10/05/15 22:44:41
遅めの黄砂で患者増加、広島 鼻づまり・空ぜき1―2週間
▽大型連休前後にピーク
黄砂が原因とみられる鼻づまりや空ぜきを訴える患者が、広島市内で目立っている。
黄砂の飛来ピークが例年より半月遅く、5月の大型連休前後に集中したためで、
医師は注意を呼び掛けている。
内科や耳鼻咽喉(いんこう)科を受診する患者は、5月の大型連休前ごろから増えている。
東区の広島アレルギー呼吸器クリニックでは連休明けから、初診患者が1日15人程度来院している。
例年の同時期のほぼ2倍に当たるという。保沢総一郎院長は
「ぜんそくや花粉症などの基礎疾患がある人が症状を悪化させている」と指摘する。
黄砂に含まれる二酸化ケイ素が免疫反応を強め、症状が1~2週間続く。
黄砂をきっかけに、これまで目立たなかった軽微なアレルギーが、急に強まるケースもあるという。
西区の隅田耳鼻咽喉科でも4月末から、花粉症ではないのに鼻水やせきを訴える患者が目立つ。
隅田伸二院長は「黄砂の影響が疑われる患者はここ3、4年で増えている」と懸念する。
広島地方気象台は3月13日、今年初の黄砂を確認。5月13日までに計8日観測した。
うち5日は、大型連休とほぼ重なる4月27日~5月5日に確認。
3、4月に最も飛来が多い例年より、ピークがずれている。
同気象台の黄砂の確認は、視程がおおむね20キロ以下に低下することと大気の色が基準になっているが、
鳥取大乾燥地研究センター(鳥取市)の篠田雅人教授は「確認日でなくても、黄砂が漂っている日もある」と指摘。
「中国北西部で4月末から強い風が吹き、乾いた砂を巻き上げたようだ」
と時期はずれのピークの原因を説明する。気象庁も「今後も飛来の恐れはある」とみている。
予防法は、服などについた黄砂を払い室内に持ち込まないこと。
保沢院長は「黄砂はスギ花粉よりも粒子が小さいため、ウイルス用のマスクで防いでほしい」と勧めている。(衣川圭)
【写真説明】黄砂でかすむ広島市中心部。大型連休前後に飛来が集中した(4月27日)
ソース:中国新聞 '10/5/14
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