた大野は「アジアの代表として恥ずかしくないようレベルアップしていき
たい」と言った。残り1年4カ月。世界の強豪の「大きさ」を脅かす「速さ」を突き詰める作業
が続いてゆく。【藤野智成】
【最終成績】(1)日本4勝(勝ち点24)(2)カザフスタン2勝2敗(13)(3)香港2勝2敗
(12)(4)アラビアンガルフ2勝2敗(10)(5)韓国4敗(2)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
【ラグビー】日本代表、『禁キムチ』宣言~「体調管理のため」[04/30]
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