10/04/07 21:44:14
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▲日本、新潟県ハカタ城の美しい夜桜風景.
（前略＝日本の花見風景描写）
「花はサクラ、人はサムライ」いうことわざがあるほどサクラは日本を代表する花であり日本の春を
象徴する。春がくれば全国が様々なサクラで染まる。日本は桜の花が育ちやすい土壌の上に明
治維新後、各地で自生種より成長がはやくて花がたくさん咲き、また早く散る栽培種「染井吉野
(王桜)」の植樹を積極的に推奨した。このため、1000年以上たつ巨大な自生種の桜もあるが、日
本では王桜が圧倒的に多い。
サクラは近代日本ナショナリズムの象徴だった。普通一週間程度満開ですぐ散るのが日本人の
性情と非常に似ていたという。明治時代に「大和心」という日本精神をサクラに例えた日本国学者
らの見解が広く広がって官庁や学校周辺に桜をたくさん植えたり、軍の徽章にもなった。そのため、
桜を日本の国花と思っている人が多いが、日本政府の法定国花ではない。桜と日本王室のシン
ボルである菊花は日本人に広く愛される代表的な花ということだ。
春がくれば米国、ワシントンのポトマック川辺にも桜の花が満開になる。1912年初め、タフト米国
大統領夫人が桜の美しさを伝え聞いて、日本に苗木を送ってくれと要請した。この時、日本が友好
親善用に送った3000本余りが今は大きな木に成長してワシントンの春を知らせる名所になった。
この頃日本マスコミは「ポトマックのサクラ」を紹介する。米国の首都の真ん中に日本が伝えたサ
クラがパッと花を咲かせると誇らしくはないかといった説明がつく。
韓国で最高の桜の名所は鎮海（チンヘ）だ。しかし韓国の桜の花は友好の花ではなく、侵略の傷
跡だ。韓日強制合併(1910年8月)直前から1916年まで日本海軍は鎮海を軍港にして、市街地の
景観と土地保全のために10万本余りの桜を植えた。日本海軍の徽章にも彫られた花であるから
彼らは鎮海のあちこちに桜を積極的に植えた。これらの桜が育った1920年代から鎮海は全国で
一番のお花見名所になった。春なら各地から観光客が駆せ参じた。朝鮮総督府は鎮海だけでなく
ソウル、馬山（マサン）、清州（チョンジュ）など他の都市にも桜を植えた。朝鮮総督府と韓国居住
の日本人たちは主に神社をはじめ官庁、軍隊、学校、公園、家の近所にたくさん植えた。
しかし光復（解放）後、サクラは日本を象徴する花という認識のため、全国のあちこちで伐採され
た。韓国の人々は日帝が植えたポプラ、アカシアなど他の木々には手を付けずに桜の花だけ「腹
いせ」をしたわけだ。ソウル昌慶苑の桜は光復後もそのまま残って数十年間、ソウル市民らの愛
を受けた。1980年、昌慶苑を壊して昌慶宮復元工事をした時に日帝が植えた桜を廃棄処分した。
全国で桜の花が最も多かった鎮海も光復後、相当数の木が抜かれて燃料などに使われた。
1960年代日本が鎮海に植えた桜の原産地が日本ではなく済州道に自生する王桜だという事実が
明らかになった(鎮海軍港祭ホームページ、桜の紹介)。これに鎮海市と海軍が苗木を購入して、
鎮海出身の在日同胞らが数万株の苗木を送るなど鎮海にまた桜を植える運動が広がった。鎮海
には2009年末現在、34万7561株の桜があるという。
毎春、全国から数多くの観光客が桜を見に「鎮海軍港祭」に行く。例年の軍港祭パンフレットを見
れば鎮海の花の原産地が済州道であることを強調する内容が入っている。軍港祭が忠武公の精
神を賛える行事で、鎮海の中心地にはイ・スンシン将軍の銅像も立っているだけに「サクラ=日本」
という固定観念を払拭、希薄にさせる必要があったためであろう。
（後略）
東京=イ・チョンガク
ソース：週間東亜(韓国語) [OVERSEASNEWS]サクラ戦線北上‘列島花疲れ’週間東亜
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