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中国当局は国有企業に「商業上の秘密」の保護強化を義務付ける規則を公布した。
買収からテクノロジーに至る広い範囲の情報を含むとしている。
国務院国有資産監督管理委員会(国資委)が26日声明を発表した。
120社を超える国有企業を監督する国資委は、他の企業に経済的利益をもたらす可能性のある
非公開の実務情報を産業機密と定義しており、この中には戦略的計画や経営管理、
株式公開、ビジネスモデル、資産取引、財務情報、製造工程などが含まれるという。
国有企業にはこうした機密を規則に沿って保護する義務が生じる。
中国の産業機密の定義をめぐっては、英・オーストラリア系鉱山会社リオ・ティントの元社員4人が
収賄と産業スパイの罪に問われた裁判で、上海市第一中級人民法院(一審)が先月、
有罪判決を言い渡して以降、外国企業の間で懸念が高まっている。
法律事務所マレソンズ・スティーブン・ジャックのパートナー、ニコラス・グロフマン氏(北京在勤)は
新規則について、「あらゆる事業および技術的情報を網羅するほど十分に範囲が広い」と述べた。
ソース ブルームバーグ 2010/04/27 16:03
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)