10/04/13 18:49:40
先週末、日本民主党の国会議員10人と一緒に夕食を取った。 時々会って世間話をする3選議員の一人が多くの同僚を連れてきたのだ。
1カ月前にこの議員と一緒に東京都内の韓国料理店でキムチボッサムとマッコリ(濁酒)を食べたが、これが非常に気に入ったと言いながら
同じ店で今回の席を用意したのだった。 私一人に集中的に酒が注がれたが、
アルコール度数が低かったおかげでなんとか持ちこたえることができた。
議員らは、鉢にあふれるほどのマッコリが出てくると感嘆の声を連発した。 すぐに半分に割ったひょうたんで酒を注ぐことを知り、
杯をいっぱいに満たして何度も乾杯をした。 何杯か飲むうちにみんな表情が和んだ。
日本でもマッコリブームが起きていると聞いていたが、これほどのものとは知らなかった。 ほどよく酔ってくると、
マッコリによく合う韓国料理を次々と追加した。 サンチュをもっと欲しいという人や、蔘鶏湯(サムゲタン)を注文する人もいた。
こうした姿を見ていると、本当に日本酒と日本の焼酎ばかりにこだわってきた日本人なのかと疑わしく思ったりもした。
マッコリが日本で人気を集めているのは意外だ。 自国文化に対する自負心が強い日本人は酒も‘身土不二’を最高と考える人が多い。
日本人が日本酒を重宝してきた歴史と伝統を見ると納得できる。 日本酒は稲の品種からして違う。 米粒を大きく削り取るほど
高級酒になるため粒が小さい一般のコメは適さない。 こうした科学が作用しながら日本酒は一つの産業として成長した。
韓国でも背を向けられてきたマッコリが食い込むスキはなかった。
酒の消費減少で大きく減ったが、日本酒の釀造場は現在大きいところだけでも5000カ所にのぼる。
名門ブランドは今でもその名前に値する価格で販売されている。 久保田萬寿、越乃寒梅、八海山などは
一升瓶の小売価格が5000円-1万円。 高級ウイスキー並みだ。 一部のブランドはソウルの一流ホテルで
1本100万ウォン(約8万円)ほどするという。
URLリンク(japanese.joins.com)
日本人の国産酒に対する愛着は焼酎でも同じだ。 日本の焼酎は蒸留酒であるため、
甘蔗・麦・蕎麦・玉ねぎなど材料の香りが豊かだ。 森伊蔵、魔王、村尾の「3M」と呼ばれるブランドは、
小売価格が1瓶3万-4万円もする。 酒が補薬より高い。
地域ごとに特有の名品ブランドパワーを育成しているためこのようにもてなされる。
一方、韓国は端境期を過ごす時期、ぜいたくだといってコメマッコリの製造を禁止した。
酒税確保のため密造も厳格に取り締まった。 そして韓国でマッコリは忘れられた酒になった。
その間、日本は伝統酒を育成し、清酒を日本の酒の代名詞にした。 最近の日本のマッコリブームで、
私たちは何をしたのか情けなく思うことがある。
韓国の酒類会社は一歩遅れて日本のマッコリ市場に参入している。 裵商冕酒家(ベサンミョンジュガ)と
真露(ジンロ)ジャパンはすでに市販し、ロッテ酒類ジャパンも6月から合流する。 何でも自国のものにするのが
得意な日本人はすでにマッコリ現地生産を考えている。 キムチも大変な人気だが、9割はすでに現地化された。
マッコリはこうした前轍を踏まないように努めよう。 すぐには難しいだろうが、
日本に高値で輸出される名品マッコリの登場も期待したい。
URLリンク(japanese.joins.com)