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- 「雁家族」の悲劇!子どもの早期留学で疲れた家族が全員自殺-韓国 -
韓国では教育熱心さを語る上で「雁家族」という表現が使われる。雁家族とは、子どもの
将来を思って母親と子どもが海外に留学し、父は国内に残って仕送りをする家族のこと。
教育に熱心なゆえに、経済的に無理をしてまで子どもの早期留学を選び、韓国では多くの
「雁家族」が離れ離れの生活を余儀なくされているそうだ。
しかし、父親の収入だけでは手に負えない困難な経済状態に陥ることも多く、このような
「雁家族」はさまざまな問題を抱えている。早期留学で娘2人を連れてニュージーランドで
「雁家族」生活を送っていた親子3人が自殺、そして、葬儀のために駆け付けた父親も後を
追うように自殺をしたことが報じられ、韓国中に衝撃が走っている。
母親は2002年にワーキングビザを取得し、ニュージーランドに移住したが、満足な仕事先
も見つからず、韓国からの仕送りに頼っていたため、住んでいた家も売り物件として登録
されるなど、生活苦に悩まされていた。現地の警察は永住権取得と経済的な困窮が自殺の
理由であるとみており、大使館の領事が詳しい経緯を調査しているという。
韓国ではニュージーランドが移民先と留学先として人気があり、特に小中高までの無償
教育と割安な生活費が早期留学をめざす「雁家族」を引き付ける。しかし、「無償教育に惑わ
されがちだが、母親の仕事先があまり見つからず、大学を卒業してからの就業率も現地の
人より低い。永住権が取得できないひとも増加している」と、これらの「雁家族」が抱えるさま
ざまな問題点を指摘するメディアもある。
「雁家族の悲劇」を伝えた記事のコメント欄にも多くの書き込みがみられ、「そもそも英語
さえ覚えればいいと思う早期留学自体が問題」「勉強できる子どもは韓国でもできる」など、
早期留学による「雁家族」の現象に対する批判的な声が多い。(編集担当:金志秀)
ソース : サーチナ 2010/05/11(火) 15:01
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