10/04/06 13:10:39
「Time」誌による 2010年版「世界で最も影響力のある100人」の投票が現在行われている。世界的アーティストや世界各国の首脳などが顔を並べるなか、中国の人気若手作家・韓寒氏が現時点で上位に入っていることが中国国内で話題となっている。
韓寒氏は1982年生まれの27歳。高校在学中の2000 年にデビュー作となる『三重門』を発表、これまでに190万部が売れる大ベストセラーとなり、「韓寒現象」と呼ばれた。
作家としての出版活動だけではなく、ブログでの言論も精力的に行っており、06年に開設以降3億4000万回のアクセスを記録しているほか、社会問題に対する発言によってしばしば議論が起こるなど、若者を中心に絶大な影響力を持つ若手作家である。
そんな韓寒氏が「世界で最も影響力のある100人」の候補者リスト 200人に入った上に、4月6日正午時点で約3万票近い支持を獲得して12位にランクインしているのだ。
ちなみに1位はレディ・ガガで18万票、2位がキム・ヨナで12万4000票となっている。オバマ米大統領 (14位) とミシェル夫人 (26位)、サルコジ仏大統領 (51位)、鳩山由紀夫首相 (177 位)、スーザン・ボイル (16位)、ビヨンセ (19位) などはみんな彼の下にいる。
「Time」のネット投票といえば、01年の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」で田代まさしが1位に選ばれるという「田代祭り」の標的となった過去がある。以後、ネット投票では候補者をあらかじめ選ぶ措置が取られるようになった。
中国ではある程度の影響力を持っているものの、世界的にみればほぼ無名に近い韓寒氏がなぜノミネートされ、しかも上位に登場しているのか。中国国内のネット上では疑問の声が上がっているようだ。
「Time」によると、ノミネート理由は「27歳の若さで中国のベストセラー作家の1人と呼ばれているから」とのこと。また、上位に登場した理由は、百度 (Baidu) の掲示板などで彼のファンが投票を呼び掛けるという「組織票」があったからとされている。
広州日報などの国内メディアは、04年から行われている「世界で最も影響力のある100人」投票はくだらないものであり、「Time」のイメージダウンにもつながっているというネットユーザーの意見を取り上げた。
投票は5月1日まで行われるとのことで、今後どのように順位が変動していくか楽しみだ。
■ソース
中国の若手作家が「世界的影響力人物」に…国内からも「ナゼ？」
URLﾘﾝｸ(news.searchina.ne.jp)
■韓寒発言スレ
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