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[アンカー]日帝当時、人体実験にかかわるなど悪名高かった過去の日本軍の秘密兵器研究所。
永らくベールに包まれていましたが、地域住民の努力で歴史資料館に変貌してその実体が明らか
になりました。日本の神奈川県にあるこの研究所をキム・サンウ特派員が取材しました。
[リポート]太平洋戦争当時、日本軍が米国本土に送った風船爆弾です。実際の大きさは直径10メ
ートルに重さは182キロ、風船の中には火災を起こす焼夷弾などが入っています。この風船爆弾、
数千個はジェット気流に乗って米国本土に落ち、施設を破壊して人命被害をもたらしました。この
爆弾を開発した場所が1939年に設立された秘密兵器研究所です。
[インタビュー：観覧客]「私が(戦争当時)経験したような資料がたくさんあって非常に驚きました。」
情報戦と生化学戦など過去の日本軍のいわゆる秘密戦争を主導したここは、人体実験で悪名高
い日本の「731部隊」とも人的交流等を通して醜悪な仕事をやっていました。また要人暗殺用小型
毒薬武器を開発し、中国経済をかく乱しようとニセ札を作ったこともあります。
登戸研究所（ノボリトケンキュウジョ）は一時は建物が100棟以上もあり、人員も千人以上が勤め
た大規模な研究機関でした。ですが、日本当局は敗戦と共に研究所関連資料を全部急いで廃棄
しました。このように歴史の中に消えるところだった研究所の実体を明らかにしたのは地域の住民
と教授、学生たちでした。彼らは1980年代末から過去に研究所の要職にあった生存者らに直接
会って証言を聞き、現場をかけずり回って資料を収集してついに研究所の輪郭を復元しました。
[インタビュー：山田朗（ヤマダアキラ）明治大学教授]「この資料館は実際に日本が犯した戦争加
害の側面と侵略の側面を見せているのです。」
日本政府は教科書を歪曲し、日帝植民時代を美化することを相変らず主導していますが、良識あ
る日本の市民らは恥ずかしい歴史も忘れず、ちゃんと記録すべきと歴史を正しく立てることを実践
しています。
日本、神奈川県からYTNキム・サンウでした。
ソース：YTN(韓国語) 実体あらわれた日本'秘密兵器'研究所
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