10/04/10 05:35:36
- 【外信コラム】ソウルからヨボセヨ キモノ・デモ -
韓国ではいわゆる反日感情のため日本のキモノ(和服)は長い間、タブーになっていた。
以前は日本の女性のお客さんから「韓国での行事に和服を着ていっても大丈夫でしょうか?」
とよく問い合わせがあった。しかし今は変わった。
日韓カップルの結婚式でキモノ姿をよく見かけるし、さきごろはソウル中心街のホテルで
和服姿の日本女性の団体に出合った。聞くと茶道の日韓交流でやってきたという。観光名所
になっている故宮・景福宮で、着物姿の日本婦人ご一行様に出くわしたこともある。
韓国では昔から日本女性は評判がいい。ドラマに登場する日本人も、男はいつも悪者だが
女性は決まって「よい日本人」に描かれてきた。したがって女性はキモノでも気にしなくて
よかったのかもしれないが。
そしてつい先日、ソウルの日本大使館前でキモノを着た日本女性の不思議なデモがあった。
横断幕を掲げハンドマイクを持ったタスキ掛けのデモは約40人。うち先頭の10数人がキモノ姿
だった。聞くと「世界基督教統一神霊協会」(統一教会)の関係者だという。
日本当局が統一教会の信者に対する「不法な脱退工作」を取り締まらないのはケシカラン
という抗議だった。抗議文書によると韓国には韓国人と結婚した統一教会の日本婦人が
約7000人(在韓日本人の総数は約2万8千人)もいるという。しかし、大使館前でのキモノ・
デモには驚いた。(黒田勝弘)
ソース : 産経 2010.4.10 03:32
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