10/04/09 21:05:50
【台北=新居耕治】台湾の財政部(財政省)が8日発表した3月の貿易統計によると、
輸出額は前年同月比50.1%増の233億ドルとなり、5カ月連続で前年同月実績を上回った。
うち中国向け(香港含む)は同62.5%増の102億ドルとなり単月の過去最高を更新。
輸出額全体に占める中国向けの比率は43.9%に達した。
中国向けでは半導体などを含む「電子産品」が同61.6%増になったほか、
液晶パネルを含む「光学器材」、化学品がそれぞれ前年同月実績の2倍超に達した。
中国市場で需要が急拡大している液晶テレビ向けのパネルや、パソコンなどの
電子機器を生産する中国の輸出工場向けの部品、部材供給が拡大している。
今年1~3月の累計では、電子産品、化学品、樹脂製品が同期として過去最高を記録。
金融危機による輸出減からほぼ脱した形で、
財政部は「単月の輸出額が近く過去最高を更新する可能性が高まっている」とした。
一方、3月の輸入額は同80.3%増の218億ドル。
設備投資の急回復を映し、資本設備の輸入額が前年同月実績の2倍超に膨らんだ。
ソース 日本経済新聞 電子版 2010/4/9 1:13
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