10/04/06 11:45:21
ソウル市は3月24日から25日にかけての2日間、特許庁、消費者団体と合同でソウル市内全域で有名ブランド品の偽造商品流通を検挙し、92の店舗から偽造品212点を摘発したと5日発表した。最多は日本人観光客も多く訪れる東大門商店街で、全体の36.9%に及んだ。
韓国メディアによると、摘発された偽ブランド品は衣類が85点 (40.1%) で最も多く、次いで雑貨類65点 (30.7%)、かばん類47点 (22.2%)、帽子14点 (6.9%) の順。
また、地域別の摘発店舗数は、東大門衣類商店街が最多の34店舗 (36.9%)、次いで江南高速バスターミナル周辺 (16.3%)、新村駅周辺 (15.2%) となった。
今回の摘発により、地域別で取り扱う偽ブランド品の傾向が違うことも判明した。
日本人が多く訪れる東大門周辺では、衣類や雑貨、アクセサリーなど、全品目にわたり偽ブランド品が販売され、韓国の学生など若者が集まる新村駅周辺では、衣類やかばん類を中心にスポーツブランドが多く販売されていた。
江南高速バスターミナル付近では、ゴルフ衣類やフランス雑貨ブランドの偽造品が多く、ロッテワールド周辺ではフランスのファッションやアクセサリーブランドの偽造品が大部分を占めた。
ソウル市は、今回摘発された店舗に是正勧告処置を下し、1年以内に再度摘発された場合は司法当局に告発する方針。
ソウル市の関係者は、韓国メディアの取材に「偽ブランド品の流通は、歪曲 (わいきょく) した消費風潮を助長し、対外的な通商摩擦を起こす」とし、「公正な商品取引の秩序を確立するため、取り締まりを常に行なっていく計画」と話した。
■ソース
ソウルが「偽ブランド品」摘発 最多は日本人も多く訪れる東大門
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