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>>1の続き
■浦項の優勝効果
アジア・サッカー連盟(AFC)は昨年、優勝賞金を150万ドル(約1億4000万円)に引き上げる
など、ACLの大会運営方式を変更。これに伴い、Kリーグ勢も国内リーグ以上にACLに集中し
ている。
浦項は昨年、アル・イテハド(サウジアラビア)を下して優勝、国際サッカー連盟(FIFA)クラ
ブ・ワールドカップでも3位入賞を果たすなど、Kリーグの各チームに好影響を与えた。
もちろん、Kリーグ勢の徹底した準備も好成績につながっている。全北のチェ・ガンヒ監督は
「Kリーグの日程が前倒しになり、ACL1次リーグが2月末に始まったため、各チームとも1月か
ら準備してきた。全北はキャンプ中に、1次リーグの対戦相手である鹿島、長春(中国)の試
合を見て分析し、対策を練った」と語った。
韓国プロサッカー連盟の細やかな日程調整も善戦理由の一つだ。ACLでは火曜日に1次リ
ーグの試合が行われるため、連盟はACL出場チームのために、直前のKリーグの週末試合を
金曜日に行うようにしている。
■「恐韓症」は消えていなかった
中国は、今年2月の東アジア選手権で韓国を破り、韓国に勝てないというジンクスを破った。
「恐韓症」を克服したと狂喜する声も聞かれた。だが、国際Aマッチの1試合だけですべてを変
えることはできない。また、当時の韓国代表は朴智星(パク・チソン)、李青竜(イ・チョンヨン)ら
欧州組が不参加だった。
チェ監督は「河南を除く3チームは、客観的に見て戦力は上がったものの、われわれとの対戦
では萎縮(いしゅく)している感じだった」と語った。
浦項のパク・チャンヒョン・ヘッドコーチは、決定力と後半の集中力の差を指摘する。
同コーチは「実際、選手個人のテクニックにはあまり差がない。だが、精神力や組織プレー、
後半の集中力でKリーグ勢は依然として中国を上回る。一番の差はストライカーの得点力」と
説明した。