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これは、「朝鮮紀行 英国夫人の見た李朝末期 イザベラ・バード」の中の一文であるが、鶏や卵をかっぱらうのは、両班の当然の権利であり、まさに強奪者以外の何者でもない。
このことから、自国(李氏朝鮮)において、官僚や両班にとって、食い物など「勝手に盗ってよし」は普通のことであり、日本において鶏を盗んだことで、なぜ咎められるのか理解できなかったことが想像される。
「朝鮮紀行」は、日韓併合前後に、朝鮮半島を訪れた、女流紀行家イザベラ・バードが書いた紀行文であるが、一級の歴史資料でもある。
朝鮮通信使の時代とは、年代的には隔たりはあるものの、李氏朝鮮500年の間、ほとんど進化していないことを考えると、イザベラ・バードの「朝鮮紀行」の中に書かれてある事柄や、高級官僚や両班の行動様式などは特に、それほど大きな違いはないと考えられる。