10/05/18 12:35:39
サムスン電子は17日、今年の設備投資額を半導体設備だけで、当初予定の5兆5000億円(約4420億円)から
一気に9兆ウォン(約7230億円)へと増額することを明らかにした。メモリー半導体世界最大手の同社が巨額
の追加設備投資計画を発表したことを受け、世界の半導体メーカーが緊張の度を高めている。
サムスン電子の投資計画発表は、世界の半導体景気が好況期に入ったことを意味している。また、半導体生産
設備の増設競争が本格化したシグナルでもある。NH投資証券のソ・ウォンソク研究員は「サムスン電子の半導体
投資額は、世界の競合メーカーの投資額をすべて合計した額の2倍に相当する。こうなると、競争という単語
は使いにくい」と語った。業界では、李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長が特有の攻撃的経営に乗り出した
と受け止めている。
■緊張するライバル各社
ライバル企業にとっては、当初の5兆5000億ウォンという投資額でさえ、対抗できない数字だ。サムスン電子
に次ぐ、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)業界2位のハイニックス半導体の今年
の投資規模は、2兆3000億ウォン(約1850億円)にすぎない。
また、サムスン電子とフラッシュメモリー世界1位の座を争う東芝が生産ライン新設に投入する資金は1000億円
だ。DRAM業界3位のエルピーダが広島工場の生産設備改善に充てる投資額は、600億円となっている。
サムスン電子は競合他社が想像できないレベルの設備投資で、市場シェアをさらに高める戦略だ。サムスン電子
は現時点でも、主にパソコンに使用されるDRAMで32%、携帯電話やMP3プレーヤーなどモバイル機器に使用さ
れるフラッシュメモリーで40%のシェアを占め、不動の最大手となっている。
サムスン電子関係者は「他社に追随しようと思わせないほどの格差を付ける意志の表れだ」と説明した。
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朝鮮日報 2010/05/18
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